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プレハブ住宅ってどんな住宅? メリット・デメリットは?

プレハブ住宅ってどんな住宅? メリット・デメリットは?

プレハブ住宅は部材を工場で生産し、一部をあらかじめ組み立てたりする住宅のこと。多くの大手ハウスメーカーがプレハブ住宅を提供しています。このプレハブ住宅はどのような特徴を持った住宅なのか、他の住宅と比較したメリット・デメリットを紹介します。

プレハブ住宅ってどんな住宅?

住宅の購入を検討しているとき、雑誌やインターネットなどで「プレハブ住宅」という文字を見かけることがあります。人によってはプレハブ住宅を災害時の仮設住宅のような、一時的な用途の住宅と思っている人がいるかも知れませんが、それはプレハブ住宅のほんの一面に過ぎません。実は、テレビCMや住宅展示場などで見かける大手ハウスメーカーのブランド名が付いた住宅も、その多くはプレハブ住宅なのです。

プレハブ住宅のイメージ

「プレハブ住宅」と聞くと仮設住宅のようなものをイメージする方も少なくないかもしれません。しかし、実際はプレハブ工法で建てられたごく普通の家のことです(イラスト/いぢちひろゆき)

プレハブ住宅の「プレハブ」は、プレファブリケーション(Pre-fabrication)の略称で、事前に製造された、という意味。つまりプレハブ住宅とは、多くの部分を工場で部材生産、加工し、組立を行っておく工法(プレハブ工法)で建てられた住宅を指します。

2019年1月~12月のプレハブの新設住宅は、合計127,131戸で、新設住宅全体の14.0%を占めています。(※)
後でご紹介する木造軸組工法に比べると割合は少ないですが、住宅市場において一定の地位を築いていると言えるでしょう。
※出典:国土交通省「建築着工統計調査報告(令和元年計)」

構造・工法が異なる4つのプレハブ住宅

プレハブ住宅は、構造・工法によって、大きく4つに分けることができます。それぞれの特徴は次の通りです。

【鉄鋼系プレハブ住宅】
鉄骨の柱・梁に壁パネルを用いるなど、鉄骨を主要構造部材とするプレハブ住宅です。柱・梁・けたなどを軽量形鋼等で構成し、壁・床パネルを張り付ける軸組方式と外壁パネルに構造耐力を負担させるパネル方式等があります。また、柱や梁を重量鉄骨で構成するラーメン構法もあります。

鉄鋼系プレハブ住宅のイメージ

鉄鋼系プレハブ住宅のイメージ(イラスト/長岡伸行)

【木質系プレハブ住宅】
木材によるパネルなどを主要構造部材とするもの。木製の枠組みの両面または片面に合板等を貼ったパネル(接着する場合もある)を、耐力壁に用いる構法です。パネルは床や屋根にも用いることができます。

木質系プレハブ住宅のイメージ

木質系プレハブ住宅のイメージ(イラスト/長岡伸行)

【コンクリート系プレハブ住宅】
工場生産されたプレキャストコンクリート(PC)の壁や床・屋根パネルを主要構造部材とするもの。壁板の幅が900mm程の中型コンクリートパネル工法と、壁板の幅が、より大きい大型コンクリートパネル工法があります。

コンクリート系プレハブ住宅のイメージ

コンクリート系プレハブ住宅のイメージ(イラスト/長岡伸行)

【ユニット系プレハブ住宅】
鉄骨のフレームや木材のパネルで構成されたBOX型の箱(ユニット)を工場で生産し、それを建築現場で組み付けて完成させるものです。外壁や外部建具だけでなく、間仕切壁や内部建具なども工場で取り付けることが可能で、工場生産化率を飛躍的に高めた構法です。

ユニット系プレハブ住宅のイメージ

ユニット系プレハブ住宅のイメージ(イラスト/長岡伸行)

他の工法による住宅の特徴

主な住宅の工法には、プレハブ工法の他に次の工法があります。

  • 木造軸組工法(在来工法)
  • 2×4工法(ツーバイフォー)
  • RC造(鉄筋コンクリート)

それぞれの工法には設計の自由度や工期などの面で特徴があります。ここでは、他の工法による住宅の特徴をご紹介した上で、それらと比較したプレハブ住宅のメリット・デメリットをご紹介します。

木造軸組工法(在来工法)による住宅の特徴

木造軸組工法は、在来工法とも呼ばれる日本の伝統的な住宅工法です。この工法の特徴は、設計の自由度の高さにあります。筋交いの入った壁でなければ開口部を自由に設けることができ、狭小住宅や変形住宅にも柔軟に対応できる工法です。

2×4工法(ツーバイフォー)による住宅の特徴

断面サイズが2×4インチの角材を使うことから「2×4(ツーバイフォー)工法」と呼ばれています。2×6インチ材を使う「2×6工法」も同じ種類の工法です。正式には「木造枠組壁工法」といいます。床や壁、天井の「面」で建物を支える住宅工法で、構造の安定度が高いのが特徴です。また、構造的に気密性や断熱性にも優れています。部材や施工方法が公的な基準によってマニュアル化されているので、施工会社による設計品質のバラツキが小さいのも特徴の一つです。

RC造(鉄筋コンクリート)による住宅の特徴

RCはReinforced Concrete(補強されたコンクリート)の略で、鉄筋コンクリートのことです。RC造には壁式構造とラーメン構造という2種類があり、どちらも現場で鉄筋を組み、型枠をはめてコンクリートを流し込んで壁や柱をつくります。耐火性・耐震性・耐久性が高いという特徴がありますが、工期は長く、コストも高めです。

RC造のイメージ

RC造のイメージ(イラスト/長岡伸行)

プレハブ住宅のメリット・デメリット

【メリット】

プレハブ住宅にはさまざまなメリットがあります。主なメリットは次の通りです。

1.品質が均一で高精度
コンピューター、ロボットなど最新技術を導入した工場において徹底した品質管理のもとで主要部材が生産されるので、品質が均一で、高精度の住宅をつくることができます。

2.高品質の施工
在来工法では現場で行われる作業の多くが、プレハブ工法では工場で行われ、部材は標準化、規格化されているので、建築現場での作業も簡単に、しかも高品質の施工が実現できます。

3.工期の大幅な短縮
工場生産にウェイトを置いているため、在来工法のように職人の技能に左右されることが少なく、現場作業が軽減されて工期が大幅に短縮されるため、マイホームへの早期入居が可能になります。

4.コスト低減を実現
工場生産方式のため原価管理が明確になり、価格は常に適切に設定されます。また、資材購入方式から生産設備、現場施工などに合理化が行われており、トータルコストの引き下げが図られています。

5.付加価値のある技術・性能
特殊な加工法、塗装など、現場施工では実現しにくい付加価値のある技術・性能が工場生産で実現可能です。

6.高性能を実現
耐震、省エネ、温熱環境、災害時にも住み続けられる(レジリエンス性)など、顧客ニーズに応じた高い性能を実現しています。

【デメリット】

木造軸組工法や2×4(ツーバイフォー)工法、RC造の住宅それぞれにメリットもあればデメリットがあるように、プレハブ住宅にもデメリットがあります。
プレハブ住宅の主なデメリットとしては、一定の寸法(モジュール)で部材が規格化されているため、敷地対応力を制限される場合があること。また、ある程度の品質・性能を確保しているので相応の価格となり、極端に安価では建設できない点などが挙げられます。

プレハブ住宅を選ぶときのポイント

気になるハウスメーカーやブランドのパンフレットやカタログを取り寄せるのも良いですが、構造・工法によって予算や敷地対応力の制約などがあるため、必ずしも希望のハウスメーカーで建てられるとは限りません。
また、一口に「プレハブ住宅」と言っても、鉄鋼系か木質系かなどによって特徴が異なります。自分たちが理想とする住まいに最も適したプレハブ住宅は、どの構造・工法なのか、しっかり理解してから家づくりに臨む方が近道と言えるでしょう。

プレハブ住宅の写真

鉄骨系のプレハブ住宅のイメージ(画像/PIXTA)

スーモカウンターでできること

プレハブ住宅は、ハウスメーカーによって扱う構造・工法が異なります。また、同じ構造・工法を扱う会社も複数あるため、どこに頼めば良いか迷ってしまうかもしれません。

そんなときは、ぜひスーモカウンターに相談をしてみましょう。スーモカウンターでは、たくさんの依頼先の中から予算や希望に合った会社を複数ピックアップして紹介しています。
無料の個別相談のほか、アフターサービスや契約のタイミング、見積りなど、価格や外観デザイン以外で見落としがちな比較ポイントが学べる「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、無料の家づくり講座もご利用いただけます。ぜひお問い合せください。

取材協力/一般社団法人プレハブ建築協会

取材・文/福富大介(スパルタデザイン) イラスト/いぢちひろゆき・長岡伸行