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スーモカウンター注文住宅のサービスをご利用いただいて建てたお住まいの
実例を中心に、注文住宅のノウハウをご紹介します。

夫の書斎と妻の書道部屋。お互いが自分の時間を大切にできる家

Aさん宅の注文住宅実例

結婚前はお互い実家住まいをしていたAさん夫妻。結婚後の生活に向けて家づくりと住む場所探しをスタートさせたものの、「賃貸物件を借りながら家づくりするのは、お金と時間がもったいない。結婚したらすぐにマイホームに住みたい」とも考えていた。まずは、知人から「家づくりの参考になる」と聞いたスーモカウンターを訪ねた。

「住まいは大切な資産」と考えて、実家住まいで新居探し

結婚前の2022年1月から家探しをスタートしたAさん。お互いに実家住まいを続けながら、新居を購入したいと考えていた。

「賃貸物件に住むと、賃料がそのまま出て行ってしまうというイメージがありました。その点、物件を購入すれば資産になりますから」と話す夫。

「40歳前後というお互いの年齢的にも、一度賃貸物件を借りてから家づくりに取り組むというのは、時間やお金がもったいないと感じたんです」と妻も続ける。

妻は分譲マンションも視野に入れていたが、「上下階の人を気にせずに生活したい」という夫の意向で、戸建てを中心に情報収集することに。

夫はその頃、会社で「スーモカウンターを訪ねて家づくりをした」という同僚の話を聞いた。「『行ってみて良かったよ』と言っていたので、自分たちも訪ねてみることにしました」

Aさん宅の洗面所/注文住宅実例

帰宅後、キッチンに買い物の荷物を置き、そのまま手を洗いに洗面所へ出られるよう、動線を工夫した

1月のある日、二人はスーモカウンターへ。理想は、安全性や機能面に優れた住まい。特に耐震性能を気にしていたといい、「いざというときに在宅避難ができるよう、自家発電できる家を選ぼう」と考えていた。

また当時、夫は岐阜県、妻は愛知県と離れて住んでいたため、お互いの通勤と実家との距離を考えながら、広範囲での土地探しを任せられる建築会社を希望した。

スーモカウンターのアドバイザーにこういった条件を話すと、「こちらの会社なら、希望をかなえてくれますよ」と、大手建築会社を中心とした4社を提案してくれた。

Aさん宅のリビングダイニング/注文住宅実例

建築会社のインテリアコーディネーターのアドバイスで、ダイニングの一角に、低い壁で囲んだ造作デスクのコーナーを設けた

スーモカウンターで相談したことで、資金面が明確に

「実は、当初は土地と建物で4500万円くらいの予算で考えていたんです。岐阜県の実家辺りの相場を参考にしたのですが、僕たちが愛知県で希望していた稲沢市や清須市、北名古屋市エリアと比べたら、価格が全然違ってびっくりしました」と苦笑する夫。

それでも、アドバイザーがAさんたちの資金計画を考えたことで、具体的な価格が見えてきたという。

「なかでも、税金やローン控除の仕組みを詳しく説明してもらえたことで、必要なお金のことがよくわかり、資金面のプラスとマイナスが明確になりました」と振り返る。

その日のうちに、アドバイザーにアポイントを入れてもらい、1月中に4社全てを回ることにした二人。

各社のモデルハウスの見学だけでなく、2社では建築中の家の「構造見学会」に参加し、また1社では「新築見学会」にも足を運んだ。

夫は、「4社が手掛けたさまざまな家を回るうちに、やはり、自分たちはデザイン面や間取りにこだわりすぎず、自家発電できるシンプルな家を建てたいと実感しました。また、この期間に、実際の建物の価格を把握することができました」と話す。

Aさん宅のキッチン/注文住宅実例

IHのキッチンは、コンロがフラットで「掃除がラクです」と妻。二人が並んで料理や片付けをすることを考えて、広めにプランニングしている

妻も、「見学を通して、各社の営業担当者さんから話を聞き、いつ起こるかわからない地震に対して、家づくりの段階から備えることが大事だという思いが強まりました。耐震性に定評があり、全国に支店を持つ建築会社さんには、過去に国内で大きな地震が起こった際の実例などを聞いて、検討を重ねました」と続ける。

Aさん宅の洋室/注文住宅実例

2階の洋室にはドアを2つつけて、部屋を分けることも可能なフレキシブルなつくりに

また、2社の建売住宅も見学。この建売住宅は、二人が育った家とモジュール(住宅設計の寸法)の基準が違ったため「少しコンパクトに感じられた」といい、妻は「個室で書の道具を広げるのは難しいかもしれない」と考えた。これらの見学を通して、「せっかくだから注文住宅を建てよう」と心が決まった。

そこで、住まいの耐震性能に定評があり、自家発電や蓄電池の設備を備えた2社に候補を絞り、ほかの2社にはアドバイザーからお断りの連絡を入れてもらった。

Aさん宅の洗面室・階段・トイレ/注文住宅実例

階段の隣に洗面室、階段下にトイレを設置。当初、階段下は小さな収納スペースの予定だったが、「トイレを階段下にプランニングすることで、少しでも収納スペースが増えるのであれば」と変更

Aさん宅のトイレ/注文住宅実例

夫婦で猫好きであり、1階のトイレの壁紙は、遊び心を出して猫模様に。インテリアコーディネーターの提案でセレクト

建築会社の営業担当者を頼りに、広範囲で土地探し

一方で、並行して建築会社に依頼していた土地探しは難航した。
妻は電車通勤であるため、駅から徒歩圏内で、周囲に生活利便施設がそろい、愛知県内にある実家ともあまり離れていないエリアを希望していた。

「私が電車通勤できる範囲で、双方の実家との中間くらいとなると、土地の価格が上がってしまうので、尾張エリアを広範囲で探してもらいました。お互いの両親の年齢もあり、今後、介護などの問題が出てきたときに、負担が同じくらいになればと考えました。当初は4社の営業担当者さんが動いてくれていたなかで、ある1社の営業担当者さんが、私たちの希望条件に近く、手が届く範囲の価格の土地をいくつも紹介してくれて、頼もしく感じました」と妻。
夫も、「その建築会社の営業担当者さんは若い方で、何事にも熱心。『この土地はどうですか?』『こんな補助金がありますよ』などと、いろいろな提案をしてくれて、一生懸命頑張ってくれる様子に好感を持ちました」と話す。

Aさん宅の玄関/注文住宅実例

玄関正面には、モノトーンでレンガ調の壁紙をセレクトしてシックに。下駄箱の上には妻の書を飾っている

その営業担当者から紹介された現在の土地は、駅から徒歩15分で、周辺にコンビニエンスストアがあり、日用品の買い物に困らない立地だった。

「なかなかピンとくる土地がなく、彼が見つけてきてくれた10カ所くらいの情報を、もう一度見返してみたところ、最初に紹介してくれていた土地がここでした。初めの頃は『ちょっと横幅が狭くて縦長の土地だな』と思い、候補から外しましたが、それ以外に難点はありません。これ以上迷っていたら決まらないなと……」と、夫は当時の心境を話す。

「改めて考えると、駅から近く、周囲に生活利便施設があり、日当たりも問題ない立地。私たちの予算より少し高くなりますが、これ以上長引かせず、ここに決めようと思いました」と妻も続ける。

この土地を探してくれた営業担当者の建築会社は、自家発電の設備があることから、候補に残したうちの1社だった。また、この建築会社がつくる家の耐震性能にも信頼を感じていたため、2月にこの会社との契約を決めた。

Aさん宅の洗面室とバスルーム/注文住宅実例

洗面室を別にしたことで脱衣所のスペースにゆとりが生まれ、洗濯グッズを多数収納できる

シンプルなプランに、それぞれが譲れない希望をプラス

それから約1カ月の打ち合わせ期間を経て、3月に着工。
夫は仕事が立て込んでいた時期で、打ち合わせ期間に建築会社の事務所へ出向けないことが度々あった。
「決めなければいけないことがあるときは、建築会社の営業担当者さんが、僕の仕事帰りに名古屋駅まで来てくれて、駅構内の喫茶店で打ち合わせをしたこともあります。大変でしたが、サポートしてもらえて助かりました」と振り返る。

着工してからも、休日を使って家づくりを見に来ていたのは妻がメイン。妻は、建築中の様子をスマートフォンで撮影して夫に送っていた。

「家のユニットがトラックで運ばれてきて、クレーンで降ろされる様子には感動しました。動画で撮って送ると、夫も喜んでくれました」と話す。

間取りに関しては、お互いに家事がしやすいよう、動線に配慮することだけを考えた。インテリアなどにこだわりすぎず、シンプルな住まいがいいと考えていたため、プランは営業担当者からの提案を全面的に取り入れたという。

「営業担当者さんから数パターンを提案してもらったので、こちらはその中から選ばせてもらいました。壁紙の変更などインテリアに関しては、建築会社のインテリアコーディネーターさんが一緒に考えてくれたので心強かったです」

Aさん宅の寝室/注文住宅実例

2階の寝室のカーテンは、和のテイストと植物柄が好きな妻が選んだもの

Aさん宅の室内干し用のコーナー/注文住宅実例

寝室とベランダをつなぐスペースの壁一面をダークブラウンの植物柄に変更。室内干し用のコーナーがおしゃれに

そんな中、二人が「これだけは」と希望したのは、夫の書斎と、妻が趣味の書道に打ち込める個室だった。

コロナ禍を経て、夫の会社では週の半分が在宅勤務になった。そこで夫は、家の中で仕事に集中できる場所が欲しいと考えていた。

Aさん宅の書斎/注文住宅実例

2階の寝室に隣接した夫の書斎。資料を収納する棚があり、パソコン作業やオンライン会議などに集中できる

妻は、子どもの頃から続けている書道で師範の腕前。
「年に数回は作品を書道展に出展するため、床に大きな紙を広げて書き、仕上がったら展示のように吊るして、離れて眺められる部屋が欲しかったんです」と話す。

それぞれの希望を叶えた家は8月に完成。同月、二人は結婚して一緒に暮らし始めた。

Aさん宅の洋室/注文住宅実例

妻が書道に打ち込む2階の洋室。テレビの下の棚には書の道具一式を収納

Aさん宅の洋室/注文住宅実例

大きい作品も多いため、部屋にある物干し用のバーに作品を吊るして、検討することもある

Aさん宅の洗面所/注文住宅実例

営業担当者の提案で、妻の個室の近くに筆を洗える洗面所を設置

太陽光発電と全室空調で、在宅勤務の夫も快適

「家が建って住んでみると、当初、横幅が狭い土地だと感じられたことは、全然気になりませんでしたね」と笑顔で話す夫。

気に入っているところは、夫婦共に、自家発電と全室空調のシステムだという。
夫は「在宅勤務が増えたので、家にいるときの電気代が気になるのですが、安いので助かっています。屋根の上のソーラーパネルで太陽光を集めて、余剰分は売電してくれるので、晴れた日はうれしくなります」と話す。

妻は、「冬に外から帰宅したときも、全室空調なので家の中が寒くないところがいいですね。また、エアコンよりも音や乾燥が気になりません」という。

日頃から家事をシェアし、時間にゆとりができたら、お互いの趣味を尊重しているAさん夫妻。家で過ごす時間は、夫はリビングでテレビゲームを楽しみ、妻は自分の部屋で書道に打ち込むことが多い。

また、スポーツも好きだという夫は、車にラケットを積んで、テニスをするために出かけることもある。「庭に水栓をつけたので、洗車をしてからドライブすると、気持ちがいいんです。自宅でゆっくり洗車ができることも、戸建ての特権ですね」と話す。

Aさん宅のリビング/注文住宅実例

夫がゲームを楽しむリビング。縦長の窓が通気とアクセントを兼ねている

今回、2人がスーモカウンターを訪れたのは一度だけで、後はメールでのやりとりだった。

夫は、「当初は何も知らずにスーモカウンターへ話を聞きに行きましたが、こちらが希望を口にするだけで、どんどん提案をしてもらえるのはありがたかったですね。資金繰りの話を聞いて、初めて『本当に家が建てられるのかも』と考えることができました。ファイナンシャルプランナーさんの講座もあるようなので、時間に余裕がある人は参加するといいのではないでしょうか」と話す。

妻も「4社との打ち合わせの日程調整など、建築会社さんとの間に入ってくれたことが助かりました。こちらが会員専用サイトにチェックを入れるだけで、お断りの会社への連絡も代行してくれるので、気が楽でした。働きながらの家づくりでしたが、アドバイザーさんがスケジュール管理をしてくれたおかげで、スムーズに進みました」という。

今後は外構にもこだわって、人工芝を生やした庭を完成させたいと、口をそろえる二人。共通の趣味を増やし、生活をより楽しみたいと考えている。

取材・文/倉畑桐子 写真/アラキシン

DATA

Aさん宅の外観

建築会社 セキスイハイム中部株式会社
土地面積 166.56㎡
延床面積 96.30㎡
建築費 3300万円台
間取り 3LDK
世帯構成 夫(40代)妻(40代)

Aさん宅の間取図/注文住宅実例

スーモカウンターで受けたサービス
カウンター店舗 スーモカウンターmozoワンダーシティ店
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