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初詣で引いたおみくじで妻のエンジンが全開に
Hさん夫妻は消防士の夫(30歳)と看護師の妻(33歳)という名コンビ。結婚後は埼玉県内にある家賃9万円の賃貸アパートに住んでいたが、同じ市内に注文住宅を建てるきっかけは、なんと「おみくじ」だった。
「挙式後の一段落した時期に初詣に行ったんですが、そこで引いたおみくじに『早く家を買ったほうがいい』と書いてあったんです(笑)」
「いつかは買おうね」という話はお互いにしており、漠然と消費税が10%になるころかなと考えていたが、このおみくじによって妻のエンジンは全開になる。
「その後の流れはさすがに一人では決められないので、夫を無理やりスーモカウンターに連れて行きました。おみくじを引いてすぐ、2017年1月のことです」
庭が欲しいため、マンションという選択肢はなかった。さらに、建売住宅か注文住宅かで迷ったが、大工の友人からの「どうせなら、注文住宅にして自分で一から建てると満足度が違うよ」という一言で心は決まる。
広い庭でバーベキューをするのが夢でした
「注文住宅を建てると決めましたが、その先のことがまったくわかりません。スーモカウンターでは、年収からローンがいくらぐらいまで組めるかを聞きました」
二人の要望は「なるべく広い土地」で「玄関に収納スペースをつくりたい」ぐらい。思い描く家のイメージを伝えると、担当者は予算に合わせたメーカーを3社紹介してくれた。スーモカウンターを訪れたのは、この1回のみだ。
「さっそく、私一人で3社の展示場を訪問しました。どこも好きな雰囲気でしたが、とくにリビングのデザインが気に入った1社に決定。夫の出番は契約書にサインするときだけです(笑)」
建築会社には土地紹介の依頼もしたが、意中の土地が見つからず、最終的には妻がネットで見つけた土地を購入。駅徒歩圏はあきらめて、土地の広さにこだわったという。探した土地を建築会社に伝えると購入代金が安くなるように交渉をしてくれた。
「二人ともアウトドアが好きで、広い庭でバーベキューをするのが夢でした。紅葉の苗木も植えたので、来年の秋になると緑と赤のグラデーションが見られるかも」
妻の希望は「とにかく掃除しやすい家」
ちなみに、炊事は夫の担当のため、自慢のアイランドキッチンは180cmと長身の夫に合わせて注文した。
「展示場にあったのとまったく同じデザイン、同じ仕様のものにしてくださいと言いました」
一方で、きれい好きな妻の希望は「とにかく掃除しやすい家」。壁も床もさっと拭けば汚れが落ちる素材を選んだ。
共通の趣味はキャンプなどのアウトドア。さらに、釣りは夫が先にハマって、今では二人で楽しんでいる。
「趣味のグッズを収納するための場所もつくりました。以前住んでいた賃貸アパートと比べて収納スペースはかなり増えましたね」
「切羽詰まった生活はしたくないので、ローンはトータルで3500万円ぐらいに収めたかったんです。結果的にはちょっとオーバーしましたが、満足しています。スーモカウンター、建築会社ともにやさしい担当者で一生懸命相談に乗ってくれました」
おみくじパワーで理想の家を手に入れたH夫妻。最後に夫にも読者へのアドバイスを聞くと、ひと言「嫁に従え」。この二人、やはり名コンビのようだ。
取材・文:石原たきび、写真:相馬ミナ
- DATA
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土地面積 215m2 延床面積 104m2 建築費 2000万以内 間取り 2LDK〜3LDK 世帯構成 夫(30歳)、妻(33歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンター イオンモール北戸田店 紹介された建築会社数 3社 受けたサービス 個別相談