夫が勤務する会社の社宅で暮らしていたWさんは、3人目となる長女が誕生してから部屋が手狭に感じるようになり、注文住宅を建てることを決意したそう。広々とした水まわりや玄関にすることで、家族5人がゆったりと過ごせる住まいが完成! そんなWさんの家づくりについて聞きました。
客観的な視点から建築会社を紹介してくれるスーモカウンターへ相談
Wさんは、もともと夫が勤める会社の借上社宅に住んでいましたが、水まわりや玄関などのスペースが狭いことが不満だったそう。さらに3人目の長女が誕生したことを機に、ますます部屋が手狭に。家族みんなが快適に過ごせる暮らしがしたいと、注文住宅を建てることにしました。
「以前の住まいは玄関がすごく狭くて、家族の靴が重なっているような状態でした。バスルームも脱衣スペースが極端に狭かったりと、毎日ストレスに感じていました。家族も増えて収納スペースも足りなくなってきたので、もっと広さに余裕のある生活空間にしたいと思いました」(夫)
住宅展示場に足を運んだところ、それぞれのメーカーの特徴や良さを知ることができたものの、自分たちに合う会社かどうかという客観的な視点で判断できず、足踏み状態に。注文住宅を建てたばかりの友人に相談したところ、スーモカウンターを紹介されたといいます。
「ちょうど育児休暇中で平日動きやすかったので、私一人でスーモカウンターに行きました。アドバイザーさんは、まさに私たちが求めていた客観的な視点でアドバイスをくれました。『この建築会社さんはこういう強みがありますが、ここはちょっとネックかもしれません』というように、良いところと悪いところの両方教えていただけたので、とても信頼できましたね」(妻)
スーモカウンターのおかげで自分たちでは見つけられなかった会社に出合えた
耐震性や断熱性などの住宅性能とデザインとのバランスを大切にしたいという要望を伝えたところ、アドバイザーから6社を紹介され、そのうち4社と面談したそう。
「たくさん建築会社がある中で、自分たちでは見つけることができないような会社も紹介してもらえたので、探す手間が大幅に省けたと思います。ヒアリングシートもとてもわかりやすくて、自分たちにとっての優先順位も可視化されました」(妻)
面談したどの会社も性能とデザインのバランスが良く、どの会社にするか迷ったというWさん。最終的に依頼先の会社を決めたのは、営業担当者との相性が大きかったのだとか。
「アドバイザーさんが依頼先の会社の営業所長さんのことをよくご存じで、その方を指名して紹介してくれたのも安心できましたね。経験が豊富でデザインの提案力もある方だったので、納得のいく家づくりができました。今でも良い関係性を築けています」(妻)
無駄のない回遊動線を採用し、家事動線をコンパクトに
プランニングにあたり、生活動線にこだわったというWさん。玄関→LDK→バス・サニタリーをぐるりと回遊できる回遊動線に。リビングには吹抜けを設けて、開放感たっぷりの空間にしています。以前の住まいでは玄関や脱衣所などのスペースが狭くて使いづらかったことから、一つひとつのスペースをゆとりのある広さになるようレイアウト。その上で、スペースを無駄にせず、家族とのつながりを大切にできるよう、リビング階段に。その下は子どもたちのスタディーコーナーになっています。
「共働きというのもあって、できるだけ動線を短く、効率よく家事ができるようにしたいと思ったので、Instagramなどでいろいろな実例のアイデアを参考にしました。打ち合わせのときにイメージに近い実例画像を担当者さんに見せながら相談しました」(妻)
収納スペースもたっぷりと確保するだけでなく、使いやすさも重視。使用頻度の高いものはオープン収納に。ダイニングキッチンの収納スペースには、調理家電や掃除機などはあらかじめ置く場所を決めてからコンセントを設けているので、スッキリとした空間にまとまっています。
「小屋裏収納もあるので、アウトドア用品やスーツケース、布団などかさばるアイテムはそこにまとめて収納しています。まだスペースに余裕があるので、そこでひとり時間を過ごすことも。隠れ家的な感じで落ち着くので、気に入っています」(夫)
広々とした居住空間を実現し、家族がゆったりと過ごせるように
性能×デザインのバランスが良く、広々とした住まいでの暮らしがスタートしたWさん。早速、性能面で重視した断熱性の高さを実感しているそう。
「2024年5月に入居したばかりですが、夏の冷房効率が良くて驚きました! 以前は、夏に外出先から帰宅したら部屋がものすごく暑かったのですが、今の家はそこまで暑くならないですし、エアコンを入れればすぐに室内が快適な温度になるのでうれしいですね。
年齢を重ねても飽きのこないデザインにしたかったので、インテリアはシンプルにまとめて、キッチンやダイニングテーブルもダークカラーをセレクト。かっこいい雰囲気になって気に入っています」(妻)
そして、家族が並んで靴を履けるほど広い玄関スペースは夫のこだわり。
「家族で出かけて帰ってきたときの渋滞を回避する玄関を目指したので、とても満足しています。以前は玄関が狭くて窮屈だったので、快適ですね」(夫)
妻のお気に入りは、2階のフリースペース。現在は子どもたちのプレイスペースとして使っており、絵本やおもちゃがズラリ。1階で家事をしているときも、吹抜け越しに気配を感じられるので安心なのだとか。
「本が好きなので、ここで子どもたちと一緒に絵本を選んで読み聞かせをしたりしている時間がとても幸せですね」(妻)
開放感たっぷりの広々とした住まいを実現したWさん。生活空間にゆとりができたことで、家族みんながゆったりと過ごせるようになり、穏やかな日々が続きそうです。
取材・文/金井さとこ 写真/菊田香太郎
- DATA
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土地面積 119.31㎡ 延床面積 114.46㎡ 建築費 3000~3500万円以内 間取り 3LDK 世帯構成 夫(40代)妻(30代)長男(8歳)次男(6歳)長女(2歳)
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