インテリアや書斎への憧れを楽しみながらかなえた家

子どもが転校しなくて済む立地が最優先だったという、北海道小樽市のOさんご夫妻の新居。土地探しに強い建築会社と出合えたことで、大満足の家を手に入れたOさんに、家づくりの楽しさなどを伺いました。

目次

永住予定のマンションから、想定外の住み替えへ

以前の住まいは長男の誕生をきっかけに購入した新築マンション。住み心地がよく、永住するつもりでいました。ところが、妻の父と同居することになって5人家族では手狭になると思い、一戸建てへの住み替えを決意。当初は中古を買ってリノベーションしようかと考えたのですが、ある建築会社に見積もりを出してもらったら、最近はメンテナンスコストが抑えられる外壁材があったり、高気密高断熱で暖房費が抑えられたり、トータルでのコストを考えると注文住宅でも予算内で建てられそうだと気がついたんです。

主寝室と子ども部屋の間にある共用の書斎コーナー。親子のコミュニケーションが生まれる場所に

何千万円もする買い物だから複数の会社を検討したい

見積もりを出してもらっていた建築会社のプランは満足できるものでしたが、1社だけで決めてしまうのはなんとなく不安で。家は何千万円もする大きな買い物ですから、複数の会社からじっくり選びたいという気持ちがふくらみました。そこで、よく利用するショッピングセンターで見かけていたスーモカウンターで相談してみることにしたんです。

立地条件などの希望に沿う2社を紹介してもらう

新居への第一条件は、子どもが転校しなくていい立地で、通勤に便利なＪＲの駅の近く。あたたかいマンションでの暮らしに慣れていたので、断熱性や気密性が高いことも大切なポイントでした。そこで、土地探しに強く、あたたかい家を建てる建築会社を紹介してほしいと、アドバイザーの方に伝えました。

スーモカウンターでは私たちの希望に合わせて2社を紹介してくれたうえ、資金計画も出してくれました。当時のマンションの住宅ローン返済額や管理費・修繕積立金と同じくらいの負担で、土地を購入して注文住宅が建てられそうと分かって安心できたこともよかったです。

依頼先に選んだのは、土地探しにとても積極的な建築会社。独自の断熱工法があることも魅力でした。建築会社が理想的な土地をすぐに見つけてくれたことで、私たちの家づくりは順調にスタートしました。

家事がしやすく開放的なダイニングキッチンがお気に入り

プランニングは楽しかったですね。ゼロから決めていく注文住宅ですが、間取りの具体的なイメージはなくて、「収納を多くしたい」「帰ってきた子どもと顔を合わせられるように階段はリビングに欲しい」などの希望を伝えたくらい。それをもとに提案された間取りプランは予想以上に暮らしやすいものでした。

ダイニングに合う水色のランプ

特に気に入っているのはダイニングキッチン。前居よりも広く、キッチンカウンターの上につり戸棚がないので開放的。最近は子どもたちが料理を手伝うようになって、みんなでキッチンに立ってもぶつからないのがいいですね。以前は、ダイニングテーブルをキッチンの近くに置けなかったので、できた料理をカウンター越しに手渡せる便利さにも妻が喜んでいます。玄関、洗面台や洗濯機のあるユーティリティー、キッチンの3カ所がつながっていてほかの部屋を通らずに行き来できる回遊型の間取りも、暮らし始めてから良さを感じています。料理をしながらの洗濯やお風呂の用意など、家事が効率的にできるようになりました。

以前の住まいに比べると1.5倍ほどの広さになったキッチン。ガスレンジの向かい側には買い置きの食品をストックできるパントリー（食品庫）

カフェ風の照明器具や書斎コーナーなど憧れを形に

好みや希望を実現できる家づくりを家族で楽しみましたが、いちばんうれしそうだったのは妻。長い時間を過ごすキッチンやリビングにヨーロッパのカフェを感じさせるインテリアを取り入れたい！という夢をかなえました。照明器具は建築会社にコーディネートしてもらうこともできましたが、あれこれ迷いながら選ぶ楽しさも味わいたくてインターネットでイメージに合うものを探しました。キッチンカウンターの上のペンダントライトや、ダイニングテーブルの上の爽やか水色のシェードランプ、パリの街角にありそうな時計など、形や色にこだわって選んでいます。

また、キッチン奥の食品庫や寝室のクロゼットは、上部の壁をカーブに変更してもらうことでやわらかな雰囲気にするなど、細かななところまで好みを反映できたのがよかったです。

インターネットでイメージに合うインテリアを探すことも家づくりの楽しさだった

2階ホールには書斎コーナーを設けました。私がパソコンを使っている横で、長女が動画を見ていたりする時間がいいですね。自分たちの好みのデザインや、欲しい空間をプランに盛り込むことで家づくりの楽しさを実感しました。

パリの街角をイメージさせるアンティーク調の時計

この家で暮らし始めてから毎日感じているのが広々とした家の心地よさ。日当たりがよく、真冬でも子どもたちは半袖で過ごしているほどあたたかいことにも満足です。子どもたちそれぞれに個室もできましたし、同居することになった父も喜んでくれているようです。これからはガレージでのバーベキューや、家のまわりの花壇づくりが楽しみ。一戸建てならではの暮らし方を家族で楽しんでいきたいですね。

大好きなぬいぐるみやおもちゃでいっぱいの長女の部屋。2方向から光が入り、一日中明るい

家づくりの楽しさを予感させてくれたアドバイス

スーモカウンターに相談に行ったとき、アドバイザーさんからの「家づくりを楽しんでくださいね」という言葉が今も心に残っています。家づくりはお金がかかるし、決めることも多く、大変なんだろうなと思っていましたが、アドバイザーさんからの一言で、「よし！楽しもう！」と背中を押され、家づくりへのワクワク感を得られたように思います。

思いがけず住み替えをすることになったOさん。土地探しのサポートや資金計画についても親身になってくれる建築会社と出合ったことで、初めての家づくりをスムーズに、楽しみながら進めることができました。

DATA

土地面積	約143m2
延床面積	約123m2
建築費	2500万～2600万円以内
間取り	4LDK
世帯構成	夫妻（夫37歳、妻38歳）、父（72歳）、子ども2人（長男10歳、長女7歳）

スーモカウンターで受けたサービス

カウンター店舗	スーモカウンター　イオンモール札幌発寒店
紹介された建築会社数	2社
受けたサービス	個別相談

取材・文：田方みき　写真：竹内良太（札幌コマーシャルフォト）