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何坪でいくら? 注文住宅の費用相場を、実例を交えて面積別に紹介!

【何坪でいくら?】注文住宅の費用相場を、実例を交えて面積別に紹介!

注文住宅を建てようと決めたとき、建築費の相場はいくらなのだろう?と疑問に感じる人は多いだろう。そこで、調査結果からわかった建築費の相場や、間取り別に延床面積と建築費がわかる実例を紹介しよう。

目次

いくらでどんな家が建つ?注文住宅の費用相場

注文住宅は広さや階高、キッチンや浴室などの設備、インテリアなどを自由に決められるため、費用は建物によって大きく変わってくる。では、注文住宅の建築費の相場はいくらなのだろう。

住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ローン【フラット35】の利用者調査※によると、建築費の相場は全国平均3572万円だった。地域によって金額は若干異なり、最も高いのが首都圏の3899万円で、全国平均よりも約327万円も高いという結果となった。

※2021年度【フラット35】利用者調査より抜粋(2022年8月発表)


※調査概要:【フラット35】(買取型)又は【フラット35】(保証型)を利用された方の属性、住宅の概要等を、2022年3月31日現在のデータに基づき集計。調査対象は、2021年4月から2022年3月までに機構が買取り又は保険付保の承認を行った案件(借換えに係るものを除く)のうち65,877件について集計


次に、家の広さの平均を見てみよう。同調査によると、住宅面積の全国平均は123.8㎡で、一坪3.3㎡とすると約37.5坪になる。地域別にみても大きな差は見られなかった。

※2021年度【フラット35】利用者調査より抜粋(2022年8月発表)


これらの調査結果から、注文住宅の費用と広さの相場(平均)はわかる。とはいえ、どのような家がいくらで建つのかはイメージしにくいもの。そこで、間取り別に、延床面積と建築費用がわかる実例を紹介しよう。

【3LDK】猫3匹と安心して快適に暮らせる耐震性・断熱性の高い住まい
築40年を過ぎた家は耐震性や断熱性が低いことから、Fさんは建て替えを決心。法規上必要とされる耐力壁に加え、建物の外壁面すべてに構造用合板を張ることで強固な家を建てる建築会社と契約。耐震性・断熱性の確保、限られた敷地の中でもできるだけ広いリビング・ダイニングに、猫が好きなときに好きな場所でくつろげるスペースを、という希望を実現した住まいを手に入れた。

Fさん夫婦

リビングの窓枠の下にカウンターを設け、猫が外を見て過ごせるスペースに

延床面積は約105m2、建築費3000万〜3500万円以内(写真/大竹ひかる)

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建て替えで手に入れた猫3匹と安心して快適に暮らせる耐震性・断熱性の高い住まい

【3LDK+S】風通しがよく、段差や吹抜けを楽しむ家
長男が誕生して生活が不便になり、引っ越しを考え始めたTさん。自分たちらしさを出した家に住みたいと考え、注文住宅建築を決め、モデルハウスめぐりをスタート。「段差のある生活っておもしろい」と感じたことから、1階の和室はリビングのフローリングより一段下げて腰かけられるようにしたり、階段の途中には広めの踊り場をつくり子どもが遊べるスペースにするなど、こだわりの間取りを実現した。

Tさん一家

リビングから一段下がった和室

延床面積は約104m2、建築費1500万~2000万円以内(写真/河原大輔)

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風通しがよく、段差や吹抜けを楽しむ家

【4LDK】忙しい毎日に2WAY動線とファミリークロークが活躍する住まい
夫が30歳になったのを機に、住宅ローンの返済期間を考慮して、本格的なマイホーム計画に乗り出したHさん。共働きなので家事・育児をしやすい環境を整えることが重要と考え、玄関→LDKと玄関→洗面・脱衣所の2WAY動線を設け、玄関→洗面・脱衣所の間にファミリークロークを設置。また、高調湿塗り壁材や24時間換気システムを採用することで、利便性だけでなく、快適性も高い住まいとなった。

Hさん一家

海外の子ども部屋をイメージしたアクセントカラーを採用

延床面積は約108m2、建築費2000万~2500万円以内(写真/宮田雅臣)

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忙しい毎日に2WAY動線とファミリークロークが大活躍!

【4LDK+小屋裏】家族みんなが健康的に暮らせて、くつろげる家
それまで住んでいたマンションの結露のひどさや広さが気になっていたYさん。健康に配慮した家を建てる建築会社と、建材一つひとつをしっかり選びながら家づくりをスタート。二重窓と24時間換気のおかげで、冬の結露がなくなり、外の気温が低くても室温を温かくキープしてくれることを実感。吹抜けのリビングに隣接して小上がりの和室を設け、くつろぎ空間も確保している。

Yさん一家

ゴロゴロできる和室

延床面積は約99m2、建築費2000万~2500万円以内(写真/加藤淳史(サン・ルゥ・ド・ヴァレンヌ))

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「建売」から「注文」へ、家選びを変えてよかった

【6LDK+書斎+4W.I.C】たっぷり収納で、たくさんのモノとすっきり暮らす家
Sさんが家を建てようと思ったきっかけは、それまで住んでいたマンションに収納が少なかったこと。そこで新居では収納プランにこだわり、リビング、ファミリーリビング、主寝室に大型のウォークインクロゼットを配置。さらに、シューズクロークや季節の家電品をまとめてしまえる収納も確保。さらに、憧れていたホームシアターや、浴室に青い照明をつけるなど、遊び心もある家を建てました。

Sさんご家族

2階のファミリーリビングの壁にはプロジェクター用の壁紙を貼り、ホームシアターを楽しめる

延床面積は157m2、建築費2500万~3000万円以内(写真/島崎耕一)

この実例をもっと詳しく→
「部屋ごと」と「集中」のたっぷり収納で、たくさんのモノとすっきり暮らす!

予算はどうやって決める?年収と予算の関係

注文住宅を建てるときの予算は、貯金や親からの贈与などの頭金に、住宅ローン借入額を合計した金額とするのが一般的。ただ、住宅ローン借入額の計算は多少煩雑なので、目安として使われているのが「借入額は年収の〇倍程度」という考え方だ。

では、注文住宅を建てた人は年収の何倍まで借り入れているのだろうか。前述した【フラット35】利用者調査によると、全国平均は6.8倍で、近畿圏が7.1倍と最も高かった。

※2021年度【フラット35】利用者調査より抜粋(2022年8月発表)

資金計画の立て方のコツ

資金計画とは、家づくりの予算を決めることだ。家は人生最大級の“お買い物”だが、無理をすると住宅ローン返済の負担が重くなり、新居での暮らしが楽しめない可能性も。そこで、無理のない資金計画を立てるコツを、手順と併せて解説しよう。

■手順1:頭金を決める
頭金が多いほどローン借入額は減らせて、毎月の返済負担は軽くなる。とはいえ、不測の事態に備えて、貯金は残しておこう。

頭金の出し方

(1)貯蓄額:現在の自分たちの貯蓄額 (2)贈与額:親や祖父母から提供を受けられる金額 (3)教育費:一年間で必要になる学費や、塾、習い事にかかる費用は手元に残す (4)生活費: 会社の倒産や病気など、万一の場合に備えて一年分の生活費を残す (5)諸費用:現金で支払う住宅ローン借入費用や税金など。金額は依頼先に確認を

■手順2:毎月返済額を決める
家賃や駐車場代など、現状の家計をベースに計算する。住宅ローンの返済期間は長いので、無理のない金額にしておきたい。

(1)家賃:現在、毎月払っている家賃 (2)駐車場代:駐車スペースをつくることを前提にして、今払っている駐車場代を加算する (3)住宅積立額:マイホーム資金用に貯めていた分を加算 (4)修繕積立・固定資産税:マイホームの修繕に必要な積立額と、固定資産税分は引いておく

■手順3:住宅ローン借入額を決める
住宅ローン借入額は、手順2で計算した毎月返済額と、返済期間を元に計算するのが一般的。下の表を参考にして借入額の目安を算出しよう。

借入額の目安・試算表

返済期間 8万円 10万円 12万円 14万円 16万円
20年 1657 2072 2486 2901 3315
25年 2000 2500 3000 3500 4000
30年 2318 2897 3477 4056 4636
35年 2612 3266 3919 4572 5225

表中の単位は万円。試算条件:金利1.5%(固定)、元利均等返済、ボーナス時加算なし。(試算:SUUMO購入可能額シミュレーター)

■手順4:家づくりの予算を決める
資金計画を立てると“家づくりの予算”が決められる。自分たちの予算がわかっていると、建築会社選びの一つの基準にでき、見積もり依頼もスムーズに進められる。家づくりを考え始めたら、早めに計算しておきたい。

頭金:手順1で計算した金額、ローン借入額:手順3で計算した金額

予算を抑えるためにはどんな工夫ができる?予算削減のポイント

予算が決まり、気になる建築会社に見積もりを取ってみたら「予算より数百万円もオーバーしている!」ということがある。このようなときに参考にしたい、予算削減のポイントを紹介しよう。

■ポイント1:建物や屋根の形をシンプルにする
材料費と工事人件費を減らすことは予算削減に直結する。したがって、建物や屋根の形をシンプルにするのは効果的な方法。ただ、家や屋根の形は、採光・通風やデザインを考慮して決めるのが基本。コスト削減ばかり気にすると快適性を損ねたり、見た目のバランスが悪くなったりするので注意したい。

外観はシンプルに

Hさん

趣味である音楽鑑賞を心おきなく楽しむために、音響ルームを中心としたマイホームを実現したHさん。外観はシンプルな四角形の箱型にすることで、上手にコストダウンしている(写真/窪直樹)

この実例をもっと詳しく→
心おきなく音楽が楽しめる 趣味を極めた家

■ポイント2:設備機器の数やグレードを見直す
設備機器の数を減らすことはコストダウンに直結する。例えば、採光用に設ける小窓の数を減らす、各階にトイレや洗面化粧台があるなら1階のみにするだけで、数十万円のコストダウンが可能になる。

また、システムバスやキッチンのグレードを見直すのも効果的な方法。システムバスの壁パネルを普及品に変更すると、十数万円削減できるケースもある。

■ポイント3:造り付け家具をやめる
間取りや収納したい物のサイズに合わせて設けられる造り付け家具。使用する材料にもよるが、現場で加工するために人件費が高くなりがち。間取りに合うように収納スペースをつくりたいなら、置き家具のサイズに合わせてプランニングをするという方法もある。

Kさんご家族

パントリー兼家事スペースを抜け、洗面室・浴室へとつながる

見積もりを見て、建具は意外にコストがかかると気がついたKさん。自分たちの生活スタイルを考え、パントリーの入口は扉なしにする、キッチンの棚は後から大工の父につけてもらうなど、細かくコストダウンしながらマイホームを手に入れた(写真/河原大輔)

この実例をもっと詳しく→
何かと気を遣う超都心のマンション暮らしから、自然に囲まれた子育てしやすい注文住宅へ

■ポイント4:塗装や左官など湿式工事を避ける
湿式工事とは、モルタルや塗料などを刷毛やコテで仕上げる工事のこと。一般的に何回も塗って仕上げるため、時間や手間もかかり人件費が高くなる。予算を削減したいなら湿式工事はできるだけ避けて、乾式工事を積極的に取り入れたい。例えば、外壁なら普及品のサイディングを、室内壁なら量産タイプのビニールクロスを選択するとよいだろう。

■ポイント5:オープンな間取りにする
間取りを考えるとき、『〇LDKにしたい』と部屋数を重視してしまいがち。しかし、間仕切りを減らしてオープンな間取りにすれば、壁やドアなどの材料費と、大工の人件費のコストダウンができる。さらに、部屋数を減らすことで照明やスイッチ、コンセントの数も減らせるので、その分の費用も削減できる。

これら5つのポイント以外にも、自分たちでDIYをして予算を調整する方法もある。壁に珪藻土を塗る、棚を取り付けるなどが多いが、営業担当者や現場監督に事前に相談をして、どのタイミングで行えばよいかアドバイスをもらっておこう。大幅な予算削減にならないかもしれないが、DIYで家づくりに参加することは、家族のよい思い出になるだろう。

Oさんご家族

広い土間部分には自転車やベビーカーもおける広さを確保

自分でつくれるものは徹底的にDIYしたOさん。庭の立派なウッドデッキはお盆休みの努力の成果。また、足場板を利用したキッチンや玄関の棚も自分でつくっている(写真/山出高士)

この実例をもっと詳しく→
「平屋の家で二世帯住宅」をかなえるために、DIYを採り入れて上手にコストダウン

●監修
佐川 旭さん
佐川旭建築研究所代表。一級建築士、インテリアプランナー。間取り博士とよばれるベテラン建築家で、住宅だけでなく、国内外問わず公共建築や街づくりまで手がける

スーモカウンターでできること

注文住宅を建てたいと思っても、資金計画の立て方がわからなかったり、見積もりを取ったが相場がわからずに不安を感じる人は多いだろう。注文住宅の新築・建て替えをサポートしている『スーモカウンター』では、このような疑問や不安を解決できる講座を用意している。

  • 家づくりのお金が学べる講座
    注文住宅価格まるわかり講座
    注文住宅は家の大きさやこだわりによって大きく価格が変わるため、高い・安いの基準がわかりにくいと言われている。予算内で家づくりをするために、建物費用の相場、コストダウンのヒント、予算に合った建築会社を選ぶポイントを解説。
  • ファイナンシャル・プランナーが教える注文住宅の資金計画講座
    住宅ローンの知識がない、建てる時期を見極めたいなどと考えてしまい、マイホーム建築に踏み切れない方におすすめしたい講座。ファイナンシャル・プランナーが消費税・金利の動向と、将来のライフプランニングの考え方をもとに予算の決め方を解説。
  • ローコスト 家づくり講座
    予算は限られているけれども、こだわりの家を建てたいと思っている方にオススメの講座。注文住宅で起こりがちな予算オーバーを、未然に防ぐための費用を賢く抑える方法を紹介。また、具体的な建築会社の事例などを交えて、わかりづらい注文住宅の価格をわかりやすく解説。

スーモカウンターの家づくり講座一覧はこちら

 

<スーモカウンターで相談した人の口コミ>
・スーモカウンターで具体的なローン計画をシミュレーションすることで、「私たちも注文住宅を建てられる!」と確信し、家づくりを決断できました(福岡県・Yさん)

・夫妻の年収からいくらの家が建てられるのかをアドバイザーに試算してもらいました。自分たちが注文住宅を建てられる価格帯がわかって、家づくりが一気に現実的になりました(三重県・Mさん)

・思ったより諸費用がかかることは、スーモカウンターで最初に聞いておいてよかった点です。諸費用の一部は現金で必要だということも、事前に聞いていたので後から慌てずにすみました(岐阜県・Kさん)

写真/PIXTA

講座はすべて無料。家づくりに関する経験豊富なアドバイザーが、注文住宅建築に関する疑問や不安にこたえてくれる(写真/PIXTA)

これらの無料講座だけでなく、スーモカウンターでは、都合の良い時間に相談できる「個別相談」も実施している。個別相談では、アドバイザーが収入などから資金計画を立てるサービスだけでなく、ファイナンシャル・プランナーを紹介することも可能だ。

お金に不安や疑問を感じている人はスーモカウンターを活用して、家づくりをスタートさせるのもよいだろう。

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取材・文/山南アオ

※記事中の建築費用は取材当時の価格です。情勢により価格の変動が生じる場合があります。価格は建築会社に確認して家づくりを検討してください