「一生のうちに2回家を建てたい」と考えているFさん。初めての子どもが生まれるタイミングで「子育てのための家」を建てることを決意。住宅展示場を訪ねてもピンとくるものがなかったが、スーモカウンターを訪ねると、家づくりがいい方向へ向かい始めた……。そんなFさんのマイホームストーリーを紹介しよう。
父のひと声で地元に戻り親との近居を決意
子どもが生まれることがわかって、将来について考えるようになったFさん夫妻。当時は賃貸アパートに住んでいたが、家賃を払い続けるのはもったいないと感じていた。家を意識してから建売住宅を見たり、気になる建築会社の住宅展示場へも行ったが、心に残るものがなかったという。
土地がなかったので、建売住宅を検討。当時住んでいた茨城県で、建売住宅を見つけて親に内緒で購入を考えていた矢先、それを察した父から『家を買うなら実家に戻ってきなさい』と言われた。夫の実家の隣には広い土地があり、子どもが自然と親しみながらのびのびと遊べる環境だ。両親はまだ若く、共働きで子育てをする上でも親の近くに住むことは安心だ。長男でもあるFさんは実家がある福島県に戻ることを決意して、土地を譲り受け、注文住宅を建てることを決めた。
「結婚式場を決めるときにゼクシィカウンターのお世話になり、隣にスーモカウンターがあるのを見ていました。そして家づくりについてネットを検索しているときにスーモカウンターの広告が目に入り、中立の立場で建築会社を紹介してくれて、お断りの代行もしてくれると知って、行ってみることにしました」
ゼクシィカウンターの印象が良く、スーモカウンターに行くのも楽しみでワクワクしたというFさん。カウンターでは、家づくりの流れやお金のことなど、わからないことを一から教えてもらったほか、各建築会社の特徴や価格帯などを知ることができた。
特に、住宅ローンの月々の返済額の目安や、家づくりにかけられる予算を具体的に知ることができたのは大きかった。例えば2000万円の住宅ローンを借りた場合、毎月の返済額は賃貸アパートの家賃とほとんど変わらないことがわかり、安心した。
湿気のない家に住みたいから空調設備が決め手に
Fさんが描く将来設計は「人生で2回家を建てる」こと。
「30代の今は子育てのための家で、子どもが小さい頃は家が傷んだり汚れたりすることもあるので、ローコスト住宅でいいと思いました。将来子どもが巣立ったら、今の土地を離れて、どこか好きな場所に二人でのんびり過ごせる家を建てるのもいいなと思っています。そのためにも、長くお付き合いができて、売却のときも相談にのってくれるような親切な会社がいいと思いました」
スーモカウンターは、いろいろな質問をしながらFさん夫妻の二ーズを把握し、希望に合いそうな建築会社を提案。そこから最終的にしぼりこんだ3社と会うことを決めた。「1社は知名度の高い会社でしたが、話を聞いてみると、希望の家を建てるには、予算の倍くらいかかりそうでした。他の2社は初めて知る会社でしたが、予算内でおさまりそうだったので、設計図と見積もりを依頼して比較検討しました」
3社と面談して最終的に決めたのは、ローコストながら性能にもこだわり、高級感を感じられた建築会社。「独自の空調設備を標準で採用していたのも決め手。実家は築30年以上たっているので、夏は暑くて冬は寒い、しかも湿気が気になっていたので、湿気を感じない家を希望していました。妻の妹が家を建てたときに採用した独自の空調設備がとても快適だと聞いていました」。新築特有のニオイがない家は赤ちゃんにも快適だ。
また、スーモカウンターを訪ねたのは1回だが、その後も「不明点はありませんか」とメールがきて、その都度状況を報告し、依頼先を決めてからは、2社の断りもまかせることができた。
「スーモカウンターは知り合いにも紹介したいですね。紹介カードをもらったので、早速、家を建てようと考えている職場の後輩に勧めました」
家族一緒に過ごせる共有空間がメインステージ
Fさんは、平屋の実家が暮らしやすかったこと、土地が広いこともあり、平屋を希望した。段差がないワンフロアの空間は、子どもが小さいうちも安心して移動できる。基本の間取りから選ぶ規格住宅だが、たくさんの選択肢から選び、敷地の方角に合わせて左右反転に変更した。設計費や設計図を作るための打ち合わせ回数、時間が短縮できて、コストを抑えられるメリットもある。そして、設備やデザイン、色などの組み合わせやアレンジは自由なので、ショールームやカタログを見ながら、自分たち好みの家を作り上げる過程も楽しむことができた。
子育てをテーマにしたFさん宅は、リビング・ダイニング・キッチンは20畳以上の四角い空間で、家族の距離が近く、目線を合わせ会話もしやすい。白を基調にした内装に、リビングの壁の一面は色を変え、照明に調光タイプのダウンライトを採用するなど、細かくこだわった。床は明るいフローリング床を選び、面積の広い掃き出し窓には布製のカーテンではなく、木のブラインドを採用した。
また、ぐるりと回れる家事動線もポイントだ。左右どちらからも出入りができるキッチンに立つとリビング・ダイニング全体が見える。ハイハイをするようになった長女の様子を見ながら料理や後片付けをスムーズにこなせる。「妻が司令塔ですから」と夫が笑う。
動線と屋根裏収納などの大型収納で平屋の魅力をアップ
リビングにある階段を上ると、14.2畳の屋根裏収納が広がる。このプラスαの空間があることで居住空間が広がり、平屋住まいに楽しみや変化が生まれる。子どもがもう少し大きくなったら、キッズスペースとしても重宝しそうだ。
屋根裏収納のほかに、パントリーとシューズインクロークという大型の収納スペースも備えている。玄関ホールには2つの扉があり、来客は玄関からそのままリビングに入り、家族はコートや上着が掛けられるシューズインクロークを通る。
「家に帰ったら、シューズインクロークで上着を脱いで、パントリーを抜けて、トイレに寄って手を洗い、キッチンに出る動線が便利です」と夫。水まわりの設備もこだわって選んだ。
対面式キッチンは、家族と一体感があり会話も弾むが、生活感が現れがち。Fさん宅は、キッチンの脇の壁の凹みに冷蔵庫や食器棚を収める間取りになっているため、オープンな対面キッチンでも、生活感が出ずにすっきりして見える。
「住み心地は最高。家を建ててよかったです」
家づくりは楽しかったと話すFさん夫妻。
「こうしたい、ああしたいとあれこれ考えるのが楽しかったです。ただ、間取図は、あくまでも平面的なので、実際にどんな家が建つかは想像するしかなく、できるまでは不安がありました。実際に完成した家を見たときは、想像以上で感動しましたね。
しかも、賃貸の家賃と変わらない金額で一軒家が建ってしまうとは。オール電化住宅にしましたが、光熱費も、アパート時代よりもかなり安くなり、家を建ててよかったと思います」
希望していた暖かい家で、冬も半そでシャツで過ごしている夫は「空調システムは思った以上に快適。家に入った瞬間から気持ちが良くて深呼吸しています」と話す。
また「子どもが泣く声を気にして過ごす必要もないし、隣に夫の両親がいるので、子育ても安心。掃除するのも楽しくて、まめに掃除機をかけるようになりました」と話す妻は、家にいることが快適過ぎてあまり外出をしなくなったそう。「住み心地は最高」と二人の意見は一致している。
子どもが小さい今はリビング・ダイニング・キッチンと洋室ひと部屋を使っている。クローゼットと扉を2つ設けた10畳以上ある洋室は将来2部屋に区切れるので、家族が増えても対応できる。安心して子育てができる快適なマイホームを得て、これからは庭に芝生を敷き、暖かくなったらバーベキューをする予定だ。
新居でしたいことを聞くと「これからも、家族みんなで仲良く暮らしていきたい」という夫の答えから、家づくりが大成功だったことが伝わってきた。
取材・文/佐藤由紀子 写真/ご本人
※2020年11月取材時点の情報です
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土地面積 約359.00㎡ 延床面積 約93.98㎡ 建築費 約2300万円 間取り 2LDK+屋根裏収納(将来3LDKに仕切れる2LDK) 世帯構成 夫(37歳) 妻(31歳) 長女(0歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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