庭の紅葉を眺めながらゆったりくつろげる和モダンリビングのある住まい

長男の小学校入学を機に空き家になっていた祖母の家を建て替え、ご両親との近距離生活を楽しむ大阪府のIさんご家族。車椅子を使用する母が気兼ねなく訪ねて来られる廊下幅にこだわった、ゆったりとした設計の和モダン住宅を紹介しよう

長男の小学校入学に合わせて祖母の空き家を建て替え

空き家になっていた祖母の家を建て替えて新生活をスタートさせたIさんご家族。

「長男が小学校に入学する時期に合わせて、家づくりをしようと計画していたんです。祖母が昔住んでいた空き家を建て替える予定だったので、1年半ほど前から焦らずじっくりと間取りを考えたり、会社選びをする時間がありました」

最初の2〜3カ月は自分たちで展示場巡りをしたという。

「ハウスメーカーばかり10社以上見て回りましたね。幸い土地はあるので、そこにどんな家がどれくらいの価格で建てられそうか、大体の見当をつけるために間取りや見積もりの提案まで各社にお願いしました。でも、思っていたよりみんな高くてびっくり。相場がどれくらいなのかを第三者の視点で教えてもらいたくて、広告を見て知っていたスーモカウンターへ行ってみることにしたんです」

現し梁（化粧梁）が開放感を感じさせるリビングには、和モダンな新居の雰囲気に合わせて購入したダイニングセットを置いて、来客時の応接スペースとして利用

ダイニングの窓際にスタディカウンターを造作。小学校に上がったばかりの長男の勉強机として大活躍。キッチンから家事をしながら見守れる位置で便利

焦らずにハウスメーカーから地元工務店までじっくり検討

「スーモカウンターへは最初、私1人で行ってみました。価格相場の表や資料などをいただき、2社紹介していただいたんですが、どちらの会社も価格が高く、提案内容や担当者との相性もしっくりこなくて」と妻。

「自分たちで最初に回ったハウスメーカーは知名度もあり、モデルハウスも立派でしたが、価格が高くて。価格を抑えるには建築面積を小さくするしかなさそうでした。でも、私たちにとって家の広さは譲れないポイントだったので、広くても予算内で建てられる会社はないかと考えて、中堅工務店や地元工務店にも範囲を広げて検討してみようと思いました」と夫。

「そんなとき、たまたま目に入った地元工務店で見積もりを出してもらったところ、見積り額が今まで相談してきた会社と全然違ったんです。これはやはり会社の規模にこだわらず、設計プランの自由度が高く、提案力もあり、コストパフォーマンスの良い会社を探すべきだと思いました」と妻。

そして、改めて自分たちの希望をかなえてくれそうな会社を紹介してもらうために、スーモカウンターに再アポイントを入れた。

２階の主寝室内に設けたウォークインクロゼット。衣類だけでなく、布団やスーツケースなどもまとめて収納できて、寝室内がスッキリ。たっぷりの収納があるお陰でゆっくりとくつろげる空間が確保できた

スーモカウンターのお陰で出合えた信頼できる工務店

「夫婦で都合の良い日に再アポイントを取ろうとしたら、予約がいっぱいで。別の店舗へ行くことにしたんです。そこで新たに2社紹介していただきました」と妻。

1社はテレビCMなどで知っていた会社だったが、もう1社は知らない会社だったそう。しかし、結果的にはその知らなかった会社と縁がつながった。

「スーモカウンターで紹介してもらった後、自分たちでもどんな会社なのか、どんな家を建てているのか、いろいろと調べました。ネット上でも評判がよく、ちょうどいい規模の会社だなというのが第一印象でした。支店長さんが対応してくださったのですが、とても経験豊富で、頼もしい感じがしましたね。間取りも1発でとても良い提案が上がってきましたし、建材も良いものを使っている割に見積もり価格が抑えられていて、内容に見合うものでした」と夫。

まさにIさんが求めていた通り、設計プランの自由度が高く、提案力もあり、コストパフォーマンスの良い会社だった。

「実は自分たちで最初に行った展示場内にモデルハウスがあったのですが、知らない会社だったので見学にも行かなかったんです。スーモカウンターへ行っていなければ検討リストに上がってくることもなかったので、紹介してもらって本当に良かった」とIさん夫妻は当時を振り返る。

２階のトイレは一階と雰囲気を変えて、可愛らしい爽やかな印象に。大好きなジュエリーブランドのイメージカラーを参考にしたアクセントクロスがお気に入り

ゆったりと落ち着きのある和モダンデザインの住まい

会社選びにじっくりと時間を費やしたIさん夫妻。その間に、いろんな会社のモデルハウスを見て回ったり、資料もたくさん読み込んだお陰で、実現したい住まいのイメージはかなりでき上がっていた。玄関扉の電子錠や電動シャッターなど、最新の設備機器情報についても、たくさんの会社のモデルハウス巡りをしたお陰で得た知識が役だったという。

「依頼した会社は間取りの自由度も高く、設備メーカーも限定されていなかったので、自分たちで選択できる部分が多く、調べたり、ショールームへ行ったりと、とても大変でした。でもその分、思い通りにできるというメリットもあって、満足のいく家づくりができたと思います」と夫。

設備メーカーのショールームで見て一目惚れしたデザインタイルをどこかに取り入れたくて、１階のトイレのアクセントウォールに採用

「家相もしっかりと神社で鑑定していただいて、最終の間取りを決定しました。寝室アクセントクロスは紺にしたのですが、これも家相で良いと言っていただいた色を選びました」と妻。

１階のトイレや洗面、浴室の入口はすべて引き戸にして、水まわりはかなり広いスペースとなっている。

「すぐ近くに両親の家があるので、車椅子を利用している母が気軽に遊びに来れるように、廊下や階段の幅はゆったりと広めに取りました。和モダンデザインの住まいですが、尺貫法ではなくメートル法を基準に建てられているので、cm単位で変更してもらうことができ、車椅子でもかなり通りやすい設計になっています」

和風の外観に合わせて玄関も和モダンな佇まいに。白い壁と木目が素敵な落ち着いた空間が広がる

安心感があったスーモカウンターの豊富なサービス

「私たちは時間がたっぷりあったので、スーモカウンターへ相談に行く前にも自分たちでかなりたくさんの会社を見てまわって検討を重ねることができましたが、土地探しからしないといけなかったり、時間に余裕がない場合は、自分たちだけで家づくりをするのはとても大変で、情報収集するにしても限界があると思います。スーモカウンターへ行ったからこそ、知らない会社に出合うことができましたし、情報をたくさん得ることができ、満足度の高い家づくりができたと思いますね」と夫。

会社紹介や家づくりのアドバイス、さまざまな資料がもらえるだけでなく、依頼先の担当者はどんな人が良いか希望を聞いてもらえること、紹介してもらった会社に断りを入れる際に代理で連絡してくれるサービス、建築途中に依頼先が倒産した場合の保証、建築後の設備保証など豊富なサービスはもちろん、スーモカウンターという第三者が介在してサポートしてくれているという安心感が、Iさんご家族の家づくりを支えていたようだ。

広々とした敷地を活用してゆったりとした間取りの和モダン住宅の夢を実現させたIさんだが、一つ困ったことがあるという。それは、「広すぎて余計なものを置いてしまい、掃除が大変なんです」とうれしい悲鳴。

「デザインにこだわりすぎると価格も上がってしまいますし、後々のメンテナンスも大変。デザインはシンプルが一番です。いろいろ見てしまうと細部にこだわって過剰投資しがちですが、自分たちでも家づくりの勉強をして、必要なものを見極める知識は必要ですね。長男の入学までに、という目標に向かって早めに動き出したことで、自分たちのペースでじっくりと考えながら家づくりに取り組むことができたので、とても良い住まいが完成したと思います。広くなった住まいで、息子ものびのびと過ごしていますよ」と笑顔で語ってくれたIさんだった。

バルコニーのルーバースクリーンもIさんのこだわりのひとつ。外観のアクセントとなっている。軒を深く取ったバルコニーは奥行きがあり、雨の日でも安心して洗濯物が干せる広さ

取材・文／馬場敦子　写真／河原大輔

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DATA

土地面積	約169㎡
延床面積	約139㎡
建築費	2000万円台後半
間取り	4LDK
世帯構成	夫（38歳）、妻（39歳）、長男（6歳）

スーモカウンターで受けたサービス

カウンター店舗	スーモカウンターなんばパークス店、スーモカウンターあべのキューズモール店
紹介された建築会社数	4社
受けたサービス	個別相談