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スマートホームってどんなメリットがあるの?導入するときのポイントも解説!

スマートホームってどんなメリットがあるの?導入するときのポイントも解説!

最近耳にするようになった「スマートホーム」とはどんなものなのでしょうか?私たちの暮らしの質を向上させてくれるスマートホームとは、どのようなシーンで、どのように活用できるのか、また導入する際の注意点について、スマートホーム導入実績のある倉敷ハウジングに話を伺いました。

目次

スマートホームとは?スマートハウスとの違いは?

現段階ではスマートホーム≒IoT住宅

2010年代に太陽光発電システムや蓄電池などを搭載し、ITを使って家庭の消費エネルギーを管理していく「スマートハウス」が急速に発展していきました。2015年には、経済産業省が「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現する」という政府目標の達成に向けた「ZEHロードマップ」を関係省庁等と共に策定し、2016年にZEH仕様の導入、2017年にはIoT住宅の取り組みが本格的にスタートし、住宅業界は目まぐるしく進化しています。

まず、スマートハウスとは、太陽光発電システムや蓄電池などを搭載し、HEMS(Home Energy Management System)という家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムで一元管理し、エネルギー消費量や太陽光発電の発電量などをモニターで可視化したり、使用量を自動制御し、家庭の消費エネルギーをコントロールすることができる、いわばエコ住宅です。

そして、スマートハウスから発展したのがIoT住宅。IoT(アイ・オー・ティー)とは、Internet of Thingsの略で、日本語で「モノのインターネット」と訳され、電化製品などの身のまわりのものがインターネットにつながることをいいます。つまり、IoT住宅とはインターネットでつながり、管理された住宅のことです。

スマートホームのイメージ画像

IoT住宅は家中のあらゆる機器をインターネットでつなぎ、コントロールすることが可能に

そんな中、最近よく耳にするようになった「スマートホーム」という言葉。スマートホームとは、IoT住宅の進化版の位置づけのものですが、まだまだ発展途中であり、現段階においてはほぼIoT住宅と同義と捉えられています。本記事ではスマートホームという言葉で進めていきましょう。

スマートホームで実現できることとは?

家電や設備などをインターネットでつないだスマートホームを導入することで、私たちの暮らしはより便利で快適なものになります。例えば、ドアの施錠操作、照明や空調のスイッチのオンオフなど遠隔操作や使用状況を確認することが可能に。

スマートホームのイメージ画像

スマートフォンから簡単に遠隔操作が可能。鍵のかけ忘れなどの確認もできて便利だ

また、家中にある機器の使用状況に応じて電力をコントロールしてエネルギーの自動制御もできるので、省エネにもつながります。

このように、共働き世帯が増加している現代において、スマートホームは暮らしをエコで快適に、そして家族を見守る手段として、私たちの暮らしにプラスαの豊かさを提供してくれます。

<スマートホームで実現できること>

  • 照明やエアコン、電気シャッターなどの機器の操作が簡単にできる
  • ドアや窓のセンサーとの連携やエアコンの遠隔操作など、外出時でも家を見守れる
  • 使用電力に併せて自動制御するなど、省エネを実現できる

【実例】スマートホームでかなった便利で快適な暮らし

岡山県の注文住宅実例

Aさんは長男の小学校入学を機にスマートホームを建てた。先進的な住まいでの暮らしは快適そのものだ(写真/大矢直史)

安全性の高い住まいにこだわったAさん夫妻。構造躯体の頑強さはもちろん、子どもたちを「見守って」くれるのがスマートホームでした。共働きのAさん夫妻にとって、外出先から自宅にいる子どもたちの様子をスマホで確認したり、遠隔操作で冷暖房など家電のオンオフができるのはとても便利だそう。
「スマートスピーカーに向かって『いってきます』と呼びかけるだけで家中の照明が全て消えるんですよ。この便利さはもう手放せませんね」と、スマートホームでの暮らしに大満足だ。

ダイニングに設置したスマートスピーカーの写真

スマートスピーカーで会話している写真

ダイニングテーブルに置いたスマートスピーカーに話しかけるだけで、照明など家電のオンオフも可能。2階で遊ぶ子どもたちにもスマートスピーカーで呼びかけができる(写真提供/倉敷ハウジング)

この実例をもっと詳しく→
10年後の住まいを先取りしたスマートホーム

スマートホームを導入するには?

家庭のエネルギーと機器をコントロールする仕組みをつくる

スマートホームを実現するには、まず建物の遮断性を高め、エアコの使用量を減らし、高効率な給湯器やHEMSを活用して、消費するエネルギー量を減らすZEHにする必要があります。ZEHとは、家庭での年間エネルギー消費量をおむねゼロにする住宅のこと。その分を太陽光発電、燃料電池などでつくった電気を使うことでトータルでゼロにします。

また、エネルギーの“見える化”ができるHEMSを取り入れることで、あらゆる機器のコントロールができる仕組みをつくることで、機器の制御が可能になるだけでなく、「つかうエネルギー」の削減にも役立ちます。
導入にあたってのコストは、おおよそ250万〜300万円程度が目安になります。

スマートスピーカーの音声コントロールでより快適に

家中のあらゆる電化製品をネットワークで制御するにあたり、いろいろな機器と接続するスマートスピーカーを導入すると、音声での操作が可能に。スピーカーに話しかけることでコントロールができるので、子どもやご年配の方でも簡単に操作ができて便利です。
導入にあたってのコストは、おおよそ20万〜30万円程度が目安になります。

<操作できる機器・動作の一例>

スマートスピーカーで操作できる機器の一覧

※パナソニック「AiSEG2(HOME IoT)」の場合(Googleアシスタント、Clova搭載のスマートスピーカー対応) https://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/aiseg/smartspeaker.html

<主なスマートスピーカー>
・Amazon Echo:Amazon製。AIアシスタント は「Alexa」を使用
・Google Home:Google製。AIアシスタントは「Google アシスタント」を使用
・HomePod:Apple製。AIアシスタントは「Siri」を使用
・Clova WAVE:LINE製。AIアシスタント は「Clova」を使用

スマートホームを導入するときの注意点は?

自分たちの暮らしの不具合や実現したいことを明確にしておく

スマートホームは、プラスαの暮らしの豊かさを提供してくれるもの。まずは、今の暮らしで不便に感じていることや、できたら安心なことなどをピックアップしてみましょう。例えば、よく鍵をかけ忘れてしまう、長期間外出するときにシャッターが下りっぱなしだと防犯上心配……などをリストアップしてからスマートホームで実現できるものを整理すると、検討の際にスムーズです。

電化製品の接続規格を確認しておく

エアコン、照明、冷蔵庫、音響機器などの電化製品が使用するデバイスやスマートスピーカーに対応しているかどうか確認しておくことも重要です。GoogleやLINEなど使用するサーバーによってコントロールできる機器が異なるので、どの機器をコントロールしたいのかを明らかにしておきましょう。

また、スマートスピーカーは製品ごとに特徴があるため、ニーズに合ったプラットフォームを選ぶと良いでしょう。

スマートスピーカーの写真

スマートフォンやパソコンでGoogleサービスを利用しているのであればGoogleアシスタント、家族で使うならLINEと連携できてコミュニケーションが取りやすいLINE Clovaなど、自分たちがよく使うプラットフォームのスマートスピーカーを検討しよう

後から変更しづらいものは新築時に導入を

玄関ドアのスマートキーや照明などは、配線の都合上、後から取り付けるのが難しいものも。家を建てるタイミングで導入するのが良いでしょう。
また、例えば今後室内ドアの自動開閉なども対応できるようになる可能性もあるので、室内ドアを引き戸にしておくことや、新しい機能に対応できるようになったときに対応できるよう可変性のある間取りにしておくなども検討してみましょう。

スマートホーム導入実績のある建築会社に相談する

スマートホームを取り巻く環境は日々進化し続けているため、常に最新情報にアンテナを張っておくことが重要です。そして、スマートホームはまだまだ注文住宅で導入しているケースは少ないのが現状。スマートホームの施工実績のある建築会社だと安心なので、ぜひ相談してみましょう。

スーモカウンターに相談してみよう!

スマートホームを導入し、家の機器をインターネットで一元管理することによって、便利で快適な暮らしが手に入ります。自分たちのライフスタイルに合ったスマート化を導入するためには、依頼先選びも重要です。

注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では住宅建築の予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

スーモカウンターならスマートホームの導入実績があったり、対応可能な建築会社を紹介できるので、まずはスーモカウンターに相談してみましょう。

取材協力/倉敷ハウジング

文/金井さとこ