注文住宅を検討するための判断軸がわからず、スーモカウンターへ
築30年以上の賃貸マンションに住んでいたAさん。設備も古かったこともあり、日々使いづらさを感じていたそう。また、長男が筋肉に障害があってマンションの階段の登り降りの負担が大きくなってきたことや、2人目の子どもが生まれたことをきっかけに、夫の実家の隣にある土地に家を建てることに。
「とりあえず近くにある展示場を見に行ってみて、住宅メーカーの担当者の話を聞いてみたのですが、何をどう決めていったらいいのかわからず、予算すらも検討もつかなかったので、仕事の合間にスーモカウンターに立ち寄りました。希望する予算や条件を伝えると、アドバイザーの方から建築会社を4社紹介してもらいました」
スーモカウンターからの紹介以外の会社と合わせて6社から検討することになり、予算、プランの希望など同じ条件で相見積もりを取った。
「長男が小学校入学前に家を建てたいと考えていたので、引渡し時期はマスト条件でした。6社のうちカウンターから紹介された2社で迷いましたが、金額的な面と、延床面積が広く取れるプランを提案してくれた提案力で依頼先を決めました」
ランニングコストを抑えたバリアフリーの平屋プランに
「長男が筋ジストロフィーという筋肉の病気で車椅子を使うことだけでなく、自分たちの将来を考えてバリアフリーの平屋のプランに。家の中は全て引き戸にして、子どもがドアに手を挟む心配も少なく、車椅子でもスムーズに移動できるようにしました。また、日々のランニングコストやメンテナンスについても考えて、太陽光発電、オール電化を採用し、外壁はシーリングレス(コーキングレス)でメンテナンスフリータイプを選ぶなど、ランニングコストを抑えられるものに。太陽光発電やオール電化にした理由には、万が一の災害に備える意味合いもあります」
スキップフロアで収納をたっぷり確保
家族がみんな顔を合わせる動線になるよう、夫が間取りのアウトラインを決め、それをベースに建築会社とプランを詰めていった。
「依頼先はスキップフロアが得意で、施工事例ではスキップフロアはロフトにするプランが多かったのですが、将来を考えると荷物を上に置いておくのが億劫になるのではと考え、スキップフロアの下部分を収納に。階段上の主寝室も段数が少ないため、将来的にも負担が少なくなるよう配慮しました」
妻のこだわりであるキッチンは、玄関からダイレクトアクセスができ、LDKを回遊できるプランに。
「来客があったときに、リビングに行くまでにキッチンの脇を通ると見えてしまうのが嫌だったので、キッチン横に引き戸を設けてキッチンが見えないよう工夫しました」
引き戸を開ければLDKを回遊でき、動線がスムーズに。玄関のすぐ横にキッチンがあるため家族の出入りもわかる安心感も◎。
子ども部屋はカラフルで個性的な空間にして、遊び心をプラス
家全体は白とダークブラウンをベースにした飽きのこないシンプルなデザインにしたというAさん。全体的にシンプルなデザインにした分、個室はカラフルにして遊び心をプラス。
「建築会社からの提案で、子ども部屋はそれぞれ壁紙や床の色を変えて個性を出しました。同じような間取りでも、カラーを変えるだけで印象がガラリと変わりますね」
子どもたちが伸び伸びと遊べたり、できることが増えて暮らしが快適に
先々のライフスタイルの変化を見据えたフレキシブルなプランを実現した家は、住み心地も抜群だ。
「今の住まいになってから、子どもたちが家の中を走り回ったり、伸び伸びと楽しそうに遊んでいる姿が見られるようになりました。また、以前はキッチンやバスルームなども狭かったので、設備も最新のものになって快適になったことで、できることがいろいろと増えましたね」
また、断熱性が上がったことや、オール電化にすることでガスの基本料金がかからなくなったこと、太陽光発電による売電分などにより光熱費を大幅に抑えることができ、家計にもやさしくなった。Aさんはバリアフリーの安心な住まいで、日々のランニングコストを抑えながら快適な暮らしを楽しんでいる。
取材・文/金井さとこ 写真/和田真典
- DATA
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土地面積 約328㎡ 延床面積 約109㎡ 建築費 2500万円 間取り 4LDK 世帯構成 夫(40代)、妻(30代)、長男(6歳)、長女(2歳)
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