引越しを繰り返し、早くマイホームを建てて落ち着きたいと考えていたFさん夫妻。地元・岡山県に戻ることが決まったものの、転勤先の千葉県にいながらリモートで対応してくれる建築会社探しは難航。そんなときスーモカウンタ―に相談すると快く引き受けてくれる会社が見つかり、理想の屋上がある家を建てることができました。プライベートな屋上空間で、子どもたちの遊び場やおうちビアガーデン、バーベキューなどを満喫しています。
建築会社を探すのが難しかった遠隔地の家づくり
「将来地元の岡山県に戻るタイミングがあれば、マイホームを建てたいとずっと考えていました」と話すFさん夫妻。
「結婚してから夫の転勤で1～3年ごとに引越しをして、4カ所の社宅に住みました。なかには築40年以上の物件もあり、設備が古く使いにくかったり、近所の音漏れ、冷暖房の効きが悪い、冬は窓の結露がひどいといった不満がありました」
転勤先の千葉県に住んでいた2021年10月ごろ、2023年4月に岡山に戻れることが決まり、建築会社探しをスタート。
「岡山に戻って賃貸物件に住みながら家づくりを始めると引越しが２回になり、小学生になる長男の転校も避けたかったんです。岡山に戻ると同時に新居での新生活をスタートできるとベストだと思い、千葉県にいるうちから動き始めました」
そして、住宅展示場を見たり、雑誌やネットで見て気になった建築会社に電話で問い合わせたりして資料を請求。間取りなどが決まっている建売住宅より、好きな家を建てられる注文住宅を、と考えていましたが、まずは土地探しから始める必要がありました。
希望は、岡山市の中心部から電車やバスで30分程度のエリアの土地。しかし、ネット検索では希望に合う土地はなかなか見つかりませんでした。
Fさん夫妻の一番の不安は、千葉県に住みながら岡山県で土地を買って家を建てることができるのかどうか。「打ち合わせなどをリモートで対応してくれる建築会社、土地も紹介してくれる会社を探して、ネットで経験談を読んだりもしていました。ただ地元じゃないせいか、連絡が途絶えてしまったり、邪険に扱われることもあって、親身に対応してくれる会社を探すのが難しく、思い悩んでいたんです」
それでも、話を聞いてみなければ分からないと、最寄りの商業施設でよく見かけていたスーモカウンターで通りがかりに聞いてみると「遠隔地でもリモートでの対応が可能な会社を紹介できます」と言われてひと安心。あらためて相談日を予約しました。
スーモカウンターに紹介された2社から依頼先を決定
後日、Fさん夫妻は、子どもたちを連れてスーモカウンターを訪問しました。希望は、千葉県に住みながらオンライン相談ができ、土地探しから住宅建築まで任せられる建築会社。アドバイザーに岡山市にあるスーモカウンターにも状況を聞いてもらった上で4社を紹介してもらいました。
「4社の特徴や価格帯、いいところなどを教えてもらいました。実は4社のうち高価格帯のハイスペックな家をつくるA社と、比較的手が届きやすい中堅クラスのB社は、自分たちでネット検索などをしていた中で気に入っていた会社だったので縁を感じて面談することを決めました。
スーモカウンターのアドバイザーから、責任を持って対応してくれる営業担当を紹介すると言われたとおり、私たちのペースに合わせて話を聞いてくれて、説明も分かりやすく、はっきり言うところは言ってくれる、良い担当者を紹介してもらいました」
2社と面談した後はスーモカウンターのアドバイザーから電話がきて、その都度面談の印象を報告。その後も、千葉県にある建築会社の店舗を訪れて、その会社の岡山の支店とオンラインで打ち合わせをするという方法で、1～2カ月の間に4、5回面談をしました。
２社ともに予算内で仮プランをつくってもらい比較検討。1社にしぼるのはギリギリまで迷いましたが、A社は規格住宅の一部を設計変更する形なのに対し、B社は自由設計、希望の土地も見つけてくれて対応も良いと感じたそう。次第にB社に気持ちが傾いていきました。
「B社に決めてから、スーモカウンターを通じてA社に断りを入れることもできましたが、誠実に対応してくれたA社には自分で断りの電話を入れました。以前、スーモカウンターを通さず自分たちでやりとりしていた会社は、LINEで断るとブロックされてしまったこともありましたが、今回は丁寧に対応してもらいました」
子どもも大人も家族で楽しめる屋上のある家を実現
B社に頼むからには屋上庭園をつくりたい、と思ったFさん。同社の店舗に隣接するモデルハウスの屋上に上ったときの印象が良かったからです。
屋上庭園は、近所や道路からの視線を気にする必要がないプライベートな空間。夫は旧居でもよくベランダでお酒を飲んでいたので、屋上でお酒を飲みたいと思ったそう。子どもたちの遊び場にもなり、室内とは違う楽しみ方ができるもうひとつの部屋ができた感覚だそうです。
「一人でお酒も飲みますし、週末、天気のいい日は屋上でプール遊びやバーベキュー、おうちビアガーデンなどをして家族で楽しんでいます。周囲は山に囲まれているので眺めも良く、新幹線が走るのも見えるんです。夏はお祭りの花火も見ることができたし、つくって良かったですね」
（右）外からの視線が届かない屋上だからのびのび遊べる
室内も、家族が集まるリビング・ダイニングを広く取り、リビングの上は吹抜けにして、高い位置に窓を設け、空を眺められるようにしました。
「岡山市の気候は温暖とはいえ、冬はやはり寒いです。社宅に住んでいたときは暖房を入れても暖まるのに時間がかかったので、吹抜けには寒い印象がありましたが、B社の家は気密性が高く、吹抜けのリビングも寒くないと勧められて8畳大の吹抜けをつくりました。住宅性能にもこだわって、ZEH、長期優良住宅の認定を取得しています。エアコンはリビングに1台あるだけですが、今のところ冷房が効きにくいといったこともなく、リビング・ダイニング全体が快適な温度で過ごせています」
吹抜けの上に設けた窓は、光を採り入れるだけではないメリットもあったそう。
「リビングのソファに座ると、吹抜けの上の窓から真っ青な空や雲が流れる様子や、夜は月が見えることもあり、さまざまな景色の変化を楽しめるので、とても気に入っています」
内装はオフホワイトで統一。照明もスポットライトやダウンライトなどを採用し、色数は抑えてコーディネートしています。土間収納、ウォークインクローゼット、階段下収納など、大容量の収納スペースを確保しているため、室内がスッキリと片付いているのも、コーディネートを引き立てています。
回遊動線とランドリールームのおかげで家事が便利に
共働きで子育て真っ最中のFさんがこだわったのは、家事がラクになること。玄関から入ってすぐに洗面所、ウォークインクローゼットを通ってランドリールーム兼脱衣所、さらにキッチンへ抜けられる回遊動線をつくりました。
対面式キッチンのカウンターは奥行きがあり、バーカウンターのように使えるタイプで、配膳や調理も便利。また、キッチンとダイニングテーブルを並列にレイアウトして、家事動線を短くしています。
「キッチンやお風呂、洗面所をぐるぐる回れる間取りにして、ランドリールームもほしいと希望しました。ランドリールームは白で統一したことで清潔感があって気持ちよく洗濯ができますし、洗濯物を洗って干すまでが一カ所で完結できて、すごく便利になりました」と妻。
水回りは洗面所と別にランドリールーム兼脱衣室をつくり、その間にウォークインクローゼットを配置して、回遊できる動線に。キッチンには深型の食器洗い乾燥機、浴室には洗浄機能など、家事の負担を減らす設備を採用しました。
岡山に戻る前に家が完成して「早く住みたい」と思っていたFさん。子どもたちも自分の部屋を持てることになり喜んでいるそう。
「遠隔地で打ち合わせをして家を建てるという特殊なケースで、あきらめかけていたときに、スーモカウンターに相談したのがきっかけで家づくりが動き出し、リモートの打ち合わせでも自分たちが満足できる家を建てられました。
何回か引越しをして、どこに住んでも不便を感じ、早くマイホームで暮らしたいと長らく思っていましたが、ようやく快適に暮らせるようになって、ほっとしています。庭はまだ整地しただけで未完成なので、これから庭をつくりガーデニングや家庭菜園なども楽しみたいです」と、これからも楽しいことがたくさんありそうです。
取材・文／佐藤由紀子 写真／Fさんご本人
- DATA
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土地面積 192.46㎡ 延床面積 109.30㎡ 建築費 2500万～3000万円以内 間取り 3LDK＋WIC＋土間収納＋屋上庭園 世帯構成 夫（39歳）妻（37歳）長男（8歳）長女（4歳）
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンターモリシア津田沼店 紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談
