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ステンレスキッチンのメリットとは?掃除方法やメーカー選びも

ステンレスキッチンの魅力とは? 機能性、デザイン性からお手入れ方法まで

キッチンのワークトップとしてはシステムキッチン登場当時から根強い人気を誇っているステンレス。現在はワークトップに限らずボディや収納もステンレス製の「ステンレスキッチン」が人気です。

そこで、あらためてステンレスキッチンの機能性やデザイン性の高さなどの魅力について、ステンレスキッチンやステンレス製の収納などを手掛けるサンワカンパニー広報の小林大気さんに話を聞きました。

キッチンのワークトップとは?

ワークトップとは、システムキッチンの作業スペースのことです。基本的には一枚板でできており、シンクやコンロ、食器洗い乾燥機などを一体化する役割も担っています。ワークトップは、天板やカウンタートップと呼ばれることもあります。

ワークトップは、熱した鍋をそのまま置いてしまっても、変形や変色しにくい性質を持っています。

システムキッチンの中でも広い面積を占めるワークトップは、いわばキッチンの「顔」です。お手入れがしやすく、耐久性の高い素材が好ましいですが、希望するキッチンのイメージに合わせて素材やデザインを選ぶようにしましょう。

キッチンワークトップの種類と特徴

現在、ステンレスをはじめ、キッチンのワークトップにはさまざまな種類があります。ステンレスキッチンについて見ていく前に、ステンレスのワークトップとそれ以外の代表的なワークトップを比較して、ステンレスの特徴を確認しておきましょう。

ステンレスのワークトップ

ステンレスの特徴としては、耐久性が高いこと、お手入れがしやすいことなどがあります。火を扱い、衛生的であることを求められるキッチンのワークトップとしては、熱に強く汚れが付きにくいという特徴が大きなメリットになっています。一方で傷が付きやすい点は、デメリットといえます。

ステンレス製のワークトップ

ステンレスのワークトップのイメージ(画像/PIXTA)

人造(人工)大理石のワークトップ

「大理石」という言葉が付いていますが、樹脂によって大理石を模したもの、または天然石を粉砕して樹脂で固めたものが、人造(人工)大理石です。主な素材が樹脂であるため、色や柄のバリエーションが豊富なのが特徴です。ただし、ステンレスや天然石に比べて熱や汚れに弱いのがデメリットです。

人工大理石のワークトップ

人造(人工)大理石のワークトップのイメージ(画像/PIXTA)

天然石のワークトップ

御影石や大理石などの天然石もキッチンワークトップに用いられています。天然石は熱に強く、重厚感や高級感があるのが特徴です。一方で高価であることや、割れたり欠けたりしやすい点がデメリットです。

天然石のワークトップ

天然石のワークトップのイメージ(画像/PIXTA)

キッチンワークトップの素材別の比較

  メリット デメリット
ステンレス ・熱に強い
・汚れが付きにくい
・傷が付きやすい
人造(人工)大理石 ・色柄のバリエーションが豊富 ・熱や汚れに弱い
天然石 ・重厚感や高級感がある
・熱に強い
・高価
・割れたり欠けたりしやすい

ステンレスキッチンの魅力・メリットとは?

ワークトップとしてはなじみの深いステンレスですが、最近はワークトップ以外のボディや収納もステンレスで統一したステンレスキッチンが高い人気を誇っています。どのような点が人気の理由となっているのでしょうか。

機能性の高さ

まず、機能性の高さが挙げられます。ステンレスのワークトップ同様、熱と汚れに強く、お手入れしやすい点が魅力です。また表面に細かい傷ができたとしても、致命的な損傷になることは少なく、衝撃にも強い素材だといえます。
ステンレスは水に強く、錆びやカビが発生しにくいため、キャビネット内も清潔に保つことができます。またニオイが付きにくく、清掃性がよいことも、多くのプロに採用されているゆえんでしょう。経年による歪みも少なく、耐久性が高いこともステンレスならではの特徴です。

デザイン性の高さ

ステンレスキッチンは、デザイン性の高さも魅力の一つです。

「シンクやワークトップだけがステンレスのキッチンに比べて、オールステンレスだと金属の質感・光沢感が際立ち、見た目にインパクトがあります。飲食店の厨房ではオールステンレスの調理器具を使っていることが多く、家庭用のキッチンもオールステンレスにすることで、プロっぽさを演出することができます」(小林さん、以下同)

ヘアライン仕上げ

バイブレーション仕上げ

通常のヘアライン仕上げ(上)と、バイブレーション仕上げ(下)。バイブレーション仕上げだと傷が目立たない(画像提供/サンワカンパニー)

価格が比較的安価

ステンレスキッチンは、比較的安価であることも魅力の一つといえます。オールステンレスキッチンと、部分的にステンレスを採用したキッチンとで価格は異なり、採用する仕様や設備、サイズによっても違ってきます。

ステンレスキッチンの費用相場については後述しますので、詳しくはそちらを参考にしてください。

環境への配慮

ステンレスは、100%リサイクルが可能な素材です。実際にステンレス製品のほとんどがリサイクルされ、スプーンやフォークなどに生まれ変わっています。

つまり製品自体の寿命が来ても、廃棄物になることはありません。ステンレスは環境への負荷が少なく、地球に優しい素材だといえます。


また、ステンレスキッチンは耐久性が高いため、他の素材のキッチンに比べて長く使うことができます。したがってステンレス製品を選ぶことは、エネルギーや資源の節約につながり、結果的に地球環境の保全に役立つでしょう。

メンテナンスのしやすさ

ステンレスキッチンは、メンテナンスのしやすさが魅力です。ステンレスに含有されているクロムは、空気中の酸素に触れることで表面に酸化被膜を張る性質があり、細かい傷が生じても錆びにくいのが特徴です。

またステンレスは汚れに強く、ニオイが付きにくい性質があり、清掃性に優れています。特にオールステンレスのキッチンであれば、キャビネット内も清潔に保ちやすく、簡単な拭き掃除でもキレイになるでしょう。

ステンレスキッチンの写真

ステンレスキッチンはメンテナンスのしやすさも魅力(画像/PIXTA)

ステンレスキッチンのデメリット

優れた特徴を持つステンレスキッチンにも、デメリットはあります。この章では、特に注意したい3つのポイントを紹介しますので、設置してから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

水垢・傷・サビが付きやすい

ステンレスキッチンに水滴を残したままにしておくと、水垢となって目立つことがあります。なるべく水滴は残さないように心がけ、気になる場合はクエン酸水などを使って落としましょう。

ステンレスは細かい傷が付きやすく、新しいうちは気になるかもしれません。またステンレスは本来は錆びにくい特徴を持っていますが、調味料や漂白剤など、アルカリ性や酸性の液体が長時間付着することで錆びることがあります。錆びにくいといわれるステンレスも、一定の状況下では錆びることがあるので注意しましょう。

熱伝導性が低い

ステンレスは熱伝導率が低い素材のため、他の素材に比べて触ったときに冷たさを感じるでしょう。特に寒い時期は、長時間触れることに苦痛を感じるかもしれません。

寒さが気になる場合はなるべく身体を近づけないようにし、触れることが多いワークトップには人工大理石の採用を検討しましょう。

経年劣化によりデザイン性が失われる

ステンレスはスタイリッシュな見た目と光沢感が魅力ですが、使っていくうちに表面に細かな傷ができ、光沢がなくなります。使用には問題ありませんが、経年によりデザイン性は失われます。

ワークトップにフライパンやお皿を置く際は注意し、タワシや目の粗いスポンジでゴシゴシ洗わないように気を付けましょう。

傷が気になる方は、エンボス加工や特殊コーティング加工がされた、ワークトップやシンクの採用を検討しましょう。

ステンレスキッチンの写真

(画像/PIXTA)

ステンレスキッチンの費用相場

キッチン選びの中でも気になるのはやはり費用面でしょう。いくらぐらいを想定したらよいのでしょうか。

壁付けのI型のキッチンでリーズナブルなラインであれば、本体価格は30万~60万円が相場です。

コンロとシンクが90度に向き合っている、いわゆるL型のキッチンはサイズも大きくなり、安価なタイプでも本体価格は60万〜80万円程度になります。

最もよく出ているのは価格帯は60万~100万円ですが、グレードによっては200万円を超えるキッチンもあります。

ステンレスキッチンはメーカーや仕様、サイズによって価格も異なります。予算やライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。

ステンレスキッチンのお手入れ・掃除方法

そもそも、ステンレスは「ステンレススチール(stain less steel)」といい、「錆びにくい鋼」という意味がありますが、全く錆びないわけではありません。お手入れが悪いと、上に置いた金属の錆が移る「もらい錆」が発生することもあります。では、どのようにお手入れすればいいのでしょうか。

「ステンレスの表面は錆に強い酸化被膜で覆われています。たとえ表面の酸化被膜が破れても、乾燥することで被膜は再生されますが、過度の錆や傷が付くと自己修復できなくなってしまいます。そのため、強くこすり過ぎたり目の粗いタワシを使ったりするのは避けてください。自己修復できるうちにお手入れすることが大事です。

軽めの錆の場合は、メラミンスポンジでステンレスの目に沿って優しくこすることで、錆を落とすことができます。赤い錆の場合は、雑巾にクエン酸水をしみこませて、赤錆の上に置き、30分~1時間放置します。その後、水洗いをしてから水分をふき取り、よく乾燥させてください」

台所用漂白剤は使える?

ステンレスキッチンはお手入れがしやすいのが魅力ですが、台所用の塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤を使っても大丈夫なのでしょうか。

ステンレスの表面は酸化被膜で覆われていますが、塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤を使用することでその膜を破壊してしまい、自己修復する前に錆びてしまう恐れや変色する可能性があります

使う場合は「使用上の注意」を必ず確認するようにしましょう。

10年後もキレイに保つには

キッチンの耐用年数は、一般的に10〜20年といわれていますが使用頻度や日々の使い方によって変わってきます。長い間キレイな状態を保つためにも、お手入れ方法には気を付けましょう。

ステンレスに水分が残ったまま放置してしまうと、水垢の原因になります。うろこ状になってしまうと落としにくくなりますので、水垢は定期的に落とすようにしましょう。

また表面の細かい傷から錆びることがあるため、漂白剤を使用する場合は2~5分程度に留め、酸化被膜を壊さないように注意してください。

小まめにお手入れすることで、キレイに使い続けることができる(画像/PIXTA)

ステンレスキッチンを選ぶときのポイント

機能性・デザイン性に優れたステンレスキッチンですが、選ぶときにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。

アイランド型、ペニンシュラ型、壁付け型などで違いはある?

キッチンは、配置の仕方によって、アイランド型、ペニンシュラ型、壁付け型の大きく3つに分けることができます。アイランド型は部屋の中央に島のように配置されたキッチンのこと、ペニンシュラ型は半島のように壁に一部がくっついているキッチンのこと、壁付け型は壁側に向いて配置されたキッチンのことです。

「ステンレスキッチンで、アイランド型やペニンシュラ型などのオープンキッチンの場合、ステンレスの面積が広くなるため、それだけ空間における存在感が大きくなります。良くも悪くもインパクトが強いので、周りのインテリアとのバランスが大事になってきます」

キッチン周辺のインテリアとのデザインバランスは?

キッチン周りをクールでスタイリッシュな印象に仕上げたい人は、収納などもステンレスで統一するといいでしょう。ここではキッチンまわりの主なステンレス製品についてご紹介します。

ステンレスのキッチン

ステンレスのカップボードとコーディネート。大容量の収納と統一感のあるデザインでキッチンがスタイリッシュに仕上がる(画像提供/サンワカンパニー)

ウォールキャビネット

ウォールキャビネット。扱いやすい収納はインテリアとしても空間を圧迫しない(画像提供/サンワカンパニー)

つり戸棚

つり戸棚。ステンレスのフレームに棚板を組み合わせただけのシンプルなデザインなので、空間の圧迫感がなくオープンキッチンに最適(画像提供/サンワカンパニー)

ステンレスシェルフ

ステンレスシェルフ。スッキリとしたデザインでスタイリッシュに収納できるオープン棚(画像提供/サンワカンパニー)

ダイニングの収納

ダイニング側の収納。オープンキッチンのダイニング側に開く収納もステンレスにすれば、LDKの中でよりキッチンの存在感が際立つ(画像提供/サンワカンパニー)

収納と一体化したステンレスキッチン

ステンレスキッチンと収納を一体化。見せる収納で、暮らしそのものをコーディネートできる(画像提供/サンワカンパニー)

メーカーごとの特性・強みを比較してみる

ステンレスキッチンの採用を検討する際は、キッチンメーカーごとの特性や強みを比較してみましょう。

メーカーによってキッチンに対するこだわりが異なるため、欲しい機能や特徴を重視して選ぶのも一つの方法です。既製品で見つからない場合は、キッチンをオーダーメードする方法も検討してみましょう。

またキッチンと内装材のカラーに統一感を出したいときは、キッチンだけでなく、建材も取り扱う総合設備メーカーを選ぶのもおすすめです。同じメーカーを選ぶことで、ドア材やフローリングなどをコーディネートしやすくなります。

オールステンレスを選ぶときの注意点

ステンレスキッチンの選び方として、周りとのバランスを中心に見てきましたが、その他にオールステンレスのキッチンを選ぶときは、どういった点に注意すればいいのでしょうか。

「オールステンレスでプロの厨房風のキッチンにはなりますが、業務用とは仕様が異なるため、業務用のステンレスキッチンをそのまま一般家庭で使おうとすると、大き過ぎて困るかもしれません。また、海外製の食洗機などを使いたい場合、その食洗機を組み込めるかどうかも確認が必要です。

また、オールステンレスだとキッチンの個性が強く出るため、人によって好みが分かれます。夫婦間や家族間で意見が分かれるケースもあるので、よく話し合ってから決めた方がいいですね。

一口にオールステンレスといっても、メーカーによって直線を強調したシンプルなデザインのものや、光沢を前面に出したゴージャスなものなど、デザインに特徴があります。どんなステンレスキッチンが好みなのか、比較検討するといいでしょう」

オールステンレスのキッチンを選ぶときの注意点

・周りのインテリアとのバランスを考える
・業務用と家庭用では仕様が異なるので、業務用を使いたい人は大きさなどに注意
・海外製の食洗機など組み入れたい設備があるときは、組み入れ可能か事前に確認
・オールステンレスは好みが分かれるため夫婦間(家族間)で話し合ってから決める
・メーカーによってデザインに特徴があるので、自分の好みに合ったデザインを探す

ステンレスキッチンの施工例

ステンレスキッチンは、周りのインテリアや設備とトータルで考えると、よりカッコいい自分好みの空間を演出することができます。ここでは、ステンレスキッチンの魅力をさらに高める施工例をいくつか見てみましょう。

木とステンレスが調和したキッチンの施工例

ステンレスの無機質な金属の素材感は、木の内装やインテリアと組み合わせることで調和して、程よいアクセントとなります。

木とステンレスを使ったキッチンの施工例

木とステンレスが調和したキッチンの施工例(画像提供/サンワカンパニー、株式会社ラブデザインホームズ)

プロの厨房のようなイメージのキッチンの施工例

周りのインテリアやレイアウト次第で、プロの厨房のように演出することもできます。

厨房のようなキッチンの施工例

プロの厨房のようなイメージのキッチンの施工例(画像提供/サンワカンパニー、株式会社ハウジングネットワン)

木のカウンターテーブルの造作を施したキッチンの施工例

オープンキッチンがオールステンレスの場合、ステンレスのインパクトが大きくなりますが、木でカウンターテーブルを造作すれば、印象を程よく中和することができます。

木製のカウンターテーブルの施工例

木のカウンターテーブルの造作を施したキッチンの施工例(画像提供/サンワカンパニー、秋好建築設計事務所)

周りのインテリアにもステンレスの素材感を取り入れたキッチンの施工例

キッチンまわりの収納や家電にもステンレスの素材感を取り入れることで、よりスタイリッシュな印象を演出することができます。

ステンレス素材を取り入れたキッチンの施工例

レンジフードや冷蔵庫など周りのインテリアにもステンレスの素材感を取り入れたキッチンの施工例(画像提供/サンワカンパニー、アイワ企画株式会社)

コンパクトなステンレスキッチンの施工例

コンパクトタイプのステンレスキッチンは、セカンドキッチンや狭小住宅用のキッチンに最適。小さいながらも存在感のあるキッチンになります。

コンパクトなキッチンの施工例

コンパクトなステンレスキッチンの施工例(画像提供/サンワカンパニー、Polite Design Office)

憧れのステンレスキッチンを使いこなす先輩たちの事例を紹介!

ステンレスキッチンは見た目のインパクトが強く、料理にもこだわる人が選んでいるという印象があります。実際にステンレスキッチンを選び、愛用している先輩たちが、どのようなこだわりを持ってステンレスキッチンを選んだのか、実例を参考に学んでいきましょう。

【case1】ショールームをいくつも回って見つけたオールステンレスのキッチン

家づくりをスタートしたものの、情報が多すぎて選択基準がわからなくなりスーモカウンターを訪れたMさん夫妻。あらためて条件を整理して伝え、最終的に5社の依頼先候補と面談して理想の家づくりを実現しました。

妻が特にこだわったのは、キッチン。依頼した会社のルートで安く入手できるメーカー製品もありましたが、ショールームをいくつも回り、お気に入りのオールステンレスキッチンを見つけました。今は料理をするのが楽しくて仕方ないと喜んでいます。

オールステンレスのキッチン/注文住宅実例

ショールームをいくつも回って決めたオールステンレスのキッチン(写真/河原大輔)

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デザインにこだわったわが家完成までの道のりは、楽しくてワクワクすることばかりだった

【case2】限られた予算の中で希望がかなった丈夫なステンレスキッチンに満足

ずっと賃貸でもいいと考えていた40代後半のIさん夫妻、しかし寒さに耐えられなくなり、家を建てることに。自分たちの収入や生活費から予算を立てた後、その予算で家が建てられるかをスーモカウンターに相談することにしました。

将来の出費が不安になり、一度商談を白紙にした時期もありましたが、こだわるところと妥協できるところのメリハリをつけて予算をクリア。妻は希望通りの丈夫なステンレスキッチンに満足し、休日は趣味のパンやお菓子を焼く時間が増えたと語ります。

ステンレスキッチンの実例

アイランドタイプは諦めたものの丈夫なステンレスキッチンは希望通り(写真/長澤力)

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40代後半で思い立った家づくり。広いガレージとキッチンを実現

【case3】木目×ステンレスにブルーカラーを差し色にしたキッチン

Tさん夫妻は、当時住んでいた家賃と同じくらいの金額で家を建てられるのでは、と思い、家づくりを検討することに。夫婦ともに揃ってアウトドア好きで、スノーボードやキャンプ用品など大きな荷物があるため、広い一戸建てを希望。土地を探しているときに、無料で相談できるスーモカウンターの存在を知り、オンラインで相談しました。

まず希望に合いそうな会社を10社ほどピックアップしてもらい、そこから4社に絞り込み、オンラインでの打ち合わせの後、3社のモデルハウスを見学。共働きで土日しか休みが取れなかったものの、スーモカウンターを利用することで依頼先をスムーズに決定できたそうです。

Tさん夫妻にとって、気に入ったメーカーの製品を使えることが譲れない条件。依頼先の会社は施主支給品の取り付けも快く対応してもらうことができ、ステンレスキッチンも満足のいく仕上がりに。カラーにもこだわることで、広いリビングの中で存在感あるキッチンになりました。

Tさん宅の注文住宅実例

木目×ステンレスにブルーカラーを差し色にした、お気に入りのステンレスキッチン(写真/杉浦幹雄)

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施主支給はマスト条件!お気に入りに囲まれた屋上テラスのある家

【case4】傷が目立ちにくいバイブレーションステンレスを採用したキッチン

3人のお子さんを育てるOさん夫妻は当時の家が手狭になったことから転居を考えるようになり、希望エリアで土地購入の目処がついたことから、注文住宅を建てることに。子育て中かつ共働きのため、家づくりを効率よく進めるためにスーモカウンターを利用。アドバイザーから家づくりで重視することを質問されたことで、自分たちの希望が明確になり、最終的に完全自由設計で家づくりができる工務店に依頼しました。

また土地情報や予算などもアドバイザーからハウスメーカーに共有されていたため、初回からタイパのよい打ち合わせになりました。

よく料理をする夫の身長に合わせてキッチンの高さを設定し、ワークトップは傷が目立ちにくいバイブレーションステンレスをセレクト。パントリーはあえてオープンにし、作業効率を重視したキッチンになりました。

Oさん宅の注文住宅実例

傷が目立ちにくいワークトップを採用した、メンテナンスしやすいステンレスキッチン(写真/ご本人)

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共働きで3人の子育て中。多忙な中での家づくりはタイパ&コスパを重視

理想のステンレスキッチンを実現するためのポイント

最後にあらためてステンレスキッチンの魅力と理想のステンレスキッチンを実現するためのポイントを聞きました。

「ステンレスキッチンの魅力は、やはり機能性とデザイン性の高さです。無機質な印象ですが、周りのインテリアなどとの組み合わせで表情が変わります。理想のステンレスキッチンを実現するためには、キッチンの置かれる空間とのトータルコーディネートが大事です。もちろん、日々のお手入れも重要。きちんとお手入れしていれば、錆も問題ありません」

スーモカウンターに相談してみよう

「どうやって進めたらいいのかわからない」「建築会社はどうやって選べばいいの?」
住まいづくりにあたって、このような思いを抱いているなら、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまのご要望をお聞きして、そのご要望をかなえてくれそうな依頼先を提案、紹介します。

無料の個別相談のほか、「はじめての注文住宅講座」や「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、家づくりのダンドリや、会社選びのポイントなどが学べる無料の家づくり講座も利用できます。ぜひお問い合せください。

監修/SUUMO編集部(キッチンのワークトップとは?■価格が比較的安価■環境への配慮■メンテナンスのしやすさステンレスキッチンのデメリットステンレスキッチンの費用相場台所用漂白剤は使える?10年後もキレイに保つにはメーカー毎の特性・強みを比較してみる

取材協力/サンワカンパニー
取材・執筆/福富大介(りんかく)