二人で住んでいた以前の賃貸アパートが、長女の誕生以来狭く感じられ、室内にある段差なども気になるようになったというMさん夫妻。妻の育休中に「本格的に家づくりを進めよう」と、まずはスーモカウンターを訪ねることにした。
借入額の確認と建築会社を知るため、スーモカウンターへ
令和元年6月に長女が誕生したことが、家づくりを考える原動力になったと話すMさん夫妻。「それまでの賃貸アパートは、二人で住むには十分でしたが、これから成長していく子どもと暮らすことを考えると、やはり手狭に感じました。また、間取りが使いにくく、広さを活かせていませんでした」と夫。
5年間住んでいた以前のアパートは、横に長い間取りの3LDKで、「ソファを置く場所がなかった」という。家族が増え、ソファを置きたかったというMさん夫妻は、理想の間取りについてよく考えてみることに。
また、早めの職場復帰を考えていた妻は「育休中にマイホームをつくろう」と決意。「娘が活発に動くようになると、打ち合わせもしづらくなるでしょうから、まだ赤ちゃんでいる間に家づくりを進めようと思っていました」と計画的だった。早速、お互いの職場からも近い、愛知県丹羽郡扶桑町、江南市、犬山市周辺で土地を探し、建築会社を検討することにした。
よく行くショッピングモールに、スーモカウンターがあることを知っていたMさん夫妻は、「家づくりのことが何かわかるかも」と考え、その年の10月、相談に訪れた。
Mさんはカウンターの訪問前に、インターネット上でローンの借入額の試算をしていた。「カウンターでは、さらに詳しく、私たち夫婦はどのくらいの金額で、どのくらいの広さの土地に、どんな家が建てられるのか、そういった目安を聞きたいと思っていました」と夫。
また、「どんな建築会社があるのかを知る」というのも大きな目的だったという。
妻は片付けや収納が好きだったことから、「収納がたくさんある家が欲しいと考えていました」と話す。「当初は建売も考えましたが、自分たちが思ったところに収納がないのは、ストレスに感じると思い、そうなると注文住宅なのかなと思っていました」
夫も「金額的に大丈夫であれば注文住宅がいいと思っていました」と続ける。
カウンターのアドバイザーによるローンの試算は、Mさん夫妻のインターネット上の試算とほぼ同じで、予算の目安が明確になった。
アドバイザーの紹介で、経験豊富な営業担当者と出会う
スーモカウンターのアドバイザーには、希望するエリアと、「木造の家がいい」という要望、理想のデザインのイメージなどを伝えた。
すると、アドバイザーは、各建築会社の家づくりの価格帯や得意とするエリア、デザインの雰囲気などから、7社の資料を用意した。
「自分たちが知らない建築会社ばかりでしたが、中でも、ピンときたのは3社でした」とMさん。そこで、アドバイザーが3社にアポイントを取り、後日、Mさん夫妻は3社との打ち合わせに出向いた。
「そのうちの、地域に密着した1社は、特に営業担当者さんとの相性がいいと感じました」と振り返る。
「私たちの営業担当者さんは、知識や経験があり、話がわかるベテランの方でした。こちらは迷いながらの家づくりだったのですが、土地の決定や間取りのプランなど、どれも待ってくれて、じっくり話を聞いてくれたのが嬉しかったですね」と夫。
また、間取りを考える際、「何十年先、お子さんが巣立ってからのことも考えましょう」と営業担当者から言われたことが印象的だったという。
「当初は、子どもの成長を見越してリビング階段をつけたかったのですが、間取り上、諦めることになりました。でも営業担当者さんが、『リビング階段がなくてもお子さんを見守ることはできます。家族が帰ってきたらすぐにわかるように、キッチンに小窓をつけたらどうですか』と提案してくれて。子どもに限らず、玄関に出入りがあったら、キッチンからわかるようになり、長い目で見てとても良かったです」と話す。
まだ生後間もない長女を連れて打ち合わせをしていたMさん夫妻にとって、「子どもが巣立った何十年先まで考えた家づくりを」というアドバイスは新鮮なものだった。
現場ともコミュニケーションをとり、順調に家づくり
打ち合わせを重ね、営業担当者との相性がいいと感じた1社との家づくりを決意。希望エリアに気に入った土地も見つかった。
各建築会社との打ち合わせ後には、スーモカウンターのアドバイザーから毎回電話があり、報告していたというMさん夫妻。
「建築会社を決めた報告の際は、アドバイザーさんも喜んでくれて嬉しかったです。ほかの2社には、アドバイザーさんからお断りの連絡を入れてもらいました」
間取りのプランは主に夫が考案し、外壁の色などのデザイン面やクロスをはじめとする内装は妻が選ぶというように、分担して家づくりを進めた。
夫は趣味のパソコンを駆使して、自宅で間取図をつくっていくなど熱心に取り組んだ。さまざまな間取りを見てストックした案を豊富に盛り込んだという。
「洗面台は、玄関を入ってすぐのホールに設置することで、脱衣所が広く使えるようになる」などといったアイデアが満載だ。
「建築会社さんとは、10回くらい打ち合わせを重ねました。娘はまだ生後半年ほどでしたが、営業担当者さんが『泣いたりすることを気にせず、必ずお子さんを連れてきてください。家族みんなの家づくりなのですから』と言ってくれて、嬉しかったです」と夫妻は話す。
令和2年3月に着工、6月に完成というスムーズなスケジュールで家づくりが進んだ。
「家ができあがっていく様子を、仕事帰りに、ほぼ毎日のように見にいっていました」という夫。
「『今日はコンクリートを打っているな。基礎ができてきた』『上棟して、いよいよ家が形になってきたな』などと、日々見守るのが楽しかった。それに、現場監督も職人さんも、とてもいい人たちだったんです」と話す。
「家づくりの途中、現場監督に、『コンセントの位置をずらしたい』と相談したことがあったんです。すると『今の段階ならまだ大丈夫ですよ』と、快く変更に応じてくれました。リビングやキッチンの収納の棚なども、作業の途中でお願いして増やしてもらいました」と夫妻は振り返る。
共働きの夫妻が快適に暮らせる、効率的な間取り
Mさんが考え抜いた自慢の間取りは、家事効率と収納力が抜群。
妻は産後1年で職場に復帰し、仕事に育児に忙しい毎日だが、「玄関収納やリビングの収納、キッチンのパントリー、トイレの棚など、あちこちに物が収まるスペースがあるので、スッキリと片付けられるので快適です」という。
また、キッチンとダイニングテーブルが横並びになった配置も、妻の希望を取り入れて夫がプランニングしたものだ。
「ぐるりと回らずにキッチンから出られるので、食事の用意の際も動線が短くてラクです」と話す。
ダイニングにはスタディコーナーがあり、現在は妻が書き物などをするスペースとして活用。「娘が成長したら、目が届くリビング学習の場所として役立てたい」と考えている。
リビングに併設の小上がりになった和室は、夫妻共に気に入っているスペース。子どもを遊ばせたり、洗濯物を畳んだりと大活躍だ。一角には掘りごたつになったワークスペースもつくったので、夫は「テレワークのときは、ここに腰掛けてパソコンができます」と話す。
また、「共働きで日中は外に洗濯物を干せないから」と、部屋干し用のバーを各所に設置した。ベランダの他に脱衣所や小上がりの上部、寝室にも設置してあり、「タオルや洋服など、それぞれ、片付ける位置が近いものを干せるようにしました」という工夫も。
元気な長女との暮らしで、注文住宅の良さを再認識
「現在では子どもが歩き回れるようになり、改めて、アパートから引越して戸建てを新築してよかったと感じています」と夫。完成した家は広々と使え、家族皆で満足しているという。
「家づくりは一生に一度の大きな買い物なので、何度も打ち合わせを重ねて、納得のいく家造りができたと思います」と夫妻は話す。
夫は「当初は建売住宅でも良いのではと考えていましたが、自分たちで設計していくのは面白く、そういった意味でも注文住宅にしてよかったと思いました」という。
スーモカウンターを訪問したのは初回だけだったが、フィーリングの合った建築会社や営業担当者との出会いは、紹介ならではの良さだったと考えている。
「最後まで私たちの要望を聞いてくれた、営業担当者さんや現場のスタッフさんたちに感謝しています。もちろん、そういった出会いをくれたスーモカウンターのアドバイザーさんにもお礼を言いたいですね」とMさん夫妻。
納得いくまで打ち合わせを重ね、家族の毎日が快適になる家を手に入れることができた。
「小さくても庭のスペースを確保しよう」と考え、外構を整え、カーポートや自転車置き場を設置したMさん。今年の夏はビニールプールを出して、長女を遊ばせることができたという。「今後は庭をもっと充実させて、娘がたくさん楽しめるように工夫していきたいですね」と、今後の展望を話してくれた。
取材・文/倉畑桐子 写真/ご本人
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土地面積 約150㎡ 延床面積 約114㎡ 建築費 約2000万円 間取り 3LDK 世帯構成 夫(29歳)、妻(29歳)、長女(1歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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