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二世帯住宅から引っ越し、注文住宅を新築することに
夫の実家の2階を二世帯住宅へリフォームし、1年前まで親世帯と同居していたIさん一家。しかし夫妻は忙しい共働きで、子どもは元気な盛り。次第に「自分たちの思い通りの新居で生活したい!」という思いが膨らみ、気がつくと実家近くの土地を探すようになっていたそう。
「そんなとき、実家から徒歩10分の土地が安く売りに出て、これは買うしかないなって」と夫。住宅が密集し、通常なかなか空き地が出ない場所だけに、すぐにその土地を購入した。しかし、リフォームを済ませたばかりのIさん一家は、ある悩みを抱えていた。
資金面の悩みとペニンシュラキッチンの移設
「以前リフォームにもお金をかけたので、資金面について誰かに相談したかったですね」と夫。妻は「1年前に購入したばかりの、お気に入りのキッチンやレンジフードを移設して使いたい」という思いをもっていた。「でも以前のキッチンはペニンシュラ型で、キッチンの一部が壁にくっついていたんです…...」。
Iさんたちはこれらの悩みについて相談するべく、テレビCMで以前から知っていたスーモカウンターを訪ねることに。「家づくりに関することなら何でも相談できるだろうと思って」、駆け込んだ。
1週間以内に、「悩みに対応できる」会社を紹介された
スーモカウンターのアドバイザーは「感じが良くて安心できた」と、夫妻は口をそろえる。資金面とキッチン移設という2つの悩みと、すでに土地を購入したこと、実用性やデザイン面でも妥協せず、人とは違った個性ある家を求めていることなどを話した。すると「それら全てにご対応できる会社をお探しします」と、心強い返答があった。
「1週間以内に紹介してくれましたね。大抵は3社から5社くらい紹介されると聞いていたけど、2社に絞られていたのは、それだけ条件面が厳しかったからかな」と夫。
夫妻はそれまでに、自分たちでも工務店1社をあたっていた。後からそのことをアドバイザーに話したところ、「嫌な顔一つせず、その会社の特徴や良いところも調べて、3社で比較検討できるようにしてくれた。あれはうれしかったですね」と振り返る。
再面談で、期待を上回るプランを提案した1社に決定
その後、スーモカウンターで1社ずつ面談。「どちらもそれまでは全く知らなかった会社。2社とも、予算内で計画することや、キッチンの移設を請け負いますと言ってくれました」
2社からプランを出してもらう際に伝えた要望は「家族が集まるリビングに、吹抜けや大きな窓を設けたいこと。直線的な外観が好みだがキューブ型にはしたくないこと。雨の日でも濡れずにガレージから家に入りたいこと」などだった。
後日、スーモカウンターで再度面談し、提案されたプランを「想像以上」だと感じた1社に、その場で決定。「希望が全部叶っている上に、収納が多いことやデザイン面の工夫も良くて。感動のあまりしばらく絶句していたから、向こうは不安になったようです」と夫は笑う。工務店の社長と副社長から「一緒にいい家をつくりましょう!」と言われ、その熱意にも打たれたという。
アイランド型に変身して活躍する自慢のキッチン
「モノを隠してスッキリと暮らしたい」というのが、夫妻の共通の思い。玄関を入ってすぐの位置に、リビングに隣接するファミリークローゼットを設けた。「帰宅したらカバンなどもここに置いて、そのままキッチンへ。家事動線もしっかりと考えてもらいました」と妻。
移設したシステムキッチンは、ペニンシュラ型の片側を壁から切り離してアイランド型に変更。「工務店さんを通じてメーカーに依頼して、切り離した片側に同色のパネルを取り付けてもらいました」。気に入っていた水栓やレンジフードも以前のまま使うことができた。
さらに、背後にキッチンとおそろいのカラーで収納家具を造作。「設計担当者が家電のサイズを測り、食器の量を把握して造ってくれたので、水まわりはいつもスッキリ。本当に使いやすいです」と喜ぶ。
ムダを省いて、お金も時間も節約する賢い間取り
予算内に収めるとはいえ、やはり今後のローンの返済が気になるので、「削れるところは削ったことがポイント」と夫妻。「例えば、以前の家は間接照明を多用し、照明のスイッチも多かったのですが、必要ないものは減らしました」と妻。リビングは1つのスイッチで明るくなるようにして、時短と節電。階段は人感センサーを取り入れた。また、絵画のためのスポットライトや、玄関で表札を照らす照明はなくした。
外構は、夫が自分で人工芝を貼り、塀は知り合いの業者にお値打ちに依頼。「庭は資金面と時間の問題で未完成ですが、徐々に手を加えていくのが楽しみです」と話す。いずれは愛犬のためにドッグランをつくる予定だ。
希望が全てかなった家なので、住み心地には全員が大満足。「5歳の息子も、うれしくて走り回っています」といい、家族そろってリビングで過ごす時間が増えたそう。「夜、ソファに座って見上げると、高窓から星が見えるんですよ」と夫。
自分たちだけでは得られない情報や出会いがあるかも
工務店を絞り込む際のポイントを尋ねると、夫は「やはり、担当者との相性ですね。家を売りたいというよりも、一緒にいい家をつくりたい!という思いを伝えてくれる相手がいいのでは」と目を輝かせた。
スーモカウンターについても、夫妻は「こちらからの質問に、全て的確な答えが返ってくる。それでも相談は無料なんですよ。これから何千万円もかけて家づくりをするというのに、その前にスーモカウンターで一度も相談しないのはもったいない。私たちだけでは、自分たちの要望に合わせてくれる、今回の工務店さんとは巡り会えなかったと思います」と感謝している。
悩みをクリアしつつ、細かな要望も全てかなえることができて大満足のIさん一家。家づくりに理想をもちながらも、他からの意見もどんどん取り入れる柔軟性と創意工夫で、家族全員がハッピーになる家を手に入れた。
取材・文/倉畑桐子 写真/本美安浩
- DATA
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土地面積 342.53m2 延床面積 137.12m2 建築費 2000万~2500万以内 間取り 3LDK 世帯構成 夫(37歳)妻(34歳) 長男(5歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンター イオンモール東員店 紹介された建築会社数 2社 受けたサービス 個別相談