画一的でない家づくりができる会社を選びたくて相談
いずれ活用できるようにと両親が購入していてくれた土地があり、これから先の暮らしを豊かにする住まいを建てたいと考え、消費税が上がる1年前から家づくり計画をスタートさせたKさん。
当初より家づくりをお願いする会社は、オリジナリティある住まいづくりができそうなところにお願いしたいと考えていたKさん。CMなどで知っていたスーモカウンターでハウスメーカー・工務店選び方講座を開催していることを知り、どんな会社がいいのか相談に行ってみることにした。ハウスメーカーや設計事務所、工務店など、それぞれの特徴を聞き、自分たちの要望をかなえてくれそうな4社を紹介してもらった。早速、翌週に2社の面談を設定してもらい、あとの2社はそれぞれの会社まで出向くことに。どの会社にも初回の打ち合わせ時に要望をまとめた同じ書面を提示し、4社すべてからプランと見積もりを出してもらったそう。
「私たちの要望をしっかりと聞き取ってくれたスーモカウンターからは、的確な4社を紹介してもらえたため、どの会社も甲乙つけ難いプラン提案と見積もりが上がってきました。そこで自分なりに各社の強みと弱み、コストなどを整理して比較表をつくってみたんです。それをスーモカウンターのアドバイザーに見てもらい、第三者的立場から意見をもらいました。そうして2社に絞り込み、残った2社とさらにプランの詳細を詰めていくことにしました。依頼先を絞り込む際に、中立な立場で意見を聞かせていただけたのは、とても助かりましたね」
残念ながらお断りすることになった2社への連絡はスーモカウンターに任せ、絞り込んだ2社との相談を深めていった。最終的には、最も譲れない条件だった外壁素材、ガルバリウムの施工に対応できるかどうかと、担当者との相性が決め手となり、依頼先を決めた。
私たちと同じ熱量で応えてくれる会社に出会えた
Kさんが譲れなかった条件は、主にデザイン面。ガルバリウムのスタイリッシュな外観デザイン、スケルトンのリビング階段、梁見せのリビング、明るい吹抜けやロフトなど、取り入れたいデザインのイメージはいろいろとあったそう。インターネットの口コミ情報や、家づくりブログなどを観て、素材選びや間取り、デザインなどの情報を収集。一緒に暮らす予定の長女とハウスメーカーの営業担当の4人でつくったグループLINEに、思いついたアイデアなどをどんどん上げて共有し、家族の意見を集約しながら、思いを伝えていった。
「何度もプランの変更や再検討をお願いし、営業さんは対応がとても大変だったと思いますが、私たちのこだわりを『面白い』と感じていただけ、プロとして腕の見せ所だと、一緒に悩みながら一生懸命考えてくださって。そういう姿勢がとても嬉しかったし、頼もしかったですね。この会社にお願いしてよかったと本当に思います。隣の市にある展示場まで行き、毎週のように打ち合わせを重ねました。長い打ち合わせの後は、夫婦で街並みを見ながら、外観のイメージやバルコニー、カーポートのデザインについて相談しつつ、1時間ほどかけて歩いて帰るのが習慣となりました。健康的な習慣が身についたおかげで、ずいぶん体の調子がよくなりましたね(笑)」
周辺の街並みに溶け込むような白いガルバリウムの外観
以前、テレビ番組で見たガルバリウムを使った外観デザインがとても気に入り、いつか家を建てるときにはぜひ取り入れたいと夢見ていたKさん。
「インターネットでガルバリウムのメリット、デメリットを調べました。施工会社にも素材の扱いに得手、不得手があることを知りました。依頼した会社も標準はサイディングを使用しているとのことでしたが、施工実績がないわけではなかったので、コストが高くなってもぜひガルバリウムを使った外観にして欲しいと強くお願いしました。周囲の街並みになじむデザインにしたいとホワイトカラーのガルバリウムを希望していましたが、インターネットの検索では実例があまり見つからず、時には車窓から見えた気になる街並みを夫婦で歩いて、実物を見に行きました。シャープでスタイリッシュに見えるよう、縦のラインの細さにもこだわってメーカーを自分で調べ、品番まで指定して施工してもらいました」と夫。
とことんこだわった白いガルバリウムの外観は思った以上に良かったそうで、とても満足しているそう。
「最近はベランダをあえてつけないデザインを提案する会社が多いそうなのですが、洗濯物は外に干したいし、お布団なども干せるくらいの十分な広さが欲しいと思っていたので、1階にも2階にもベランダを取り付けてもらいました。2階のホールにも洗濯物を干せるスペースをつくってもらったので、雨の日も気にせずに洗濯できます」と妻。
心強いアドバイザーだったスーモカウンターの存在
最初に設計事務所、工務店、ハウスメーカーとそれぞれに特徴の異なる4社をスーモカウンターに紹介してもらったおかげで、いろんな話を伺うことができ、それぞれの良いところをミックスさせて、自分らしい住まいづくりができたと振り返るKさん夫妻。
「依頼先を決めるまでも、依頼先を決めてからもスーモカウンターのアドバイザーさんにはとても親身になって相談に乗っていただいたので、着工が始まってからの家づくりの進捗状況も2カ月に1度くらいのペースで、写真とともにメールでお知らせしていました。私たちとともに完成をとても楽しみにしてくださって、完成した家の見学に来てもらう段取りもしていたのですが、残念ながらタイミングが合わずまだ見ていただけていないんです。でも、また日程が合えば、ぜひ見に来ていただきたいなと思っています。最初にスーモカウンターに行って相談していなければ、依頼先とも出会えていなかったですし、これほどまでに満足できる住まいづくりができていなかったと思います」と夫。
「家づくりは本当に大変だったけれど、とことんこだわったので達成感を感じています。振り返ってみると楽しかった思い出ばかりですね。長女はボーナスが入ったら家具をそろえたいと話していました。東京で生活している長男は完成した家をまだ見ていないので、年末に帰省したときにどんな反応をするか楽しみですね」と妻。
「これまでは仕事中心の生活でしたが、家づくりを終え、今は早く家に帰るのが楽しみです。50歳を過ぎて家を建てるという経験をし、いろんなことを調べたり、見に行ったりしたことで、仕事以外のことにも興味を持てるようになりました。定年後の生活を見据えて、生活の質を上げるためにも、ちょうど良いタイミングで家づくりができたのではないかと思っています」と、笑顔で語ってくれたKさん夫妻だった。
取材・文/馬場敦子 写真/河原大輔
- DATA
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土地面積 約126㎡ 延床面積 約132㎡ 建築費 2500万~3000万円以内 間取り 4LDK 世帯構成 夫(52歳)、妻(51歳)、長女(26歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンターくずはモール店 紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談、ハウスメーカー・工務店選び方講座