さいたま市内にある2LDKの賃貸マンションに住んでいたMさん夫妻。お互いの実家のように広くて庭がある家を建てたいと思っていたものの、いかんせん夫は転勤族。しかし、本部への赴任が決まり、転勤の心配がなくなった。同じ頃に妻の妊娠が判明し、本格的に家づくりに向けて動き始めた。
マンションで暮らしつつも庭付きの家への憧れを捨てきれず
それまで住んでいた賃貸マンションは子育てをするには、やや手狭だった。周囲に家賃が14万円台だと言うと「それなら家を買えるよ」とも言われていたそうだ。夫妻の願いは「庭がある家に住むこと」。それぞれの実家は田舎の広い一戸建てで、もちろん庭もあった。
妻が言う。
「私の実家は庭が90坪ぐらいあって、みんなで夏はバーベキュー、冬は餅つきなどをした思い出があります。夫の実家も同様に庭付きの一戸建てです。マンションの購入も少し考えましたが、やはり二人とも庭付きの家への憧れを捨てきれませんでした」
結果的に完成したのは、板張りと人工芝という2つの中庭がある家だ。椅子とテーブルを出して朝ご飯を食べることもあるという。
とはいえ、最初は「初回だとギフト券がもらえるし」といった軽い気持ちで展示場を巡ったが、建築会社の数も多すぎて選びきれない。SUUMOが発行する冊子に載っているおシャレな注文住宅を見ながら「これ、いいね」などと言い合う日々だったという。
スーモカウンターでは広いLDKや中庭を要望
「でも、それでは何も始まらないと思い、冊子で見て知っていたスーモカウンターに行ってみようかという話になったんです。ローンのことやライフプランなども全然わからなかったので、その辺りを相談したいという気持ちもありました」
ネットで検索して最寄りのスーモカウンターを初めて訪れたのは2022年5月。対応してくれたのは20代と思われる若い女性で初めは「大丈夫かな」と思ったが、驚くほど知識が豊富でわからないことについても丁寧に教えてくれたという。
「この子は水遊びが大好き。水着に着替えて好きなおもちゃを持ち込めば、完全にご機嫌です」
スーモカウンターで伝えた要望は20畳以上のLDK、全体の開放感など。バーベキューができて子どもがプールで遊べる中庭もほしい。デザインに関しては、SUUMOの冊子を見せて好みのテイストを伝えた。
紹介してもらったFPとの相談で予算面でもスッキリ
「スーモカウンターに行く前に建売住宅の展示場も見に行ったんです。そのときに担当者からライフプランの話も聞きましたが、『あ、これぐらいなら全然いけます』というちょっと軽い感じでした」と夫が笑う。
「スーモカウンターに感謝しているのは、提携しているファイナンシャルプランナーさんを紹介してくれたこと。その方には年収の推移、車の買い替え時期、子どもは二人の予定、学校は中学から大学まで全部私立というような設定で生涯に必要なお金をしっかり計算していただいて、組めるローンの適正価格を教えてもらいました」
その結果をスーモカウンターに伝えたうえで、紹介してもらったのは自由な間取り設計ができて無垢材などの素材にこだわりのある5社の建築会社。
最終的に依頼を決めた建築会社は、間取り設計やデザインに満足できるのはもちろん、値段が手頃で外壁や屋根などの初期保証期間も20年と長い。システムキッチンやエアコンの保証もメーカー保証を超えて10年ぐらいあったという。
「紹介してもらった担当者は大宮支店の所長さんで、いろんなことに親身だし、聞いたことに対するレスポンスがとにかく速い。展示場の担当者だと、そうは行きませんよね。『土地を早く決めましょう』と急かされることもなかったです」
建築会社を通して情報公開前の分譲地を知る
2022年8月に契約を交わしたものの、土地については決まっていない。しかし、建築会社経由でまだ情報を公開していない大型の分譲地の存在を知る。現地を見学して、すぐに購入を決めた。
「周りに古い家が建っていて真ん中に土地がボーンとあるという土地も見てきたので、広い分譲地というのは魅力的でした。うちが買ったのは2番目とかで、ご近所さんも同じ子育て世代の方々になるだろうという安心感もありましたね」
建築会社には広いリビング、中庭、床材のテイスト、ファミリークローゼット、土間収納、駐車場2台など、細かく要望を出した。妻が望んだのは帰宅後の動線。玄関から入って手を洗い、脱衣所で服を脱いでお風呂に入り、脱いだ服は乾燥機付きの洗濯機で洗える。
インスタなどの情報を見てベランダは作らなかった
妻が言う。
「キッチンはアイランド型にしたかったんですが、そうすると無駄なスペースが増えるということであきらめました。でも、このペニンシュラ型キッチンも開放感があってリビングと一体になった空間を楽しめます」
2階には主寝室と将来の子ども部屋を作った。
妻いわく、「うちはベランダがないんですよ」
「インスタとかを見ていると、最近は『あってもほぼ使わないのでベランダを作らない』という方が多いみたいで。たしかにその分、部屋を広く取れてよかったです」
所長クラスの担当者との交渉は話がスムーズだった
広い庭がある家で育った夫妻が手に入れたのは、2つの中庭があるマイホーム。家作りのイメージが固まっていない段階で訪れたスーモカウンターでは、希望する予算やデザインに合う建築会社を紹介してくれたことはもちろん、所長クラスの担当者と交渉できて話がスムーズに進んだのがうれしかったとのこと。子どもの成長とともに中庭が活躍するシーンも増えていくだろう。
取材・文/石原たきび 写真/片山貴博
- DATA
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土地面積 約155㎡ 延床面積 約107㎡ 建築費 約2600万円 間取り 3LDK 世帯構成 夫(35歳)、妻(31歳)、長男(1歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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