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ハウスメーカーと工務店はどっちがいい? メリット・デメリットや選び方を紹介

新築住宅を購入する際、どの建築会社に依頼するかは非常に重要です。ハウスメーカーと工務店の違いがわからない方や、それぞれの価格差が気になる方も多いでしょう。「なるべく安く家を建てたい」と考える一方で、価格の違いに戸惑うことも少なくありません。

そこで今回は、ハウスメーカーと工務店の違い、それぞれの建築費用にどのように価格差が生じるのか、自分に合った建築会社の選び方についてあゆみリアルティーサービスの田中 歩さんにお話を聞きました。建築費用の違いを理解し、納得した上で最適な建築会社を選ぶための参考にしてみてください。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーと工務店はどのような違いがあるのでしょうか?ここでは6つの観点で比較します。

会社の規模と対応エリア

ハウスメーカーは上場しているような大企業が多く、全国に支店や営業所を構えて広範囲で手広く営業しています。一方工務店は、地元密着型で小規模経営しているところが多いですが、より広いエリアに複数の営業所を持つ大規模な工務店もあります。

「そもそもですが、ハウスメーカーと工務店には明確な定義はなくあいまいです。例えば〇〇工務店のように会社名に『工務店』と付されていても、その規模からハウスメーカーに分類される会社もあります。

そう考えると、上場しており全国展開しているような大手企業をハウスメーカー、そうでなければ工務店と考えて良さそうです」(田中さん/以下同)

設計の自由度

ハウスメーカーは、部材の生産から設計や施工までシステム化されており、複数の基本設計パターンなどからプランを選ぶのが一般的です。オプション・間取り・設備などは選べるものの、大きな枠から外れることは難しく、自由度は低くなります。

対して工務店は、施主の希望や好みにあわせて自由設計が可能です。例えば規格化されたハウスメーカーの家を建てるのが難しい形状をした土地であっても、その土地にあわせて設計してもらえます。

ハウスメーカーと工務店の自由度の違いのイラスト

用意されているプランから選ぶハウスメーカーと比べると、工務店は自分の好みを反映させやすい(イラスト/青山京子)

工期の長さ

ハウスメーカーは、工務店と比較すると工期が短くなる傾向があります。それは資材を一括で仕入れる、工場でプレカットされた建材を現場で組み立てる工法になっているなど、施工までの一連の流れがシステム化されていることが理由です。対して工務店は、建材を現場で加工するため工期は長くなりがちです。

「ただし工期の長さは住宅の構造や設計プラン、土地形状などによって影響を受けます。例えばハウスメーカーであっても、工務店と大きく工期が変わらない場合もあります」

アフターサービス

ハウスメーカーは大企業が多く経営基盤が安定しているため、30年や60年もの長期補償を付けられるなど、アフターサービスが充実している傾向があります。一方、工務店は地域密着型の会社が多いため、トラブルがあった場合にすぐ駆けつけてくれるなど、ホームドクターとしての細やかで小回りのきくアフターサービスが期待できます。

「工務店の施工であっても、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)により、家の構造や雨漏りを防ぐ部分に対する保証は必ず付いています。また住宅設備については、設備メーカーが保証するためハウスメーカーでも工務店でも大きな違いはありません」

住宅性能

住宅性能については、ハウスメーカーも工務店も建築基準を満たす形で設計するため、最低限のレベルはどこに依頼しても確保されます。

「ただし耐震等級や断熱・耐久性能などについては、ハウスメーカー・工務店というよりも、企業によってバラバラです。それは各社が性能部分で自社の特徴を出そうとするためです。住宅のどこにこだわるのかが、会社選びのポイントになってくるでしょう」

まずはハウスメーカーと工務店の特徴を理解しておこう(イラスト/青山京子)

ハウスメーカーと工務店の価格の違いは? 価格差が生じる理由

家を建てる際に、ハウスメーカーと工務店のどちらに依頼するか悩む方は多いでしょう。両者の違いを理解した上で、特に気になるのは価格の違いではないでしょうか。一般的に、工務店よりもハウスメーカーの方が建築費用が高い傾向にあります。同じ条件で家を建てる場合でも、場合によっては費用が2倍程度差がつくこともあります。

しかし、家を建てる際に価格差だけで判断するのは賢明ではありません。ここからは、なぜハウスメーカーと工務店で価格差が生じるのか、その理由を解説します。

ハウスメーカーと工務店の価格差は主に以下の4つの費用の違いによって生じています。

会社や人員規模にかかる費用

工務店と大手ハウスメーカーでは、会社の規模や働く人数に大きな違いがあります。全国展開している大手ハウスメーカーは、各地に営業所を構えており、一つの案件に対しても多くの人員が関与しています。そのため、人件費が高くなりがちです。

一方で、工務店は少人数で業務を行っていることが多いため、人件費が比較的抑えられます。その結果、建築費用も安く抑えられる傾向があります。

開発や研究にかかる費用

ハウスメーカーは、高品質で高性能な住宅を提供するために、日々開発や研究を行っています。例えば、耐震性や耐久性に優れた住宅を建設するためには、使用する資材の開発や研究が欠かせません。これにより、優れた独自の資材をつくり出し、確保することに努めています。このような開発や実験にかかる費用が、住宅価格にも反映されるため、差につながっています。

施工にかかる費用

多くのハウスメーカーは施工を自社で行わず、地域の工務店に外注することが一般的です。そのため、仲介料や人件費が追加されることになり、工務店に比べて建築費用が高くなる傾向があります。

工務店の場合、施工を自社で行うことが多いため、外注費用がかからず、その分コストを抑えることができます。

宣伝広告にかかる費用

ハウスメーカーと工務店では、宣伝広告にかける費用に大きな差があります。ハウスメーカーは、モデルハウスや展示場、テレビCM、チラシ、インターネット広告など、さまざまな媒体を利用して会社の知名度を上げる活動をしています。これらの宣伝広告費は住宅の販売価格に反映されるため、結果として建築費用が高くなりがちです。

一方で、工務店は営業範囲が地域限定であることが多く、宣伝広告に多くの費用をかけません。そのため、宣伝広告費を抑えることができ、その分建築費用を低く抑えることが可能です。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

住宅展示場やCM、広告などで目にする機会の多いハウスメーカーは、安心感があり気になる方も多いでしょう。ここからは、ハウスメーカーで家づくりをするメリット・デメリットを紹介します。

メリット1:大手ならではの安心感がある

多くのハウスメーカーは全国展開しており、規模が大きいため、資材の開発・生産を自社で行うなど、経営基盤がしっかりしています。また、営業所やモデルルームも各地にあるなど、大手ならではの安心を感じられる点はメリットです。

一方で、経営基盤が不安定な会社の場合、建築中に倒産してしまう可能性もゼロではありません。そうなると、建築が中断され、支払ったお金が戻らないリスクもあります。

その際は、住宅瑕疵担保履行法により、建築会社は保険に加入しているため、施主は保険会社に施工費を請求できます。ただし、施工は別の会社に引き継いでもらう必要があり、引き継ぎがスムーズにできなかったり、工期が延びたりすることも考えられます。その点でハウスメーカーの安心感は大きいといえるでしょう。

さらに、建築が完了した後でも、会社が倒産した場合はメンテナンスやアフターサービスが受けられなくなり、住宅にトラブルが発生した際には別の建築会社に相談しなければならないこともあります。

そのため、倒産リスクの低いハウスメーカーを選ぶことは、購入後の安心感にもつながるでしょう。

メリット2:比較的品質が安定している

ハウスメーカーには、自社で工場を持ち、資材の開発から調達、施工まで一貫して管理している会社が多くあります。ハウスメーカーの場合は、資材や設備を工場で加工・組み立てた後に現地に搬入するため、現地での作業が少なく済みます。そのため、現場作業がマニュアル化されており、建築建設完了までの時間が短くなる傾向があり、住宅の品質に大きな差が出にくいというメリットがあります。

さらに、自社で資材を生産・調達することで、資材不足による工期の遅延リスクも軽減されます。

ハウスメーカーのなかには、世界共通の規格である「ISO9001」を取得しているケースもあります。ISO9001とは、国際標準化機構(ISO)が定めたもので、安定した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるための管理システムの国際規格です。

デメリット1:建築費用が高くなりがち

ハウスメーカーに依頼すると、建築費用が高くなることがあります。その理由は前述の通り、大手ハウスメーカーは、人件費や本社経費、広告宣伝費などのコストがかかるためです。

そのため、工務店と比べると坪単価が高くなってしまうケースが多くなります。

一方で、大手ハウスメーカーは資材を大量に仕入れてコストを抑える工夫も行っています。

デメリット2:自由度が低い傾向にある

ハウスメーカーの住宅は、高品質で均一な品質を保っていますが、その一方で間取りや設計がある程度規格化され、自由度が低い傾向にあります。そのため、「注文住宅」といっても、自分の好みにあわせたデザインや間取りを一から自由には設計できない場合もあることを理解しておきましょう。

しかし、最近では、自由度の高い間取り設計を提供するハウスメーカーも増えています。すべてのハウスメーカーが間取りや設計に制限を設けているわけではありませんので、気になるハウスメーカーがあれば、ぜひ問い合わせてみることをおすすめします。

工務店のメリット・デメリット

続いて工務店のメリット・デメリットについて紹介します。工務店のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット1:自由度が高い

工務店を利用する場合は、住宅が規格化されていないため、設計の自由度が非常に高い点がメリットといえます。

工務店に依頼すると、間取りの設計だけでなく、壁やドア、床の色や素材など、細部まで自分の希望を反映させることができます。また、さまざまなメーカーから設備を自由に取り寄せることができるため、自分好みのキッチンやバスルームを取り入れることも可能です。

ハウスメーカーと比較すると、完成までに時間がかかることもありますが、その分、外国製のキッチンを選択したり、独自の造作家具を設置したりするなどのこだわりを反映しやすくなるでしょう。

メリット2:ハウスメーカーと比較して建築費用を抑えやすい

工務店に依頼すると、建築費用を抑えることができるというメリットもあります。これは、工務店がハウスメーカーと比べて規模が小さく、人件費や維持費などの経費が少ないためです。また、広告宣伝費も少なくて済むため、同じ条件で家を建てた場合、坪単価が安くなるケースが多いでしょう。

さらに、自分の予算にあわせて設備や使用する資材のグレードを下げることもできます。価格を抑えた設備や資材を使用することで、建築費用をさらに抑えることができるでしょう。

デメリット1:工期が長くなりがち

工務店は、ハウスメーカーと比べて工期が長くかかる傾向があります。工務店は自社で資材を生産・加工するわけではないため、建築資材工場での生産や加工が遅れると工期も長引きます。また、工務店は小規模な会社が多く、建築工事の流れに沿って作業を進めるため、現地での作業が多くなります。

工務店を検討する際には、希望のプランにどれくらいの期間がかかるのかを事前に確認することをおすすめします。

デメリット2:選択肢が多く、比較が難しい

ハウスメーカーでは、カタログや住宅展示場、実績などからその会社の特徴や得意なデザインを把握しやすくなっています。しかし、工務店の場合、モデルハウスや展示場を設けていないことが多く、イメージをつかみにくいでしょう。

さらに、どの工務店の施工品質が高く、職人の技術レベルが優れているかを判断するのも難しく、また、工務店ごとに価格も大きく異なるため、どこが良いのか素人では比較しづらいところがデメリットとして挙げられます。会社の特徴も「住宅性能」や「デザイン」などさまざまですので、多くの工務店のなかから自分が建てたい会社を探すことが難しいこともあります。

方法として、同じ条件で複数の工務店に見積もりを依頼したり、工務店が開催する完成見学会などのイベントに参加して情報を集めたりするとよいでしょう。また、スーモカウンターのように建築会社の紹介などを行う相談窓口を利用するのもおすすめです。

 

ハウスメーカーと工務店のメリット・デメリットについて考える人のイラスト

ハウスメーカーと工務店のメリット・デメリットのなかで何を重視するか考えることが大切(イラスト/青山京子)

我が家にはどっちがいい?ハウスメーカーと工務店の決め方、選び方

ハウスメーカーと工務店の違いとメリット・デメリットを把握したものの、結局どっちがいいの?と迷う人も多いのではないでしょうか?ここからは、ハウスメーカーと工務店の選び方を、ステップを踏んで解説します。

【Step 1】「建てたい家」を明確にイメージする

「最初にしなければならないのは、自分たちがどんな家に住みたいのか、空間や品質にどのようなこだわりがあるのかを明確にすることです。

例えば間取りは完全に自由にしたい、内・外装材の種類や断熱の仕様まですべて自分たちの思い通りにしたいと考えるのであれば、この時点でハウスメーカーを選ぶのは難しくなり、工務店に絞られます。

自分たちが建てたい家が、ハウスメーカー・工務店のどちらでも実現できるものなのか、それともどちらかでないとだめなのかを見極めるために、どんな暮らしをどんな空間でしたいのか、まずは整理してみましょう」

【Step 2】建築実例を見る

建てたい家のイメージを具体的に思い描けない場合には、ハウスメーカーや工務店のホームページやモデルハウスを訪れるなどして、建築実例をたくさん見るのがおすすめです。マイホームは建てたら何十年も住み続けるものなので、「自分の好みにあった家を建てられる会社なのか?」は重要です。

ある程度イメージが明確になっている場合も、自分たちが理想とする家に近いデザインや品質を実現できるハウスメーカーや工務店を見つけるために、建築実例を見てまわることは大切です。

「建築実例を見たり担当者と話をしたりしているうちに、家に対する理想やこだわりのなかで、絶対に譲れないものや妥協できるものがだんだん整理されてくるはずです」

建築実例を見るときの注意点

リクルートが2022年に行った「注文住宅3年以内建築者調査」によると「間取り・プランが気に入った」ことが家を建てる会社の決め手になった人は24.0%いました。情報収集の手段については「住宅展示場に行った」と回答した人が68.0%に達しています。

注文住宅の施工会社を決めるにあたり決め手や後押しとなったもの

施工会社を決めるときには会社や担当者の対応や信頼性を重視する人が多い(図/SUUMO編集部作成)

注文住宅を建てるにあたり情報収集するために起こした行動

家づくりの情報収集には住宅展示場に建築実例を見に行ったとした人が最多となった(図/SUUMO編集部作成)

一方モデルハウスを見た人からは、「モデルハウスは豪華すぎてイメージしにくかった」との声も多く聞かれます。モデルハウスは多くの人に「こんな家に住みたい」と思ってもらえるよう、ハウスメーカーや工務店が趣向を凝らし、ハイグレードな設備を配したつくりの家になっているためです。

より現実的な建築事例を見たい場合は、オープンハウスや完成見学会、新築お披露目会に参加するのがおすすめです。

「住宅は基本的に『本体価格』と『オプション』で構成されています。実例を見てまわるときには、モデルハウスに設置されている設備のグレードやオプション料金まで確認しておくと、自分たちの予算と比較しやすくなります」

【Step 3】優先順位と妥協点を決める

自分たちのこだわりが整理できたら、優先順位と妥協点を決めておくと、判断しやすくなります。

例えばハウスメーカーで家を建てたいけれど希望の間取りを実現できない場合に、間取りは多少妥協してでも将来的なリスクを回避するために長期保証を重視するのか、希望の間取りを優先するのかを決めておくと選びやすくなります。

【Step 4】予算にあわせて複数社に提案をしてもらう

こだわりたいポイントの優先順位を付けたら、建築実例やモデルハウスを見て気になっているハウスメーカーや工務店に、決められた予算・同条件を提示して提案してもらいましょう。どこまで理想に近いプランを出してくれるかを比較し、妥協点も含めて検討します。

スーモカウンターのような、希望や優先順位を伝えてそれに合った建築会社を紹介してくれるサービスを利用するのもおすすめです。

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【Step 5】信頼できる担当者のいる会社を選ぶ

最終的に迷ったときには、「ハウスメーカー」「工務店」、「大手」「中小」にこだわらず、視野を広げて両方の話を聞き、信頼できる担当者のいる会社を選びましょう。前述のアンケートでも、施工会社を選ぶ「決め手」となった理由として多く挙げられたのは、以下の2つとなっています。

・担当者の対応が良かった 43.3%
・会社が信頼できると思った 39.0%

「住宅の専門知識はどの担当者も持っていますので、比較ポイントにはなりません。一方、例えば話した内容をきちんと整理して議事録をつくり、希望とズレがないかを随時確認しながら進めてくれるような担当者なら信頼できます」

ハウスメーカーか工務店かはステップを踏むうちに自ずと決まってくる

ハウスメーカーか工務店かはステップを踏むうちに自ずと決まってくるもの(イラスト/青山京子)

注文住宅を建てた人からのアドバイス

ここでは前述の調査に寄せられた、実際に注文住宅を建てた人からのアドバイスを紹介します。多く見られたのは、とにかくたくさんの会社が建てた家を見に行くことをすすめる意見です。

・いろいろな物件、ブログの内覧会などたくさん見たほうがいい(39歳/愛知県
・できるだけたくさん見る(38歳/埼玉県
・いろいろな会社の見学会に行ったほうがいい(36歳/長野県)
・複数の会社を比較するべき(31歳/鹿児島県

「多くの家を見ることは、自分がこだわりたいポイントや、どのような暮らしをしたいのかを定義するのに欠かせません。こだわりがすでにある人も、まだない人も、たくさんの家を見に行きましょう」

また、会社や担当者の信頼性を挙げる人も多くいました。

・自分の思い通りにしてもらえる会社を見極めること(38歳/大阪府
・土地や物件ではなく、まずは信頼できる担当者を探すべき(34歳/埼玉県
・こちらの要望をしっかり聞いてくれるかどうか(41歳/長野県)
・どういうお家を建てたいか(性能重視、デザイン重視など)によってハウスメーカーを決めるべきだが、最後は営業担当との相性だと伝えたい(42歳/千葉県

「注文住宅を建てるにはとても細かいステップを踏みながら進める必要があるので、話に齟齬(そご)が生じないことは大切です。1回1回の打ち合わせで、どこまで決まったのかを互いに確認しながら進めていける担当者と出会えると理想的です」

悩んで選んだハウスメーカーや工務店で理想の家を実現した先輩たちの実例を紹介!

実際にハウスメーカーと工務店で悩んだ末に、理想の家を実現した先輩たちの実例を紹介します。

【実例1】各社の強みと弱み、コストなどを整理・比較して依頼先を決定

オリジナリティある住まいづくりをしたいと考えていたKさんは、スーモカウンターが開催するハウスメーカー・工務店選び方講座に参加。自分たちの要望をかなえてくれそうな4社を紹介してもらいました。すべての会社に要望をまとめた同じ書類を提示して、プランと見積もりの比較表を作成して検討。スーモカウンターのアドバイザーからも客観的な意見をもらい、最終的にもっとも譲れないデザイン面の条件を実現できること、そして担当者との相性で依頼先を決め、理想の家をかなえました。

スタイリッシュな家の外観写真

Kさんがもっともこだわったガルバリウムの外観は、シャープでスタイリッシュな印象を与えている(写真/河原大輔)

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白いガルバリウムの外壁にとことんこだわって、ようやく完成した終の住処

ハウスメーカー・工務店選び方講座を予約する

【実例2】価格よりも大手の安心感を重視して建築会社を選定

「広い環境でのびのび子育てしたい」と注文住宅を新築することに決めたKさん夫妻。家の購入という人生の一大イベントで失敗したくないと考え、専門家のアドバイスを受けるためにスーモカウンターを訪問。家事が楽な間取りにしたいこと、耐震性が高く火災にも強い家にしたいなど希望を伝えたところ、大手建築会社3社を紹介されました。
各社との打ち合わせでは当初の予算を超えましたが、大手以外の建築会社よりも大手の家という安心感を得ることを優先。最終的に3社のうち耐震構造に信頼性が高い会社と契約し、安心して暮らせるマイホームを実現しました。

耐震性を重視して建てた家の外観

耐震性を重視して建てた家は、超高層ビルと同じ構造形式で設計されているので安心して暮らせる(写真/アラキシン)

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シアタールーム完備で夢をかなえた、家事効率の高い家

【実例3】第三者の客観的なアドバイスをもとに施工会社を決定

「一戸建てが良い」と思っていたものの、特にこだわりがなかったHさん夫妻。何度か展示会に行ってみましたが、それぞれの会社の違いがよくわからず困っていました。そこでスーモカウンターに足を運び相談。シンプルな住まいを希望していることを予算とあわせて伝えると、ハウスメーカーから工務店まで4社を提案されました。
最終的には話がスピーディーに進み、土地もすぐに紹介してくれた会社に依頼し理想の家を実現。間にスーモカウンターという第三者が入ったことで、決定する際も納得感を持てたそうです。

木のTVボードの写真

選んだ会社は天然木を使った家づくりを提案していて、あまった天然木も無駄にせず、TVボードを造作してくれた(写真/河原大輔)

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自分たちで選んだウォルナットの天然木が住まいのアクセントに

【実例4】ハウスメーカーと工務店の違いがわからなくてもプロに任せれば安心

28年前に新築で購入した家を建て替えたいと考えるようになったSさん。どこに依頼すればいいのか、そもそもハウスメーカーと工務店の違いもよくわからないという状態でしたが、自分で情報を集めるよりプロの知恵を借りた方が早いと思いスーモカウンターへ相談に行きました。

予算や気密性・断熱性の高い家にしたいという希望を伝え、紹介された会社を比較検討して、コストパフォーマンスが高いと感じ、営業担当のレスポンスも早かった会社に依頼。
その結果、前の家でかかえていた湿気の悩みからも解放され、希望通りに高気密・高断熱の快適な家を建てることができました。大満足な家づくりの成功の秘訣は、スーモカウンターへ相談に行ったことだと感じているそうです。

Sさん宅の注文住宅実例

信頼できる担当者が見つかり、結露に悩まない家が完成(写真/相馬ミナ)

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築28年の自宅を高気密・高断熱の家に建て替えて快適なわが家に

【実例5】さまざまな実例紹介をしてくれたハウスメーカーに決定

介護がしやすい住まいへのリフォームを検討していたKさん夫妻と、土地探しに苦労していた長女一家は、広い敷地を活用した完全分離型の二世帯住宅を建てることに。建て替えかリフォームかで迷っていましたが、スーモカウンターに相談したところリフォーム対応も可能な地元工務店から大手ハウスメーカーまで、さまざまなタイプの会社を紹介してもらえました。そのなかから、一番フットワークが軽く、対応がスピーディーだった中堅の会社に建て替えを依頼。

決めることや打ち合わせの数も多く、大変だったそうですが、その分お互いの世帯が心地よく暮らせる、満足のいく二世帯住宅が完成しました。

Kさん宅の注文住宅実例

介護のしやすさも考え、手すりや引き戸を採用し廊下の幅も広めにとり、長く住み続けられる家が完成した(写真/河原大輔)

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築50年の実家を娘家族と完全分離型二世帯住宅に建て替え

【実例6】予算と住宅性能を加味して地域密着型工務店に決定

子どもが増えたことで家の購入を考えるようになったOさん夫妻。共働きで3人の子育て中と、とにかく多忙なため、効率的な家づくりを行うためにスーモカウンターへ相談に行きました。特徴が異なる3社を紹介してもらい、そのなかから地域密着型で完全自由設計が可能な工務店をパートナーに決めます。
特に生活動線を考慮した間取りにこだわり、新居で生活し始めてから家事の時間を短縮できるようになったそうです。

Oさん宅の注文住宅実例

よく料理をするという夫に合わせてキッチンは高めに設計。キッチンの裏にはパントリーを設けるなど、家事の時間を短縮できる工夫を盛り込んだ(写真/ご本人)

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共働きで3人の子育て中。多忙な中での家づくりはタイパ&コスパを重視

ハウスメーカー・工務店選びのポイントは?

最後に改めて田中さんに、ハウスメーカー・工務店選びのポイントを聞きました。

「注文住宅を建てるときには、ハウスメーカーと工務店のどちらに依頼するかを考える前に、まずは自分なりの家に対する『哲学』のようなものを持つことが大切です。
ハウスメーカーも工務店も、必ず建築基準法が定める基準をクリアする家を建てます。そこからさらにどんな特徴がある家にしたいのかが明確になっていなければ、そもそも選びようがありません。

いろいろなサイトや雑誌を見たり実際に物件を見に行ったりして自分なりのイメージを膨らませ、何にこだわり、どれを必ず実現したいのかを決めることから始めましょう」

スーモカウンターに相談してみよう

「ハウスメーカーと工務店のどちらを選べばいいのかわからない」「第三者の意見を聞いて依頼先を決めたい」など建築会社選びに悩んでいるなら、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまからお聞きしたご要望をかなえてくれそうな依頼先を提案・紹介します。

個別相談のほか、「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」や「はじめての注文住宅講座」など、会社選びのポイントや家づくりの進め方などが学べる家づくり講座もすべて無料で利用できます。ぜひお問い合わせください。

調査概要

・「注文住宅3年以内建築者調査」(リクルート調べ)
・調査協力:楽天インサイト
・調査実施:2022年8月
・調査方法:インターネット調査
・対象者:3年以内に注文住宅を建築した25歳~44歳の全国の男女
・有効回答数:400名(うち、男性191名・女性209名)

イラスト/青山京子

監修/SUUMO編集部(ハウスメーカーと工務店の価格の違いは?価格差が生じる理由ハウスメーカーのメリット・デメリット工務店のメリット・デメリット

取材協力/田中 歩さん(株式会社あゆみリアルティーサービス
取材・執筆/佐藤カイ(りんかく)