6人になる家族が快適に過ごせるよう、実家を二世帯に建て替え
夫の仕事の都合で、以前は市外の社宅に住んでいたFさん夫妻と二人の娘。
「勤務体制が三交代制なので、帰宅して朝、睡眠をとろうとすると、家族は身支度をして出かける時間。お互いの生活音が気になっていました」と夫は話す。
「私の父が亡くなり、母と兄だけの暮らしになることが気がかりでした。また、2年後に長女の中学入学を控えていたので、この機会に実家を二世帯住宅に建て替えて、引越すことにしました」と妻。2017年の末から、皆で家づくりについて考え始めた。
夫の希望は、暮らしの時間帯が違っても、家族の生活音を気にせずに過ごせる家。「にぎやかな大家族だからこそ、1人で落ち着けるスペースもつくりたいと考えていました」
妻は、「ここは実家でもあり、ほかの兄弟や親戚も集まるので、LDKを広くとりたいと考えていました。また、家族が多いだけに、収納はたくさん欲しいし、家事動線がスムーズな間取りを希望していました」
家づくりについて、母と兄からも、「プライベートなスペースがあれば、あとはお任せ」と信頼されていた妻。夜勤もあり忙しい夫の分まで、積極的に行動した。
「インテリアが大好き」な妻は、住まいを自分の好きなテイストにまとめようと、インターネットを使って情報収集を欠かさなかった。「住まいに関するSNSを随時チェックして、いいなと思う画像は保存をしていました」と話す。
知識ゼロからの家づくりなので、家族でスーモカウンターを訪ねた
「CMやSUUMOのフリーマガジンを見ていたので、スーモカウンターの存在は知っていました」と話すFさん夫妻。
「実家の建て替えなので土地は決まっていますが、家づくりは何から始めていいかわからず、ゼロからのスタートでした。建築会社の調べ方もわからなかったので、
まず、スーモカウンターで話を聞いてみようと思ったんです」と妻。早速、家族そろってスーモカウンターへ出かけた。
「スーモカウンターでは、アドバイザーさんに土地の大きさや私たちの要望を話し、大まかな建て替えの予算を聞きました。そのときに、予算が3500万円から4000万円くらいだとわかりました」と夫。
「金額面のほかにも、どの時期にモデルハウスを見て、どの時期までに建築会社を決めておくのかなどの段取りを教えてもらえたことも参考になりました」と妻も話す。
「6人家族で広いLDKが欲しいこと、内観だけでなく外観もオシャレで、デザインの自由度が高いこと」などの希望を話し、収集した好きなテイストの家の画像を見せて説明したというFさん。
アドバイザーから紹介された建築会社は、強みの違う5社だった。
「家の性能やデザインの良さ、金額面での折り合いなど、それぞれ魅力が違うと感じたので、5社全てのモデルハウスを見学し、打ち合わせをしました。ほかに自分たちで調べた建築会社へも話を聞きに行き、検討を重ねました」
その中で、気になった4社に間取りをつくってもらい、家族みんなが「プランの内容が良かった」と感じた、スーモカウンターからの紹介の2社に絞り込んだ。
初回の訪問後、スーモカウンターとは、電話でやり取りを進めていたFさん夫妻。「最後の1社に決めるときはとても悩みましたが、アドバイザーさんが電話で相談にのってくれました。もちろん、最終的に決めるのは私たちなのですが、迷っている2社について話すことで、自分が重点を置きたいのは内装と自由度の高さ、そして担当者との相性だとわかり、自分の気持ちも整理できたように思います」と妻は振り返る。
最終的に、「担当の方と、価値観や好きなものが同じだと感じられた」という建築会社に決定。
「デザイン性があるモデルハウスを見て、どんな家づくりが得意なのかということや、自由度の高さなどの雰囲気が伝わりました。また、高気密・高断熱の家づくりであることや、木質の構造体の強さに納得し、基礎工事の部分でも信頼がおけると感じられました」
スタイリッシュな二世帯住宅は、家事動線も機能的
完成したFさんの住まいは、黒を効かせたモダンで開放的なLDKが目を引く。母と共に家事を担当しながら仕事を始めた妻は、テキパキと家事が進められる間取りがお気に入りだ。
玄関を入って突き当たりには、天井に換気扇と室内物干しを取り付けたランドリー兼サンルームが。洗濯をしたら、すぐに洗濯物を干すことができる。洗濯物を干したまま出かけても、天候を気にする必要がない。
「洗濯機2台を置くスペースをとりました。洗面所から脱衣室、浴室までが繋がっているので、効率良く家事ができます」と妻。
夫は小屋裏をプライベートスペースに。朝、ほかの家族は1階のLDKに集まるので、夜勤から帰ったら、このスペースの静かな環境で心置きなく休める。また、2階の寝室の隣にも自分の書斎を設けた。書斎では読書などを楽しむほか、一服できるテラスもある。
夫は「みんなでワイワイできる、大家族ならではの時間も楽しいと思っています。1人で落ち着けるスペースがあって、みんなで過ごせる場所もあるというメリハリがいいですね」と充足感を語る。
インテリアは妻のセンスでスタイリッシュにまとめた。
「悩んだだけに、キッチンは特に気に入っています。マットなブラックの面材が気に入り、システムキッチンのメーカー経由で面材を取り寄せました。それに合わせて、下がり天井にもアクセントクロスを張ってシックに。ダクトの下のガラス板もこだわりです」
外観にもこだわりがたっぷり。「黒でシックにまとめた中に、木目を効かせています。壁材で、黒の質感を変えたこともポイントです」とFさん夫妻は話す。
娘たちの部屋は、「一緒にショールームへ行って、自分たちで選びました」というドアや壁紙が可愛らしい。妻の母は家事がしやすい1階の洋室、兄はバルコニーに出られる2階の洋室がプライベートなスペース。それぞれ満足しているという。
新生活のスタート前に、理想の家づくりが無事完了
2018年1月に契約を交わし、11月に入居。翌4月には、落ち着いて長女の中学校進学を迎えられたFさんファミリー。
妻の母は、「自室で過ごす時間もありますが、リビングに来ればすぐに孫たちに囲まれます。一緒に住む人が増えるのは楽しいですね」と笑顔で話す。
妻も「私は兄弟が多く、月に1度は親戚が集まります。みんながくつろげる実家をつくることができて嬉しいです」と続ける。
スーモカウンターに「まず、行くべき！」と熱を込めたのは夫。「やはり、ある程度家づくりについて勉強したほうが、理想の家にたどり着きやすいのでは。ゼロからのスタートならなおさら、スーモカウンターに行ってから、モデルハウスなどを見学するとわかりやすいと思います」
妻は「実は、紹介された建築会社の担当者さんはどなたも知識があり良い方ばかりで迷いました。これも、スーモカウンターのアドバイザーさんからの紹介だったからかなと思っています」と感想を口にする。
今後は、夫の専用スペースである小屋裏や書斎などをバージョンアップさせていきたいと考えているFさんファミリー。6人家族のにぎやかな生活が、ますます充実していきそうだ。
取材・文／倉畑桐子 写真／本美安浩
- DATA
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土地面積 約218㎡ 延床面積 約172㎡ 建築費 4000万円台 間取り 6LDK＋小屋裏スペース 世帯構成 夫（37歳）、妻（36歳）、長女（13歳）次女（4歳）、妻の母（67歳）、妻の兄（40歳）
- スーモカウンターで受けたサービス
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