家計のこと、子どもができた時など将来を考え、結婚して1年半ほどで家づくりについて本格的に動き出した愛知県のSさん夫妻。「最初から最後まで楽しかった!」と語る注文住宅完成までのエピソードを聞いた。
注文住宅を建てた友人の紹介でスーモカウンターへ
愛知県内の賃貸アパートで暮らしていたSさん夫妻。家づくりの勉強を兼ね、住宅会社のモデルハウス見学会に参加したことが、マイホーム購入を考えるきっかけに。
「アパートの家賃を払い続けるのは、もったいないと感じていたんです。また、子どもができた時、一戸建てなら隣人に気兼ねすることなく、のびのびと子育てができそうという思いもありました」
注文住宅を建てた友人にも話を聞き、勧められたのがスーモカウンターだったという。
「最初は自分たちで会社を探していたのですが、実際にどれくらいの初期費用がかかるのかわからず不安でした。空調設備や太陽光発電なども必要かなと悩むことが多く、なかなか踏み出せないところもあって。友人から『断るのが苦手な人でも、スーモカウンターが代理で連絡してくれるから安心だよ』と聞き、気軽に相談するつもりで行ってみることにしました」
各会社の特長、担当者の人柄まで事前にわかって安心
スーモカウンターの個別相談では、家づくりの悩みや疑問とともに、「自由設計の家でいろいろな会社を見たい」「初期投資をしてランニングコストが少ない家にしたい」「家事が楽になる設備を取り入れたい」などの希望を伝えたSさん。
「工務店でおしゃれなデザインが得意なところ、中堅、大手ハウスメーカーと3つに分けて会社を紹介していただきました。アドバイザーがそれぞれの会社の特長だけでなく、担当者の人柄や雰囲気まで伝えてくれて。実際に面談したら、聞いていたとおりの方でした」
紹介されたのは3社だったが、1社目の会社との面談で「この担当者となら、うまくやっていけそう」と感じ、ほぼ気持ちが固まっていたという。
「外壁の耐久年数、構造のこと、耐震などの性能やアフターメンテナンスまで、いろいろなお話を伺いました。並行してもう1社とも面談し、やりたいことを比較してみたら、大手ハウスメーカーも工務店も金額はそこまで変わらなくて。最終的には、地震に対する強さなど建てた後の安心感と、将来的なメンテナンス費用なども含めたトータルコストで決めました」
どこからでも家族が見える安心感を追求した間取り
家づくりを託せるパートナーと巡り合った後、希望の土地もすぐに見つかり、いよいよ本格的なプランニングへ。どこからでも家族が見える安心感を追求し、1階は仕切りのない間取りに、2階はそれぞれがゆったり過ごせる場所にしたいというのが、Sさん夫妻が思い描いていた理想のイメージだった。
「ふたりとも料理が好きなので、キッチンを重視して間取りを考えました。出かける時や帰宅した際、顔を合わせて話ができるようにリビング階段も絶対条件でしたね」
ふたりで並んで料理ができるアイランドキッチンからは、リビングダイニングや庭を見渡せる。キッチン横にはパントリー、その隣にはランドリールームを兼ねた洗面脱衣室があり、家事動線もスムーズだ。今後、6人用のダイニングテーブルを購入してアイランドキッチンと横並びで置けるよう、ダイニングスペースを少し広めに取ったのもこだわりのポイント。
「要望を伝えると、ちょっとした変更点でもその都度、間取図を更新してくれたので、とてもわかりやすかったです。メールでのやりとりも含め、間取りの打合せだけで45回を超え、新記録と言われました(笑)」とSさん。
実際に暮らした時の動線などを頭の中で何度もシミュレーションしながら、自分たちにとって使いやすい家を考えていったという。
壁紙などにもこだわりながら、より落ち着ける空間へ
室内のデザインは、全体的にぬくもりを感じられることを意識しつつ、空間にメリハリをつけるため、所々にアクセントクロスを取り入れることに。建築会社のインテリアコーディネーターから「下がり天井のクロスは、手元で見ている時より暗く感じる」とアドバイスを受け、少し明るめをセレクトした。
「最初は明るすぎないか心配でしたが、実際に暮らしてみると、ちょうどいいトーンだったので結果的に良かったです」
壁紙のサンプルをメーカーから100枚近く取り寄せ、実際に自分の目で見て決めるなど、細かな部分も妥協せずに家づくりを楽しんだSさん夫妻。リビングやキッチンなどの空間ごとにラフ画を描き、写真や壁紙サンプルを貼って頭の中のイメージをノートに整理し、理想の住まいをカタチにしていった。
「当時は、壁紙サンプルを持ち歩き、仕事の合間にも見ていました。それと、夫の要望でリビングの天井にスピーカーをつけたのもすごく良くて。音楽を聴きながら、朝の支度やリモートワークをするのが、とても有意義な時間になりました」
デザインも性能も妥協せずつくり上げた新居の住み心地
家づくりを振り返り、「最初から最後まで楽しかった」と話すSさん夫妻。
「私たちを担当してくれたアドバイザーが親身になってくださったので、家づくりに対する不安を解消でき、本腰を入れるきっかけになりました。その場で依頼する会社の決定を迫られることもなく、ひとつの判断材料くらいに考えて気軽に相談するつもりで、スーモカウンターを利用するといいと思います」
2022年7月末から暮らしはじめて約4カ月。デザインはもちろん、設備についても妥協せず、つくり上げた新居の住み心地は快適そのものだという。
「開け閉めが面倒だと思い、パントリーにドアをつけなかったのは大正解でした。料理中でもサッとものを取り出せます。また、断熱や気密性も重視したので、冷暖房の効率がいいです。太陽光発電に加え、蓄電池も導入しているため、売電をしなくても賃貸住まいの時より光熱費が安くて助かっています」
今後は、自分たちで庭づくりやDIYを楽しんだり、家族の成長に合わせて間取りをアレンジしたり。ライフスタイルが変わっても心地よく暮らせるのはもちろん、地震に強い構造で停電時にも電気が使えるなど、もしもの時にも安心な住まいが完成し、心から満足しているという。
取材・文/木根和美 写真/本美安浩
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建築会社 セキスイハイム中部株式会社 土地面積 249.78㎡ 延床面積 127.96㎡ 建築費 4000万円~4500万円以内 間取り 3LDK 世帯構成 夫(20代)、妻(20代)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンターイオンモール東浦店 紹介された建築会社数 3社 受けたサービス 個別相談