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スーモカウンター注文住宅のサービスをご利用いただいて建てたお住まいの
実例を中心に、注文住宅のノウハウをご紹介します。

育児休暇を利用してじっくり打ち合わせ。 将来かかる手間やコストを抑えた住まいに

埼玉県の注文住宅実例;リビング

家づくりについて考え始めたとき、妻の実家から土地の提供を受け、注文住宅を建てることになった埼玉県熊谷市のHさん。夫婦の育児休暇を利用して4社との打ち合わせをこなし、納得できる建築会社を見つけたそう。その会社と建てた、大満足な家の住み心地についてお話を伺った

家づくりの情報収集を始めたころ、妻の母から土地の話が

子どもが生まれる前から、家を建てたいと考え始めていたHさん。どんな建築会社があるんだろうと思い、なんとなく住宅展示場を見て回るようになったそう。

その後、妊娠がわかって情報収集は一時中断。妻が産休に入って里帰りしているとき、妻の母から、所有している土地を提供してくれるという申し出が。「祖父母の代からの土地で、あまり有効活用されていなかったので、それならぜひと思いました」

もちろんありがたい話ながらも、ゆっくりと分譲地を探すつもりでいたHさんにとっては急な展開。さあどうしよう、と思ったときに、スーモカウンターの無料セミナー「はじめての注文住宅講座」の情報を見つけ、夫婦で参加することに。

「セミナーでは、大手と中小、それぞれの建築会社のメリット・デメリットを聞いて納得しました。安いから品質が良くないというものでもないし、少し高くてもメンテナンスフリーのものを使ったほうが将来的にコストパフォーマンスも良さそうだし、そうは言っても予算には限りがあるので、優先順位を考えることが重要だと思いました」

夫は「耐震性の高い安心感のある家、耐候性がありアフターメンテナンスの手間と費用があまりかからない家」、妻は「家族のコミュニケーションが取りやすい家」を希望。もともとHさんが住宅展示場を見て気に入っていた会社と、スーモカウンターから紹介された会社を検討し、絞り込んでいくことになった。

畳コーナー

家族のコミュニケーションの取りやすさを考え、広いLDKに畳コーナーが隣接するプランを採用。引き戸を閉めれば独立した和室になり、開ければLDKと合わせて24畳の大空間に。子どもが小さい今は、寝室としても使用している

夫婦の育児休暇を利用して3週間で14回の打ち合わせ

その後、長女が誕生。夫も約3週間の育児休暇を取る予定があったため、その間に建築会社との打ち合わせをしたいと伝え、スーモカウンターが各社の予定を調整。育休期間を上手に利用して、4社と合計14回の打ち合わせを進めていったそう。

「仕事をしていると、土日以外に打ち合わせの予定を入れるのは難しいですが、平日が使える育休中は建築会社との予定を調整しやすいので、効率よく打ち合わせができました」

間取りプランニングの際、希望として伝えたのは、先述の耐震性、メンテナンス性、家族のコミュニケーションの取りやすさなどに加え、収納を充実させたいこと、洗濯物を干すバルコニーとお風呂を広くしたいこと、階段がLDKを通るプランにしたいなど。「注文住宅の割にはざっくりとした希望でしたが、各社の担当者がいろいろと練り上げてくれました」

最終的に2社で迷ったが「提案された間取りの魅力が決め手となって、運命の1社を選びました。リビングの裏にファミリークロゼットを設けるプランは、あまり片付けが得意ではない私たちにぴったり。もっとリビングを広く取ることもできましたが、この大型収納がなかったら、広くても散らかりやすいリビングに困っていただろうと思います」

リビング階段;ウォークインクロゼット

階段を下りてくるとキッチンとダイニングが目に入り、写真左手のリビングを通って玄関へと抜ける間取り。階段の左手の引き戸を開けると、大きなファミリークロゼットがある

忙しい共働き家庭にとって、洗濯のストレスのない家に

共働きで忙しいHさん夫婦。そのために特にこだわったことのひとつが「洗濯物や布団をたっぷりと干せる場所」だった。

主寝室から出られるバルコニーは広さにも奥行きにも余裕を持たせ、屋根もかかっているため、「少しくらいの雨なら、干している洗濯物が濡れる心配もありません」

また、洗濯機のある洗面室、浴室もゆったり。「お風呂が広いと、洗濯の下洗いなどもゆったりとできます。蛇口に肘がぶつかって痛い思いをすることもなくなりました」

さまざまな家事の中でも、特に天気や時間に左右されやすい洗濯だが、1階のファミリークロゼット、2階の階段踊り場など、室内物干しも充実させ、洗濯のストレスをなくすことができた。

バルコニー

こだわりの広いバルコニー。布団を3〜4枚並べられるため、晴れた日に家族分の布団をまとめて干せる。奥行きも1.8mとゆとりがあり、物干し竿を2本並べて設置。さらに、西側(写真手前の奥行きがやや狭い側)にも物干し竿を設置し、たっぷりと干せる

洗面室

システムバスは1.25坪タイプで、手前の洗面室もゆったり。玄関から直行できる動線もポイントで「子どもが外で遊んで汚れて帰ってきても、お風呂に直行することができます」

子供部屋

2階には主寝室のほか、子ども部屋を3部屋用意。広い部屋を後から間仕切りをする手法もあるが、将来かかる手間とコストを抑えることも考え、最初から個室を多めに設けた

スタディコーナー

2階の階段ホールにはスタディコーナーを設置。今はまだ使っていないが、子どもが大きくなったらここで遊ばせたり、勉強を見てあげたりと、家族で使えるスペースにする予定

これから外構を整えて親子で家庭菜園をするのも楽しみ

ほかにも、太陽光発電システムを導入してオール電化にしたり、シロアリに強いヒノキの集成材をふんだんに使ったりなど、こだわりを満載したHさんの家。

「太陽光発電のおかげで、光熱費は収支がトントンか、売電が買電をやや上回る月もあり、家計の助けになっています。シロアリ対策は、10年後のアフターメンテナンスもついています。将来的なコストや心配を抑えることで、安心して住める家になりました」

こうして大満足の家を建て、快適な暮らしを手に入れたHさん家族。「外構は住みながら手を入れていこうと思って、未完成のまま入居しましたが、これからゆっくりと整えていくつもり。いつか家庭菜園ができたらいいですね」と将来の楽しみを語ってくれた。

取材・文/前川ミチコ 写真/上條泰山

DATA

土地面積 約201㎡
延床面積 約135㎡
建築費 2000万~2500万円
間取り 5LDK
世帯構成 夫(34歳)、妻(34歳)、長女(1歳)

スーモカウンターで受けたサービス
カウンター店舗 スーモカウンター川越店
紹介された建築会社数 4社
受けたサービス 個別相談はじめての注文住宅講座