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スマートホーム化を成功させたい! おすすめの家電やデバイス選びのポイントをプロが解説

IoTやAIの技術を活用し、スマートフォンやスマートスピーカーだけで家電をコントロールできる最先端の「スマートホーム」が注目されています。スマートホーム化するメリット、デメリットをはじめ、おすすめの家電やサービス、デバイスの選び方についてテクニカルライターの太田百合子さんに話を聞きました。

目次

スマートホームとは?

スマートホームの意味と特徴

スマートホームとは、IoTの技術を使って便利で快適に暮らせる家のことを言います。IoTは「Internet of Things」の略称で、簡単に言うと「ものがインターネットに接続される技術」のこと。住宅や家電、電子機器など今までインターネットに繋がらなかった「もの」がインターネットに接続されることで相互に情報交換を行える状態になり、遠隔での操作や情報共有が可能になっています。
また、家の中の複数の家電を繋いで一カ所で設定や操作ができるデバイスのことを「スマートホームハブ」と呼び、音声対話型のAIアシスタントを搭載しているスマートスピーカーなどがそれにあたります。

「『スマート』という言葉には、便利や快適といった意味があります。カメラや掃除機、玄関の鍵など家の中にあるさまざまなものがインターネットと繋がることで、私たちの生活は従来よりもスマートになっています。また、それらを単体ではなく集約的にコントロールできるのがスマートホームの醍醐味です。

例えば、スマートスピーカーに『おはよう』と声をかければ、目覚まし時計が止まり、カーテンが開き、スピーカーから音楽が流れるといったように、暮らす人のライフスタイルに合わせて家の中のあらゆるものを同時にいくつも操作できるのです」(太田さん、以下同)

スマートスピーカーのアラームで目が覚めた女性

一人ひとりの好みやライフスタイルに合わせて、インターネットに繋がるさまざまなものをコントロールすることができる(イラスト/今井夏子)

スマートホーム化するメリット・デメリットは?

メリット

遠隔で家電等をコントロールすることができるので、電気の消し忘れや鍵の閉め忘れを防止することが可能です。

「電気の消し忘れを防ぐことができるほかにも、専用アプリとHEMS対応の家電を連携させて家全体の使用電力をリアルタイムで常に確認することもできるので、節電がしやすいというメリットもあります。また、セキュリティー面では、見守りカメラなどを使用することで高齢者やペットの様子を離れた場所から確認して家族の安全を守ることができます」

スマートホームで利用可能なHEMS(Home Energy Management System)は、使用エネルギーを見える化するシステム。家電や電気設備とつなぐことで、電気やガスなどの使用量を常にチェックできます。また、家電を自動制御することも可能です。

家の外で家電の使用状況を確認している女性

家の外にいてもエネルギーの使用量をリアルタイムで確認できるHEMSのシステムのおかげで節電がしやすくなる(イラスト/今井夏子)

デメリット

快適な暮らしを実現してくれるスマートホームですが、デメリットも知っておきましょう。スマートホームはインターネットに繋がることが前提のため、サイバー攻撃に遭う可能性がゼロではありません。安全に使用するためには、インターネットに関する最低限の知識が必要となります。

「暮らしを便利にしてくれる良さがある一方、現状はまだプラットフォームが統一されておらず、各メーカーごとのアプリケーションをインストールする必要があるなど多少の手間がかかります。最近は簡単に操作できるアプリが登場し、以前と比べてスマート家電は使いやすくなってきたものの、セキュリティー面やセットアップに関することなど、スマートホームを上手に活用するためには多少の知識が必要となります」

通信障害によって電化製品がスムーズに使えなくなる場合もあることから、セキュリティー面も含めネット環境を常に整えておくことが大切です。

家のインターネットの安全を脅かす第三者

インターネットに繋がる以上、100%安全とは言い切れない。安全面の穴があることがスマートホームの弱点(イラスト/今井夏子)

スマートホームに必要な設備は?

スマートスピーカー

現在、スマートホームの二大プラットフォームとして知られているのが「Amazon Alexa(アレクサ)」と、「Googleアシスタント」です。どちらも音声操作をベースにしたスマートスピーカーで、対応するスマート家電の数が多く、一つの機器だけで複数の家電をコントロールできるためよりスマートな暮らしを実現することができます。

「スマート製品ごとにメーカーがバラバラだと、それぞれに対応した複数のアプリを使用することになり手間が増えてしまいます。そうならないように、多くの家電に対応しているスマートスピーカーを使用し、できるだけ少ないプラットフォームにまとめておくことをおすすめします。また、スマートスピーカーをより有効に使うためには、声の届く場所を選んで設置することが大切です」

スマートスピーカーに話しかける女性

スマートスピーカーに話しかけるだけで複数の家電を操作したりスケジュール管理をしたり、色々なことが可能に。(画像写真/PIXTA)

Wi-Fi

Wi-Fiはスマートホームにとってなくてはならない存在です。

「Wi-Fiの電波は水の波紋のように外側に向けて広がっていき、ルーターから離れるほど弱くなります。そのためルーターを家のどこに置くかが大切です。また、Wi-Fiの電波は上下に飛びにくい性質があるため、複数のアクセスポイントをフロアや部屋ごとに設置することで家のどこにいてもWi-Fiが繋がりやすくなります」

最近は網目のように電波を飛ばし、複数のアクセスポイントが相互に繋がり合う「メッシュWi-Fi」というシステムも登場しました。より安定して広い範囲に電波を届けられるという利点があります。

Wi-Fiルーター

スマートホームではネット環境が必須。まずはネットに繋がりやすい環境を整えることが大切(画像/PIXTA)

コンセント

より便利なスマートホームにするために、従来は必要なかった場所にもコンセントを設置しましょう。

「今後もスマート製品はどんどん増えていくことが予想されます。玄関など従来はコンセントがいらなかった場所にも建築時にあらかじめ設置しておくことで、建築後でもスマート製品の後付けがしやすくなります」

キッチンやリビングで使用できるスマート製品も増えているため、どこで何を使うかや置き場所を事前に考えておくと良いでしょう。

スマートウォッチを充電しているコンセント

スマートホームではコンセントを多めに用意しておくことで、家電をより便利に使うことができる(画像/PIXTA)

スマートホームを安全に使うポイントは?

セキュリティー面を整える

サイバー攻撃対策としてセキュリティー面を整えることも大切です。
「スマート製品はアップデートを行うことでセキュリティーの穴を改善してくれているので、ソフトウェアを常に最新の状態にしておくことでスマートホームの安全も守ることができます。購入後にも最新の機能を取り入れることができるのは、インターネットに繋がる製品の強みです」

外部から攻撃を受けた場合にスマホで通知が来るシステムもあります。アップデートに関する情報は常にチェックしておきましょう。

電熱製品や検査規格外の製品は遠隔操作しない

「インターネットに繋いで遠隔操作を行うと危険な家電もあります。コタツやストーブなどの電熱製品は遠隔操作すると火事になるおそれがあるため注意が必要です。また、検査規格を通っていない製品も発火や漏電の危険性があるので使ってはいけません」

電熱製品であってもスマートホームで安全に使用できるようなつくりになっているものもあります。使用前に取扱説明書をよく読み、遠隔操作をして良い製品かどうかを事前にチェックしましょう。

こたつの中で眠っている猫

帰宅前に家の外からコタツやストーブなどのスイッチを入れておきたいと考える人は多いかもしれないが、スマートホーム専用の製品でない限りは危険が伴うため取扱説明書でも禁止と記されている(画像写真/PIXTA)

おすすめのスマート製品を部屋ごとに紹介

リビング

スマートリモコン

「スマートリモコンを使用すれば赤外線が出る家電を遠隔操作することができます。SwitchBot社製の『SwitchBotハブミニ』は複数の赤外線リモコンを一つにまとめることができるスマートリモコンです。エアコンやテレビ、照明などの家電をインターネットに接続し、外出先からでもスマホでコントロールが可能になります」

SwitchBotのイメージ

赤外線リモコンを「SwitchBot」のアプリにまとめて家電を一括管理できる。さらにスマートスピーカーと連携させればハンズフリーでの家電操作が可能に(画像提供/SwitchBot)

スマートディスプレイ

「Amazonが2022年3月に発売した『Echo Show 15』は、Amazon Alexaを搭載した15.6インチのスマートディスプレイ。壁掛けできることが特徴で、カレンダーやToDoリスト、メモなどを画面表示および管理することが可能になっています」

リビングの壁に掛けておけば家族で情報共有するための掲示板として活用できるほか、大きな画面で動画を見るという使い道もあります。さらに、設置したカメラを介してペットや就寝中の子どもの安全確認を行ったり、音声操作で料理のレシピを検索表示したりもできて便利です。

Echo Show 15のイメージ

家族一人ずつのプロフィールを作成すると、それぞれが自分用のカレンダー、メモ、お気に入りの音楽などを自動で操作できる(画像提供/Amazon)

スマートプラグ

「スマートプラグもリビングにおすすめのツールです。プラグにWi-Fi機能が備わっているので、コンセントに差して家電を接続するとスマホやパソコンから家電を操作できるようになります」

スマートプラグに接続できる家電には条件があります。電圧があまり高くない照明などと繋げて使用しましょう。

スマートプラグで接続された扇風機

スマートスピーカーと連携できるスマートプラグを使い、家電の音声操作が可能に(イラスト/今井夏子)

ロボット掃除機(Wi-Fi接続機能付き)

「Wi-Fi接続できるロボット掃除機は、私たちの暮らしを快適にしてくれる人気のスマート家電です。音声操作をしたり、外出先から遠隔操作で掃除をしたり、掃除の結果をチェックすることが可能です」

ロボット掃除機のイメージ

床の障害物を感知して避けたり、ゴミ捨てまで自動で行ってくれるモデルも登場している(画像/PIXTA)

ネットワークカメラ

「ネットワークカメラはホームセキュリティー目的のほか、高齢者やペットの見守りにも役立ちます。スマホやパソコン越しに様子を確認できるほか、スピーカーと連携させて呼びかけを行うことも可能になります」

ネットワークカメラのイメージ

ネットワークカメラを通じて鮮明な映像を見たい場合は画素数の高いものを選ぶと良い(画像/PIXTA)

玄関

スマートロック

スマートロックは離れた場所にいながら鍵の開け閉めを行うことができるツール。スマートフォンを介して操作を行うことができます。

「スマートロックには建築段階で扉に組み込めるタイプと建築後に後付けできるタイプがあります。ハンズフリー解錠やオートロック機能を設定すれば、家への出入りがより便利で安全なものになるはずです。さらに、開け閉めの履歴もスマートフォンで確認することができるので、子どもや高齢者が無事に帰宅したか確認する時にも役立ちます」

ハンズフリーでスマートロックの開錠をする男性

ハンズフリー開錠を使えば荷物で両手がふさがっていても開錠できて便利(イラスト/今井夏子)

キッチン

「冷蔵庫や電気調理鍋、コーヒーメーカー、炊飯器などインターネットに接続可能な調理家電が増えています。外出先から冷蔵庫の中身をチェックできたり、スマホを操作したり音声操作ができる電気調理鍋や炊飯器もあります」

キッチン家電をスマートフォンで操作する女性

キッチンにスマート家電を設置することで家事がより便利に。時短が叶い、忙しい共働きの夫婦にも人気(イラスト/今井夏子)

寝室

スマートカーテン

「スマートカーテンは寝室におすすめです。スマートリモコンやスマートスピーカーで操作し、設定した時刻にカーテンの開閉ができます。建築時に工事をして取り付けるタイプと、工事不要で後付けできるタイプがあります」

スマートスピーカーを使ってスマートカーテンを操作する女性

スマートカーテンは簡単に取り付けることができ、スマホのアプリやスマートスピーカーを通じて操作し、自動でカーテンを開閉することができる(イラスト/今井夏子)

スマートライト

「スマートライトはWi-Fiに対応した照明器具です。スマートスピーカーと繋げれば音声でスイッチの切り替えや明るさの調整をすることが可能です」

スマートライトのある部屋で音楽を楽しむ男性

スピーカーを搭載したスマートライトなら、光とともに好きな音楽を楽しむことができる(イラスト/今井夏子)

浴室

スマート体重計

「スマート体重計は、計測すると自動でスマホにデータが転送されて、専用アプリで確認することができます。アプリの中でデータを管理してグラフ化したり、健康状態をチェックできるので健康の維持増進に役立ちます」

スマート体重計のイメージ

測定したデータはクラウド上に保存されるため、携帯の機種変更をしても消えることはない(画像/PIXTA)

スマートホーム化に成功した先輩たちの実例を紹介

ここからは、スマートホーム化に成功した先輩たちのマイホーム実例を見ていきましょう。新築時にスマートホームを検討している人はぜひ家づくりのヒントにしてみてください。

【case1】子どもたちの安全を守る、こだわりのスマートホーム

長男の小学校入学を機に家づくりをスタートしたAさん。子どもたちを見守ってくれる最先端のスマートホームにしたいと考え、外出先から子どもの様子をスマートフォンで確認したり、遠隔操作で冷暖房や家電のオンオフをコントロールできる仕組みを取り入れました。
食卓テーブルに置いたスマートスピーカーを使って2階で遊んでいる子どもたちに「ごはんだよー」と呼びかけることもできます。また、スピーカーに向かって「いってきます」と言えば、家中の照明がすべて消えるという便利さ。10年後にも快適に暮らせる自慢の我が家が完成しました。

ダイニングから2階にいる家族を呼べるスマートスピーカー/注文住宅実例

スマートスピーカーはスマートホームの司令塔。子どもたちも使いこなし、家族のコミュニケーションがより豊かに(撮影/大矢直史)

この実例をもっと詳しく→
子どもたちを見守れる、強くて快適なスマートホームが完成!

【case2】帰宅前に暖房を点けておける暖かい我が家

それまで住んでいた賃貸の「子育てしにくさ」に気づき、家づくりを始めたKさん。人感センサーを搭載した空調システム機能をリビングに取り入れ、年間を通して快適に暮らせる住まいになりました。
外出する際はスマートフォンで遠隔操作をして帰宅する前に部屋を暖めておくことができ、冬場も寒い思いをすることはありません。また、人がいない時には自動で省エネ運転に切り替わるため節電にもなります。IoTを活用した最先端のシステムで快適な暮らしを楽しんでいます。

愛知県の注文住宅実例

最先端の空調システムを導入し、家族全員が心地よく過ごせるスマートホームになった(撮影/アラキシン)

この実例をもっと詳しく→
シアタールーム完備で夢をかなえた、家事効率の高い家

快適なスマートホームにするためのポイント

家族一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、快適な生活を実現できるスマートホーム。インターネットを使って遠隔地から家電の操作をしたり、介護が必要な家族の見守りをしたり、従来の常識にとらわれず私たちの暮らしがより豊かで便利なものになると期待されています。
そのためには、通信環境やセキュリティー面などに配慮することも大切です。インターネットが必要不可欠であるからこそ、関連したトラブルが発生することも想定した上で計画的に家づくりを進めていきましょう。

スーモカウンターに相談してみよう

「スマートホームにしたいけど、どうやって進めたらいいのかわからない」「建築会社はどうやって選べばいいの?」と思ったら、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまのご要望をお聞きして、そのご要望をかなえてくれそうな依頼先を提案、紹介します。
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取材協力/テクニカルライター 太田百合子さん

取材・文/佐藤 愛美(りんかく) イラスト/今井夏子