家づくりの情報収集を始めたころ、妻の母から土地の話が
子どもが生まれる前から、家を建てたいと考え始めていたHさん。どんな建築会社があるんだろうと思い、なんとなく住宅展示場を見て回るようになったそう。
その後、妊娠がわかって情報収集は一時中断。妻が産休に入って里帰りしているとき、妻の母から、所有している土地を提供してくれるという申し出が。「祖父母の代からの土地で、あまり有効活用されていなかったので、それならぜひと思いました」
もちろんありがたい話ながらも、ゆっくりと分譲地を探すつもりでいたHさんにとっては急な展開。さあどうしよう、と思ったときに、スーモカウンターの無料セミナー「はじめての注文住宅講座」の情報を見つけ、夫婦で参加することに。
「セミナーでは、大手と中小、それぞれの建築会社のメリット・デメリットを聞いて納得しました。安いから品質が良くないというものでもないし、少し高くてもメンテナンスフリーのものを使ったほうが将来的にコストパフォーマンスも良さそうだし、そうは言っても予算には限りがあるので、優先順位を考えることが重要だと思いました」
夫は「耐震性の高い安心感のある家、耐候性がありアフターメンテナンスの手間と費用があまりかからない家」、妻は「家族のコミュニケーションが取りやすい家」を希望。もともとHさんが住宅展示場を見て気に入っていた会社と、スーモカウンターから紹介された会社を検討し、絞り込んでいくことになった。
夫婦の育児休暇を利用して3週間で14回の打ち合わせ
その後、長女が誕生。夫も約3週間の育児休暇を取る予定があったため、その間に建築会社との打ち合わせをしたいと伝え、スーモカウンターが各社の予定を調整。育休期間を上手に利用して、4社と合計14回の打ち合わせを進めていったそう。
「仕事をしていると、土日以外に打ち合わせの予定を入れるのは難しいですが、平日が使える育休中は建築会社との予定を調整しやすいので、効率よく打ち合わせができました」
間取りプランニングの際、希望として伝えたのは、先述の耐震性、メンテナンス性、家族のコミュニケーションの取りやすさなどに加え、収納を充実させたいこと、洗濯物を干すバルコニーとお風呂を広くしたいこと、階段がLDKを通るプランにしたいなど。「注文住宅の割にはざっくりとした希望でしたが、各社の担当者がいろいろと練り上げてくれました」
最終的に2社で迷ったが「提案された間取りの魅力が決め手となって、運命の1社を選びました。リビングの裏にファミリークロゼットを設けるプランは、あまり片付けが得意ではない私たちにぴったり。もっとリビングを広く取ることもできましたが、この大型収納がなかったら、広くても散らかりやすいリビングに困っていただろうと思います」
忙しい共働き家庭にとって、洗濯のストレスのない家に
共働きで忙しいHさん夫婦。そのために特にこだわったことのひとつが「洗濯物や布団をたっぷりと干せる場所」だった。
主寝室から出られるバルコニーは広さにも奥行きにも余裕を持たせ、屋根もかかっているため、「少しくらいの雨なら、干している洗濯物が濡れる心配もありません」
また、洗濯機のある洗面室、浴室もゆったり。「お風呂が広いと、洗濯の下洗いなどもゆったりとできます。蛇口に肘がぶつかって痛い思いをすることもなくなりました」
さまざまな家事の中でも、特に天気や時間に左右されやすい洗濯だが、1階のファミリークロゼット、2階の階段踊り場など、室内物干しも充実させ、洗濯のストレスをなくすことができた。
これから外構を整えて親子で家庭菜園をするのも楽しみ
ほかにも、太陽光発電システムを導入してオール電化にしたり、シロアリに強いヒノキの集成材をふんだんに使ったりなど、こだわりを満載したHさんの家。
「太陽光発電のおかげで、光熱費は収支がトントンか、売電が買電をやや上回る月もあり、家計の助けになっています。シロアリ対策は、10年後のアフターメンテナンスもついています。将来的なコストや心配を抑えることで、安心して住める家になりました」
こうして大満足の家を建て、快適な暮らしを手に入れたHさん家族。「外構は住みながら手を入れていこうと思って、未完成のまま入居しましたが、これからゆっくりと整えていくつもり。いつか家庭菜園ができたらいいですね」と将来の楽しみを語ってくれた。
取材・文/前川ミチコ 写真/上條泰山
- DATA
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土地面積 約201㎡ 延床面積 約135㎡ 建築費 2000万~2500万円 間取り 5LDK 世帯構成 夫(34歳)、妻(34歳)、長女(1歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンター川越店 紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談、はじめての注文住宅講座