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インナーバルコニーとは?メリット・デメリット、失敗しないプランニングのポイントを解説!

インナーバルコニーのメリット・デメリット、失敗しないプランニングのポイントを解説!

インナーバルコニーがあると、外空間を気軽に楽しめます。
ランドリースペースとして活用することもあれば、セカンドリビングとして楽しむことも可能です。
今回は、インナーバルコニーのメリット・デメリットや、具体的な活用方法をHughomeの高津さんに聞きました。

インナーバルコニーとは?

インナーバルコニーとは、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいる屋根付きのバルコニーのこと。2階以上の階に設置されるもので、間取りの外側に張り出すベランダよりも奥行きが取りやすく、室内空間と外空間をつなぐことができます。

インナーバルコニーは、洗濯物を干すスペースとして急な雨で洗濯物が濡れてしまうのを防いだり、気軽に外で朝食やお茶など楽しむセカンドリビング的な使い方ができます。都心部など土地が狭く庭をつくれない場合に、ちょっとした遊び心のある+αの空間をつくりたいときにインナーバルコニーはとても有効です。

インナーバルコニーを設置した注文住宅実例

インナーバルコニーをつくることで、屋根があるので急な雨などで洗濯物が濡れてしまう心配が軽減される(画像提供/Hughome)

屋根付きバルコニー、室内バルコニーと同じ意味?

インナーバルコニーは、屋根付きのバルコニーや室内バルコニーとはどのような違いがあるのでしょうか。

室内バルコニーとインナーバルコニーは同じ意味で使用されることがありますが、屋根付きバルコニーは設置方法によって、意味が異なることがあります。インナーバルコニーは建物の内側に設置されているのに対し、外に張り出して設置されているバルコニーは、屋根付きであっても通常のバルコニーの扱いです。

サンルームやベランダとの違い

サンルームやベランダとの違いについても、押さえておきましょう。サンルームとはガラスやアクリル板で囲まれた空間のことを指し、外に張り出して設置されることが多いです。太陽光が多く当たることから、ランドリースペースとして活用されます。雨の日でも洗濯物が干せることも、メリットです。

一方ベランダは、屋根やひさしがついた屋外スペースのことを指します。

インナーバルコニーのメリット4つ

インナーバルコニーには、さまざまなメリットがあります。
具体的には、以下のとおりです。

【インナーバルコニーのメリット】
●    趣味スペースにできる
●    天候の影響を受けにくい
●    デザインの自由度が高い
●    プライバシーの確保ができる

それぞれ詳しく紹介します。

趣味スペースにできる

インナーバルコニーは、外空間につながる開放的な空間がつくれます。
洗濯物を干すランドリースペースとして使用されることが多いですが、庭感覚で利用できることから、趣味のスペースとして活用する人も少なくありません。

人工芝やチェアを置いて好みのデザインの空間にしたり、プランターを設置することによって、専用庭のように使用可能です。

具体例を挙げると、以下のような使い方ができます。

【インナーバルコニーの使い方】
●    テーブルやチェアを置いてお酒や読書を楽しむ
●    一時的にテントを設置してグランピングやキャンプを楽しむ
●    コンロを設置してバーベキューを楽しむ
●    家庭菜園やガーデニングを楽しむ

家族で楽しむこともできますし、個人のプライベート空間としての楽しみ方もできます。

スロップシンクを設置したインナーバルコニーのある注文住宅実例

物干しスペースだけでなく、チェアでくつろいだりできるインナーバルコニー。スロップシンクをつけると、夏にはビニールプールで遊んだりもできる(画像提供/Hughome)

天候の影響を受けにくい

屋根がついていないベランダや庭は、天候に左右されることが多いです。
しかし、インナーバルコニーは屋根があるため、天候の影響を受けにくく、雨の日でも、洗濯物を干すことができます。

デザインの自由度が高い

注文住宅のインナーバルコニーは、デザインの自由度が高いこともメリットです。
リビングの延長として活用する場合は、インテリアや素材に統一感を持たせると広がりが出て有効に活用できます。また、ホテルやレストランのようなおしゃれでモダンな空間を演出することもできます。

プライバシーの確保ができる

インナーバルコニーは、屋根付きでなおかつ外壁に囲まれているため、プライバシーの確保にもつながります。人通りが多い道路や、隣家との距離が近い場合でも、安心して過ごせることはメリットと言えるでしょう。
人目が気になる場合は、木製の格子やフェンス、すだれを使用して、目隠しをすることも1つの方法です。

インナーバルコニーのデメリット4つ

インナーバルコニーには、一部デメリットもあります。

【インナーバルコニーのデメリット】
●    隣接する部屋が暗くなる可能性がある
●    他の部屋の間取りが小さくなる
●    バルコニーやベランダ設置に比べると固定資産税がかかる
●    洗濯物が思ったよりも乾かない

それぞれ、詳しくご紹介します。

隣接する部屋が暗くなる可能性がある

インナーバルコニーを設置すると、隣接する部屋が暗くなる可能性があります。
理由は、部屋に日光が入りにくくなるからです。インナーバルコニーの奥行きが大きいほど、日光が届かず暗くなる可能性があるため、新築する前に以下の点を検討しておきましょう。

【新築する前に検討したいポイント】
●    部屋の明るさの目安
●    採光の方法(例:窓を設置する、天窓から光を入れるなど)

これらのポイントを事前に検討しておくことで、設置後のトラブルを避けられます。また、インナーバルコニーを設計する前の段階で、日当たりがいい場所に設置したり、天井の高くすることで、改善できる場合もあります。

他の部屋の間取りが小さくなる

住宅は、容積率の範囲内で建築しなければなりません。容積率は用途地域別に決められており、事前に確認する必要があります。容積率は「延べ床面積÷敷地面積×100」で求められ、その範囲内での建築が必要です。

外に張り出している屋根付きバルコニーの場合、外壁から2m以上離れていない場合は 床面積に算入されません。
しかし、インナーバルコニーは、原則床面積に算入されることから、限られた面積のなかで取り入れた場合、他の部屋の間取りが小さくなる恐れがあります。

そのため、場合によってはリビングや寝室などの面積を削減して、インナーバルコニーのスペースを確保することになります。この場合、ライフスタイルに合わせて、インナーバルコニーの必要性を検討したうえで建築することが大切です。

バルコニーやベランダの設置に比べると固定資産税がかかる

インナーバルコニーを設置すると、バルコニーやベランダを設置した場合に比べて、固定資産税が高くなる可能性があります。
固定資産税は、土地や建物の課税標準額に税率(1.4%)をかけて計算されます。

固定資産税における課税標準額は、不動産の価値によって決められます。

一般的には、以下を基準におこないます。

【固定資産税の計算方法】
●    不動産の評価額
●    構造や用途(例:住宅用、商業用、工業用など)
●    地方自治体が定める税率

インナーバルコニーは、前述したとおり床面積に含まれるため、不動産評価額の対象です。
一方、バルコニーやベランダは建物の外部に設けられていることから、床面積として計算せず、固定資産税に含まれません。床面積に算入されないベランダと比較すると、固定資産税が高くなるため、よく検討したうえで導入しましょう。

洗濯物が思ったよりも乾かない

インナーバルコニーでは洗濯物が思ったよりも乾かない可能性があります。
間取りによっては、うまく日光が差し込まずに、生乾きになってしまうこともあります。そうなることを防ぐためにも、日光が差し込みやすい間取りにするなど、目的に合わせて設計時によく考えることが大切です。

インナーバルコニーをつくった場合の後悔ポイント

インナーバルコニーは趣味のスペースとして活用できる等のメリットがありますが、状況次第ではうまく活用できないことがあります。
例えば、隣地との距離が近く、同じ位置にインナーバルコニーがあったり、ベランダがあったりする場合、周りの目が気になることもあります。

この場合、以下のような対策ができます。

【周りの目が気になる場合の対策】
●    格子やすのこなどを使用した目隠し
●    手すりを高く設置する

目隠しをする際は、日当たりなどを考えたうえでおこなうことが大切です。

インナーバルコニーをつくるときのポイントは?

インナーバルコニーをつくる際、いくつかポイントがあります。

【インナーバルコニーをつくる際のポイント】
●    目的に合わせた動線にして使いやすくする
●    洗濯物干し場を分けて非日常感をキープする
●    外からの視界が気にならないよう、プライバシーを確保する
●    インナーバルコニーで使うアイテムをしまう場所を設ける

設置を検討している人のために、詳しくご紹介します。

目的に合わせた動線にして使いやすくする

インナーバルコニーは、パブリック空間かプライベート空間にするのかで間取りが変わります。
パブリック空間として外空間を身近に感じる過ごし方をしたい場合は、リビングなどから家族がアクセスできるようにプランニングしましょう。

一方、寝室や子ども部屋などプライベート空間からアクセスする場合、居室の使用者の専用スペースとして活用するケースが多いですが、家族が使用しづらくなる点は注意が必要です。

また、インナーバルコニーで食事やお酒を楽しみたい場合は、飲食物を運びやすくするためにLDKからアクセスしやすくすると便利です。

洗濯物干し場を分けて非日常感をキープする

インナーバルコニーは、ランドリースペースとして使用することがありますが生活感が出てしまいがちです。趣味空間と併用したい場合は、洗濯用品の収納を考えて洗濯後に片付けられるような工夫があるとよいでしょう。
非日常的な空間にしたいなら、生活感を隠す工夫を施すことをオススメします。

外からの視線が気にならないよう、プライバシーを確保する

都心部などで隣家との距離が近かったり、車や人通りの多い道路に面したロケーションの場合は、外からの視線が気にならないようフェンスを高めにしてプライバシーを確保しましょう。
その際は、日当たりが悪くならないようにバランスを見て計画しましょう

インナーバルコニーで使うアイテムをしまう場所を設ける

インナーバルコニーにテーブルや椅子を出したりする場合、台風など悪天候のときに出したまま放置することは危険ですので、使用しないときはなるべく片付けておくと安心です。そのため、インナーバルコニーに収納庫を置くスペースや室内に収納できるスペースを確保しておきましょう。

室内に収納スペースを設ける場合は、出し入れしやすい動線を考慮すると片付けもスムーズです。

実例6選 インナーバルコニーってどう活用できるの?

屋根付きで安心なランドリースペースに

家事目線でインナーバルコニーを活用するケースとして、洗濯物干しスペースにすると、雨が降ってきてもすぐに洗濯物が濡れてしまうのを防ぐこともできます。インナーバルコニーにつなげて室内のランドリースペースを設けると、いつでも洗濯ができてストレスフリーに。

外でも中でも洗濯物を干せる2階ホールとバルコニー/注文住宅実例

2階ホールには雨の日に活躍する物干しスペースを確保し、窓の外には幅のある広めのバルコニーが広がっているので、大人用の布団も気軽に干せる(写真/古石真由弥)

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洗濯物や布団をたっぷり干せるゆとりある空間

「洗濯物や布団をたっぷりと干せる場所」にこだわり、主寝室から出られるバルコニーを設けた。奥行きは1.8mとゆとりがあり、物干し竿を2本並べて設置。屋根もかかっているため、多少の雨なら干している洗濯物が濡れる心配もありません。

加えて、アイロンがけや畳む作業のことを考えて、ランドリールームとの動線を考慮すると、より快適な暮らしにつながります。

Hさん宅の注文住宅実例

インナーバルコニーは晴れた日に家族分の布団をまとめて干せるように。さらに、写真手前の奥行きがやや狭いところにも物干し竿を設置し、たっぷりと干せる(写真/上條泰山)

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ハンモックで開放的なセカンドリビングに

2階リビングの場合には、リビングからインナーバルコニーにつなげることができるので、リビングを開放的な空間にしてくれます。フェンスを高くして外からの視線をカットする工夫をすればプライバシーも確保されているので、安心してくつろぐことができます。

高めのフェンスでプライバシーを守りつつ広々としたバルコニー/注文住宅実例

リビングから直接出られる広いバルコニーは、ハンモックでくつろいだり、BBQをしたりと多目的に使えるセカンドリビングのような空間。高めに設けたフェンスでプライバシーも守られる(写真/上條泰山)

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自然を感じられるデザインでアウトドア気分

ハンモックもかけられる広々としたバルコニー/注文住宅実例

白い外壁とダークブラウンの木材がアクセントになる外観/注文住宅実例

水栓やハンモック用の金具を取り付けたバルコニーは、アウトドア気分を満喫できる。ダークブラウンの木材を張り、個性を感じさせる外観は、インナーバルコニーにしていることで、直線的なすっきりしたデザインに(写真/アラキシン)

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吹抜け+インナーバルコニーで快適に過ごせる

海外赴任で体験したタイのリゾートホテルのような雰囲気をイメージして、大胆な吹抜けと、リビングのフローリングと一体になるようにインナーバルコニーを設けた、開放的なリビング。インナーバルコニーにオーニングをつけて、椅子やテーブルを置き、アウトドアリビングとして快適に過ごせる。

Kさん宅の注文住宅実例

Kさん宅の注文住宅実例

白を基調にした明るいリビングは、吹抜けとバルコニーで広々と開放的な空間に。フローリングとバルコニーの色味を揃えることでつながり感を演出。バルコニーのフェンスを格子にして、プライバシーも確保(写真/一井りょう)

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洗濯物干し場、夕涼みやバーベキューができるスペースとして活用

長女の小学校入学を機に、実家の建て替えを決意したFさん夫妻。洗濯物をたっぷり干せる2階のバルコニーのある、床暖房をふんだんに入れたあたたかい家が完成しました。Fさんは「いずれは芝生を敷いて、お風呂上がりの夕涼みや週末のバーベキューに使いたい」とインナーバルコニーの活用にも夢を膨らませています。

バルコニーは、それぞれの洋室とつながっており、生活動線も意識してつくられています。

Fさん宅の注文住宅実例

広いベランダにたっぷり洗濯物が干せる物干し竿を設置(写真/一井りょう)

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スーモカウンターでかなえよう!

このように、インナーバルコニーを取り入れることで、限られた土地でも外空間を楽しむことができます。しかし、いざ外空間とつながりのあるプランが得意な建築会社を探そうと思っても、自分で見つけられないという人も多いはず。

そこで頼れるのがスーモカウンター。注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では住宅建築の予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

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取材協力/高津久嗣さん(Hughome)
取材・執筆/金井さとこ