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スーモカウンター注文住宅のサービスをご利用いただいて建てたお住まいの
実例を中心に、注文住宅のノウハウをご紹介します。

単身赴任から戻った夫の、念願の3階建てマイホーム

Hさん宅の注文住宅実例

名古屋市内の賃貸マンションで暮らしていたHさんファミリー。夫は計6年間単身赴任を経験し、「名古屋に戻ってきたら家を建てよう」と考えていた。一方で妻は、小学生の2人の子どもの生活を考え、「今のままでもいいのでは」と迷いがあった。

中古や建売も検討しつつ、まずは土地探しを開始

これまで、名古屋市内の利便性のいい立地にある賃貸マンションで暮らしていた、仲良し4人家族のHさん。夫は東京都静岡県で計6年の単身赴任を経験。毎週金曜の夜に自宅マンションに戻り、週末を妻や小学生の元気な子どもたちと家族そろって過ごす生活だった。

2021年7月、単身赴任を終えて名古屋市に戻ることになった夫。
「育ち盛りの子どもたちにとって、住んでいた賃貸マンションは狭かったと思います。心の中ではずっと、単身赴任から帰ったら家を建てようと考えていました。できたら自分の部屋も欲しいなと。また、以前は収納スペースが少なかったので、単身赴任時代の持ち物が収まらないという困りごともありました」と、当時の思いを話す。

Hさん宅の子ども部屋/注文住宅実例

3階にある南向きの2室が子どもたちの部屋。小学4年生の長男は自室で勉強に集中できるのでうれしそう

一方で妻は、「子どもが小さい頃は落書きなどをしてしまうでしょうから、新築はもったいないと考えていました。そして子どもたちが大きくなってみると、今度は家を建てるよりも教育費に回した方がいいのではと思うようになって。何より、子どもたちが生まれたときから過ごした学区には親子ともに友達が多く、なじみがありました」と、新築や引越しには消極的だった。
そこで夫は、住んでいる学区内に中古の家を買って改築することも視野に入れるように。並行して、居住区からあまり離れない場所で土地探しも始めた。

ところが、自分たちの希望条件に合う物件は、なかなか見つからなかった。
「居住区では気に入った物件が見つからなかったため、建売住宅も見学しましたが、天井が低い物件で、狭く感じられたんです。私たちは夫婦共に、一軒家で育ったものですから、住まいには広さや開放感を求めます。やはり、思うように新築したいなと考えるようになりました」と夫。

Hさん宅の玄関

南向きの明るい玄関は、突き当たりにある北側の階段の上からも光が差し込み開放的。土間を上がって右側の扉を開けるとファミリークローゼットになっている

「人生の転機」と考えて、学区外の土地を購入

マイホームの夢を叶えようと奮闘する夫を見て、妻の気持ちは動いた。
「夫の年齢はすでに50代半ばで、この先、年齢的に住宅ローンが組みにくくなることは想像ができました。引越すことになると寂しいけれど、今が人生の転機なのかもしれないと、私も考えを変えることにしました」

その頃、居住区に隣接したエリアに、広さや立地の面で気になる土地が見つかった。

「ここなら、引越してからも子どもたちの習い事を続けられるかも……と検討を始めた途端、土地の仲介会社から『売れてしまいました』と連絡が入って、ガックリ」と妻。

「子どもが成長したのだから、習い事は一区切りするタイミングでもある。今の住まいからは少し離れても、次回は迷わず決めよう」と気を引き締めると、この仲介会社は、新たに住まいから5kmほどしか離れていないエリアの土地を紹介してくれた。

Hさん宅の本棚/注文住宅実例

以前の住まいから持ってきた棚をリビングとダイニングの間に置き、家族の本棚として活用

「見に行くと、そこは静かで暮らしやすそうな住宅地でした。名古屋市内でもある程度土地勘があり、通勤や通学に便利な駅近で、子ども2人に部屋を与えてあげられるような広さの土地……となると、予算内ではなかなか見つかりません。しかも、南向き。今度はすぐに、『ここに決めよう!』と決断しました」と夫妻。
106㎡の土地の購入を決めたのは、2021年12月のことだった。

Hさん宅のセカンドリビング/注文住宅実例

1階の玄関を入ってすぐの洋室。現在は知人に上がってもらう「第二のリビング」として重宝。南向きの窓のシャッターは電動で開閉できる

スーモカウンターで家づくりに関わる法律や制度を学ぶ

12月中にHさん夫妻は、商業施設内にあるスーモカウンターを訪ねた。

「ショッピングの合間に、ふらりと立ち寄りました。実は、スーモカウンターがどんなところか知らずに、『ここで間取りの相談に乗ってくれるんですか?』と軽い気持ちで聞きに行ったんです。するとアドバイザーさんが、『いいえ、こちらでは建築会社さんをご提案します』と、にこやかに教えてくれました。土地を契約した仲介会社は、系列の建築会社を紹介してくれていたので、漠然と、そこで建てるものだと思い込んでいましたが、実際は、建築条件がない土地を買っていたので、建築会社を自由に選んでもいいんだ!と、改めて気が付きました」と、妻は当時を振り返る。

夫が、すでに契約した土地や予算、家族構成のことを話し、「この土地の広さや形状、制限を考慮して、最大限有効活用するための提案をしてくれる建築会社があれば知りたい」と伝えると、アドバイザーはまず、家づくりに関わる法律や制度について、一から教えてくれた。
「日影規制や税制優遇制度、民法、がけ条例、3階建て住宅に適用される間取りや高さの規制など、知らないことばかりで驚きました。アドバイザーさんから聞いた知識は、その後も、建築会社さんと打ち合わせをする際の基礎知識になりました」と夫。

Hさん宅のダイニングキッチン/注文住宅実例

ダイニングキッチンはダークブラウンでまとめて落ち着いた印象に

Hさん宅の手作りの掛け時計/注文住宅実例

ダイニングや子ども部屋にある竹細工の掛け時計は、妻の母による手づくり

Hさん宅のパントリー/注文住宅実例

キッチンの背面にある広めのパントリー。妻が仕事から帰ったらすぐに支度できるよう、食料品のほか調味料などを常備

そしてアドバイザーは、鉄骨系の家づくりも手掛ける大手建築会社2社と、木造の家づくりをする中規模の建築会社、地域密着系の建築会社という4社を提案した。

「土地購入時に、仲介会社のモデルプランをもとに住宅ローンを組んでいたこともあり、鉄骨系の家は無理だと思っていました。でもアドバイザーさんのお話を聞いて、建築会社によって価格帯はさまざまだということがわかりました。それぞれの会社の強みなどを聞き、せっかく提案していただいたので、4社のモデルハウスを見て話を聞いてみようと思いました」と夫。
早速、アドバイザーが各建築会社に打ち合わせのアポイントを入れた。

Hさんたちは、スーモカウンターを訪ねる前に自分たちで住宅展示場を見学して、別の建築会社からも話を聞いていたという。
「ちょうど同じタイミングで、そちらからも熱心に電話がかかってくるようになり、4社を訪問する前に悩みはじめて……。次第に、いくつもの会社からもお話を聞くのが申し訳ない気持ちになったので、アドバイザーさんに電話をして、相談したことがあります」と妻。

するとアドバイザーからは、「そちらの建築会社さんからもお話を聞きながら、ご提案した4社にもぜひ行ってみてください。熱意と経験のある担当者さんばかりですよ」と言われた。

それを聞いて安心した2人は、4社との打ち合わせへ。
「スーモカウンターさんのご紹介だからか、良い担当者さんばかりで感激しました。特に、鉄骨系の家づくりをする2社の担当者さんは素晴らしく、そのうち1社は、私たちに2名の担当者さんが付いて詳しく説明してくれました」と振り返る。
建築会社を訪問した後は、その都度、アドバイザーに電話して感触を報告していたという。

Hさん宅のリビング/注文住宅実例

2階にあるリビングの引き戸を開けると洗濯室があり、ベランダまで回遊できるため、洗う・干す・取り込むという作業がスムーズ。防犯面も考え、窓には開閉が便利な電動シャッターを取り付けた

3階建て専用のプランがある鉄骨系の建築会社に決定

打ち合わせを経て、「この土地で、4人家族用にある程度の部屋数を確保するとなると、上に階数を重ねた方がいい。自分の部屋もつくりたい。そうなると3階建てになるから、鉄骨系の家を建てよう」と考えるようになったという夫。

Hさん宅の外観/注文住宅実例

3階建てのスマートな戸建て。外壁は塗り替えなどの将来のメンテナンスを考慮して磁器タイルにした

Hさん宅の太陽光発電システムタッチパネル/注文住宅実例

家中の電気の流れや、太陽光発電システムによる発電量と売電量などがわかるモニターをリビングに設置

2名の担当者が付いて鉄骨造で提案してくれた会社には、3階建て専用の住まいのプランがあった。「豊富な知識で、わが家に合った3階建てのプランを最も熱心に考えてくれた」と夫妻は感じた。また、省エネルギー住宅に興味があった夫は、この会社が提案してくれた太陽光発電システムにも満足している。

検討の結果、2名の担当者が付いてくれた会社の鉄骨造の家にすることを決め、2022年1月末に契約。ほかの3社には、スーモカウンターのアドバイザーからお断りの連絡を入れてもらった。
「初回の訪問以来、アドバイザーさんとはメールや電話によるやり取りでしたが、建築会社さんが決まったときには、お礼を言いに行きました」と夫妻。

家事を助ける効率的な間取りで、忙しくも充実した暮らし

2022年7月末に新居が完成し、子どもたちが夏休み中の8月に引越しをした。

「戸建ては完成までに1年かかると聞いたことがありますが、ユニット工法の建築会社だったからこそ、工期に遅れがなく、約半年で家が建ちました。早く完成すればその分、住んでいた賃貸マンションの家賃が浮くので、早い方がいいですよね」と夫妻は喜ぶ。

完成したのは、2階にある南向きのリビングに明るい光が差し込む3階建ての住まい。週末はリビングに家族が集まって過ごすことも多いという。

妻は採光と風通しを考えて、プランニングの際、各部屋の2方向に窓を設置した。2階のリビングは南と西、長男の部屋は南と東、長女の部屋は南と西、1階の夫の部屋は北と東という具合で、皆が快適に過ごすことができる。

インテリアのポイントは、モデルハウスで見て以来、妻が「これにしたい!」とこだわった、折り返しのあるスケルトン階段だ。

Hさん宅の階段/注文住宅実例

明るくスタイリッシュな印象のスケルトン階段。2階から3階へ向かう途中に、採光のために縦長の窓をつけた

「モデルハウスで、3階から1階まで光が差し込む様子を見て憧れ、わが家も2階から3階へ上がる部分に窓を取り付けました。段板が三角形になる回り階段よりも、途中に踊り場がある折り返し階段の方が、足を踏み外す心配が少なく、子どもにも高齢者にも安全なのではと考えて、こちらにしました。これだけは譲れないポイントでした!」と、妻は笑顔で話す。
実際にでき上がってみると、スケルトン階段は開放感があり、光が差し込むと広く見えることもうれしかったという。

念願だった夫の部屋は1階奥に設置。ただ、子どもたちの気配を感じられる3階の洋室への移動も検討中だ。

Hさん宅の洋室/注文住宅実例

夫は3階の洋室を書斎にすることも検討中。「子どもたちがしっかり勉強しているかどうかの見張り役に(笑)」とのこと

自分の部屋ができた子どもたちに感想を尋ねると、勉強を頑張っている長男は「部屋が広くてうれしい。勉強に疲れたときに、すぐに眠れるのがいいです」とのこと。

長女は「ピアノの練習がたくさんできます。それに、部屋にお友達を呼ぶことができるようになりました」と話す。

Hさん宅の子ども

念願の個室でピアノの練習に励む小学3年生の長女。持ち物が増えることを見越して、兄の部屋よりクローゼットが広めの部屋を選んだ

新築後、妻は15年ぶりに会社勤めを始めた。夫のローン返済をサポートし、子どもたちの教育費を蓄えるために奮闘している。フルタイム勤務なので家事は時短重視だが、新居の間取りに助けられているという。
「浴室は1階にあるのですが、2階のリビングの隣に洗面室兼洗濯室を設けたことで、干して畳む作業がとてもラクです。3階のベランダをつけたことも良かったですね。その分、価格は上がりましたが、外観が良くなるだけでなく、ベランダが屋根になり、急な雨に降られても、2階に干した洗濯物が濡れないので」と話す。

また、早朝の家事の合間に、静かなリビングでオンラインの講座などを見て、「朝活」する時間が活力になっているという。

Hさん宅の洗濯室/注文住宅実例

リビングに隣設する洗濯室。夜間に洗濯機を回しても1階や3階に音が響かないので、気兼ねなく家事ができる

当初は、スーモカウンターのサービスをよく知らず、偶然立ち寄ったというHさん。
「アドバイザーさんのご提案のおかげで、本当に素晴らしい建築会社さんと巡り合うことができました」と感謝を口にする。

スーモカウンターの効果的な活用方法を尋ねると、「『建築会社の人から住まいの話を聞くのは初めて』という人が多いでしょうから、私たちのように、各社との打ち合わせの前に、知識や情報を得るためにスーモカウンターへ出かけてもいいのでは。アドバイザーさんは、家づくりのことなら何でも教えてくれるので、気になることはどんどん質問や相談をするといいと思います!」とのことだった。

Hさん宅の水栓/注文住宅実例

玄関横の水栓は、花の水やりや子どもの靴を洗うときなどに活躍。ゴールドのおしゃれなタイプをセレクトした

取材・文/倉畑桐子 写真/アラキシン

DATA

Hさん宅の外観/注文住宅実例

建築会社 セキスイハイム中部株式会社
土地面積 106㎡
延床面積 130.47㎡
建築費 3900万円台
間取り 5LDK
世帯構成 夫(50代)妻(50代)長男(10歳) 長女(9歳)

Hさん宅の間取図

スーモカウンターで受けたサービス
カウンター店舗 スーモカウンターららぽーと名古屋みなとアクルス店
紹介された建築会社数 4社
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