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夫の実家の敷地内に建てた機能的な平屋

愛知県の注文住宅実例

愛知県一宮市に住むIさん夫妻。交際していたころから、「結婚したら実家の敷地内に家を建てたい」と夫が妻に話し、それに向けて行動を始めた。2019年8月に結婚を控え、結婚準備と敷地内の整備を並行しながらの家づくりがスタートした。

夫の実家の敷地内に、現代的な平屋を建てたい!

交際中から、「結婚したら実家の敷地内に家を建てたい」と妻に話していた夫。実家の敷地内には父世帯が若いころに住んでいた空き家も建っていて、それを解体して更地にし、敷地内のどこかに新居を建てるという計画だった。

それまで夫は実家住まいだったが、「家づくりや挙式の準備がスムーズに進むように」と、結婚の約1年前から、実家に近い愛知県一宮市のアパートで妻と暮らし始めた。

新居について、夫は当初から平屋を希望。
「実家は2階建てで、父から、年齢を重ねると階段が辛く感じられると聞いていました。また、1フロアであれば、余分な動きがなく生活動線が1パターンで済むことも魅力に感じ、家を建てるなら平屋にしようと思っていました」と話す。

妻はその希望に沿い、「平屋にはどんな種類があるのか」と事前に情報収集を開始した。
「SNSなどを見ると、ウッドデッキや大きな窓がある平屋に惹かれたので、そういった現代的で明るい平屋がいいなと考えていました」と話す。

植栽と砂利とのバランスを考えたウッドデッキ/注文住宅実例

建築会社の提案もあり、残すべき植栽は残し、砂利とのバランスを考えて配置。ウッドデッキが映える人工芝は夫が敷いた

妻の実家はマンションだった。
「実家や約1年間暮らしたアパートでは、上下階の生活音を気にしながら生活していました。だから、家を建てるなら、周囲への音を気にせず暮らしたいなと考えていました」という。

夫は「自分の実家の敷地内に妻が入ってきてくれるのですから、お互いの世帯のプライバシーを守る距離感を保つことを、最優先で考えていました」と話す。

夫の両親も「新婚家庭を邪魔したくないので、生活音が聞こえない程度で、何かあったら呼べる距離感を保ちたい」と話していたという。

また、夫の実家の外構には大小の木が茂っていた。両親から「庭の木をそのままにしていては新居が建てにくいだろうから、一緒に伐採しよう」という提案があり、父世帯が暮らしていた空き家の片付けも含め、二世帯が協力しながら敷地内の整備が始まった。

大きな窓の付いた玄関/注文住宅実例

玄関を入ってすぐに、裏庭が眺められる窓をつけた。木目調のシェードは自分たちで見つけてきたもの

スーモカウンターから提案の建築会社に「さすがプロ」と感嘆

2019年4月、二人は初めてスーモカウンターを訪れた。

妻は地下鉄を利用する際、スーモの情報誌を手に取ることが多く、スーモカウンターの存在を知っていたという。

「スーモカウンターは、予算の相談をしたり、建築会社を調べてもらったりできる場所だと思っていました。平屋の家づくりについて何か相談してみようと、当初は軽い気持ちでしたね。結婚式を挙げた後、早めに新居で住み始められたらいいなと考えていました」と妻。

出会ったアドバイザーは、「とても話しやすい人だった」と振り返る二人。

「アドバイザーさんには、実家の敷地内に平屋の家を建てたいことを伝えました。また、年収から建築費用のローンを試算してもらい、自分で考えていた額よりもう少しお金をかけても良さそうなことがわかりました。無理のない金額で建てられそうだったので安心しましたね」と夫。

妻は「なんでも相談しながら家づくりができそうな、自由度の高い建築会社を希望しています」と思いを伝えた。

すると、アドバイザーから提案された建築会社は、Iさん夫妻の建築予算内で建てることができ、平屋にも強いという5社だった。

そこでIさん夫妻は、一旦この件を持ち帰り、建築会社の数を厳選することに。
各建築会社の家づくりの方針や家のデザイン、クチコミなどをインターネットで調べ、「デザインと価格帯が自分たちに合う」と感じた2社に絞った。

その後電話でアドバイザーに連絡し、アドバイザーが2社に打ち合わせのアポイントメントを取り付けた。

後日打ち合わせに出向くと、「どちらの営業担当者も、やはりプロだなと感じました。それぞれの家づくりについて、しっかりと説明をしてもらえました」と夫妻。

夫は「そのころは、敷地内のどの位置に平屋を建てればいいかがまだ決まっていませんでした。そう話すと、どちらの会社も土地について詳しく教えてくれて、『ご実家に対して、この場所に建てると収まりがいいですよ』『この位置に建てる場合は2階建も検討してみては』などと、すぐに提案が出てきて、さすがだと思いました」と話す。

2社とも印象が良く悩んだが、1社はより提案が多彩だった。
「こちらが漠然としたイメージを伝えただけで、『こういった方法もありますよ』と選択肢を増やしてくれたり、『迷うことは最後に決めてください』と待ってくれたりするのが嬉しかったですね。特に、実家の敷地内のどこに建てるのが親子二世帯にとってより良いのかは、最後まで悩みましたから」と夫。

「はじめに、相談しながら一緒に家づくりができそうな会社を望んでいたので、この会社とならそれができそうだなと感じました」と妻。

5月末ごろに、より提案が多彩だった1社と家づくりをすることを決めた。

システムキッチン/注文住宅実例

広めのシステムキッチン。「野菜などをたくさんもらうのですが、全て収納できるのでスッキリしています」と妻

玄関とトイレの通路に設けた収納/注文住宅実例

玄関からトイレへ向かう通路に、日用品などのストックを置く扉付きの収納を設けた

提案が多彩な1社との契約を決め、敷地内の整備を開始

建築会社との契約前に、「アドバイザーさんに報告に行こう」と再びスーモカウンターを訪れたIさん夫妻。

「自分たちが一緒に家づくりをしたいと思う会社が見つかったとお礼を言うと、アドバイザーさんは『良かったですね!』と、とても喜んでくれました」と夫。

「もう1社とも何回か打ち合わせを重ねていて、お断りするのが申し訳なく感じていたので、アドバイザーさんから『お断りのご連絡を入れておきます』と言っていただけてホッとしました」と妻。

6月中旬に、提案が多彩な建築会社と契約。
新居は、敷地内の北西角にある実家の東側で、実家から約8メートル離れた場所に建てることが決まった。

「元々父が住んでいた家があった場所なので、そこなら『建て替え』ということになり、土地に関する手続きがラクになることや、着工の時期も遅れないということなどを、営業担当者さんから教えてもらいました。実家との距離感や、南側からの採光も問題ありませんでした」と夫。

並行して夫は、父が住んでいた家の中の片付けを進めていた。

「できる限り、建物にお金を使いたいと思っていたので、不用品の片付けや処分は自分たちでやろうと決めていました。仕事帰りに毎日実家に立ち寄り、作業してからアパートに帰宅する生活を続けました」

夫の父も協力して、必要ない庭の木を切り、植栽を移植し、庭石をどけるなどして、敷地内を整えていった。

夫は「大変でもありましたが、大人になってから父と共同作業する機会は貴重で、家づくりのいい思い出になりましたね」と笑う。

妻も、夫の奮闘を陰ながら応援。週末になると敷地の様子を見に行っていた。
「ただそのころは、土地の大きさに対して、自分たちの家がどう建つのかというイメージが、まだあまり湧いていませんでしたね」と振り返る。
二人は並行して結婚式の準備も進め、8月に挙式した。

10月に入ると、父が住んでいた家を解体し、12月に地盤調査が行われた。
そしていよいよ、2020年1月に着工。
「スーモカウンターのアドバイザーさんとは、その後は電話でやりとりをしていました。家づくりが始まってからも気にかけてくれ、節目ごとに電話をかけてきてくれたので、ありがたかったですね」と夫。

横長のハイサイドライトのある洋室/注文住宅実例

横長の窓からの採光がよく考えられた洋室。明るい光が差し込む

周囲の景観になじみ、機能充実の現代的な平屋が完成

シンプルな間取りながら、リビングの大きな窓とウッドデッキが印象的なIさん邸。
LDKのほかにモダンな寝室や畳コーナー、小屋裏収納もつくり、機能充実の平屋が完成した。

小屋裏収納/注文住宅実例

普段使わないものをしまう小屋裏収納。「今後ワークスペースのようにも使いたいと思っています」と夫

「平屋ということ以外、デザインにはあまりこだわりがなかったので、おしゃれな建築会社さんのセンスにおまかせしました」と夫は笑顔で話す。

「周囲に昔ながらの和風建築が多い地域なので、外観は建築会社さんの考えで、周囲から浮いてしまわないよう、景観になじむ和モダンに仕上げてくれました。その一方で、家の中は現代風にしています」と夫。

「夫の実家の敷地内であるだけに、完成前はイメージが湧かなくて」と振り返る妻は、「家が建った時は、本当にここに建ったんだ!思ったより大きい!と感動しました」と話す。

「リビングは開放的ですが、寝室や和室とは区切られているので、プライベート感もあります」と夫。

妻は、リビングの大きな窓がお気に入りだ。
「プランニングの際、『光をたくさん取り入れられるように』と話して、高さも幅も2m以上ある大きな窓をつけてもらいました。見た目にもインパクトがあり、日中は電気をつけなくてもいいほど明るいです。カーテンサイズも特注しました」と話す。

また、妻は「最初はSNSなどを見て、ムク材の床や木を多用した家がいいと思っていたのですが、実際には予算やお手入れのことを考えて諦めたんです。でも建築会社の営業担当者さんの提案で、リビングダイニングに梁を出して木目調のクロスで覆うなど、室内に気に入ったアクセントをつけることができました。削る部分は削っても、好みのテイストに近づけることはできるんですね」と満足感を語る。

梁は小屋裏収納からもよく見え、「カッコいいな」と感じるという。

リビングにつけた梁/注文住宅実例

建築会社からの提案で梁をつけた。小屋裏収納からリビングを望むとよく見える

他にも、建築会社のインテリアコーディネーターからの提案で、洋室やトイレなど、さまざまな場所にアクセントクロスを使用してモダンな印象に仕上げた。

「寝室の一角にあるクロゼットをはじめ、収納も多い。物が外に出ていないので、すっきり片付くのも気に入っています」と夫。

3畳あるウォークインクロゼット/注文住宅実例

寝室の一角に、約3畳分のクロゼットを設けた。壁紙は一面をネイビーにしておしゃれに

LDKに隣接した和室は「ゴロンと寝そべりたいから」と夫が希望した。
「独立した部屋というよりも、リビングと繋がった畳コーナーという感じ。どちらにいてもお互いの気配が感じられるし、畳の間があると、やはりホッとしますね」と夫。

琉球畳を使った畳コーナー/注文住宅実例

琉球畳を敷いた和コーナー。窓の外にある木材は、DIYでテーブルやベンチをつくるためのもの

二世帯が心地いい距離感をキープできる住まい

敷地内に住む夫の両親からも「素敵な家を建てて、敷地内に住んでくれているから、いざという時も安心」と言われ、喜ばれているというIさん夫妻。

夫は「現代の家は機能がいいですね。まず、断熱性がとても高い。夏は締め切っているとエアコンがよく効き、冬も暖かいので、真冬以外エアコンをつけなくても大丈夫なほどです。また遮音性も高く、少し大きなボリュームでテレビをつけていても、外に出て聞いてみるとうるさくありません。実家と行き来して試していたのでよくわかります」と話す。
夫の両親と、お互いに気にしていた生活音の面でも心配無用だ。

Iさん夫妻は、家を建ててからも、ショッピングがてらスーモカウンターに立ち寄り、アドバイザーに報告に行った。

「私たちがスーモカウンターに行ったのは、完成後を含めて合計3回でしたが、アドバイザーさんはいつも親身になってくれて嬉しかったです。家が建った報告にも『おめでとうございます!』と自分のことのように喜んでもらえました。挙式もあり慌ただしかった家づくり中、スーモカウンターに行けばそういう存在がいるということが、心強かったです」と妻は話す。

夫は「家づくりに関して、自分たちは無知でスーモカウンターへ出かけたけれど、資金面も含めわかりやすい説明を聞いて、安心できました。初めにスーモカウンターで知識を増やしておけば、その後の建築会社さんとの打ち合わせにも役立つのでは。自分たちも、もっともっとアドバイザーさんにご質問しておけばよかったですね」と笑う。

Iさん夫妻から、これから家を建てる人へのアドバイスは「まず、スーモカウンターのアドバイザーさんとたくさん会話することですね!」と笑顔で答えてくれた。

アクセントクロスをあしらったトイレ/注文住宅実例

トイレのアクセントクロスは明るいカラーに。引き戸は開け閉めがラクでバリアフリーにも対応

玄関裏にあるシンボルツリーのフクラシバ(ソヨゴ)は、夫の父が「残したい」と言った思い入れのある木。解体した家の基礎に使われていた石は花壇の石に使用した。今後は、花やハーブが好きな妻が、ガーデニングに力を入れたいという。思いを受け継いだ地で、新たな思い出が増えるのが楽しみだ。

植栽を植え替えた外観/注文住宅実例

植栽の一部は敷地の周りに移植し、新居の景観の一部に。家の裏に大きなフクラシバの木が見える

取材・文/倉畑桐子 写真/ご本人

DATA

Iさんが建てた注文住宅の外観

土地面積 387
延床面積 約102㎡
建築費 2500万~3000万円
間取り 3LDK+小屋裏収納
世帯構成 夫(30代)、妻(30代)

 

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