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注文住宅の見積もりはどう見るの? 項目解説やチェックすべきポイントを紹介

注文住宅の建築を依頼する際に重要なポイントの一つが費用です。しかし、具体的に何にどれだけの費用がかかるのか、わからない方も多いでしょう。見積もりを見ても専門用語が多く、理解できない部分もあるかもしれません。しかし、見積もりをよく読んで理解していないと後悔する可能性があります。そのため、見積もりの内容やチェックすべきポイントを事前に把握しておくことが重要です。

そこで今回は、注文住宅における見積もりの基本情報を解説し、その役割や重要性、見積もりの取り方、もらった際にチェックするポイントなどを一級建築士・佐川旭さんに伺いつつ詳しくご紹介します。また、相見積もりを依頼する際のマナーやスーモカウンターで見積もりを取った方々の事例も紹介するので、後悔しない家づくりの参考にしてみてください。

目次

注文住宅における見積もりとは?

注文住宅を建築する際、実際にどの程度の費用がかかるのかを把握するために必要なのが見積もりです。工務店やハウスメーカーからさまざまなプランの提案を受ける際、これらのプランと一緒に見積もりが提示されます。

注文住宅では、間取りや設備、仕様などを家族の好みや生活に合わせて考えていきます。オーダーメイドの住宅なので自由に設計できますが、希望する設備や仕様を追加し続けると、予算オーバーになってしまうため注意しなければいけません。そんなときに見積もりがあれば、自分がイメージした住宅にどの程度の費用がかかるのかを把握できます。

見積もりは、予算に合わせた家づくりをするために欠かせないステップです。

注文住宅の見積もりの役割や重要性とは?

一つ目は、建築計画調整の基盤としての役割です。予算と見積もりを比較し、優先順位の高い部分を維持しながら、予算内に収めるために調整することが必要になります。間取りや設備、デザインを調整する際、見積もりがなければ判断基準の重要な観点が欠けるため、建築計画の調整は難しくなってしまいます。

二つ目の役割は、相場の把握や建築会社を選ぶ際の材料としての役割です。複数の会社に見積もりを依頼することで、希望する家を建てるための相場を把握できます。相見積もりを行えば、相場から大きくかけ離れた会社に対して理由を質問できますし、競合他社と比較していることを伝えれば、より良い提案を引き出すことも可能です。

また、複数の会社に見積もりを取ることで、それぞれの強みや弱みを把握できます。これにより、自分に合ったハウスメーカーや工務店を選ぶ際の参考になるでしょう。

概算見積もりと詳細見積もりの違い

見積もりには、概算見積もりと詳細見積もりがあります。

概算見積もりとは、正式な依頼をする前、まだ仕様など具体的なプランまで決まっていないときに出してもらう、大雑把な見積もりのことです。複数の会社を比較検討するときは概算見積もりのことが多いでしょう。

「概算見積もりの出し方は会社によってさまざまで、見積もりの形式や含まれる項目もバラバラなので、注意しなくてはなりません。詳細見積もりとあまり差がないような精度の高いものが出るケースもあれば、間取りが決まらない状態で、とりあえず全体でこのくらい、というものもあります」(佐川さん、以下同)

詳細見積もりとは、間取りや仕様を決定し、図面を作成して、より詳しく費用を出したものです。使用する材料の品番などが入っていて、詳細の仕様内容を把握しやすい見積もりといえます。

予算内で希望の家を建てることを目指すなら、十分に下調べをして、できるだけ間取りや仕様を決め、具体的な見積もりを取れるタイミングで概算見積もりを依頼する方が良さそうです。

概算見積もりや設計プランをもとに依頼先を決定したら、詳細の仕様や図面を何度か調整していくことになります。

「細かいプランが決まってきたら、改めて詳細見積もりを出してもらってください。その際に、項目には専門的な言葉が使われていたり、いくつかの項目をまとめたりしている場合もあるので、必ず内容を確認し、不明な点は担当者に説明してもらってください。十分に納得できたら、契約に進みましょう」

会社による見積もり書の違い

見積もりの形式は、会社によってさまざま(イラスト/高村あゆみ)

注文住宅の見積もりを取る際の大まかな流れとは?

メーカー選びから契約までの流れ

ハウスメーカーに依頼する場合の流れ(図/SUUMO編集部作成)

注文住宅を建築してもらうハウスメーカーや工務店を選ぶ際の一般的な流れは以下のとおりです。

まず、ハウスメーカーや工務店の選定を行います。それぞれの特徴を調査し、見積もりを依頼するまでに2~3社に絞り込みましょう。

次に、絞り込んだハウスメーカーや工務店と打ち合わせを行います。この際、予算や条件、こだわりなどをなるべく具体的に伝えることが大切です。イメージ写真や理想に近い間取り図があれば、イメージを共有しやすいでしょう。

その後、各社からラフプランや概算見積もりの提案を受け取ります。提示された見積もり内容をチェックしながら比較検討し、1社に絞り込みます。

  • 自分の希望を取り入れた間取りになっているか
  • 魅力ある間取りの提案がされているか
  • 予算の範囲内でプランが練られているか

上記のポイントを意識しながら比較してみてください。

1社に絞り込んだ後、納得のいくまで打ち合わせを繰り返します。提案されたプランで気になる点があれば変更してもらい、希望に見合う注文住宅が建築できるようにプランを練り上げます。

また、プラン変更に伴い見積もりも変更されるので、予算を超えていないかどうかも都度確認しておきましょう。こだわりを詰め込みすぎると予算オーバーになるため、優先順位を決めて間取りや設備、仕様などを決定することがポイントです。

最後に、実施計画と詳細見積もりを確認し、納得できれば契約へと進みます。

注文住宅の見積もりを取る前にすることは?

注文住宅は、間取りや設備・仕様など、ライフスタイルや好みに合わせて建てることができる、オーダーメイドの住宅です。それだけに、分譲住宅と比較すると、コストが高かったりプロセスが複雑だったり、どのように依頼すれば良いのか、わからないことも多いでしょう。見積もりを依頼する前にもやるべきことがあります。

全体の予算の把握

予算がどのくらいかをきちんと把握しておくことは重要です。なぜなら、注文住宅では家の仕様や設備を希望通りにしようとすると、当初の見積もりよりもオーバーすることが少なくないからです。

「予算の上限を明確に掴んでおかないと、気がつけば建築費が膨大になってしまって、とても支払える金額ではなくなってしまったと後悔することになりかねません。このくらいまでなら、と目安をつけて家を建てることが重要です」(佐川さん、以下同)

また、あらかじめ住宅ローンの借入限度額を調べておくなどして、いくらまでなら予算を組めるのかを検討するのも一つの方法です。

「特に、2022年4月以降は、運送費や原材料価格の高騰などを理由に建材や付帯設備などの単価が大幅に値上がりする傾向にあります。20%以上の値上がりが予定されているものもあるので、ゆとりを持った予算を組んでおくことをお勧めします」

注文住宅の予算を考えている男女

ゆとりを持った予算を組むためにも、上限金額を設定しておくことが大切(イラスト/高村あゆみ)

広さやテイストなど希望を整理する

どのくらいの広さの家が必要なのか、どういう間取りが希望なのか、考えをまとめましょう。

「アイランドキッチンにしたい、吹き抜けの階段が欲しい、ウッドデッキもつくりたいなど、仕様についてもいろいろな希望があると思います。ですが、あれもこれもすべてを盛り込むのは大変です。本当に必要なのかどうか、絶対譲れないものは何なのか、優先順位をつけましょう。

また、家族のライフプランも考えておくべきです。例えば、今は夫婦二人だけど、将来的には子どもが二人欲しい、実家の母と一緒に暮らしたいなど、家族構成が変化すれば、必要な部屋や間取りも変わってきます」

その都度リフォームやリノベーションを行いそのときどきの家族の形に合わせていく方法もありますが、せっかく注文住宅を建てるなら、5年先、10年先の生活も考えた家づくりをしたいものです。

注文住宅の内装を考えている女性

希望には優先順位をつけて整理(イラスト/高村あゆみ)

雑誌やネットを使って情報収集!

ハウスメーカーを探す場合は、ネットやカタログのほか、モデルハウスなどを見学してイメージを具体的にするのも一つの方法です。メーカーごとに自社で建材を製作するなどして、それぞれの工法を持っています。その会社の得意とするところを調べて、希望する工法の家を扱うメーカーに依頼すると良いでしょう。

建築事務所に依頼したい場合は、建築家が建てる家のテイストやデザインを事前に調べて好みに合う事務所を探しましょう。

「『この建築家に頼もう!』と決めたら、自分のライフスタイルや好みをしっかり伝えて、自分のための唯一無二の家が提案されるのをワクワクしながら待つ、というのが建築家に依頼することの醍醐味です。ですから、あまり何から何まで決めつけず、必要最低限の希望を伝えて、後は建築家に任せると良いと思います」

また、取り入れたい設備や間取りのポイントをネットなどで調べておくのも有効です。

「例えば雑誌などを見て、いいなと思う照明器具の値段をネットで調べれば、大体どのくらいかかるのか感覚が掴めます。また、依頼先との打ち合わせのために『こんな家にしたい』というイメージ写真があれば、保存しておくのも良いでしょう」

ネットや雑誌で注文住宅の情報収集をしている男女

ネットや雑誌で情報を集めておくと見積もり依頼時に希望を伝えやすい(イラスト/高村あゆみ)

土地探しも忘れずに

家を建てるには土地が必要です。土地が決まっていなければ、どのような家を建てられるのかが判別できず、設計に着手できないため、精度の高い見積もりは取れません。土地が決まったら敷地調査をして、正確な土地の広さや勾配がないか、接する道路の幅がどのくらいかなどを調べてもらいます。敷地調査は、見積もりを依頼する建築会社か、不動産会社に依頼するのが一般的です。

不動産会社と土地を見ている男女

土地が決まらないと精度の高い見積もりをもらうことが難しい(イラスト/高村あゆみ)

注文住宅の見積もりは、いつ、誰に頼む?

注文住宅といっても、ハウスメーカーや工務店に依頼するのか、建築事務所に依頼するのかによって、流れは大きく変わります。コスパ重視の家が良いならハウスメーカーに、こだわりや建築家の個性を活かした家に住みたいなら建築事務所にと、どのような家にしたいかでも依頼する先が異なるでしょう。依頼先によって見積もりの仕方も違ってきます。

気になる依頼先がある場合の見積もりの取り方

依頼したい施工会社や設計を頼みたい建築士が決まっている場合は、見積もりを依頼します。建築事務所に依頼する場合は8〜9割がこのケースです。

「建築事務所では、施主にライフスタイルや好み、家族構成、来客が多い家か、静かに暮らしたいのかなど、周辺の環境を読み取り、その他雑談などのヒアリングを重ねて基本計画を作成します。この段階で出せるのは、あくまで概算見積もりです。精度の高い見積もりは実施設計後になります」

建築事務所で見積もりを取っている男女

目指す依頼先がある場合は、できるだけ具体化した見積もりを目指す(イラスト/高村あゆみ)

希望の会社が決まっていない場合の概算見積もりの取り方

どこに依頼するか決めきれていない場合や、気になっている会社が複数ある場合などは、各社の参考プランと価格表などを収集して比較検討する方法、複数の会社に土地や希望条件を提示して相見積もりを依頼する方法などがあります。他に、「スーモカウンター注文住宅」のように中立的な立場で施主に合った建築会社などを複数社紹介するサービスもあります。

概算の相見積もりは何社に取ればいい?

ハウスメーカーや工務店に相見積もりを取るときには、3社ほどに見積もりを依頼した方が良いでしょう。1社に絞ってしまうと、提示された見積もり金額が妥当なものか判断するのは難しいからです。金額以外にも、提案力・仕事の進め方・丁寧な対応をしてくれるかなどを比較検討して、自分の理想の家が叶えられるかどうかを見極めます。逆に、あまりたくさんの会社に依頼しすぎると、今度は各社との打ち合わせに時間や手間を取られて大変です。

「家の見積もり項目は専門的なことが多く、一般の人が見ただけでは、内容をチェックするのは難しいと思います。ですから担当者から細かい内容の説明を受けてから判断するのが良いでしょう」

注文住宅の見積もりの比較をしている男女

3社程度に見積もりを依頼し、比較検討を(イラスト/高村あゆみ)

相見積もりを取るときのマナーは?

相見積もりを取る際には、以下のマナーを守るようにしましょう。

  • 相見積もりをしていることを事前に伝えておく
  • できるだけ同条件で相見積もりを取る
  • 見積もり依頼の期限を決めておく
  • 断りの連絡はできるだけ早く入れる

相見積もりをしていることを事前に伝えておく

相見積もりを取る際には、ハウスメーカーや工務店にその旨を前もって伝えることをおすすめします。事前に伝えないことでトラブルになるわけではありませんが、今後も付き合う可能性のあるメーカーとの信頼関係を築くためには、伝えておく方が無難です。

その際、他のハウスメーカーや工務店の具体的な会社名を伝える必要はありません。ただし、見積もりを依頼している会社の数を知らせておくと、メーカー側も「有力候補」としてより良いプランや見積もりを提供してくれるでしょう。

できるだけ同条件で相見積もりを取る

相見積もりを依頼する際には、できる限り同条件で見積もりを取るよう心掛けてください。必要な情報としては以下のとおりです。

  • 予算
  • 間取り
  • 建築面積
  • デザインコンセプト
  • 要望

予算については、現実的な範囲を明確に伝えることが重要です。「できるだけ安く抑えたい」「少し余裕があります」などと伝えると、ハウスメーカーや工務店も対応しやすくなります。

また、間取りやデザインコンセプトが決まっている場合は、事前にまとめておきましょう。優先順位の高い項目からリストアップしておくと、予算とのバランスを見ながらメーカーがプランを提案しやすくなります。

「書斎をつくってほしい」「リビングを広くしたい」「収納を増やしたい」など、具体的な要望があれば、事前に伝えておくと良いでしょう。

見積もり依頼の期限を決めておく

相見積もりを依頼する際は、必ず期限を設定しましょう。すべての見積もりが揃わないと、適切な比較検討ができないからです。一般的な期間である1〜2週間程度を目安に期限を設定し、見積もりを依頼するのが良いでしょう。

断りの連絡はできるだけ早く入れる

相見積もりがすべて揃ったら、次は比較検討に進みます。担当者の対応力や提案内容などを総合的に評価して、自分たちに最も適したハウスメーカーや工務店を選びましょう。

しかし、選ばなかったメーカーや工務店には断りの連絡をしなければなりません。「断りにくい」「申し訳ない」と感じるかもしれませんが、なるべく早く連絡して断ることが大切です。

断る際には、相手の時間を無駄にしないために電話やメールで迅速に伝えましょう。きちんと断らないと相手に期待を持たせてしまい、思わぬトラブルに発展する可能性があります。

スーモカウンターには紹介した会社を比較検討してお断りする際、その連絡を代行するサービスもあります。自分で断るのは心苦しいと感じる方は、ぜひスーモカウンターを利用してみてください。

見積もりは無料か有料か?

ハウスメーカーや工務店の多くは、最初の概算見積もりは無料で、そこから話を詰めていって、2回目以降のより具体性を持った見積もりの場合は有料というところが多いようです。

そのため、なるべく最初の見積もりを出してもらうときに、具体的な間取りや取り入れたい仕様、設備のグレードを明確にしておくとより精度の高い見積もりを取ることができるでしょう。

「見積もりのシミュレーションサイトの利用料は無料のところがほとんどです。ただし、どの会社も、他社との競争のために安めのプランで提示する傾向があることに注意しましょう」

依頼から見積もりが出るまでの期間は?

見積もりは、依頼してすぐに出るものではありません。早いところでも1〜2週間はかかると考えておいた方が良いでしょう。何回も打ち合わせをして見積もりを出す建築事務所では、1カ月以上かかるところも少なくありません。

何社かの見積もりを検討したいときは、どのくらい時間がかかるかを確認し、いつまでに欲しいということを伝えておくと良いでしょう。

見積もりのチェックポイントは?

見積もりが出てきたら、総額ももちろん確認するべきですが、他にもチェックするべきポイントがあります。

見積もりの見方と特に注意すべきポイント

見積もりとは、通常、「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の合計です。本体工事費は建物本体の工事に必要な金額、付帯工事費はガスや給排水など建物以外の工事にかかる金額、諸費用は工事以外の手続きなどにかかる費用です。まずは、大まかにこの3つに含まれる項目を確認した上で、それぞれの内訳を見てみましょう。

「内訳として、明細項目の詳細までが記載されていれば内容を検証できますが、会社によっては、そこまで詳しく項目を表示せずに、本体工事費の詳細が記されておらず『建物一式』だけの場合があります。また、細かい仕様が決まっていないため、別途工事として、見積もりに含まれていないケースもあるでしょう。

重要なことは、見積もりに何が含まれていて、何が含まれていないのかを知ることです。総額を見て安いと思っても、見積もりが大雑把で、後からいろいろな金額がプラスされることになるかもしれません。不明なところや疑問点は遠慮せず担当者に聞いてください」

概算見積もりの一例

概算見積もりの例、木造在来工法、2階建て延床面積35坪の場合。見積もりに何が含まれているのか、希望が反映されているかをチェック(図/SUUMO編集部作成)

提示した希望は反映されているか

必ずこれは入れてほしいと伝えた希望から抜けている項目やオプションになっている項目がないかも確認しましょう。他各社を比較するにも同じ条件で見積もりが出されていないと、公平な見方ができないからです。

また逆に、こちらからリクエストしていない、余計な設備が追加されていないかも確認しましょう。想定予算とかけ離れた見積もり金額になってしまう可能性があるからです。

工法や材料、設備やオプションなどもチェック

建てる家が木造なのか、鉄筋コンクリートなのか、工法によって建築費は大きく変わります。また、仕様や設備のグレードによっても金額に幅があるので、見積もり金額が妥当かどうかを判断する上でも、見積もりに工法や材料の記載があるかをチェックしましょう。

さらに、事前に希望した内容から抜けているものや別途オプションになっている項目がないか、付帯設備などで不要な費用が入っていないかもあわせてチェックしましょう。

施工中のイメージ

工法や材料によっても建築費は変わる(画像/PIXTA)

坪単価を見るときの注意点

見積もり金額の総額を坪単価で比較することがあります。坪単価は工法や使用する材料・設備などによっても異なるので、一概にいくらなら妥当だと言うことは難しいです。

坪単価は1坪あたりの建築費を表すものですが、本体工事費だけでなく、冷暖房システムやシステムキッチンなどの付帯工事費や機器類が含まれているか、また延床面積で計算されているのか、施工面積なのかも、メーカーや工務店によって変わります。
「この坪単価に関する勘違いが予算オーバーになる原因の一つでもあるので、比較するときは十分に注意しましょう」

本体工事費の確認

本体工事費の項目の内容を建築に関して素人である施主がチェックするのは、専門的な内容が含まれるので、なかなか困難です。しかし、外装工事や内装工事に関しては、使用する建材や塗料などの品番からチェックすることが可能でしょう。照明器具やキッチン・トイレ・洗面台・暖房機器なども何を使用するか決まっている場合は価格をチェックできます。

注文住宅の主な付帯工事費・諸費用の見積もり項目を解説!

会社によって見積もりの出し方や項目には違いがあります。そして本体工事以外の部分、付帯工事費にはたくさんの項目が含まれていますが、各項目がどのようなものを示しているのか、その内容を理解することも見積もりが妥当なものか確認するために必要です。ここでは、主な付帯工事費(別途工事費)と諸費用について紹介します。

既存建物の解体費

家を建て替える場合や古家付きの土地を購入した場合には、もとからある家を壊さなくてはなりません。これが、解体費・撤去費です。

「ローコスト住宅でも、どのハウスメーカーに頼んでも、解体費はほぼ差がないと考えて良いでしょう。当然のことながら、壊す建物がない場合は、解体費はかかりません」

既存建物の解体のイメージ

土地に古い建物がある場合は解体費もかかる(画像/PIXTA)

地盤改良工事費

敷地調査とは別に、更地にした上で地盤調査の実施が必須です。そして地盤が弱いことがわかった場合は、地盤改良工事をしないと瑕疵担保保険に入ることができないため、その土地の地盤によっては必要な工事費となります。

外構工事費

フェンスや門・駐車場・庭など、家本体の周りの工事のことです。エクステリア工事と呼ぶこともあります。

外構工事のイメージ

フェンスや駐車場など家の周りの工事は外構工事費(画像/PIXTA)

照明器具工事費

家の中の照明を点けるための照明器具の取り付け工事にかかる費用です。本来、別途工事費に分類されますが、天井に埋め込むダウンライトなど、設計で電気図を作成し、本体工事の中で取り付ける場合には、「電気設備工事」や「照明器具工事」として、建築本体工事費に含まれることもあります。

照明器具工事のイメージ

照明器具取り付け工事(画像/PIXTA)

カーテン工事費

カーテンレール・カーテン・ブラインドなどを取り付ける工事です。

空調工事・特殊設備工事費

エアコンなどの空調機器の値段と取り付け工事費です。エアコンのためのコンセントは建築本体工事費の「電気設備工事」になります。また、天井に埋め込むタイプなど、あらかじめ建物に設置する必要がある場合は、建築本体工事費の中に「空調設備工事」として含まれます。

空調工事のイメージ

エアコンなどの空調設備の取り付け(画像/PIXTA)

屋外電気工事費

屋内に電気を引き込む際に行われる工事の作業費です。

屋外電気工事のイメージ

電線を屋内に引き込む(画像/PIXTA)

引き込み工事費

水道やガスなどを引き込む配管の工事にかかる費用です。土地の形状や建物の位置によってかかる費用は変わってきます。

諸費用

本体工事費や付帯工事費の他に「諸費用」があります。これは、登記費用や印紙代、申請手数料、地鎮祭にかかる費用など、工事費以外の雑多な費用すべてが含まれるものです。会社によっては、解体費を諸費用に入れるケースなどもあるので、本体工事費・付帯工事費・諸費用にはそれぞれ何が含まれるのか、必ず確認しましょう。

もし見積もりが予算オーバーしていたら?

見積もりを見てみたら、想定よりも大幅にオーバーしてしまったということが、実はよくあるようです。なぜそのようなことになるのでしょうか。またそのようなときには、どう対処すれば良いのでしょうか。

見積もりが予算オーバーで悩む男女

いざ見積もりを取ってみたら、予算オーバーだったということも(イラスト/高村あゆみ)

想定より見積もりが上がる主な要因

注文住宅でも仕様や素材などにはグレードがあり、リーズナブルなものから高級なものまで幅があります。そして、ハウスメーカーのモデルハウスなどを見学すると、材料や設備はハイグレードのものを使用していることがほとんどです。

「いいものを見れば、ちょっといいものを入れたくなる、ちょっと上のクラスの仕様にしたくなるのが人情というもの。最初の予定から足し算で予算を組んでいくと、このような事態に陥りやすいです。家全体の建築費は数千万円と高額ですから、感覚がまひして少しくらい高くても良いものを、と選んでいくうちにコストが上がり、予算を大幅にオーバーしてしまうことが考えられます」

見積もり金額を下げるためには?

佐川さんによれば「基本的に、見積もり金額よりも安く家が建つことはない」と言います。見積もり金額が予算をオーバーしてしまったときには、まず見積もりのどの部分が予算を圧迫しているのかを確認しましょう。そして、複雑な間取りや凝った仕様を選んでいないか、あると便利だけれど、なくても困らない設備を取り入れていないか、といった目線で再確認をすることが必要です。

「見積もりの金額を削るには、設備や仕様に優先順位をつけて、妥協できる点を探しましょう。設備のグレードを下げる、窓の数を減らす、バルコニーを狭くするなど、少しずつ削っていく引き算をすれば、予算内に収めることができるかもしれません。

また、予算オーバーであることを正直に担当者に相談するのも良いでしょう。設計のプロであれば、より効果的な代替案を提案してくれることもあります」

設計の担当者に相談している男女

担当者に相談すれば効果的な提案をしてくれるかもしれない(イラスト/高村あゆみ)

価格交渉や値引きは有効?

予算オーバーしてしまった金額を削るために価格交渉や値引きを求める方法もありますが「価格交渉をするのはかなり難しい。やり方を間違えると信頼関係を壊す可能性がある」と佐川さんは言います。

「やむをえず値引きをお願いする場合も、慎重にする必要があります。無理な交渉は担当者や現場の人たちのモチベーションを下げ、建築自体を断られる可能性もゼロではないからです。

見積書の項目を一つひとつ示しながら『ここはもう少し下げられるのではないか』『これは高すぎるのではないか』といった理詰めで値引きを迫るのは、失敗することが多く、逆効果です。どうしても交渉するのであれば、すべてのプランが出揃った後に『どうやってもオーバーだから、何とか安くできませんか』というお願いを1回だけするにとどめる方が良いでしょう」

値下げ交渉に悩む担当者

無理な値下げ交渉は逆効果(イラスト/高村あゆみ)

キャンセルしたいときの断り方

相見積もりを取った後に依頼する会社を決め、その他の会社をキャンセルするときには、気がひけて言葉を濁してしまいがちですが、曖昧な言い方による誤解を防ぐことが大切です。また、相手を批判するような形で傷つけることがないよう、相手を尊重しながら誠意をもって、断る理由を明確に言葉にしましょう。

キャンセルはどのタイミングでも可能ですが、タイミングによっては、違約金を支払う必要が生じます。

■仮契約以前
仮契約以前は特に事前の取り決めがなければ、基本的には違約金を払わずにキャンセル可能です。ただし、設計提案のために行った測量費用や事前調査費用などの実費を請求されることがあります。

■仮契約後
ハウスメーカーなどとの仮契約を結ぶと、通常は申込金として10万円程度を支払うことになりますが、その後にキャンセルした場合は、申込金は返ってこないケースが多いでしょう。仮契約当日や翌日のキャンセルであれば違約金はなしにしている会社もあります。

■本契約後
本契約を結ぶ際には、依頼先によっても変わりますが、大体、住宅価格の10%程度の手付金を支払うのが一般的です。本契約後のキャンセルは、手付金を放棄することになります。ただ、契約によって、手付け解除の期日が設定されていて、その期日を過ぎるとさらに違約金が発生する可能性もあるので、注意が必要です。

■工事開始前
契約後に手配が始まってからのキャンセルとなると、建材や施工下請け会社も手配済みのことが多いので、建材費や施工会社との違約金も負担することになるでしょう。

■工事開始後
万が一、工事が始まってから、なんらかの理由でキャンセルしなくてはならない場合、契約書に準じた違約金を支払うことになります。建築費の大半だけでなく、別途、違約金も請求される可能性もあるので、負担は大きくなるでしょう。

いずれにしても契約を交わすときに、契約書のキャンセルや違約金の項目をきちんと理解しておくこと、そして、キャンセルが決まったら速やかに担当者に連絡、相談することが大事です。

キャンセルについて契約書に記載されている

キャンセルについての契約書のチェックを忘れずに!(イラスト/高村あゆみ)

見積もりを取るときのポイントは?

これまでの話から見積もりを取るときのポイントをまとめると、次の5つになります。

(1)要望は優先順位をつけてまとめる
(2)予算を決める
(3)相見積もりを取るときは、同じ条件で3社程度に依頼する
(4)明細を確認して、含まれていない項目とその金額がどのくらいになるかを聞く
(5)わからないところはそのままにせず確認する

「不明点をそのままにせず、総額だけで決めないことが大事です。特にこれは入れてほしいとリクエストや条件を出しているときは、その内容が見積もりに反映しているかも確認しましょう。

また、家を建てるときは、当初の見積もりより安く済むことはないということも覚えておきましょう。設計や工事が進むにつれ、なんらかの費用が嵩んだり、新たに加えられたりして最終的な金額は当初の見積もり金額よりも余計にかかるケースがほとんどです。予算の1割程度はそのようなときの予備として確保しておくことをおすすめします」

スーモカウンターで見積もりを取って、納得の家づくりができた先輩たちの事例を紹介!

スーモカウンターで見積もりを取って、納得のいく注文住宅を建てた先輩たちの事例を紹介します。同じ家は二つとないのが注文住宅。それぞれのこだわりや好みを反映させるために、予算をどうバランスを取ったのか、実例を参考にしてください。

【case1】2社に見積もりを依頼し、比較検討することで、理想の家づくりを叶えた

ふらっと訪れてみた住宅展示場でモデルハウスをいくつか見て回るうちに、ワクワク感がどんどん高まっていったというMさん。Webやチラシで情報を集めたものの、選択基準がわからなくなりスーモカウンターを訪ねました。見積もりを依頼した2社は、プランも見積もりもまったく違うものでしたが、不安に思っていた部分についてもしっかりと説明をし、詳細で明確な見積もりを出してくれた会社に依頼することに。

結果、デザインにもしっかり向き合うことができ、想定した以上に楽しく家づくりができました。住み心地も快適です。

大阪府の注文住宅実例

特にデザイン性にこだわったLDK。さまざまな用途に使える畳スペースはとても便利(写真/河原大輔)

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デザインにこだわったわが家完成までの道のりは、楽しくてワクワクすることばかりだった

【case2】予算内で、耐震性が高く3階建て、猫たちにも居心地がいいという条件を満たした家

築40年の実家を建て替えたいとモデルハウスに見学に行ったものの、イメージが湧かなかったというFさん。相談相手が必要と感じテレビCMでお馴染みのスーモカウンターへ。建て替えや仮住まいを含めた段取りや、スケジュール、金銭的なこと、わからなかったことはほぼ解決できました。

紹介された4社に同じ条件で概算見積もりを出してもらい、現場で経験を積んだ社長と直接話ができる工務店に依頼。同じ猫好きもあり、猫の気持ちを考えた家づくりができるのでは、ということも決め手に。耐震性の高い構造で、猫たちも安心して暮らせる家を建てることができました。

スーモカウンターで注文住宅の見積もりを取った実例

耐震性に優れた構造のため、壁が厚く、窓枠も猫が座ってくつろげるスペースに(写真/大竹ひかる)

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建て替えで手に入れた猫3匹と安心して快適に暮らせる耐震性・断熱性の高い住まい

【case3】何から始めればいいかわからない注文住宅の依頼も、スーモカウンターなら安心して任せられた

「結婚するときに会場探しを結婚相談カウンターにサポートしてもらったように、家を建てるなら、スーモカウンターに行けば何とかなると思った」と話すTさん夫妻。希望に合いそうな会社を6社紹介されたものの、最終2社の時点で妻と夫の意見が分かれることになりました。結局、夫が単身赴任で家族と離れることがあっても安心できる耐震性や性能を重視した家にしたいということで1社に決定。

「水回りをまとめたい」「十分な靴収納が欲しい」といったさまざまな希望も、専属のインテリアコーディネーターさんや、営業担当者も積極的な提案をしてくれたおかげで、夫婦のこだわりがふんだんに詰まった家になりました。

千葉県の注文住宅実例

西海岸風が好みの夫とシンプルなデザインが好きな妻の希望を両方叶えたインテリア(写真/和田真尚)

この実例をもっと詳しく→
耐震性、家事の時短、靴収納など夫婦のこだわりをすべて実現した家

【case4】中立的な立場のアドバイスをもらいながら、実現した憧れのガルバリウムの家

20年間暮らした築50年の家を売却し、新たに家を建てることにしたKさん。白いガルバリウムの外壁にしたい、とデザイン面ではかなりのこだわりが。スーモカウンターで、ハウスメーカー、工務店、建築事務所それぞれの特徴の異なる4社を紹介され、同じように要望を伝えて設計と見積もりを出してもらったところ、どこも甲乙つけ難いものでした。

そこで、スーモカウンターのアドバイザーに第三者的立場から意見をもらいながら1社に絞り込みました。
何度もプランの変更を重ねた家づくりは「大変だったけれども、とことんこだわることができた」と、満足いく仕上がりに。最初にスーモカウンターに行って相談していなければ、依頼先とも出会えていなかったと実感しています。

白いガルバリウムで街並みに溶け込みつつスタイリッシュに見える外観に/注文住宅実例

とことんこだわった白いガルバリウムの家が実現した(写真/河原大輔)

この実例をもっと詳しく→
白いガルバリウムの外壁にとことんこだわって、ようやく完成した終の住処

【case5】予算、見積もり、スケジュールまですべてスーモカウンターにお任せできて安心

Oさん夫妻は予定されている法改正で住宅ローン控除の優遇が変わるかもしれないとの情報を得て、年内に家を建てた方が良いと考え、スーモカウンターに相談しました。

Oさんが家づくりで重要視したポイントは、断熱性、耐震性、そしてホテルのようなデザイン。まず、土地代を含めた予算をアドバイザーに伝え、いくつかの建築会社候補を紹介してもらいました。紹介された会社は価格帯や規模がさまざまで、それぞれに自分たちで見つけた土地の候補を伝え、見積もりを依頼しました。

そのうちの1社は見積もり以外にもその土地が昔どんな地域だったのか、災害のリスクはあるのかなど詳細な情報も提供してくれました。連絡のマメさや対応の速さ、サポートの手厚さを感じ、その会社に家づくりを託すことに決めました。毎週のように打ち合わせを行い、精力的に進めた結果、ZEH仕様かつ長期優良住宅のワクワクする住まいが完成しました。

Oさん宅の注文住宅実例

キッチンを回遊できる間取りで家事効率もよく、好みのデザインを実現したことでどこにいても気分が上がる住まいになった(写真/鈴木啓太)

この実例をもっと詳しく→
短期間で妥協せず叶えたZEH仕様の長期優良住宅

【case6】3社の相見積もりからカリフォルニア風の家づくりを実現

土地探しが難航していた中、働き方が変わり、より広いエリアでの生活が可能になったことで、本格的に家づくりに乗り出したSさん。

さまざまなタイプの建築会社を比較検討したいと思い、スーモカウンターに相談しました。Sさんの「自然素材の温もりを感じられる高性能な家を建てたい」という希望に対して紹介されたのは大手や中堅の建築会社5社。その中から予算や好みに合いそうな3社を選び、相見積もりを依頼しました。

最終的に、家の性能の高さに加え、思いを形にしてくれる設計力と提案力が決め手となり、依頼する会社を決めました。その結果、木の温もりがある、あこがれのカリフォルニア風の家が実現しました。開放感のある間取りで、家事もしやすい家になっています。

スーモカウンターに相談する前は大手のハウスメーカーばかりをチェックしていましたが、スーモカウンターに相談したことで、自分たちでは見つけられなかった希望に合う会社と出会うことができ、広くて開放感のある現在の暮らしをとても気に入っているそうです。

Sさん宅の注文住宅実例

窓の向こうにはウッドデッキを設置。地続きにすることでより開放的な空間を実現(写真/上條泰山)

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希望エリアを変更して叶えた、広く開放的なカリフォルニア風の家

【case7】見積もり内容から予算に適した家づくりを

「35歳までには家を建てる」と決意していたMさんは、家づくりに必要な資金について相談するため、スーモカウンターに足を運びました。そこで、家づくりの流れを丁寧に教えてもらい、さまざまな資料をもらって帰宅。その後、具体的な資金計画を知るために再度予約を取り、訪問しました。

予算に合いそうな4社を紹介してもらい、各社と打ち合わせを開始。さらに、土地の紹介も依頼したところ、2社から同じ土地の提案を受けたそうです。プラン提案や見積もり金額を比較し、200万~300万円ほど安かった1社に依頼を決定しました。

スーモカウンターに相談したことで、何も知らないところから家づくりがスムーズに進んだと実感しているそうです。

Mさん宅の注文住宅実例

ライフスタイルの変化にも対応しやすい、シンプルな間取り・内装に(写真/河原大輔)

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「35歳までに」の宣言を有言実行!楽しんで建てた自分だけの家

【case8】4社の相見積もりからさらに2社に絞り込み、モデルハウス見学へ

夫の実家を相続し建て替えることにしたTさん家族。大きな買い物なので依頼する建築会社は比較検討したいと考え、スーモカウンターに相談。要望を整理した結果、好みに合いそうな大手ハウスメーカー10社をリストアップしてもらい、その中から4社に相見積もりを依頼しました。

対応やプランの提案力を比較して、さらに2社に絞り込みました。その後、モデルハウスを見学し、そのうちの1社のデザインに魅了されたそう。営業担当者のレスポンスの速さや設計の自由度の高さからも、この会社に安心して任せられると判断し、家づくりを依頼しました。

「スーモカウンターで相談すると、フラットな第三者の視点からさまざまな会社を紹介してもらえます。また、契約しない会社へのお断りを代行してくれるサービスもあるので、安心して家づくりを進められます。」と話すTさん。好みのインテリアに囲まれながらの暮らしに満足しているそうです。

Tさん宅の注文住宅実例

全館空調で快適な住まいに。ダイニングからは美しい庭も望める(写真/上條泰山)

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夫の実家を建て替え、全館空調で四季を通じて快適に過ごせる家に

スーモカウンターに相談してみよう

注文住宅を建てたいけれど、どうやって建てたらいいのかわからない、見積もりをどこにどう依頼したら良いのかわからないという人も多いでしょう。
そんなときは、ぜひスーモカウンターにお越しください。経験豊富なアドバイザーが、それぞれのご要望に合ったハウスメーカーや工務店・建築事務所をご紹介します。
「はじめての注文住宅講座」や「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、注文住宅の家づくりに役立つ無料講座もご用意していますので、ぜひお問い合せください。

イラスト/高村あゆみ

監修/SUUMO編集部(注文住宅の見積もりの役割や重要性とは?注文住宅の見積もりを取る際の大まかな流れとは?相見積もりを取るときのマナーは?

取材協力/佐川旭さん
佐川旭建築研究所代表。一級建築士、インテリアプランナー。間取り博士とよばれるベテラン建築家で、住宅だけでなく、国内外問わず公共建築や街づくりまで手がける
取材・執筆/和田文(りんかく)