愛知県内の街に分譲マンションを購入して暮らしていたKさんファミリー。2021年春、コロナ禍で家族が家で過ごす時間が長くなり、育ち盛りの子どもたちへの影響が気になるように。「物音を気にせず、のびのびさせてあげたい」という思いから、戸建を検討し始めた。
- ステイホーム期間を経て、「マンションでの暮らしを見直そう」と決意
- ファイナンシャルプランナーへの相談で資金計画がクリアに
- 宿泊体験で、全館空調やオール電化の魅力を実感!
- マンションの売却を建築会社の担当者が積極的にサポート
- 半年間、担当者と二人三脚で手続きに奔走
- 子どもたちの笑い声が絶えない我が家が完成
ステイホーム期間を経て、「マンションでの暮らしを見直そう」と決意
愛知県内の地方都市で分譲マンションを購入し、2021年まで暮らしていたKさんファミリー。夫の会社も県内にあるが、海外勤務の可能性があり、「転勤になった時は人に貸せるように」と、通勤環境よりも資産価値を重視して選んだという。
夫は「マンション暮らしに不満はありませんでしたが、幼児だった子どもたちが成長して、コロナ禍でステイホームの時間が長くなると、マスクを外して遊ばせてあげられる、庭のある戸建が羨ましく思えました。また、住んでいたのは中層階だったので、元気な姉弟が遊ぶ時の階下への物音も気になって…」と当時の心境を話す。
「育ち盛りの子どもたちが、階下を気にしながらマンションで遊ぶのは、注意されても気持ちの逃げ場がなく、ストレスが溜まるのではと心配でした」と妻も続ける。
夫が上海勤務をしていた時に出会った夫妻。夫は「コロナ禍を経て、今後は海外勤務が減ることが考えられる。子どもたちが育ち盛りの今、マンションという住み方を変えるタイミングなのかもしれない。国際結婚の自分たちだから、あまりエリアを限定せず、広い視野を持って家づくりをしてみようかな」と考えるようになった。
妻ももちろん大賛成。「まず、庭がある戸建にしようと二人で話し合い、土地を探し始めました。都会過ぎず田舎過ぎず、子どもが小学校に通学しやすい街がいいなと思い、名古屋市とその近郊から選ぶことにしました。夫の通勤面から、市外にある会社まで高速道路を使わずに通うことができて、電車の駅も近くにある街を候補にしました」という。
土地探しをスタートしたものの、家づくりに関してはわからないことばかりだった。妻が友人から「スーモカウンターに相談するといいよ」と聞いたことから、夫妻はスーモカウンターへ相談に行くことにした。
ファイナンシャルプランナーへの相談で資金計画がクリアに
2021年の6月に、夫妻はスーモカウンターを訪ねた。
「分譲マンションのローンがまだあるのに、それを売却して新築戸建に住むなんて、しばらくの間は無理なのでは」と心配していたという夫。「ローンを重ねることはできないので、全部終わるまでは2年はかかるだろうなと考えていました」
それらの計画も含めて、スーモカウンターに相談すると、アドバイザーは大手や地元の情報に強い建築会社など、計4社を紹介してくれた。4社とも、物件の売却や土地探しからサポートしてくれる会社だった。
アドバイザーがアポイントを取り、二人は4社と打ち合わせを開始した。「3社は住宅展示場で打ち合わせしましたが、1社は場所の都合で、スーモカウンターで打ち合わせをしてもらいました」と妻。
2回目のスーモカウンター訪問は7月だった。この時はアドバイザーの提案で、ファイナシャルプランナーの無料相談を予約していた。ファイナンシャルプランナーに、マンションの売却や借入れなど、資金計画について相談するためだった。
夫は「実はこの時まで、マンションを売って家を建てるのは、手間や金銭面を含めて現実的ではないと思い、数字を基に『無理だね』と妻を説得したいという気持ちがありました。でも、ファイナンシャルプランナーさんに、マンションの売却やローンの借入れ、子どもたちの今後の教育費などを試算してもらううちに、売って買う計画のハードルがクリアになって、『いけるかもしれないな』と本腰を入れるようになりました」と話す。
宿泊体験で、全館空調やオール電化の魅力を実感!
4社との打ち合わせを経て、デザイン面も含めて2社に候補を絞った二人。「外観がモダンなデザインで、耐震性能に定評がある建築会社と、アフターサービスの保証期間が長い建築会社がいいなと思いました」と妻。
夫は、アフターサービスの保証期間が長い建築会社の担当者が「マンションの売却も一括で請け負いますよ」と言ってくれたことを頼もしく感じていた。
また、その建築会社の担当者が「当社の宿泊可能な物件で宿泊体験をしてみませんか?」と提案してくれたことが、大きなポイントになったという。
休日に、Kさんファミリーは、名古屋市内にあるその建築会社の住宅で、一泊の宿泊体験を行った。
夫は「宿泊してみて、『すごくよかった!』の一言です。全館空調の清潔な感じがする空気や夜の遮音性、時間による日当たりなど、泊まらないとわからないことがたくさんありました。その住宅のお風呂は広々として、子どもと一緒に入った時に、普段の倍くらいラクだと感じました。これは、実際に湯船に使ってみないとわからないことでした」と振り返る。
妻は「オール電化のキッチンで、実際に料理をしてみたんです。意外とお湯が沸くのが早いし、火力も強いと感じました。普段のように魚を焼き、炒め物も作ってみたんですが、おいしくできました。IHクッキングヒーターは、フラットなので掃除もしやすいですね。全館空調で、エアコンの効きが良いことにもびっくり。電気代も節約できそうだと感じました」と話す。
子どもたちは、ダイニングとキッチンを回遊したり、マンション暮らしでは経験できなかった階段の上り下りをしたりして、大喜びだったという。
実際に泊まってみると、長所が実感できるとわかったKさんファミリーは、その後もほかの建築会社に申し込み、宿泊体験をした。
「やはり、最初に宿泊した住宅の住み心地が一番でした。住宅展示場を見学したときは、豪華なオプションのついた大手の住宅に惹かれていましたが、私たち家族にとって住みやすそうで、手が届く価格帯の家は、アフターサービスの保証期間が長い建築会社の家だとわかりました。既存の住宅でも満足できたくらいなので、自分たち好みに新築したらもっと住みやすいのだろうと思うと、楽しみになりました」と妻。
マンションの売却を建築会社の担当者が積極的にサポート
アフターサービスの保証期間が長い建築会社の担当者は、Kさん夫妻と一緒に「マンションが早く売れる方法」を考えてくれた。
「担当者さんはとても積極的でした。まず、取引のある不動産会社さんを紹介してくれて、査定してもらうと、私たちのマンションの現在の価格相場が明確になりました。そして、内覧会を開催することになりました」と夫。
内覧会を開催すると、1組目の見学者に売却が決まった。
夫は「まだ私たちがマンションに住んでいる時に内覧会を行い、1組目で決まるなんて、スピーディーさに感動しましたね」と話す。
夫は担当者に、「マンションが売れたら、そちらで家を建てます」と話していたので、アフターサービスの保証期間が長い建築会社で家を建てることを決めて、8月末に契約。
また、担当者が並行して土地探しを行っていたので、名古屋市内で、条件に合う土地も無事に見つかった。
「スーモカウンターのアドバイザーさんに電話で報告したら、『マンションの売却も含めて、とても早いですね!』と、とても喜んでくれました」と妻。
マンションの売却は9月だったが、子どもの学年末である3月まで住んでから引き渡しをしたいと思い、不動産会社を介して買主に依頼した。
「マンションの売却価格からお値引きしますと交渉してもらい、OKしていただきました。トントン拍子に色々なことが決まったので、準備期間としてもちょうどよかったです」と夫。
半年間、担当者と二人三脚で手続きに奔走
そこから半年ほどは、「激動の忙しさだった」と二人。土日は毎週のように住宅展示場で打ち合わせをしたり、銀行へ出向いてマンションの売却や新居の借入れの手続きをしにいった。
「建築会社の担当者さんとは、ほぼ毎週会って話をしていました。住宅展示場では、間取りやキッチンなどの設備、照明などのインテリアついて決めていました。こちらが行けないときは担当者さんがマンションに来てくれて、週に2回以上打ち合わせをしたこともあります」と妻。
プランの大半を決めたのは妻。希望したのは、子どもたちがリビングを通って2階へ行く間取りだった。「子どもたちが成長してからも、『行ってきます』と出て行くのを見送って、帰宅したら『おかえり』と迎えてあげたいから」と話す。
「営業担当者さんは、相談するとすぐに反応してくれる人。リビングイン階段のことも、『折り返しのないストレートな階段のデザインがいい』と話すと、『あのモデルハウスの階段や間取りを参考にされるといいですよ』と、提案してくれました」という。
また、スッキリした家が好みだという妻は、「モノが表に出ているとストレスを感じるから」と、隠す収納をメインに、収納場所を多めに設けることにした。
夫は、宿泊体験をした物件で気に入ったものと同じ広さの浴室を選んだ。
子どもたちの笑い声が絶えない我が家が完成
8月に土地と注文住宅建築の契約をして、11月に地鎮祭を行った。新居が完成した2022年3月に、Kさんファミリーは予定通り、市外のマンションから名古屋市の新居に引っ越してきた。
「娘が進級するタイミングで引っ越し、それぞれ心の準備ができました」と夫妻は話す。
短期間で様々な手続きを済ませて家づくりをした二人。スーモカウンターを訪れたのは3回で、あとは電話でのやり取りだった。
夫は「マンションを売却して新築するなら、2年のスパンで考えようと思っていました。それを1年でやり遂げることができたのは、スーモカウンターで、いい建築会社さんを提案してもらえたおかげです。ファイナンシャルプランナーさんによる試算にも背中を押されました」と振り返る。
妻は「家づくりの経験がないので、どの建築会社が良いのかわからず、自分たちだけだったら、住み替えを諦めてしまったかもしれません。でも、スーモカウンターのアドバイザーさんが、提案してくれた各社の坪単価や保証期間などをまとめてくれたので、比較検討ができ、やる気が出ました。また、打ち合わせのアポイントや、お断りの連絡もスーモカウンターから入れていただけたので助かりました」という。
家の中で気に入っている場所はと尋ねると、「全部お気に入り!」と笑顔の妻。毎朝、朝食の支度をしながら、リビングイン階段を降りてきた子どもたちを迎える時間が好きだという。
子どもたちは、少しでも時間があると庭に出て遊んでいることが多いという。目が届く範囲で、のびのびと過ごす子どもたちを眺められるのは、夫妻にとっても幸せな時間だ。
「今後は庭でバーベキューをしてみたいですね」と、楽しみな計画を話してくれた。
取材・文/倉畑桐子 写真/アラキシン
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建築会社 セキスイハイム中部株式会社 土地面積 138㎡ 延床面積 120㎡ 建築費 3500万円以内 間取り 4LDK 世帯構成 夫(41歳)妻(36歳)長女(8歳)長男(3歳)
スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンターイオンモール東浦店 紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談 ファイナンシャルプランナー相談