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スーモカウンター注文住宅のサービスをご利用いただいて建てたお住まいの
実例を中心に、注文住宅のノウハウをご紹介します。

自慢のインナーガレージ付き!外観にもこだわった、三角屋根が連なる平屋の家

夫の実家の敷地内に注文住宅を建てたDさん

夫の実家がある敷地内での新築と、結婚式の準備に「一気に取り組もう!」と、並行して進めたDさん夫妻。土地に制約がない分、「ガレージを設けて趣味を楽しみながら、新生活を快適にスタートできる平屋をつくろう」と考え、施工会社選びを開始した

目次

住宅展示場のモデルハウスを見ても、平屋のことがわからない……

結婚前、夫が1人暮らしをしていた岐阜県のアパートに1年間同居し、それぞれ職場に通っていたDさん夫妻。「自分は長男なので、結婚したら、三重県にある実家の敷地内に家を建て、両親と近居するつもりでした。それまでは妻と一緒に住みながら、家づくりと結婚準備を始めることにしました」と夫。
「賃貸アパートのときは、冬、寒いことが不満でした。部屋の広さに対してエアコンの容量が小さく、なかなか暖まらないので、電気代も高く感じられましたね。それにキッチンが狭かったので、広いキッチンがある家を希望していました」と妻。
また、夫妻の意見は「おしゃれな平屋に住みたい!」という点で一致。「実家の敷地に十分な土地があったので、それなら平屋で暮らしたいなと。両親や知人から、『年齢を重ねるごとに、2階を使わなくなるケースも多い』という話を聞き、建てるなら平屋だと決めていました」と夫。
「平屋なら家事がしやすそう」と妻も大賛成。「広いキッチンと広いリビングで快適な生活を送りたいと、夢が膨らみました」
また、夫は大の車好き。「家の中からも愛車が眺められるような、ガレージと繋がる間取りを希望していました」
2017年の夏、まずは二人で岐阜県内の住宅展示場へ。「最初は、誰もが名前を知る施工会社の住宅をいくつか見学しました。すると、予算よりも高くなってしまいそうだと感じました」と夫。
また、「大きくて豪華なモデルハウスを見ていても、平屋の価格については比較検討がしにくい」とも感じ、その年の秋、ショッピングモール内にあるスーモカウンターへ足を運ぶことに。
まずはアドバイザーに「平屋を希望していることと、約50坪の4LDKで3千万円くらいという予算を伝えました」と夫妻。

玄関から直通のガレージ

玄関からガレージへは直通。思い立ったらすぐにドライブに出かけられる上、買い物の後もラクラク

ミニカーのコレクション

キッチンカウンターの前にあるショーケースには、ミニカーとレーシングキャップのコレクションがズラリ

平屋に対応可能な7社から絞り込み、自作の表で比較検討

Dさん夫妻の希望と予算を聞き、アドバイザーが紹介したのは、三重県に本社がある会社も含む7社。「大手から小さな施工会社まであって、名前を知っている会社も知らない会社もある、という印象でした」

多忙な共働きである上、県外に住んでいたので時間的な制約もあり、紹介された7社から希望に沿う5社に絞り込み、その建築会社を訪問したいと考えたDさん夫妻。
「すぐに、アドバイザーさんが各社にアポイントを取ってくれました。当時は岐阜県に住んでいたので、三重県の会社は同じ日にアポイントを入れて、1日で効率よく回れるようにしてくれたので助かりました」と妻。
また、Dさん夫妻には「平屋でも四角形ではない、個性ある間取り」という希望があった。「平屋というと、皆同じ長方形の建物になりがちですが、それではつまらない。外観にも特徴がある面白い間取りがいいなと思っていました」
妻には「浴室から寝室まではウォークスルーがいい」という要望も。
それらを伝えて、各社からプランを出してもらうと、要望がすべて盛り込まれたプランから、そうではないものまでさまざまだった。Dさん夫妻は「同じ要望を伝えても、会社によってここまで違うんだな」と驚いたという。
また、2階建てではなく平屋にすると、基礎と屋根が2倍必要となることから割高になることがわかった。「5社のうち2社は平屋の実績が少なく、規格外の扱いとなるため、さらに割高になるようでしたので検討からはずれました」
そこで、残りの3社を比較しやすいように特徴を細かく書き出し、パソコンで表を作成。「工法や基礎に使う素材といったわかりやすい特徴から、基礎の立ち上がりの高さと幅、使用する鉄筋の直径などを、調べたり質問したりして細かく書き出しました」と夫。
「各社の標準装備や、提携しているキッチンメーカーなども調べてまとめておいてくれたので、思いついたときにいつでも比較ができ、助かりました」と妻も喜ぶ。
「この3社は、平屋にしても二階建ての場合と比べて価格の変化が少なく、予算内で、家づくりに対する考え方が自分たちと合ったため、この3社で検討することにしました」と夫妻。
夫は、「家全体では同じくらいの金額でも、自分たちが重視するところにお金が掛けられているかどうか。それを比べるのに役立ちましたね」と話す。引き渡しまでまとめ続けた資料は、最終的には分厚いファイルとなり、家づくりの記念になった。

個性的な外観の平屋

向かって右手がガレージ、中央がLDKと洋室、さらに洋室2つを挟んで左手が和室。個性的な間取りの平屋が完成した。ガレージの見える方向がお気に入りの角度

白木のような色のフロア

洋室は全3部屋。白木のような色をフロアに選んで明るい印象に

和室の仏間

大きな仏壇を受け継ぐ予定があるため、和室の仏間は広めにとった。窓から見える鈴鹿山脈は絶景で夫婦のお気に入り

プランや工法、標準装備に納得できた1社に決定

絞り込んだ3社の中でも1社は、「初回に提案された間取りから、センスの良さが感じられました」という。中でも夫は、リビングから愛車が眺められるインナーガレージをつくり、さらに玄関からガレージも直通というプランが気に入り、「提案力がすごいな」と感心した。
また、その施工会社の工法や、標準装備の充実ぶりにも魅力を感じた。
「工法は、木造軸組工法に専用の構造金物を使用し、それをドリフトピンで固定して強度を高めるというもの。平屋もその工法で対応してもらえるとわかり、いいなと思いました。また、この会社は標準装備も充実していたんです。例えば窓ガラスは、複層ガラスの間に断熱性の高いアルゴンガスを封入したもの。冬も暖かく過ごせそうだなと感じました」
「知識があり、優しい印象」という担当者の人柄にも、夫妻共に好感を持った。自作の資料を使って検討を重ねた結果、「この会社と契約しよう」と決意。カウンターのアドバイザーへ、契約の報告の電話をすると「おめでとうございます」と喜ばれた。2018年に入ってから契約を結び、その年の7月に挙式。「結婚式の前に、家づくりは設計の段階に入っていたので、少しホッとした面はありましたね」と夫妻。「それまでは毎週末、岐阜県から三重県へ通って、打ち合わせをしていましたから」と振り返る。
その後は9月に着工、10月に上棟、12月に竣工・引き渡しと着々と進んだ。年末に引越しをし、「新年は新居で迎えたいね」と話していた夢がかなった。
「勢いで、結婚式と家づくりを同時に進めたので慌ただしい面もありましたが、後から落ち着くのが早いので、良かったと思います」と二人。

キッチンとDさん夫妻

コーヒーや紅茶を楽しむ夫妻。キッチンの背面のパントリーに茶葉などを買い置きし、休日にゆったりとお茶を楽しむことが多い

リビングから眺められるガレージ

リビングのソファに腰掛けて、ガレージにある愛車を眺めるのは、夫にとって至福の時間

段々に見える、個性的な外観もお気に入り

「やはり平屋はいい!」と、住み心地に大満足のDさん夫妻。

「水まわりが近くに集まっていて、掃除機をかけるのもラク。希望どおりキッチンが広々として、家事がしやすいので快適です」と妻。
「勤務先からは遠くなりましたが、理想のわが家がモチベーションになるので、長距離の運転も頑張れます。休日は、リビングから愛車を眺めたり、ガレージで車を洗ったりすることでリフレッシュしています」と車好きの夫。
引越しを機に在宅ワークに切り替えた妻は、リビングでパソコンを使いつつ、仕事の休憩にソファでくつろぐ時間が好きだという。
そして、二人そろって気に入っているのは外観だ。
「平屋でも長方形ではない家を希望していたら、担当者さんが、建物が連なって段々に見えるような間取りを提案してくれました。正面には縦長の窓が4つ、屋根瓦はベージュの外壁に合わせて選ぶ……などのアドバイスもセンスが良く、どの角度から見てもバランスのとれた外観になりました」と夫。
「ガレージの外壁のネイビーが、いいアクセントだと思います」と笑顔を見せるのは妻。「私たちは、当初から可愛らしい平屋ではなく、おしゃれな平屋を希望していました。担当者の方は一級建築士やカラーコーディネーターの資格をもった店長さんだったので、とてもセンスが良かったです」
いずれは、テラスにテーブルを置いて、お茶や食事を楽しみたいと考えている。

将来を考えた家事動線

家事動線を考え抜かれた間取りで、キッチンからリビングやダイニングへ行きやすい。窓際は妻のワークスペースで、「将来的には子どもの勉強スペースにも」と考えている

三角屋根が連なる外観

左手側から見た外観は、三角屋根が連なる様子に個性が感じられる

平屋が得意な会社の、経験値が高い担当者と出会えた

スーモカウンターを訪れたのは最初の2回。「後は、自分たちで各施工会社さんとやり取りをしていました。打ち合わせ後のアドバイザーさんからの電話にも、『困っていることはないので大丈夫です!』と答えていました」と笑う、しっかり者のDさん夫妻。

スーモカウンターを利用して良かった点を尋ねると、「やはり、自分たちが知らなかった会社と出会えたことですね。紹介された7社のうち、契約した1社を含む、半分が知らない会社でした。家づくりの土俵に、最初にどの会社が上がるかは大きな違いです」と夫。
また、「展示場では最初に出てきた人が自分たちの担当になりますが、スーモカウンター経由だと、経験や提案力のある人が担当してくれる印象があります。私たちを担当してくれたのは、店長クラスの人ばかりだったので、どの会社の平屋のプランも面白く、打ち合わせが楽しく感じられました」と妻。
最終候補の2社が、それぞれ実家へ土地の調査に来た際、夫の母が見かけ、「どちらの人も感じがいいわね」と話していたという。
「自分ではなかなか決めきれない人や、契約しなかった会社にお断りするのが苦手だという人にも、スーモカウンターがおすすめですね。アドバイザーさんが先方と話をしてくれるので」と夫。
これから家づくりをする人には、「理想の家のイメージを大まかに固めて、条件に優先順位をつけてから、スーモカウンターを訪れるといいのでは」とアドバイスするDさん夫妻。「条件に合う建築会社を紹介してもらうと、やみくもに住宅展示場を訪れるより、効率よく家づくりを進めることができます。また、展示場に入っていないメーカーや工務店も紹介してもらえるので、より選択肢が増えると思います」

広々とした洗面室
浴室からウォークスルーで寝室まで行くことができる
妻の希望で、浴室からはウォークスルーで寝室へ行ける。寝室の床の色を変えたのも妻のこだわりだ。間取りの関係上、廊下は広めになった

スーモカウンターの活用で好調なスタートを切り、県外での家づくりと結婚式を同時進行でやりきったDさん夫妻。頑張った甲斐あって、新婚間もないながら、すでに穏やかで落ち着いた生活を送っている様子が印象的だった。

取材・文/倉畑桐子 写真/本美安浩

DATA

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土地面積 504.48m2
延床面積 171.41m2
建築費 3000万円台
間取り 4LDK
世帯構成 夫(33歳)妻(31歳)
スーモカウンターで受けたサービス
カウンター店舗 スーモカウンター イオンモール各務原店
紹介された建築会社数 7社
受けたサービス 個別相談