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“秘密のドア”で二世帯がつながる、完全分離型の3階建て住宅

東京都の注文住宅実例

以前は同じ中野区内の賃貸マンションに住んでいたTさん家族。3LDKの間取りながら収納スペースがほとんどなく、家の中は物であふれかえっていたという。そんな状況でわかったのが4人目の妊娠。「徒歩圏内にある妻の実家を建て替えて二世帯住宅にする」。夫がそんなプランを口にしたのは2019年4月。花見の場だった

花見の場で夫から出た「二世帯住宅」プラン

妻が振り返る。

「ただでさえ、家族5人で住むには手狭なマンション。整理整頓しようにも収納がまったくないし。一番かわいそうだったのは長女。夫婦の寝室やベランダに行くにはあの子の部屋を通らないといけない間取りで、おちおち着替えられないと怒ってました(笑)。そういうこともあって、もうここに住み続けるのは無理だなと」

時は桜のシーズン。Tさん家族と妻の両親が近くの公園で花見をしていた。そこで、夫がポロッと言った。「お義父さんとお義母さんの家もかなり古くなってるし、二世帯住宅なんてどうかなあ」。父母の答えは「いいんじゃない?」。

そこから話はトントン拍子に進む。母が仮住まいの物件を見つけてきたのは数日後だった。

外観の写真/注文住宅実例

同年11月に着工し、2020年2月に完成した二世帯住宅

二世帯は“秘密のドア”でお互いに行き来している

理想は「二世帯が笑顔になれる家」。相談の結果、1階を親世帯、2階と3階が子世帯の住居スペースという完全分離型にして、玄関も真逆の位置に置いた。

「私たちの玄関のちょうど反対側に両親の玄関があります。でも、回り込むのが面倒なので普段は“秘密のドア”でお互いに行き来しています」

親世帯が使用する玄関/注文住宅実例

こちらが親世帯の玄関

“秘密のドア”とは子世帯の玄関脇に設けられた両世帯の住居を結ぶドア。

「スーモカウンターでは4つの建築会社を紹介してもらったんですが、最終的にはこういう細かい提案をしてくれる会社に決めました。玄関が別々だと分離世帯になって一括相続ができませんが、このドアのおかげで可能になるんですよ。担当の方はモデルルームの所長さんで、何から何まで頼りっぱなしでした」

親世帯と子世帯の部屋をつなぐドア/注文住宅実例

言われなければ気付かない場所にある“秘密のドア”

昭和の始めの家から令和のスイッチポンの暮らしに

親世帯の住居はバリアフリーにし、玄関、トイレ、浴室には手すりを設置。いずれは車椅子でも入れるスロープを取り付ける予定だ。ここで両親と1匹の猫が暮らしている。

猫は妻が以前働いていたリサイクルショップの倉庫で産まれた3姉妹のうち、2匹を引き取ったものだ。 もう1匹は子世帯の住居スペースで飼われている。

部屋を分けている1階/注文住宅実例

1階は2LDK、母の希望で夫婦別室にした

両親の居住スペースはバリアフリーになっている。母が言う。

「昭和の始めの家から令和の“スイッチポン”の暮らしになって、すごく便利です。 前の家は寒いし、地震には弱いし、いろいろと大変でしたから。工務店さんに勧められた『吹き付け断熱』は隙間がなくて防寒性もバッチリ。耐震性についても少々の地震では揺れなくなりました」

完全分離型で3階建ての二世帯住宅にしたいという希望

二世帯住宅を建てることが決まってから、妻は子どもを連れて住宅展示場を覗いてみた。しかし、そもそも聞きたいことがわからない。夫妻がスーモカウンターを訪れたのは花見から数週間後のことだった。

「とにかく右も左もわからない状態でしたが、私たちの希望を一つずつ確認してくれたうえで、年収を元に無理のない資金計画も算出してもらいました」

その時住んでいたマンションの家賃が13万円だったため、ローンを組む際はその金額を超えないように。完全分離型で3階建ての二世帯住宅にしたい。夫は大きな風呂を希望している。駐車場は2台分ほしい。

夫妻の希望は徐々に具体的になってきた。

階段下に設けた猫用のスペース/注文住宅実例

リビングの隅に猫専用のスペースもつくった

担当者が準防火エリアとしてクリアしてくれた

「スーモカウンターで紹介された中から選んだのは、熱意のある営業さんがいる会社。事前に土地を見に来たうえで、間取りの希望も限界まで反映してもらえました。さらに、ここは幹線道路に近いので敷地の一部が『防火エリア』。壁や窓など、建築資材の規制が厳しく、値段が跳ね上がるんです。そこで、工務店さんが『防火エリア』に父の駐車場をつくり、住宅は『準防火エリア』に建てるという提案をしてくれました」

夫が夢見ていた広い浴室も実現した。床は掃除がラクで、冬でも冷んやりしない構造。床の内側は柔らかいクッション状になっている。

冬でも快適な広々とした浴室/注文住宅実例

形と広さが気に入って選んだ浴槽

夫が笑いながら言う。

「1階と2階の浴槽は別メーカー。それぞれのこだわりを重視して決めました。2階の浴槽の広さは前と比べて1.5倍。足を伸ばせるから最高ですよ。あと、次男が風呂場でよくすっ転んで怪我をしてましたが、この床なら安心でしょう」

ベランダをウッドデッキにしている/注文住宅実例

ウッドデッキも完成した

「夏にはビニールプールを置けるぐらいの広さ。友人家族を呼んでホームパーティーも開きたいですね」

新しい家になって一番喜んでいるのは長女

3階には夫妻の寝室、長男、長女の部屋がある。

3階の廊下/注文住宅実例

細い廊下も担当者が「攻めて」ギリギリの幅で設計してくれた

妻が言う。

「新しい家になって一番喜んでいるのは長女。ドア、壁、床、全部好きな色を選ばせてあげました」

好みを取り入れた子ども部屋/注文住宅実例

プライバシーがようやく確立した長女の部屋

一方、夫妻の寝室は次男と三男の寝室でもある。3階の3部屋はいずれも窓のデザインが特徴的だ。

横長の窓が特徴的な寝室/注文住宅実例

天井に傾斜があるため、窓もこのような横長に

その他、妻の夢だった真っ白のリビングとたっぷりの収納、母が希望するバリアフリーと対面キッチン。これらも全部実現した。

二世帯の家族は、以前にも増して交流が増えた

「初めての家づくりでわからないことだらけでしたが、スーモカウンターでは資金計画から会社選びまで、親切に相談に乗ってもらえて本当によかったです。一番気が重かったのは、選ばなかった会社に断りの電話を入れること。でも、それも代わりにやってくれました。全部無料だし、オススメしたいですね」

熱意のある担当者と出会えたことで手に入れた、妻いわく「夢のようなおうち」。完全分離型とはいえ、親世帯と子世帯は“秘密のドア”で結ばれている。二世帯の家族は以前にも増して交流が増えたそうだ。

取材・文/石原たきび 写真/片山貴博

DATA

Tさんが建てた注文住宅の外観

土地面積 110
延床面積 約146㎡
建築費 3500万~4000万円
間取り 6LLDDKK
世帯構成 父(69歳)、母(64歳)、夫(44歳)、妻(37歳)、長男(14歳)、長女(13歳)、次男(2歳)、三男(0歳)、猫2匹

Tさんが建てた注文住宅の間取り

スーモカウンターで受けたサービス
カウンター店舗 スーモカウンター新宿西口店
紹介された建築会社数 4社
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