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2社の建売住宅を見学し、「もっと情報が欲しい!」と思うように
結婚以来6年間、岐阜県内の賃貸の一戸建てに住んでいたKさん夫妻。住まいは3LDKだったものの、現在の6割程度の広さだったため、三姉妹に恵まれてからは手狭に感じていた。また、夏は暑く、冬は寒いことも気になった。そこで、長女の小学校入学前のタイミングで新居での生活を始めるため、家づくりへ動き出した。
「モデルハウスの家は大きくて立派すぎると思っていたので、地元の生活情報誌で知ったハウスメーカー2社の建売住宅を見学に行きました。注文住宅は高いというイメージがあったので、当初は建売しか考えていませんでした」と夫。
リーズナブルな価格帯の建売住宅を販売する1社目では「手ごろな値段でも家が手に入りそう」という印象。デザインを重視して見学した2社目では、「おしゃれな家はそれなりの値段がするな」と思ったという。
「ほかにはどんなタイプの家があるんだろう。もっと情報が欲しい」と考え始めたころ、イオンモールに遊びに行くと、スーモカウンターが目に留まった。
「そういえば、情報収集にはこういうところも使えるなと思い、予算も含めて相談してみることにしました」と夫妻。
連れていた三女をキッズスペースで遊ばせながら、話を聞いてみることにした。
家づくりの流れや諸費用のことなど、発見の連続
スーモカウンターでは「自分たちが知らない業者が、こんなにあるのかと驚きました」と夫妻は口をそろえる。「注文住宅の話を聞き、予算内で希望がかなうのならと、建売ではなく注文についても考え始めました。当初は建売も扱っている会社かどうかも気にしていましたが、次第に、自分たちの希望の全ては建売ではかなわないことがわかり、勉強になりました」
「土地探しを含めて家づくりの流れがわからなかったので、初めに順序を整理してもらえて安心しました」と妻。
夫は「大手ハウスメーカーや地元の工務店など、建築会社の大まかな分類や特徴を把握することができました。思ったより諸費用がかかることも、最初に知っておいてよかった点です。諸費用の一部は現金で必要だということも、事前に聞いていたので、後から慌てずにすみました」と話す。
「私たちが最初にアドバイザーさんに伝えたのは、その会社が耐震性を重視しているか、予算内で建てることができるか、ということでした。事前に手ごろな建売を見ていたので、当初、予算は土地代込みで 2000万円台くらいかな、と。増えても3000万円くらいと思っていたので、そうお伝えしました。すると、ローコスト住宅を中心に6社を紹介してもらえました」
6社中3社にアクションを起こすが、もどかしさが募る
後日、紹介された6社のホームページを見て特徴をつかみ、そのうち3社と打ち合わせをした。
「1社目は、見積もりが予算よりも高く、2社目はレスポンスに時間がかかる点が気になりました。そして3社目は、プランを出してくれるものの担当者との相性なのか、うまくこちらの要望が伝わらないのが、もどかしくて…」
夫妻が各担当者に伝えたのは、予算や耐震性のほかに、キッチンから見えるところに勉強スペースをつくること、キッチンのそばにパントリーをつくること、メモ書きや写真を貼ることができるホワイトボードを設置すること、2階に室内干しスペースをつくることなどだった。
「僕は、こちらが希望する仕様が設計上不可能というなら、その理由を理論的に説明してほしいという性格で、なぜ要望が通らないかの説明に納得できなかったんです」と夫。
夫妻は再びスーモカウンターのアドバイザーを訪ね、アドバイザーにこれまで紹介された会社での経緯と、提案に納得できない理由を伝えた。
そして「予算重視ではなく、こだわりを重視して会社を選び直したい」との思いを話した。
家づくりの条件・予算を見直して新たに2社と面談
Kさん夫妻は「一生ものの家づくりをするのだから、予算ばかり重視するのはやめて、納得できる住まいを手に入れたい。大切なのはコストパフォーマンスだ」と考えるようになっていた。そこで、「初めの6社よりグレードを上げた、こだわりの会社を紹介してほしい」と希望した。
そこでアドバイザーが、新たに2社を紹介。「特にそのうちの1社は、『住宅を科学する』というモットーがあり、私たちに合いそうだと言われて、ピンときました」
早速、その1社に打ち合わせを予約。「他社での打ち合わせはヒアリングから始まりましたが、そこはスタートから違いました。対応してくれた営業担当兼代表の家づくりの話は、初回からスッと腑に落ちましたね」と夫は笑顔で話す。妻も「担当の方がホワイトボードを使って説明してくれたので、大学教授の講義を聞いているみたいで、楽しくて…」と続ける。
設計プランを出してもらうと、「一度でピッタリ、想像どおりの間取りでした! LDKの勉強スペースやピアノを置く場所、パントリーなどがきれいに収まっていました」
「この会社と家づくりをしよう」と心はほぼ決まっていたが、スーモカウンターのアドバイザーに「各社の見積もり」のチェックをしてもらいに3度目の訪問。第三者の目線で見積もりを確認してくれることに、頼もしさを感じたという。
心に決めた1社の見積もりを見たアドバイザーが「なるほど」と納得するのを確認し、安心したKさん夫妻。
後日契約が成立し、アドバイザーに報告の電話をすると、「やはりそうですよね、おめでとうございます」と言ってくれた。「それを聞いて、やっと出合うべき会社と出合えたんだと。喜びが込み上げました」と夫。他社へはアドバイザーが断りの電話を入れた。
並行して土地探しも行っていたKさん夫妻。土地勘があり通勤に便利な市と隣接する市を周って探していたところ、通勤に便利な市に気に入った区画が見つかり、購入した。
アイデア満載の建築会社と意見を出し合った家づくり
息ピッタリの会社との家づくりは、「打ち合わせも、基礎工事や棟上げなどの家が出来上がっていく様子も楽しかった」と夫妻は振り返る。
「担当者が、自分たちの要望に、さらにアイデアをプラスして取り入れてくれました。子どもたちの勉強スペースの前には採光のための窓とホワイトボードを取り付けて、本棚まであります。ロフトや玄関などについてもさまざまな提案があり、夢が膨らみました」と夫。
「次までにこれを決めてきてくださいと言われると、宿題を出されたようでワクワクしました。子どもたちが寝てから、二人であれこれ話し合いましたね」と妻。
重視していた耐震性については、構造計算書を毎回受け取って確認。「きちんと計算されているな」と感じられたという。「制震テープの使用を提案してもらい、コストを抑えながら制震性を高めることもできました」
また、見積もりを元に、夫が費用をエクセルにまとめ、少しでも削れるポイントがないかを計算した。「打ち合わせでは金額がアップしがちだったので、気をつけていたんです。でも、話してみるとどの仕様にも価値や理由があり、削れない費用だと納得しました」。積極的に提案したり疑問をぶつけたりしたことで、家への思い入れはますます深まった。
楽しく家づくりできた1年間にも大満足
完成した家の住み心地は「素晴らしすぎます!」と話すKさん夫妻。三姉妹は勉強スペースのあるLDKにいつも集まっているとか。「子どもたちがのびのび遊んでいる姿を見ると、うれしくなります」と目を細める。
夫は「考え抜いた家であるだけにとにかく快適。気密性が高いので冬も暖かく、窓ガラスに結露がないことに驚きました」
妻も「パントリーやファミリークロゼット、玄関収納など収納が多いので、家の中が片付きやすく、家事がしやすいです」とうれしそうな様子。育休明けの職場復帰も安心だ。
「最初にスーモカウンターを訪れてから1年という長丁場でしたが、考えの合う担当者と一緒に楽しく家づくりができたことで、非常に満足しています」という夫妻。
妻は、「他社の担当者とのコミュニケーションがうまくいかず不安を抱えたときに、カウンターのアドバイザーさんに話を聞いてもらったことで、気持ちがすっきりした覚えがあります」と話す。
「家づくりの流れがわからなかったり、建築会社や土地選びの決め手がなかったり、何らかの不安がある人には、中立的な立場からの意見が必要なのでは。無料で気軽に相談できますから、やはりスーモカウンターはオススメですね」と夫も続ける。
妻の育休明け前で、長女の小学校入学前のタイミングに、しっかり間に合ったKさんファミリーの家づくり。これから始まる、暮らしやすくのびのびできる家での第二章が楽しみだ。
取材・文/倉畑桐子 写真/本美安浩
- DATA
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土地面積 216.63m2 延床面積 132.91m2 建築費 2500万~3000万円以内 間取り 3LDK 世帯構成 夫(30代)妻(30代)長女(6歳)次女(4歳)三女(2歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 紹介された建築会社数 8社 受けたサービス 個別相談
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