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スケルトン階段のメリットとデメリットは?ポイントを押さえて、おしゃれな空間をつくろう

スケルトン階段のメリットとデメリットは?ポイントを押さえて、おしゃれな空間をつくろう

(画像提供/カツデンアーキテック)

リビング階段を取り入れたいときなどにオススメのスケルトン階段。抜け感を演出することで、すっきりとした空間にすることができる。スケルトン階段のメリット・デメリットやプランニングで注意すべきことをプロが解説。

目次

スケルトン階段とは?

段板とささら桁だけで構成された階段

段板と蹴込み板で構成されているのが通常の階段ですが、蹴込み板がなく段板とささら桁だけで構成されたものをスケルトン階段と言います。スケルトン階段は、ストリップ階段、オープン階段、シースルー階段と呼び方はさまざまあり、どれも同じものを意味します。

通常の階段

スケルトン階段

通常の階段(上)とスケルトン階段(下)(画像/PIXTA)

スケルトン階段には、サイドから段板を挟む側桁(がわげた)と、下から段板を支える力桁(ちからげた)という2つのパターンがあり、デザインは、ストレート、上曲がり・下曲がり、Uターン、L型、らせんの5種類あります。

材質としては、アルミとスチールが多く用いられており、スチールはアルミの3倍の強度があるため薄くシャープなデザインを実現できます。

段板の違い

段板をどのように支えるかによって印象は変わる。壁に直接埋め込むタイプも(画像提供/カツデンアーキテック)

スケルトン階段のメリット

近年、気密性・断熱性など住宅性能の向上によって、吹抜けなどの大空間でも暖かく過ごすことができるため、リビング階段を取り入れやすくなっています。スケルトン階段を含むリビング階段を取り入れることで、家族のコミュニケーションが円滑になるのは大きなメリットです。

さらに、スケルトン階段は開放感のある空間を演出することができます。狭小住宅やスキップフロアなどのプランにも適しています。玄関など閉塞感のある場所にスケルトン階段を設けると、空間の広がりが生まれて開放的な印象に。

スケルトン階段

狭小住宅の場合もスケルトン階段にすることで、階段の圧迫感がなく広々とした空間にできる(画像提供/カツデンアーキテック)

また、リビング階段はただ上り下りするツールとしてだけではなく、インテリアのアクセントとしての役割も。階段は存在感があるので、インテリア性をもたせることでおしゃれな空間にすることが可能です。

そして、過ごす場所としても活用できるのがスケルトン階段の強み。リモートワークの需要が高まっていますが、スケルトン階段下をワークスペースにすることも可能です。また、子どものプレイスペースにもできます。スケルトン階段の場合、蹴込み板がないため階段自体をデスクやベンチとして使うことも。

スケルトン階段の実例

階段下をワークスペースにすると、階段に囲まれていることで緩やかにゾーニングすることができる(画像提供/カツデンアーキテック)

それ以外にも、洗濯物を干したり、筋トレしたりと、スケルトン階段はアイデア次第でさまざまな使い方ができ、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。最近では、猫と暮らす人も増加していますが、スケルトン階段がキャットタワー代わりになるなど、家族それぞれにとってマルチな使い方ができます。

階段をデスクとして活用している実例

階段自体をデスクとベンチとして利用することも。気分に合わせてフレキシブルな遊び場に(画像提供/カツデンアーキテック)

<スケルトン階段のメリット>

・開放感のある空間にできる

・家族のコミュニケーションが円滑になる

・インテリアのアクセントになる

・ワークスペース、プレイスペース、ランドリースペースなどマルチな使い方ができる

スケルトン階段のデメリット

スケルトン階段にすると開放感のある空間をつくることができますが、その代わりに階段下に収納スペースを設けることができません。そのため、別の場所に収納スペースを確保することが必要になります。

また、スケルトン階段は強度の確保や設置工事のコストがかかるため、その分導入費用も高くなります。造作の木階段が10万~20万円に対してスケルトン階段は70万円〜と、通常の階段を設置するよりも大幅に費用が上がります。

安全面においては、蹴込み板がなく階段に隙間が生じるため、小さな子どもがいる場合は落下リスクも。また、ベビーゲートが設置しにくく、ゲートを取り付けられても隙間から抜けられるため、家族構成によっては、手すりにパネルやネットをつけたり、蹴込み板もパネルにするなど落下や侵入防止など安全対策が必要です。

スケルトン階段には蹴込み板がないため、階段を上る際に踏み込み過ぎて段板に足をぶつけてしまうこともあるので十分気をつけましょう。

そして、猫と違って犬は階段を上り下りができないことが多いですが、スケルトンの場合よりうまく上れないこともあるので、上階と行き来するようであれば、上れるかどうか確認しておきましょう。

<スケルトン階段のデメリット>

・収納スペースとして活用できない

・通常の階段に比べて費用が高い

・子どもや年配の家族が落下する危険性がある

・ペットが怖がって上り下りできない場合も

スケルトン階段を取り入れるときの注意点は?

スケルトン階段を取り入れる目的を明確にする

家族とのコミュニケーションを取りたいがリビング階段は圧迫感が出てしまうので開放的な空間にしたいなど、どのような暮らしを実現したいか目的を明確にすることが大切です。リビング階段は過ごす場としても活用できるため、階段下の空間をどのように使うかについても併せて検討しましょう。

インテリアとの調和を考慮してデザインや色を選ぶ

ナチュラルな素材感のある空間に黒のスケルトン階段でアクセントをつけたり、白を基調としたインテリアに合わせて統一感を出すなど、選び方によって雰囲気が変わります。スケルトン階段はインテリアへの影響も大きいため、インテリア全体とのバランスを考慮してデザインや色、素材を選びましょう。

スケルトン階段とキッチンの実例

内装に合わせてスケルトン階段も白一色で統一して上品な雰囲気にしつらえ、ブラックのキッチンを引き立てている(画像提供/カツデンアーキテック)

落下リスクへの安全面への配慮をする

スケルトン階段に限らず階段全般に言えることですが、ストレートにレイアウトするのではなく、折り返す下曲がり、Uターン、L型などにすることで、リスクを軽減することが可能に。また、子どもが小さいときは一時的に落下防止ネットをつけておくと安心です。子どもが握っても痛くないように、丸みのある手すりにするものよいでしょう。

スケルトン階段のプランバリエーション【実例5選】

ストレートのスケルトン階段ですっきりと開放的な空間に

一番過ごす時間の長いLDKをゆったりと心地よい空間にしたかったことから、開放感にこだわって空間をデザイン。すっきりとしたストレートのスケルトン階段によって、18畳以上のリビングをより開放的で広く感じさせています。

モノトーンでまとめたLDK/注文住宅実例

ストレートタイプのスケルトン階段にしたことで開放的な吹抜け空間に。絶妙な窓の配置で、明るい日差しが室内を満たす(写真/河原大輔)

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開放感を演出して居心地のいい家族の定位置に

「近隣に気兼ねなく、子どもが伸び伸びと騒げる家」をコンセプトに、キッチン、和室、リビングは壁やドアを無くし、広々とした一つの空間に。リビングに設けた吹抜けとスケルトン階段が開放感を与え、居心地の良さから自然と家族みんなが集まってきます。

ホワイトとダークブラウンで統一されたリビング

白とダークブラウンで統一されたインテリアに合わせてスケルトン階段もコーディネートし、シャープな印象に(写真/菊田香太郎)

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モノトーンのコントラストが映える個性的な空間

「せっかくあれこれ希望を出して注文住宅を建てるのだから、どの部屋も壁が真っ白、というのではなく、非日常的な空間をつくりたかった」というお施主様の希望でしつらえた、シックなインダストリアルテイストの個性的な空間。1階のオープンなLDKの南側に吹抜けのリビング階段を設け、途中から黒のスチールのスケルトン階段にしてリズムをつけています。

吹抜けに設けた明るく開放感あふれる階段/注文住宅実例

モノトーンのコントラストが映えるリビング階段は上部をスケルトン階段に。リビングから見上げる階段の眺めが、この家の一番のお気に入りなのだとか(写真/上條泰山)

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和テイストのスタイリッシュなアクセントに

家族や友人が集まるLDKにしたいと考え、小上がりの畳スペースが印象的な和カフェ風リビング。木の梁が映える高さのあるリビング空間、スタイリッシュなスケルトン階段、小上がりの畳スペース、アカシアのむく材フローリング、マットな質感の黒いクロスなど、素材にとことんこだわり抜き、まとめ上げています。

スケルトンのリビングイン階段

黒のスタイリッシュなスケルトンのリビング階段が、和テイストの空間のアクセントになっている(写真/河原大輔)

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キッチンから一望できる開放的な空間

「子どもが思春期になって、顔を見せてくれなくなったら寂しいから、必ずリビングを通って2階に行く間取りにしようと、リビングにスケルトン階段を設けました」と、白を基調とした空間に、ダークブラウンの階段がアクセントになっています。

スケルトン階段の注文住宅実例

キッチンからはLDK、和室まで一望できるので、子どもを遊ばせながら家事をしていても安心。ステップタイプのリビング階段は空間のアクセントになっている(写真/宮田雅臣)

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スーモカウンターで見つけよう!

このように、スケルトン階段を取り入れることで、家族とのコミュニケーションが円滑になるだけでなく、開放感のあるおしゃれな空間にしつらえることができます。しかし、スケルトン階段を取り入れたプランが得意な建築会社を探そうと思っても、自分で見つけるのは至難の業。

そこで頼れるのがスーモカウンター。注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では住宅建築の予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。 

スーモカウンターを利用して、スケルトン階段を取り入れたセンスのいい家での快適な暮らしを実現してくれる会社を見つけましょう!

取材協力/カツデンアーキテック

取材・文/金井さとこ