近くに公園がないため、運動ルームをつくるつもりだった
「こんにちは~!」7歳と3歳の姉妹がにぎやかに出迎えてくれた。妻が笑いながら言う。
「この子たち、スポーツは苦手でしたが、ボルダリング用のクライミングウォール、うんてい、ブランコで遊んでいるうちに運動神経はかなり良くなったと思います」
長女は一番上まで登ってマットに飛び降りている。近くに公園がないため、最初からこの運動ルームをつくるつもりだった。天井と壁には補強用の角材を入れてもらえば、後の取り付けは自分たちでできるため、通販サイトで人気だという。
さて、先述の借りていた林の中の一軒家について。夫が穏やかな語り口調で言う。
「4LDKで5万円と安かったものの、とにかく日当たりが悪い。虫がたくさん出るのも妻としては辛かったみたいです。同時に、このまま賃貸料を払い続けるのがもったいないと思い始めました」
玄関には妻の手づくりの飾りと家族の記念手形
新居を購入するにあたって建売は考えていなかった。そもそも、この辺りには建売住宅がない。
「住宅展示場を見て回ったんですが、担当者の積極的な営業に疲れちゃって。そんなタイミングで友人から『スーモカウンターなら公正な立場でいろいろ教えてくれるよ』と聞いて行ってみました」
贅沢な家は望んでいないので地震で倒れなければいい
スーモカウンターでは「わからないことだらけだが、建築費を抑えてローンの負担を減らしたい」と伝えた。具体的な金額を聞かれたので、当時住んでいた賃貸同様、月々5、6万円台がいいと答えたという。
他には、大工さんが親切でちゃんと腕がある会社、贅沢な家は望んでいないので地震で倒れなければいい、などの希望があった。
「3社を紹介されましたが、決め手は設備と提案内容。営業さんもいい人で、まだ契約していないのに市役所に行って土地の地盤状況や浄化槽の上に車を停められる基準などを調べてくれました。また、スーモカウンターに相談する前から、以前住んでいた家の近くに気になっていた土地がありました。毎日の通り道沿いで、実家からも近かったため、『いいなあ』と思っていた場所です」
その土地は、地盤に若干問題があることがわかり、コンクリートの支柱などで補強。50万円ほどかかったが、安心代と思えばまったく惜しくない。
夫のトレーニングルームはゆくゆくは子ども部屋に
2階には洋室が3つあり、そのうちの1つは夫のトレーニングルーム。娘たちが大きくなったら子ども部屋にする予定だ。
長女は音楽が好きでピアノを習っている。取材時には米津玄師の『パプリカ』を上手に弾いてくれた。次女は隣で楽しそうに歌う。
2018年6月に着工し、同年9月に入居。妻は工事中に何度も見に行ったそうだ。
「自分たちの家ができていく過程を見るのが楽しくて。お茶やお菓子の差し入れもしました。壁掛けテレビの補強の高さの位置は大工さんが一緒に考えてくれました。工事中にその位置を自分たちの目で確認できたこともよかったです。その他、可動棚の板の枚数など細かい点も親身に聞いてくれて、とても信頼できる大工さんでした」
実際に建てる段になったら積極的に参加した方がいい
夫が言う。
「スーモカウンターには知識ゼロで行ったんですが、実際に建てる段になったら積極的に家づくりに参加した方がいいと思います。耐震などについてはその後で自分たちで調べてダンパーを入れる場所まで指定しました」
駐車場、勝手口、キッチン、リビング、クライミングウォールが一直線で繋がっている新居。2階につくった3つの洋室。娘たちの成長に合わせて、今後どのような暮らしに変わってゆくのか楽しみだ。
取材・文/石原たきび 写真/相馬ミナ
- DATA
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土地面積 約209㎡ 延床面積 約106㎡ 建築費 1700万円 間取り 4LDK 世帯構成 夫(35歳)、妻(34歳)、長女(7歳)次女(3歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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