家に対してのこだわりが強くなく、家を建てることにも乗り気ではなかった夫。妻がスーモカウンターを訪れて話を聞くと、賃貸アパートの家賃並みで家が建てられるとわかり、重い腰を上げた。妻を信頼してほとんどおまかせだった家づくりだが、妻は家事のしやすさを、夫は欲しかった趣味部屋を実現し、家に帰るのが楽しみなマイホームが完成した。
安心して子育てをするために実家の近くに家を建てる
子育てをしながら共働きをする場合、実家の近居を望む人は多いだろう。結婚してから賃貸アパート住まいだったOさん夫婦は、長女が生まれてから夫の実家で親と同居をして、育児に慣れてくると実家の近くに家を持ちたいと考え始めた。けれども、実家の近くにマンションや建売住宅はほとんどなく、土地を買って注文住宅を建てることに。30代になり、周囲の友人たちも、結婚、出産、家づくりと生活が変わり始めた。妻は仕事を再開する前の、比較的時間がある時期に家づくりの準備を始めようと考えた。
「知識も情報もなかったので、自分たちだけで建築会社を決めるのは絶対に難しいと思いました。名前を知っている会社は価格が高そうだし、住宅展示場に行くのはハードルが高いと感じていました」。そのため夫妻は、住宅展示場に行くより敷居が低く感じた完成見学会に2回参加した。さらにInstagramなどインターネットで建築会社を検索しているときに、スーモカウンターの存在を知った。
「自分たちに合う会社を紹介してもらえるのは、ありがたい」と思い、妻はよく行く大型ショッピングモールにスーモカウンターがあるのを思い出し、買い物ついでにふらりと立ち寄ってカウンセリングの予約をした。スーモカウンターは気軽に入れて、丁寧な対応も印象が良かった。
住宅ローンの不安を解消し消極的だった夫が前向きに
住宅ローンを借りるときは、不安や心配がつきもの。夫は、住宅ローンや費用面の不安が大きく腰が重かったという。家づくりに前向きだった妻も、住宅ローンはいくら借りられるか、月々の支払いはいくらかといった不安があり、安い価格帯で好みの家を建ててくれる会社がいいと考えていた。
「スーモカウンターを訪ねたのは、なかなか煮え切らない夫をその気にさせる目的もありました(笑) 」と話す妻は、一人でスーモカウンターの個別相談へ。事前に何を聞きたいかのアンケートをもらっていて、家づくりの流れ、資金、建築会社について知りたいと伝えた。
「家づくりの知識は、ネットは情報があふれすぎて、かえってわからなくなっていたので、スーモカウンターで話を聞くことができて良かった。住宅ローンの返済額、借りられる金額の目安などを計算してもらい、資金計画などを具体的に教えてもらいました」。その結果を、家に帰って夫に報告した。
「住宅ローンの月々の返済額は、賃貸アパート住まいの頃の家賃とほとんど変わらない額でした。これなら生活の負担にならないとわかり、家を建てるのもいいかなと気持ちが変わりました。また、住宅ローンを払い終わる年齢を考えても、家を建てるなら早いほうがいいかなという気持ちもありました」。夫が家づくりに同意して、家づくりは一気に前に進んだ。
営業されないから自分たちのペースで会社選びができた
土地がなかったOさんは、土地も探してくれる建築会社を希望。スーモカウンターが候補として提案した建築会社は約8社で、そのうち4社と会うことを決め、各社と2回以上面談をした。1回目は、会社の説明を聞いて、どんな家を建てたいかという漠然とした要望を伝えると、2回目の面談では建築会社が見つけたおすすめの土地と、その土地にどんな家が建てられるかを提案してくれた。
4社ともそれぞれ魅力的で、1社にしぼるのは難しかったというOさん。スーモカウンターから『どのくらい進んでいますか』とメールで進捗を聞かれることもあった。最終的に、とびぬけて対応が早く、たどたどしく要望を伝えても、想像を超える素晴らしい間取りを提案してくれた会社に決めた。
「スーモカウンターを利用して良かったのは、自分たちの予算に合う価格帯の建築会社を紹介してもらえたこと。各社の特徴などもわかりやすくまとめてあって、選びやすかったです。アドバイザーの方の説明もとてもわかりやすく、家づくりに前向きになれたのも感謝しています。
また、建築会社はスーモカウンターの紹介ということもあって、強く推したり、営業の電話なども一切なかったので、安心して自分たちのペースで打ち合わせを進めることができました。印象が良い会社を断るのは気が引けましたが、スーモカウンターを通じて断ってもらえたこともありがたかったです」と妻。スーモカウンターに対して「感謝」「ありがたかった」という言葉が繰り返され「これから家を建てる友人や兄弟にもスーモカウンターを勧めたい」と話した。
「展示場に行くと、どうしても決めなければいけないという雰囲気になりますが、スーモカウンターは家を売りたいというスタイルではない第三者なので安心して相談できました。漠然と建てたいと思っている段階で丁寧に教えてもらったので、気軽に訪ねてみるのもいいと思います」と夫も同意した。
毎日の家事がラクになったランドリールームと家事動線
2020年6月、待望の新居が完成した。暮らしの中心となる1階のリビング・ダイニングの床は汚れが目立たないシックな茶系にし、ほのかに暖かい床暖房を採用した。リビングの隣には、子どもの遊び場やお昼寝などさまざまな用途に使える和室を設けた。
妻が家づくりで最も優先したのは家事のしやすさ。キッチンから洗面台、浴室といった水まわりを一カ所にまとめ、「洗濯をして、その場でハンガーパイプに干して、しまう」までが完結するランドリールームを設けた。
「一番良かったと思うのは、独立したランドリールームをつくったこと。初めは洗濯物を2階のバルコニーに干すつもりでしたが、1階の洗濯機の近くに干すほうが便利だと建築会社が提案してくれました。天気や花粉を気にすることなく洗濯物が干せるようになり、毎日の家事がラクになって満足しています」
夫が趣味を楽しむ空間として収納充実のロフトを実現
「正直なところ、家は住めればいいくらい欲も興味もなかったので、間取りなどはある程度妻まかせでした。ただ、自分の部屋だけは欲しかったんです。ゲームをしたり、漫画を読む趣味の部屋です」と夫。建築会社のモデルハウスで見た、2階から階段で上がり、天井高が140cm以下の専有面積に含まれないロフトは夫の部屋にぴったり。天井が低い「こもり感」も落ち着く。ロフトがあることで、夫がプライベートな時間をもつことができ、趣味のものが主寝室やリビングなどの生活スペースを圧迫することがないのもメリットだ。
「自分の部屋を持てただけでも満足しています。以前は家に興味がなかったのに、住んでみると生活がしやすいし、やっぱりいいなと思います。家に帰るのが楽しみになりました」と夫。家づくりについて妻が相談しても、反対することはほとんどなかったそう。むしろ、妻が中心となって打ち合わせができるように、長女の面倒を見るなどの協力は惜しまなかった。
新居でようやく落ち着いてゆったりと過ごせる新しい生活が始まったが、妻は第2子の誕生も近づいている。「出産ギリギリまで働こうと思っています。夫の実家が近いので、おかげさまでいろいろ助けてもらって共働きができています」と感謝する。夫も「冬を越したら庭の手入れをしたい。広い庭を活用して、バーベキューとか、子どもが遊べるように芝を敷いたりしようと考えています」と、これからの暮らしに思いを馳せる。
「賃貸時代の家賃とほぼ変わらない住居費」で、賃貸時代とは比べられない住みやすさ、楽しさ、家時間の充実を手に入れることができた。
取材・文/佐藤由紀子 写真/ご本人
※2020年10月取材時の情報です
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土地面積 約229.00㎡ 延床面積 約112.00㎡ 建築費 約2300万円 間取り 3LDK 世帯構成 夫(31歳) 妻(31歳)長女(1歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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