消費税増税を前に念願の家づくりをスタート
子どもの成長に合わせて5年後くらいを予定していた家づくりが動き出したきっかけは、消費税率の引き上げに伴ってすまい給付金や住宅ローン控除などの制度が拡充されたこと。さらに、金利動向もチェックして、いま家づくりを進めるのがいいと判断。Aさんの家づくりがスタートした。
子どものころから「いつかは広い一戸建てで暮らしたい」という憧れを抱いていたという。家の間取りを見るのが大好きで、休日のお出かけ先はほぼ住宅展示場というほどたくさんのモデルハウスを見て回り、いつか家づくりをするときのために、あれこれと理想の間取りをイメージしていたそう。SUUMOを活用して、土地情報なども収集もしていたAさんは、家づくりを始めるにあたり、まずはアプリ内の情報で知ったスーモカウンターへ。依頼先の会社選びや家づくりのダンドリ、資金計画などの相談に行ってみることにした。
イチから自分で考えて家づくりできる会社を選びたい
SNSや展示場などで住み心地の良い間取りや動線、収納の工夫などの情報を収集し、イメージを膨らませていたAさんだったが、実際に依頼する会社はどういう基準で選べばいいのかまったくわからなかった。また、広さを重視していたため、予算内で希望の家を建てることができるのか不安があったそう。訪れたスーモカウンターではまずアンケート用紙を渡され、そのアンケートに答えることで要望が整理されていった。気持ちがまとまり、その後のスタッフへの相談もスムーズにできたという。
「断熱性、耐震性に優れていて自然素材を使った和モダンなデザインの住まいを希望していました。スーモカウンターからは4社を紹介してもらいましたが、そのうちの3社はある程度決まったプランがあって、そこから調整していく感じでした。最終的に依頼を決めた会社は一から自分たちの思う通りにできるところが気に入りました。第三者目線でアドバイスしてくれるスーモカウンターが、私たちの話をしっかり聞いて紹介してくれた会社だから、名前を聞いたことのない知らない会社でも信頼できましたね。万が一、依頼先の会社が倒産しても保証があると説明があり、さらに安心感が増しました。お断りすることになった3社への連絡は自分たちでしましたが、『スーモカウンターから連絡を入れることもできますよ』と言ってくださって、その言葉だけでも支えてくれているんだと感じることができましたね」と妻。
並行して探していた土地はちょうど良い条件のものが見つかり、スーモカウンターを訪れてから1カ月ほどで、依頼先を決定して本格的な家づくりがスタートした。契約後、ふと手にとった雑誌で素敵だなと思ったデザインの住まいが依頼先の手掛けたものだったことがあり、やはり自分たちが選んだ会社で間違いなかったと感じたのだそう。
細部にまでこだわりが詰まった無理なくキレイが続く家
いかに家事がスムーズに、掃除がラクにできるようになるかをとことん考えてつくったAさんの住まい。
玄関からはファミリー専用動線を通ってそのままキッチンへ。途中に大容量のパントリーがあるので、買い物した重い荷物を玄関から数歩で置けるようになっている。
広々としたキッチンは夫婦そろって料理をすることもよくあるそうで、キッチンとダイニングを横並びに配し、配膳動線が短くなるように考えられている。また、ダイニングからすぐ手の届く腰壁の側面にティッシュケースがぴったりと収まるコンセント付きニッチをつくり、日常生活が快適になる工夫が施されている。
キッチンの裏にある洗濯動線は浴室から庭まで一直線に繋がるゆったりとした間取りで、無駄なくシンプルに家事が捗る動線になっている。
「2階に上がらなくても、1階だけですべての家事が完結する間取りにしたかったんです。キッチンはアイランドも素敵ですが、調理スペースが広いと何かとものを置いてしまったり、油はねも気になるので、リビングから細々したものが見えないように腰壁のあるセミオープンタイプにしました。カウンターは子どもたちの勉強スペースとして使うためにつけてもらいました。子どもが2人並んで勉強できるように長めにしています。ダイニングの椅子を共用できるように、高さをそろえました。立ち上がりの高さもよく考えたので、ちょっと覗いたら見える感じが気に入っています」
住んでみないとわかりにくい細かな部分まで、これまでの生活スタイルをよく振り返ってつくり込まれているため、参考になるアイデアが満載だ。住み心地の良さだけでなくデザイン性にもこだわりが随所に見られる。
LDKは標準の天井高とのことだが、開放感たっぷりの空間に仕上がっている。折り上げ天井を採用したリビングに対し、キッチンダイニングは折り下げ天井にすることであえて高低差を出してリビングの高さを際立たせるなど、細かな工夫がより一層空間を素敵に見せている。
「キッチンの腰壁の黒いクロスに合わせて家具用コンセント、カウンターを支える金具も黒にこだわり、使いやすさと見た目のスッキリさを共存させました。黒のクロスは実は黒板クロスなんです。黒板として使う予定はないのですが、色みが素敵だったのでとても気に入ってしまって。イメージ以上に素敵な雰囲気になりました。格好の良さを追求しすぎるとメンテナンスが大変だったりするのですが、最小限の手間で無理することなくキレイな空間が保てるように、ということを心がけて家づくりをしました」
知らなかった会社との縁がつながり理想の住まいが完成
落ち着いた色合いの木目に黒とグレー、白を組み合わせ、Aさんが思い描いていた通りのシックな和モダン住宅が完成。短い動線ですべての家事を済ませることができるようになって、家の片付けが大変でなくなり、忙しい毎日の中でも、子どもたちとゆっくり過ごす時間が十分に取れるようになったそう。
「知らなかった会社とのご縁が繋がったのはスーモカウンターのお陰。何がわからないかもわからない状態だったので、最初に相談に行って本当に良かったです。ベテランの担当者にお願いしたいという要望もきちんとかなえてくれ、進捗状況も気に掛けてくださって、家づくり中の不安もしっかりと解消してくれました。子どもたちも広くなった住まいを気に入ってくれ、早く帰って遊びたいと言ってくれます。この家でのびのびと育っていって欲しいですね。本当に楽しい家づくりができました」と笑顔で語ってくれたAさんだった。
取材・文/馬場敦子 写真/河原大輔
- DATA
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土地面積 約257㎡ 延床面積 約147㎡ 建築費 約3000万円 間取り 3LDK+納戸+ウォークインクロゼット 世帯構成 夫(20代)、妻(30代)、長女(3歳)、長男(1歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談