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注文住宅の見積もり、契約段階で困ったことは?トラブルを防ぐ注意点や解決法とは

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注文住宅を建てる際、多くの方が「見積もり」で悩みを抱える。「情報が多過ぎて、どこから手をつければいいのか分からない」「契約後に後悔しない?」「最終的にいくらかかるの?」など、不安は尽きないだろう。

この記事では、利用者の体験談を基に、見積もりでよくある不安や注意点を解説。さらに、住まいのプロであるスーモカウンターを活用して、トラブルや不安を解消し、理想の家づくりを実現する方法を紹介する。

目次

先輩たちにアンケート「家づくりで困ったことは?」

注文住宅を建てた先輩たちに「家づくりで困ったこと」についてアンケートを実施したところ、TOP10は下のグラフのような結果となった。

土地や建築会社を選び、プランを決め、設備・建材をひとつずつ選んでいく注文住宅だけに「検討・決定することが多すぎる」(34.8%)、「何からはじめていいのかわからなかった」(25.3%)、「取り扱う情報が多すぎる」(22.5%)など、検討の大変さがトップ3を占めた。

また「見積もりに不満がある」(15.3%)、「提供される情報が偏っているのでは?と不安だった」(13.3%)など、不満や不安の声も上位にランクインするという結果に。

自由にプランニングできる注文住宅。わが家にぴったりな家が完成する喜びも大きい半面、検討することの大変さ、お金に対する不安などを挙げる人も多いようだ。

「検討・決定することが多すぎる」という声が3割強と最も多い結果に(出典:リクルート「注文住宅3年以内建築者調査」2022年8月)

 

注文住宅の見積もりをとるときによくある不安

家づくりは、多くの方にとって人生で最も大きな買い物の1つだ。だからこそ、見積もりに対して不安な気持ちを抱いてしまうのは、ごく自然なことだろう。ここでは、家づくりの先輩たちが実際に感じた、よくある不安について詳しく見ていこう。

注文住宅を建てた先輩たちは、実際どのようなことに「困った」のか聞いてみると……

情報収集に苦労した

・「ツールも多すぎて、どう情報収集すれば良いかわからなかった。情報量も多いので、自分たちのライフステージや金銭的状況等に合ったものを探すのも面倒。仕事をしながらだと、いろいろな情報を比較検討するだけで大変」(東京都・33歳・女性)

現代は、インターネットや住宅情報誌、SNSなど、家づくりに関する情報があらゆる場所にあふれている。しかし、情報が多過ぎると、どこから手をつければいいのか、何を信じればよいのか、迷ってしまう人も少なくない。

特に、初めて家づくりに挑戦する場合は、自分たちの理想の暮らし方や、無理なく返済できる住宅ローンの金額など、検討すべき項目が多岐にわたる。住宅メーカーやローンの種類、理想の間取りや土地の条件など、比較検討しなければならない項目も多い。仕事や子育てに忙しい毎日の中で、情報収集に十分な時間を確保するのが難しいこともあるだろう。

契約後は比較検討が難しい

・「契約すると情報を提供してくれる会社が1社だけになるので、自社に都合の良いことしか伝えないのではないかという不信感があった」(青森県・34歳・男性)

家づくりのパートナーとなる建築会社を1社に絞り込み、契約を結ぶと、他の会社の提案内容と比較検討する機会は失われてしまう。「もしかしたら、私たちの希望にもっと合う家づくりの方法があったかもしれない」と、後悔しないか心配になる方もいるだろう。

また、契約後は、その建築会社から提供される情報だけを頼りにすることになるため、情報が偏ってしまうのではないか、という不安も生じる。その会社にとって不利になる情報や、デメリットを隠しているのではないか、と疑心暗鬼になってしまうこともある。

家づくりにおいては、建築会社からの客観的なアドバイスも参考にしながら、多角的な視点から判断していくことが重要である。

最終的にいくらになるのか分からない

・「最初の見積もりよりどのくらい高くなるのか、土地探しからだったので土地が本当に見つかるのか不安だった」(愛知県・34歳・女性)

注文住宅の魅力は、間取りやデザイン、使用する素材などを自由に選べることにある。しかし、あれもこれもと希望を盛り込んでいくうちに、当初提示された見積金額から大幅にオーバーしてしまうことも珍しくない。特に、土地の形状や地盤の状態、建物の構造、内装や設備機器などによって、建築費用は大きく変動する場合がある。

「最終的な費用は、一体いくらになるのだろう」という不安を抱えたまま、家づくりの打ち合わせを進めることのないよう、費用が増減するポイントについて、しっかりと確認することが大切だ。

返済計画が妥当か分からない

家づくりは、ほとんどの方にとって人生で最も高額な買い物となる。住宅ローンを利用して家を建てる場合、返済期間は長期にわたることが多い。「現在の収入で、本当に無理のない返済を続けていけるのだろうか」と、将来への不安を感じるのは当然のことといえる。

多くの建築会社では、現時点での収入を基にした返済額のシミュレーションを提示してくれる。しかし、このシミュレーションはあくまで現時点での試算であり、将来の収入や支出の変化、金利の変動などは考慮されていない場合が多い。

将来にわたって、無理なく住宅ローンの返済を続けていくためには、長期的な視点に立った、しっかりとした資金計画を立てることが不可欠だ。

注文住宅の見積もりをとるときの注意点とトラブル回避法

ここでは、注文住宅の見積もりで後悔しないために、特に注意しておきたいポイントをいくつか紹介する。これらの点に気を付けることで、より安心して家づくりを進められるだろう。

見積もりの条件はそろえて依頼したか

複数の建築会社に見積もりを依頼する際には、必ず同じ条件で依頼しよう。そうすることで、各社の料金設定や提案内容を、公平な立場で比較検討できるようになる。

具体的には、希望する間取りや建物の広さ、使用したい建材や設備機器などを、できるだけ詳しく伝えることが重要だ。もし、異なる条件で各社に見積もりを依頼してしまうと、金額の違いが、各社の料金設定によるものなのか、それとも条件の違いによるものなのか、正確に判断することが難しくなってしまう。

同じ条件で見積もりを比較することで、各社の得意分野や、強み・弱みが見えてくることもあるだろう。

見積もりに有効期限はあるか

ほとんどの見積書には、有効期限が設定されていることを覚えておこう。有効期限は、一般的に3カ月程度に設定されていることが多いが、建築会社によっては2週間~6カ月と、かなり幅がある。

特に、昨今は建築資材の価格変動が激しい状況が続いている。有効期限が過ぎてしまうと、見積金額が変更になったり、場合によっては再度見積もりをとり直さなければならなくなったりする可能性もある。家づくりのスケジュールを考える際には、見積書の有効期限も考慮に入れておくことが大切だ。

諸費用に含まれる内訳を確認したか

諸費用とは、家を建てる際にかかる、建物本体の工事費以外の費用のこと。どこまでが諸費用に含まれるかは建築会社によって異なるため、注意が必要だ。

例えば、エアコンや照明器具、カーテン、外構工事の費用などが、見積もりに含まれている場合と、オプション扱いになっている場合がある。「この金額で、本当に家が建てられるの?」と疑問に感じたときは、諸費用に何が含まれているのか、具体的に確認することを心がけよう。

「一式」で書かれていないか

見積書の中には「〇〇工事一式:〇〇円」のように、工事内容の詳細が記載されていない項目があるケースも多い。このような「一式見積もり」でも、必要な工事が含まれていれば問題ない場合もあるが、後から「これは含まれていなかった」と、追加費用が発生するリスクも否定できない。

例えば、ユニットバスやキッチンのグレードが低く、記載がされていなければ、契約者のイメージと異なることもあるだろう。その場合、後でグレードアップすることになり、費用が大幅に増加してしまう可能性がある。見積書に不明な点がある場合は、遠慮せずに建築会社に質問し、細かい部分までしっかりと確認しておくことが、後々のトラブルを防ぐために重要である。

見積もりの不安や不満を解消した先輩たちの家づくりストーリーを紹介

家づくりをした先輩たちの中には、見積もり内容についての相談ができ、プライベートな話もしやすい第三者としてスーモカウンターを利用したという声も。よき相談相手を得て、不安や不満を解消した成功例を紹介しよう。

【Case1】増えていく見積もりに対する不信感にサヨウナラ。スーモカウンターで新たな出会い

当初相談していた会社で、打ち合わせのたびに見積もり額が増え、どんどん話が進んでいくことへの不信感がぬぐえなかったというNさん。スーモカウンターへ相談に行き、新たに自分たちの条件に合う会社を紹介してもらうことに。同時に、ファイナンシャルプランナーも紹介してもらい、自分たちの考える資金計画で問題ないかを相談した。

紹介された3社と面談し、担当者の人柄や、施工実例の雰囲気、要望への柔軟性などを考えて、依頼会社を決定。「私たちはやりたいことがとてもはっきりしていて、細かいこともいろいろ言いましたが、きちんと受け止めて検討してくれたので、安心して納得できました」。本当に自分たちの想いを実現してくれる会社に出合えたことにより、大満足の家づくりが実現した。

天井をできるだけ高くして、開放感を実現したリビング。続き間になっている和室は、引き戸で仕切って個室として利用することもできる(写真/古石真由弥)

増えていく見積もりに対する不信感にサヨウナラ。スーモカウンターで新たな出会い

【Case2】複数の会社からの見積もりを比較して契約。納得のいく住まいに

当初は中古住宅を購入してのリノベーションも考えたOさん。ある建築会社に見積もりを出してもらったところ、注文住宅でも建てられそうだとわかり、家づくりを決心した。

見積もりを出してもらっていた建築会社のプランは満足できるものだったが、「1社だけで決めてしまうのはなんとなく不安で。家は何千万円もする大きな買い物だから、複数の会社からじっくり選びたいと思って」スーモカウンターに相談した。

スーモカウンターでは希望に合わせて2社を紹介。土地探しのサポートや資金計画についても親身になってくれる建築会社と出合ったことで、初めての家づくりをスムーズに、楽しみながら進めることができた。

カフェ風の照明器具や書斎コーナーなど憧れを形にしたOさんの住まい。好みや希望を実現できる家づくりを家族で楽しんだ(写真/竹内良太[札幌コマーシャルフォト])

インテリアや書斎への憧れを楽しみながらかなえた家

先輩たちの声を見てみると、注文住宅を建てるときは、見積もりや契約に対する不安が少なからずあるよう。でも、相談相手からのアドバイスに耳を傾けて、大満足の家づくりを実現させた人も多い。困ったときに信頼できる相談相手を味方につけよう。

【Case3】注文住宅は予算オーバー?諦める前に試すべき見積もりの裏ワザ

建売住宅に満足できず、注文住宅を検討し始めたOさん。住宅展示場に足を運ぶも予算が合わず、諦めかけていたときにスーモカウンターを知り、相談した。予算内で対応できそうなハウスメーカーを紹介してもらい、見通しが立った。土地決定に迷った際も、担当者の体験談や間取りのアドバイスを受け、決断を後押ししてもらえたという。

「なんとなくフィットする」住み心地を重視し、細部にこだわった。キッチン、ダイニングテーブル、ソファのどこからでもテレビが見える配置や、日当たりの良い間取り、書斎、畳スペース、収納など、具体的な要望を実現。玄関近くの洗面所やリビング階段など、生活動線にもこだわり、快適な住まいを完成させた。

Oさん宅の注文住宅実例

サイズ感とアクセントクロスにこだわり、空間にさりげない個性をプラス(写真/Oさんご本人)

この実例をもっと詳しく→
細部にこだわり「自分たちになんとなくフィットする住まい」を予算内で実現

【Case4】予算オーバーを回避!賢いコスト調整で理想の注文住宅を実現

アウトドア好きのTさん夫妻は、家賃と同程度の支払いで広い家に住むため、家づくりを決意。将来的な引っ越しの可能性も考慮し、リセールしやすそうな北摂エリアに限定、前面道路幅4m以上の角地、通勤のしやすさ、建築条件なしといった条件で土地探しを開始した。

土地探しと並行し、スーモカウンターにオンラインで相談し、コロナ禍でモデルハウス巡りが難しい中、希望に合う会社を複数社紹介してもらい、効率的に比較検討。施主支給に対応可能で、構造面の説明が丁寧な会社に依頼を決定した。

鉄骨造であることと、施主支給に対応してくれることを条件に、理想の家づくりを目指したTさん夫妻。水回りの設備や照明器具は、自分たちで選び抜いたお気に入りの製品を採用した。予算内で最大限にこだわりをかなえるため、内装のグレード調整や、値上がり前の家具・家電を先に買っておくなどの工夫を凝らしたという。

Tさん宅の注文住宅実例

ウォークインクローゼットの奥に、隠れ家のような書斎スペースを配置(写真/杉浦幹雄)

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施主支給はマスト条件!お気に入りに囲まれた屋上テラスのある家

【Case5】「ローンが不安……」建て替えを諦めかけた家族が資金問題を乗り越えた方法

築45年近い家の老朽化と寒さに悩んでいたNさん。建て替えを希望するも、住宅ローンの残債があることや、持病のある夫が再度ローンを組めるかという資金面で家族の反対にあい、諦めかけていた。

そんなとき、スーモカウンターに電話相談し、ローンの残債や予算の希望を伝えた。すると、アドバイザーから「ワイド団信」という加入条件が緩和された団体信用生命保険があることなど、ローンの借り入れについて具体的なアドバイスを受け、希望の光が見えたという。子育て中で外出が難しい中、自宅での打ち合わせをセッティングしてもらうなど手厚いサポートを受け、建築会社を決定した。

資金面の不安を解消し、建て替えを実現。機能的で快適な暮らしをテーマに、室内干しスペースや対面キッチン、床暖房など、以前の住まいの不満を解消する設備を導入した。さらに、愛猫も快適に過ごせるよう、キャットウォークや専用スペースなど、設計士と相談しながら随所に工夫を凝らしている。

Nさん宅の注文住宅実例

家族それぞれの希望やこだわりを反映し、快適性と機能性を両立させた、理想の住まいを実現(写真/くめりんたろう)

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資金面の不安への的確なアドバイスに支えられ、建て替えを実現

【Case6】1,000万円台で新築は可能?スーモカウンターでかなえた納得の家づくり

リタイア後の住まいとして、妻の実家の建て替えを決意したFさん夫妻。スーモカウンターで予算を相談し、紹介された3社の中から2社に見積もりを依頼。古家の解体費に加え、土地の改良費もかかることが判明し、予算は想定以上に厳しい状況に。そんな中、スーモカウンターのアドバイザーにメールで相談を重ね、予算内で理想の家を完成させた。

予算が限られている中、当初考えていた以上に広い家を実現。息子家族が集まれる部屋や、趣味の物を飾るスペース、収納をたっぷり設けた納戸など、こだわりを随所に反映。将来、家を売る可能性も考慮し、部屋数を確保できるようリビングの吹き抜けは断念したが、その分、広い主寝室を手に入れた。

Fさん宅の注文住宅実例

思い出の品々に囲まれた、温かみのあるリビング空間。予算内でかなえた、大満足の住まいを手に入れた(写真/くめりんたろう)

この実例をもっと詳しく→
予想外の出費も重なる中、予算内で大満足の家に

注文住宅を建てるならスーモカウンターに相談しよう

注文住宅の見積もりや、家づくりに関するさまざまな不安について見てきたが、「自分たちだけで進めるのはやっぱり大変そう……」と感じた方もいるかもしれない。そんなときは、住まいのプロであるスーモカウンターに相談してみてはどうだろう。

スーモカウンターでは、注文住宅に関する幅広い知識を持ったアドバイザーが、家づくりに関する悩みや疑問に無料で答えてくれる。予算の立て方や、建築会社選びのポイント、見積もりのチェック方法など、どんなささいなことでも相談可能だ。

また、希望や条件に合った建築会社を複数社紹介してくれるため、比較検討もしやすい。中立的な立場でアドバイスしてくれるため、安心して相談できるのもうれしいポイントといえるだろう。家づくりで悩んだり迷ったりしたときは、気軽にスーモカウンターを頼ってみてほしい。

<調査概要>

「注文住宅3年以内建築者調査」(リクルート調べ)

調査協力:楽天インサイト

調査実施:2022年8月

調査方法:インターネット調査

対象者:3年以内に注文住宅を建築した25歳~44歳の全国の男女

有効回答数: 400名(うち、男性191名・女性209名)

取材・執筆/前川ミチコ、SUUMO編集部