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インナーバルコニーとは?メリット・デメリット、失敗しないプランニングのポイントを解説!

インナーバルコニーのメリット・デメリット、失敗しないプランニングのポイントを解説!
気軽に外空間を楽しむことができるインナーバルコニーがあれば、おうち時間をより楽しむことができます。インナーバルコニーのメリット・デメリットをはじめ、インナーバルコニーの取り入れ方やインナーバルコニーをつくるためのポイントについてHughomeの高津さんに聞きました。

インナーバルコニーとは?

インナーバルコニーとは、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいる屋根付きのバルコニーのこと。2階以上の階に設置されるもので、間取りの外側に張り出すベランダよりも奥行きが取りやすく、室内空間と外空間をつなぐことができます。

インナーバルコニーは、洗濯物を干すスペースとして急な雨で洗濯物が濡れてしまうのを防いだり、気軽に外で朝食やお茶など楽しむセカンドリビング的な使い方ができます。都心部など土地が狭く庭をつくれない場合に、ちょっとした遊び心のある+αの空間をつくりたいときにインナーバルコニーはとても有効です。

インナーバルコニーを設置した注文住宅実例

インナーバルコニーをつくることで、屋根があるので急な雨などで洗濯物が濡れてしまう心配が軽減される(画像提供/Hughome)

インナーバルコニーのメリット

インナーバルコニーは外空間につながる開放的な空間をつくることができるのがメリット。リビングに隣接させてインナーバルコニーを設けると、空間全体に広々とした開放感が生まれます。屋根があることで雨や強い日差しを避けられるため、庭感覚で利用するなど外空間をより身近に感じることができ、暮らしの中にちょっとした非日常的な要素をプラスすることが可能になります。

1階にリビングなどのパブリックスペースがある場合、インナーバルコニーは寝室や子ども部屋などプライベートスペースからアクセスすることが多くなります。そのため、インナーバルコニーにテーブルとチェアを置いてお酒を楽しんだり、読書を楽しんだりと、「ひとり時間」を楽しむスペースとして使うのもオススメです。

スロップシンクを設置したインナーバルコニーのある注文住宅実例

物干しスペースだけでなく、チェアでくつろいだりできるインナーバルコニー。スロップシンクをつけると、夏にはビニールプールで遊んだりもできる(画像提供/Hughome)

また、インナーバルコニーは外壁に囲まれているためプライバシーの確保もできるので、人通りの多い道路沿いや隣家との距離が近い場合でも安心して過ごすことができます。

インナーバルコニーのデメリット

暮らしを豊かにしてくれるインナーバルコニーですが、建築費や固定資産税などコストがかかる点はあらかじめ押さえておいた方がいいポイント。建物内部につくることから上下階に配慮した施工をする必要があり、通常のテラスをつくるよりもコストがかかります。

また、インナーバルコニーは容積率の対象になることも。建築面積として換算される場合、各空間の面積の割り振りにもかかわってくるので注意が必要です。ただし容積率の対象となるには条件があり、すべてのインナーバルコニーが容積率に含まれるわけではないので、条件を満たしているかプランニングの際に確認しましょう。

実例5選 インナーバルコニーってどう活用できるの?

屋根付きで安心なランドリースペースに

家事目線でインナーバルコニーを活用するケースとして、洗濯物干しスペースにすると、雨が降ってきてもすぐに洗濯物が濡れてしまうのを防ぐこともできます。インナーバルコニーにつなげて室内のランドリースペースを設けると、いつでも洗濯ができてストレスフリーに。

外でも中でも洗濯物を干せる2階ホールとバルコニー/注文住宅実例

2階ホールには雨の日に活躍する物干しスペースを確保し、窓の外には幅のある広めのバルコニーが広がっているので、大人用の布団も気軽に干せる(写真/古石真由弥)

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洗濯物や布団をたっぷり干せるゆとりある空間

「洗濯物や布団をたっぷりと干せる場所」にこだわり、主寝室から出られるバルコニーを設けた。奥行きは1.8mとゆとりがあり、物干し竿を2本並べて設置。屋根もかかっているため、多少の雨なら干している洗濯物が濡れる心配もない。

Hさん宅の注文住宅実例

インナーバルコニーは晴れた日に家族分の布団をまとめて干せるように。さらに、写真手前の奥行きがやや狭いところにも物干し竿を設置し、たっぷりと干せる(写真/上條泰山)

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外空間とつながり開放的なセカンドリビング

2階リビングの場合には、リビングからインナーバルコニーにつなげることができるので、リビングを開放的な空間にしてくれます。フェンスを高くして外からの視線をカットする工夫をすればプライバシーも確保されているので、安心してくつろぐことができます。

高めのフェンスでプライバシーを守りつつ広々としたバルコニー/注文住宅実例

リビングから直接出られる広いバルコニーは、ハンモックでくつろいだり、BBQをしたりと多目的に使えるセカンドリビングのような空間。高めに設けたフェンスでプライバシーも守られる(写真/上條泰山)

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自然を感じられるデザインでアウトドア気分

ハンモックもかけられる広々としたバルコニー/注文住宅実例

白い外壁とダークブラウンの木材がアクセントになる外観/注文住宅実例

水栓やハンモック用の金具を取り付けたバルコニーは、アウトドア気分を満喫できる。ダークブラウンの木材を張り、個性を感じさせる外観は、インナーバルコニーにしていることで、直線的なすっきりしたデザインに(写真/アラキシン)

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吹抜け+インナーバルコニーで快適に過ごせる

海外赴任で体験したタイのリゾートホテルのような雰囲気をイメージして、大胆な吹抜けと、リビングのフローリングと一体になるようにインナーバルコニーを設けた、開放的なリビング。インナーバルコニーにオーニングをつけて、椅子やテーブルを置き、アウトドアリビングとして快適に過ごせる。

Kさん宅の注文住宅実例

Kさん宅の注文住宅実例

白を基調にした明るいリビングは、吹抜けとバルコニーで広々と開放的な空間に。フローリングとバルコニーの色味を揃えることでつながり感を演出。バルコニーのフェンスを格子にして、プライバシーも確保(写真/一井りょう)

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インナーバルコニーをつくるときに注意することは?

目的に合わせた動線にして使いやすく

インナーバルコニーをつくるときには、パブリック空間にするかプライベート空間にするかで間取りが大きく変わります。

パブリック空間として外空間を身近に感じる過ごし方をしたい場合は、2階リビングにするなどパブリックスペースからアクセスできるようにプランニングしましょう。寝室や子ども部屋などプライベートスペースからのアクセスになると、居室の使用者以外が使いづらくなってしまうので注意しましょう。
また、インナーテラスで食事を楽しみたいという場合は、飲食物を運ぶ動線面からもLDKからアクセスできるようにしておくと便利です。

洗濯物干し場を分けて非日常感をキープする

インナーバルコニーをセカンドリビングのように「過ごす場」として利用する場合は、洗濯物があると生活感が出てしまうので、非日常感を演出できるようになるべく洗濯物を干す場所は別に設けるようにするのがオススメです。

外からの視線が気にならないよう、プライバシーを確保する

都心部の狭小地で隣家との距離が近かったり、車や人通りの多い道路に面したロケーションの場合は、外からの視線が気にならないようフェンスを高めにしてプライバシーを確保しましょう。その際は、日当たりが悪くならないようにバランスを見ながらプランニングを。

インナーバルコニーで使うアイテムをしまう場所を設ける

インナーバルコニーにテーブルや椅子を出したりする場合、台風など悪天候のときに出しっぱなしにしておくのは危険なので、なるべく使用しないときはしまっておくと安心です。インナーバルコニーに収納庫を置けるスペースを確保したり、室内に収納する場所を確保しておきましょう。室内に収納スペースを設ける場合は出し入れしやすい動線を考慮すると◎。

スーモカウンターでかなえよう!

このように、インナーバルコニーを取り入れることで、限られた土地でも外空間を楽しむことができます。しかし、いざ外空間とつながりのあるプランが得意な建築会社を探そうと思っても、自分で見つけられないという人も多いはず。

そこで頼れるのがスーモカウンター。注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では住宅建築の予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

スーモカウンターを利用して、インナーバルコニーを取り入れた家づくりを実現してくれる会社を見つけましょう!

取材協力/Hughome 高津久嗣さん

取材・文/金井さとこ