実家のローンを返済しながら新たな家づくりを
老朽化した実家を15年前に建て替え、2階の2部屋に住んでいたKさんファミリー。建てた当初は、将来的に二世帯住宅にリフォームすればいいという考えで、キッチンや浴室などの水まわりは共用にしていたそうだが、リフォームでそれぞれに設置するには狭いと感じていたそう。また、夏の暑さ、冬の寒さも気になっていた。
実家の敷地内に家を建てられるスペースがあり、できればそこに新たな家を建てたいという思いはあったが、「実家を建てるときに組んだ親子リレーローンを返済中ということもあって、無理だろうと思っていました」とKさん。
そんなとき、「建てる・建てないは別として、見るだけ見てみよう」と住宅展示場に立ち寄ったところ、あるハウスメーカーでファイナンシャルプランナーに資金計画のシミュレーションをしてもらえることに。
「ざっと資産してもらったところ、なんとか低予算に抑えれば建てられるとわかりました。実家の親子リレーローンを返済しながらでも、新しく建てる家のローンが組めるという確信が持てたことで『実家の隣に子世帯だけの家を建てよう』という決心がついたんです」
さっそく家づくりに向けて建築会社探しをスタート。「実家の反省を踏まえて、高気密・高断熱の家にこだわりました。天井が高くて開放感のあるリビングにしたいという希望もあったので、特に気密性の基準であるC値をチェックポイントにして比較検討を始めました」
コストと高気密・高断熱の仕様を天秤にかけて
気密性・断熱性など家の性能にこだわるほどコストがアップ。「そのとき検討していた3社は、性能には満足できるけれど予算的に無理なところが2社と、予算内に収まるが性能に満足できない1社。どこまで性能にこだわり、どこまでコストをかければいいのか、性能とコストのバランスの取り方がわからなくなってしまいました」とKさん。
そんなとき、SUUMOのwebサイトで情報収集をしていて、スーモカウンターのことを知り、個別相談に行ってみることに。「家づくりの状況について話したところ、高気密・高断熱の家づくりにこだわっている会社のうち、価格帯の違う2社を紹介してもらいました」
1カ月半ほど、見積もりの比較検討を続けた結果、「性能面で少しだけ妥協することにして、予算に近いほうの会社を選ぶことにしました」。
選んだ会社は有名な会社 ではなかったが、宣伝費を抑えているというのも好感がもてたポイントだった。そのうえ「オール樹脂サッシなど、高気密・高断熱仕様の建材が標準仕様であることも決め手となりました」
天井を吹抜けにし、床を一部凹ませて開放的に
プランニングにおいて特にこだわったのは、開放感のあるLDK。「妻の希望として、子どもの動きを見守りやすいリビング階段にしようというのが前提にありました。そして、せっかくだからその部分を吹抜けにして上下階をつなげたいという話になりました」
さらに、リビング床の一部を一段下げて凹ませたサンクンリビングを採用したのもポイント。「吹抜け+サンクンリビング とすることで、空間が上にも下にも広がって開放的な大空間になりました。子どもたちものびのびと走り回って喜んでいます」
キッチンにもこだわりがいっぱい。L型キッチンをダイニングと隣り合うように配置し、作業動線の短いキッチンに。また、夫の希望で海外製のビルトイン食洗機も設置。「この食洗機は神。大型 で一度に大量に洗えるうえに、電気代が本当に安く抑えられるところも気に入っています」
知らない会社でも保証制度のおかげで安心して契約
ほかにもこだわりを満載したKさんの家。「ウォークインクロゼットと脱衣所をつなげて、日頃の着替えはすべて1階でできるようにしたのもお気に入りです」
Kさんが大満足の家を建てることができた最大の秘訣は、この建築会社と出会えたこと。「どうやって建築会社を決めればいいのかわからなくなってしまったとき、スーモカウンターに相談したのがよかったです」。価格帯、性能、デザインなど、どの会社がどのランクにあるのかを教わったことで、絞り込みがしやすかったそう。
「結果、あまり宣伝をしていない優良会社と引き合わせてもらえました。知らない会社でも、スーモカウンターがさまざまな保証をしてくれるので安心して契約できたと思います」
夫婦の希望をたっぷりと詰め込んだ大満足の家が完成。子どもたちは音を気にすることなく思いきり走り回り、新生活を楽しんでいるという。
取材・文/前川ミチコ 写真/ご本人
- DATA
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土地面積 約130㎡ 延床面積 約112㎡ 建築費 1000万円台後半 間取り 3LDK 世帯構成 夫(42歳)、妻(39歳)、長女(10歳)、長男(5歳)
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