防音室に実績ある会社とタッグ、趣味のドラムを楽しむマイホームを実現

埼玉県に住むMさんは暮らしていた賃貸アパートの住み心地に満足できず、ふらっと訪れた展示場で住まい探しをスタート。その中の1社と話が進みすぎたことで不安になり、客観的なアドバイスを求めてSUUMOカウンターを利用。一番の目的だった防音室のあるマイホームを実現した

賃貸アパートの住み心地の悪さから住まい探しをスタート

Mさんご夫妻は賃貸アパートに住んでいたが、その住み心地は満足できるものではなかったそうだ。
「築30年のアパートは夏暑く冬寒いという環境。しかも2階なのに下の階の音まで聞こえてくるという状況だったので、とても趣味のドラムを楽しむということもできませんでした」(夫)

近くの展示場に思いつきで訪れたところ、そのうちの1社と話が進みすぎて不安をおぼえるようになった。「話はどんどん進んでいくのですが、急にあまり経験のなさそうな担当者に変わったりするので、このまま進んでいいかどうか客観的な意見が欲しくなりました」(妻)。そこでイオンモール近くのスーモカウンターを訪ねた。

アパートの更新時期までに引越すためのスケジュールや予算の立て方など、自分たちで決めなければいけないことがたくさんあったが、カウンターではテキパキと教えてもらえたそうだ。さらにFP講座にも参加、自分たちの予算で大丈夫かなどを知ることができた。
「最終的に3社を紹介してくれました。どの担当者も店長クラスのしっかりした人だったので安心感がありました」(妻)

玄関ホールには階段下のスペースを活かした収納とニッチを設置

防音室のある実例を見学して1社に決定

防音室をつくることがマスト条件で3社紹介してもらった。そのうち、実際に防音室のある家をつくった経験のある会社と出会うことができた。
「家を建てる第一の目的が防音室をつくることだったのですが、担当者の方にすぐに『建てたものを見にいきますか？』と言われ、実物を見せてもらったことで信頼感が増しました。防音室についてはメーカーと連携しなくてはならず、やはり実績のある会社にお願いしたいと思いました」(夫)

今では休日などに演奏を楽しんでいる。「賃貸アパートに住んでいるときは一切ドラムを楽しむことができませんでした。今では防音室にドラムを設置して、気軽に演奏を楽しんでいます」と満足そうだ。

1階に設置した防音室。ドラムがセットされていて時間があるときは好きな演奏を楽しむ

防音室の横のスペースを外部から利用できる収納スペースにした

ネガティブな情報もきちんと教えてくれることに信頼

家でドラムを楽しむために、土地選びも慎重だったそうだ。「あまりに静かすぎる環境だったり、音に敏感な人がご近所に住んでいたりする場合はあきらめようと思っていました」(夫)。そんな懸念も担当者が事前に調べてくれたそうだ。他にもいくつか検討した場所があったそうだが、ネガティブな情報も隠すことなくきちんと教えてくれたので信頼が増した。

最終的に現在の家を建てた土地の情報もその会社の紹介だったそうだ。「角地で隣接する住宅が少ないこと、大きな道路には面していないけれど静かすぎる環境ではないこと、等々条件がそろい、古い家が建っていましたが、壊して建てることにしました」(夫)

限られたスペースをうまく活かしたプラン

間取りに関しては、防音室をつくる目的があったので、他の面積を有効に利用する必要があったそうだ。「とにかく1階は防音室でスペースを取られるので、2階にリビングをつくることは必須でした。限られたスペースを活かす効率的な間取りを工夫して隅々まで空間を利用しています」(妻)

間取り作成アプリを使って夫妻は自分たちでも間取りを考えた。「私たちが考えた間取りをプロに頼んで添削してもらっているような感じでした。その間もイヤな顔ひとつせず、ほんとうに根気よく付き合ってくれたと思いますよ」(夫)

ロフトへの階段から眺めるリビング

リビングから階段でつながったロフトは、収納スペースとして使いやすいのはもちろん、ゲストの寝室としても利用できそうなスペースだ。「梯子にすると使いづらいという親戚のアドバイスから階段にしました。圧迫感がないようにデザインされた白い階段を自分たちでも探してみました」(妻)
加えて勾配天井にして開放感を楽しむことにした。「天井に設置したファン付きの照明も自分たちで探しました。リビングに広がりができて満足しています」(妻)

また階段を上がったところにトイレを設置したかったが、少しスペースが狭かった。
「トイレにスライディングドアを活用することで、ここにトイレを設置することができました。リビングダイニングのスペースを削ることがなく、有効に活用できました」(夫)

2階のトイレはドアの開くスペースが半分で済むスライディングドアを採用。階段を上がった狭いスペースでもトイレを設置することができた

1階のトイレは階段下のスペースをうまく利用。落ち着いた色調の壁紙を採用

モノトーンで統一した落ち着いたインテリア

夫妻ともに仕事を持つ忙しい生活で、家でくつろぐ時間を大切にしたそうだ。
「まずキッチンを最初に決めました。キッチンの色をモノトーンに決めたことで、家全体のテイストが決まった気がします。外観もモノトーンで落ち着いた色調にしました」(妻)。

また2人ともお酒を飲むことが好きなので、キッチンのカウンターには好みのお酒を並べている。「夜はここでお酒を楽しんでいます。照明を暗めにしてバーに来たような気分を味わっています。シックなインテリアにしたので落ち着きますね」(夫)

モノトーンで落ち着いた印象のキッチン

自分たちでは見つけられないような会社との出会い

住まいに対するこだわりが大きかっただけに、担当の会社に出会えたことが家づくりをスムーズにしてくれた。
「広告や展示場で見つけられない会社を自分たちだけで探すのは限界があります。今回、自分たちのマイホームの夢が実現できたのは、施工してくれた会社に出会うことができたからだと思っています。スーモカウンターに相談したことで自分たちでは探せないような会社に出会うことができました」(妻)

施主支給の素材や設備も積極的に対応してくれた点も、自分たちの好みがうまく活かされたと感じるそうだ。夫妻がそれぞれの空間を大切にした大人の住まいは訪れる友人たちにも好評。家でくつろぐ時間が何より充実していると話してくれた。

1階の寝室は間接照明で落ち着く環境に。ドアの向こうは妻のプライベートゾーン

取材・文／四宮朱美　写真／山出高士

DATA

土地面積	約78㎡
延床面積	約93㎡
建築費	2000万～2500万円
間取り	4LDK
世帯構成	夫（40代）、妻（30代）

スーモカウンターで受けたサービス

カウンター店舗	スーモカウンターイオンモール川口前川店
紹介された建築会社数	3社
受けたサービス	個別相談、【特別講座】FP講師によるマイホーム予算の決め方・考え方講座