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【実例付き】60坪の土地に家を建てるにはどんな間取りがいい?

【実例付き】60坪の土地に家を建てるにはどんな間取りがいい?

60坪とは、一般的にはどれくらいの広さになるのでしょうか。住宅金融支援機構の資料では、2019年度の注文住宅の住宅面積(坪数)は全国平均で38.1坪なのだそう。60坪の土地はその1.5倍以上の広さとなるため、ウッドデッキや庭、ガレージなど、家族のさまざまな希望に応えることができそうです。
それでは、60坪の土地を活用する間取りのアイデアにはどのようなものがあるのでしょうか。 シグマ建設の小野猛さんと伊藤朋実さん、充総合計画一級建築士事務所の杉浦充さんから60坪の土地に建てる家の間取りについて紹介してもらいました。

60坪の土地にはどんな家が建てられる? 土地選びのポイントは?

60坪は㎡数に変換すると198.35(1坪約3.31㎡)の広さで、畳数で表すと約122畳(1坪約2.04畳)の広さになります。一般的な学校の教室の広さの基準が63㎡なので、だいたい教室3つ分と考えると、 分かりやすいかもしれません。

教室のイメージ

「鉄筋コンクリート造校舎の標準設計」によって教室の広さは約63㎡と目安が決められおり、60坪は教室3つ分に当たる(画像/PIXTA)

土地選びのポイントは?

注意しておかなければならないことは、この広さの土地を購入しても敷地いっぱいに家を建てるわけにはいかないことです。家を建てる土地の多くには「用途地域」という定めがあり、住宅や商業施設、工場などのなかで建てて良い用途が決められています。

また建てものの高さや、敷地のなかで建物を建てられる割合なども決まっています。「建ぺい率」や「容積率」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? それらは土地の広さに対して建てられる建物の規模を制約する割合を指します。取得する土地の建ぺい率や容積率を、しっかりと調べておきましょう。

建ぺい率の比較

例えば、建ぺい率が50%の土地と80%の土地とでは、建てられる面積に大きな差が出る(図/SUUMO編集部作成)

参考記事→
知ってると安心!建物の規制につかう「建蔽率(建ぺい率)」「容積率」ってなに?

どんな家が建てられる?

先述したように、土地によって建てられる面積の条件は異なりますし、2階建てや3階建てなど建物の階層によっても面積は変わりますが、国土交通省が「住生活基本法」で提示している「人が快適に暮らせる家の広さ(居住面積)」によると、60坪は7人が暮らせる広さの目安であるといえます。
 
60坪の土地では、二世帯で住むことも可能ですし、庭を確保したり、平屋にしたり、広いガレージを設けて複数の車を駐車したりすることも可能です。

60坪の土地に住宅を建てるメリット・デメリット

60坪の敷地があれば一般的な人数の家族ならゆったりと暮らすことができるでしょう。その広さのある土地に住宅を建てることのメリットは想像がつきやすいものですが、デメリットについてもあらかじめ認識しておくことが重要です。

メリット

敷地に余裕があるため、二世帯住宅を検討したり、家族の希望にあわせてさまざまな住まいの形を検討したりできることが最大のメリットと言っていいでしょう。

これだけの広さを確保するには、郊外型の住宅地などが多くなるため、街全体も住宅に適した整備が行われている場所が多いと考えられます。山や海・川などの自然が多い場所は、のびのびと暮らせるイメージが湧くかもしれません。

住宅地の中にある土地のイメージ

住宅地の中にある土地なら、水道やガスなどのインフラが既に整備されていることが多い(画像/PIXTA)

デメリット

メリットで挙げたように、郊外の立地となる場合には、都心に比べると通勤などの交通アクセスが良くなかったり、車が必要になったりすることがあるでしょう。

また、大きな家が建てられる分、建築費用や外構費用がかさむ可能性があります。家を建ててからも、小さな敷地に比べて固定資産税が多くかかってくることに。土地が200㎡(60.5坪)を超える部分は小規模住宅用地ではなくなるので、60坪の広さは固定資産税軽減措置が1/6から1/3に減らされる境界線にあります。

また、大きな家であればメンテナンスにも労力や費用がかかることを頭に入れておきましょう。

ノートと電卓

敷地が広い分、建築費だけでなく、税金、光熱費も増大。あらかじめどれくらいかかるのかを確認しておきたい(画像/PIXTA)

60坪の土地におしゃれな家をつくるには?

住宅として十分な広さがある60坪の土地。庭やガレージ、客間などさまざまな要素を取り入れられます。どんな間取りが可能なのでしょうか? おしゃれな家を建てるためのノウハウを専門家に聞いてみました。

吹抜けをつくる

「60坪の敷地に家を建てるなら吹抜けを取り入れてみるのもひとつの方法です。天井を高くできるので、開放感を演出できます。外壁が隣家に接しているような場合は、吹抜け部分に天窓をつくると下の階にも光が注がれて家が明るくなります」(小野さん)

吹抜けのある空間

吹抜けを設けることで、明るく開放感のある空間を創出できる(画像/PIXTA)

インナーバルコニーをつくる

「インナーバルコニーとは中庭のこと。敷地外の環境に左右されることなく、庭をつくることができますし、中庭を家の中心にすれば、どの部屋にも光が差し込みます。外から視界を遮ってプライバシーを確保つつ、家に明るさと抜け感を取り入れることができる、オススメの間取りです」(伊藤さん)

「周囲を壁で囲み、プライベートな中庭をもつコートハウスの間取りもオススメです。外壁の意匠にこだわればスタイリッシュな外観になりますし、中庭から各部屋に採光できる間取りで、家の中はカーテンのいらない明るい空間になります」(杉浦さん)

ウッドデッキのある中庭

中庭(インナーバルコニー)と屋内をウッドデッキでつなげて明るく開放的なプライベート空間に(画像/PIXTA)

和室を設ける

「60坪ですとLDKや寝室、子ども部屋以外に和室をつくる人も多いですね。以前のような客間としての用途だけではなく、小さな子どもを寝かせたり洗濯物を畳んだりする家事のための部屋にするなど、活用法も広がっています。和室の良いところは、天井や窓を低い位置にできることです。洋室の場合、天井が低いと圧迫感がありますが、和室ならコンパクトな部屋でも、茶室のような“おこもり感”が出てしっくりと馴染みます」(小野さん)

小上がりのイメージ

リビングの横などに小上がりの和室を設けることで、奥行きのある空間を演出できる効果も(画像/PIXTA)

複数台分の駐車スペースをつくる

「60坪は十分な広さのある土地だといえます。それだけの広さがあれば複数台の車を駐車できるスペースを確保したり、比較的大きめのガレージを設けることも可能です」(杉浦さん)

カーポート

車が好きな人だけではなく、来客時などにも便利に使えるカーポート(画像/PIXTA)

60坪の土地にオススメの間取り

これまで見てきたように、プライバシーを確保しつついかに開放感のある家をつくるかが、60坪の敷地におしゃれな家をつくるポイントといえそうです。

旗竿地に建つスタイリッシュなコートハウス

「道路から奥まった敷地にある旗竿地のコートハウスです。夫婦と親御さんの2世帯と愛犬5匹で暮らしています。周囲から視線を遮る壁は斜めに切り立った形状にしてスタイリッシュに仕上げました。中庭は愛犬5匹のドッグヤード。犬たちが遊ぶ様子を、どの部屋からも眺めることができます。階段の周囲には単なる廊下ではなく、広々としたホールをつくり、家族共有の多目的スペースにしました」(杉浦さん)

60坪の土地に建てた戸建ての間取り

各部屋が中庭に面しているので、採光が良くお互いの部屋の様子を見守ることもできる。2階の階段周辺は廊下ではなく広めのホールとして多目的に使えるように(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

視線の遮蔽と採光にこだわった塀

広々とした中庭

視線を遮る一方で日光は遮らない絶妙な角度の切り立った塀と、広々と明るい中庭のコントラストがスタイリッシュ。旗竿地にあっても周囲の視線を気にすることなく開放的に暮らせる(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

南側と北側で表情を変えるガレージと庭のある家

「家族3人でゆったりと住める4LDKの家です。南側は地面に近い寛ぐリビングスペースや屋外デッキ庭と繋がるダイニングなど、自然を感じる雰囲気に。一方で北側は愛車をメンテナンス可能なピット付のビルトインガレージを配し、南北で異なった雰囲気を持っています。また生活スペースから独立した客間としても使えるワークスペースや大量の蔵書や音楽CDを収納する可動式書架を造作するなど、住む人の個性を反映した独創的な家です」(杉浦さん)

60坪の土地に建てた戸建ての間取り

南側は庭と床がフラットに繋がるリビング、北側は車2台を収納可能なビルトインガレージと、機能を分けた。6.13畳のワークスペース兼客間は生活空間を通らずにポーチから客を迎えることが可能(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

庭とつながっているリビング

床を低くして庭と繋げることで、アウトドアな雰囲気が生まれる。軒は長く伸ばして、日差しや雨風を避けられるように(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

ポーチから直接入れる入口

ポーチから直接来客を迎えられる入口を設ければ、部屋の1室を独立した仕事場として活用できる(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

趣味のための地下室がある家

「62.24坪の敷地ながら8LDKの部屋数のある家です。南北方向に奥行きがあり、周囲を建物に囲まれた敷地ですが、隣家との位置関係を踏まえてプライバシーと採光を両立する窓を設計することにより、曇りの日でも屋内が明るい家になりました。

住人の趣味のアイテムが多数あり、それらを収納するための空間をたっぷりと用意しているのも特徴です。特に広い地下室には壁一面の造作棚やバーカウンターを設け、夫の趣味が詰まった空間に。居住空間とは別の入口もつくって、事務所使用もできるようにしています。また天井には階段で出入りできる広い小屋裏収納を設けています」(杉浦さん)

60坪の土地に建てた戸建ての間取り

ガレージは完全に地下ではなく、半地下につくることで費用を抑えることができる。その分1階が地面より少し高い位置になっている(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

直接地下室に入れるガレージ

ガレージと地下室を半地下の空間につくり、ガレージから直接出入りできるように(写真提供/充総合計画一級建築士事務所)

60坪にどんな家を建てた?先輩たちの実例紹介

【case1】子どもの成長を見守りながら家事ができる、平屋の家

結婚後は妻の実家である平屋で、妻の両親と同居していたHさん夫妻。妻の両親と同居していた実家は母屋と離れがある平家で、キッチンとリビングが別の場所にあり、家事動線の悪さが不満に。室内には段差も多く、季節によって寒暖差が大きいなど、1歳をすぎた娘を育てるなかで毎日の暮らしがストレスになっていたそうです。

家事がしやすく、子どもにも目が行き届くよう「平屋を建てたい」と考え、スーモカウンターに相談しました。60坪の広い敷地を存分に活用した住まいは収納スペースも豊富。リビングを中心に放射線状に個室を設けた間取りは動線もコンパクトで快適な住まいとなりました。

Hさんが建てた注文住宅の間取り

個室を多くつくらない平屋にして、家事をしながらでも子どもに目が届く間取り(図/SUUMO編集部作成)

洋室やリビングを見渡せるキッチン/注文住宅実例

キッチンを中心にして、そこからリビングの様子も、キッチン隣の子ども部屋の様子も見える(撮影/Hさんご本人)

この実例をもっと詳しく→
計画変更を経て、1年越しでスーモカウンターを訪ねて建てた平屋

【case2】見晴らしの良い高台につくったウッドデッキのある家

Sさんは長女の幼稚園入園前に入居できるよう、大阪市のニュータウンに家を建てました。土地を購入する際のポイントは豊かな自然に恵まれた環境と抜群の見晴らし。現在の敷地は一目で即、購入を決めたといいます。

「料理をしながら子どもの様子が見られるカウンターキッチン」「ウッドデッキ」「子どものプレイルーム」などの希望を全て間取りに落とし込んだ、こだわりの詰まった家となりました。

大阪府の注文住宅実例

2歳と0歳のお子さんの子育て真最中のSさん。高台にあり日当たりの良い家は子育てがしやすい間取りにこだわった(撮影/杉浦幹雄)

将来区切れるように設計した子ども部屋

2階の子ども部屋は、将来、真ん中で分けて2部屋として使えるよう、ドアもクロゼットも照明も2つずつ設置(撮影/杉浦幹雄)

この実例をもっと詳しく→
限られた予算で念願のニュータウンに新居完成

スーモカウンターに相談してみよう

これまで見てきたように、60坪の土地は1世帯で住むなら十分な広さがあるだけに選択肢も増え、家族にとってどのような間取りが最適なのか、迷う人も多いでしょう 。

注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

60坪の土地にどんな家を建てるか迷っている人は、スーモカウンターを活用して、家づくりの第一歩を踏み出してはみてはいかがでしょうか。

取材協力

シグマ建設
充総合計画一級建築士事務所 杉浦充さん

 取材・文/蜂谷智子(スパルタデザイン)

 

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