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アウトドアリビングのつくり方とは? 魅力、デメリットを知っておしゃれで快適な暮らしを手に入れよう!【実例つき】

アウトドアリビング

(画像提供/HUGHOME)

家にいながらアウトドアのような開放的な気分を感じられるとして、現在「アウトドアリビング」が注目されています。

当記事ではアメリカンカルチャーをイメージしたデザインを得意とする「HUGHOME」の高津さんにお話を伺い、アウトドアリビングのつくり方や魅力、デメリットを紹介します。実例つきで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

「アウトドアリビング」とは外空間を身近に楽しめる多目的スペース

アウトドアリビングとは、リビングの延長上にウッドデッキやテラスなどを設け、外空間を身近に楽しめるセカンドリビングのような空間のこと。リビングから全開口の窓でつなぐとリビングが広く感じられ、抜け感を演出することができます。
内と外をつなぐ多目的なスペースがあると、暮らしの中に気軽にエンターテインメント性をもたせることができ、BBQやおうちキャンプなどアウトドア気分も味わえます。

最近では、アウトドアリビングとして玄関ポーチに連なるように屋根を延ばし、テラスの上部を覆ったカバードポーチを取り入れるのが人気。カバードポーチは容積率に入らないため取り入れやすく、屋根があることから雨が降っても外に出られるため使い勝手が良いのが特徴。また、暑い夏でも日陰をつくりながら子どもを目の届く位置で遊ばせるのも安心です。

アウトドアリビングを設けた平屋の注文住宅実例

リビングからの抜け感の演出や、庭とのつながりが生まれるため、アウトドアリビングは平屋にも取り入れられることが多い(画像提供/HUGHOME)

「アウトドアリビングのある家」の魅力とは?

テラス、ウッドデッキなど外の空間を身近に感じられるアウトドアリビングの魅力について紹介します。

開放感があり気分転換がしやすい

アウトドアリビングなら室内のリビングから屋外までが一体化したようなスタイルになり、外の空気を感じながらくつろいだ生活が送れます。
デザイン次第で庭に面したテラスやインナーテラス、中庭などをつくることも可能です。アウトドアチェアなどの家具を置けば家族でリラックスできる空間になるので、天気が良い日は憩いの場としても機能するでしょう。気分転換しやすいのもアウトドアリビングの魅力です。

子どもやペットも安心して遊べる

アウトドアリビングは、外部との境界をしっかり確保すれば、子どもやペットが比較的安全に遊べる空間になります。

また、リビングの延長として設けることで、室内から子どもやペットの様子を見守りやすいのもメリットです。公園に行けない日でも、外の空気を感じながらのびのびと遊ぶことができます。

さらに、フェンスや塀で視線をさえぎることで防犯性が高まり、プライバシーの確保にもつながります。ただし、完全に侵入を防げるわけではないため、施錠やセンサーライトなどの対策を併せて行うと、より安心できるでしょう。

プライバシーも守られている

アウトドアリビングは、囲いやフェンスで外部からの目線を遮ることができていれば、外の空気を吸いながらリラックスできる空間としても最高です。プライベート感があり、リフレッシュした状態で自分だけの好きな時間をゆっくり過ごせるでしょう。

さらにお気に入りの椅子などを使えば、最大限にリラックスした空間がつくれるのでオススメです。

アウトドアリビングのつくり方やプランは?

新築にアウトドアリビングを取り入れたい場合、具体的にどのようなプランで設計すればよいのでしょうか?そこで、アウトドアリビングのつくり方やプランを紹介します。

LDKの延長線上にデッキやテラスを作成する

アウトドアリビングをリビングと直結させる際には、床材の色味を統一すると地つなぎになっているように感じられ、開放感が増すでしょう。 ダイニングやキッチンからデッキ・テラスまで見渡せるようになれば、家事をしながらアウトドアリビングで遊ぶ子どもの姿も見守りやすいです。また、LDK以外にも各部屋からアクセスできるようにすれば、アウトドアリビングを中心に家族が集まりやすくなり、憩いの場所として活用しやすくなります。

テラスについてもっと詳しく→
テラスはベランダとバルコニーとどう違う? 屋根や囲いがあるのもテラス? おしゃれなテラス設置の実例も交えて紹介!

アウトドアリビングを設けた注文住宅実例

家族が別々のことをしていても、大開口の窓を開けておけば、ゆるやかにつながりながら過ごすことができる(画像提供/HUGHOME)

2階部分を凹ませてアウトドアリビングに

屋根をつけるのではなく、2階のバルコニー部分の下を凹ませて屋根代わりにすると、スッキリとしたデザインにまとまります。敷地が狭く、庭がつくれないときなどにも有効なアイデアです。

タイル仕上げのアウトドアリビングを設けた注文住宅実例

ペットの毛の掃除がしやすいようタイルで仕上げ、壁面と上部に木材を使いカジュアルな雰囲気に。庭はペットのドッグランにも(画像提供/HUGHOME)

アウトドアリビングをおしゃれに演出するポイントは?

アウトドアリビングを取り入れるなら、おしゃれな空間にしたいと考える方も多いはずです。ここで、おしゃれに演出するためのポイントを確認しておきましょう。

アウトドアアイテムを飾ってこなれ感のある雰囲気に

アウトドアリビングにハンモックやブランコをつるすと、ハンモックに揺られながら読書をしたり、ブランコで遊んだりするだけでなく見た目のおしゃれ度もアップ!また、サーフボードなど趣味のアイテムをさりげなく飾るとこなれ感が出て、遊び心たっぷりの空間を演出することができます。

木材、コンクリート、タイルなど床面に使う素材でも印象は変わります。外観の雰囲気やLDKのインテリアテイストに合わせて色や質感などコーディネートしましょう。

アウトドアリビングを設けた注文住宅実例
アウトドアリビングを設けた注文住宅実例
リビングからアクセスできるカバードポーチの柱には、ハンモックを取り付け、梁にサーフボードをディスプレー。スローライフな雰囲気たっぷりの空間に(写真提供/HUGHOME)

照明などを設置してアウトドア感を演出する

夕方~夜間のアウトドアリビングは、照明設備やろうそくなどでライティングすることで、日中とは違った雰囲気を体感できます。照明設備を設置する際には、水濡れを防止するためのカバーを取り付けておけば、雨で濡れても安心です。また、照明をつけると虫が寄り付く可能性がありますが、虫を誘引する紫外線の少ないLED照明を選ぶのがオススメです。

後悔しないために注意したいアウトドアリビングをつくる際のポイントは?

アウトドアリビングをせっかく取り入れたのに、「使い勝手が悪い」「結局使わなくなってしまった」というケースも少なくありません。新築住宅で後悔しないためにも、アウトドアリビングをつくる際のポイントも押さえておきましょう。

パブリックスペースとつなげて利用しやすく

アウトドアリビングは、あくまで+αの空間であることから、生活動線の延長上にあると使いやすくなります。なるべくリビングなどパブリックスペースとつなげるようにしましょう。寝室や子ども部屋などプライベートスペースからアクセスさせると、そこを通過する心理的ハードルが高くなるため注意が必要です。

また、アウトドアリビングに洗濯物を干すと一気に生活感が出てしまうため、庭で洗濯物を干す場合はアウトドアリビングから見えない場所にスペースを確保するのがオススメ。また、2階バルコニーや室内にランドリールームを設けるなど、アウトドアリビングの非日常感をキープしましょう。

インナーバルコニーを設けた注文住宅実例

1階にアウトドアリビング、2階に洗濯物を干すためのインナーバルコニーを設けて、アウトドアリビングの非日常的な空間に。屋根があるので急な雨などで洗濯物が濡れてしまう心配も軽減(画像提供/HUGHOME)

メンテナンス面を考慮して素材を選ぼう

アウトドアリビングの使用用途に応じて、床面を木材にするのかコンクリートやタイルで仕上げるかを検討しましょう。

ウッドデッキにする場合は、メンテナンス面を考慮して素材や仕上げを選びましょう。特に、カバードポーチなど玄関からひと続きにする場合には、使用頻度が高くなりダメージが早いため注意が必要です。木で基礎を組んでしまうと傷みやすいことから、コンクリートで基礎を打って土間を立ち上げ、その上に高耐久の木材を敷くのがオススメ。万が一取り換える場合も板部分のみを取り換えるだけなので、メンテナンスも簡単です。

アウトドアリビングで使用する物の収納場所を確保する

BBQやプールなどアウトドアリビングで使用する物をしまう収納をきちんと確保しておくことも重要。アウトドアリビングからアクセスできる土間収納など、靴のまま出入りできる収納スペースを確保しておくと、出し入れもラクになるので、動線も考慮しながら収納スペースを検討しましょう。
また、使用用途に応じて水栓も設置すると便利。

アウトドアリビングを設けた注文住宅実例

(写真提供/HUGHOME)

目隠しをつくりプライバシーを確保する

アウトドアリビングの目の前が道路など人通りの多いロケーションの場合は、しっかりとプライバシーの確保をしましょう。ブロックや木材等で高い塀を設けたり、植栽を植えるなど目隠しをすれば、人目を気にせず過ごすことが可能になります。

また、照明は演出効果になるように必要最低限のダウンライトなどをつけるようにしましょう。

アウトドアリビングを設けた注文住宅実例

(写真提供/HUGHOME)

防虫対策も考えておく

アウトドアリビングは室内と屋外がつながる半屋外空間のため、虫が侵入しやすくなることがあります。特に夏場は、蚊やハエの防虫対策を講じておくと安心です。

防虫対策として、コンクリートやタイルなどの硬質素材を床や塀に使用するのがオススメです。虫は土や植栽のある場所に集まりやすいため、硬質素材を取り入れることで、発生や侵入をある程度抑えられる可能性があります。

また、アウトドアリビングで植栽を楽しみたい場合は、ハーブ系の植物を取り入れるのもオススメです。レモングラスやミントなど、虫が嫌う香りを持つ植物を選ぶことで、多少の虫よけ効果が期待できます。

さらに、扇風機を設置して風を送るのも有効です。虫は体温やにおいを感知して寄ってくるため、風で体温を下げたり、物理的に飛来を妨げたりすることで、近づきにくくなります。

こんな暮らしが実現できる!アウトドアリビング実例

【実例1】庭とつながり、家族が交流できる憩いスペースに

3階建ての家をフロアごとに分け、三世帯が暮らすKさん宅。庭に設けられたウッドデッキは1階の親世帯の部屋につながっており、三世帯が共有する庭へとアクセスしやすく、家族が交流できる憩いスペースとなっている。

宮城県の注文住宅実例

(写真/伊藤トオル)

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【実例2】気軽にアウトドアレジャー気分を味わえる

アウトドアリビングがあれば、気軽にアウトドアレジャーを楽しむことが可能に。傾斜地で1階にもたっぷり日差しが入り、リビングからつながり開放感のあるテラスを設けたTさんの家。テラスの下も多用途に使え、アウトドア好きの夫の格好の遊び場になっている。

兵庫県の注文住宅実例

(写真/くめりんたろう)

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【実例3】室内から目が行き届き、安心して子どもを外遊びさせられる

リビングの延長として使える日当たりのいいウッドデッキは、子どもの格好の遊び場に。リビングからも目が行き届くので安心だ。全体に深い軒がかかっているので、雨や夏の強い日差しはさえぎり、冬にはどこか懐かしい縁側のような温もりが感じられる

子どもが遊べる広さのあるウッドデッキ/注文住宅実例

(写真/河波隆博)

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【実例4】ペットがのびのびと暮らしを楽しめる

アウトドアリビングがあると、ペットと過ごす時間も有意義なものに。サンルームを隣接させたアウトドアリビングは、天気の良い日には飼っている猫も集まってくつろいでいる。ウッドデッキ下はコンクリートで通気性を考慮している。

ウッドデッキのある庭/注文住宅実例

(写真/片山貴博)

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ステンドグラスに玄関のタイル。4匹の猫たちと静かに暮らせる“ガウディっぽい”家

【実例5】リビングのフローリングと一体になるようなバルコニーを設置した家

もともと社宅を利用していたKさんファミリー。しかし、モデルハウスを訪れたことをきっかけにマイホームへの夢が膨らみ、家探しをすることにしました。住んでいた場所の近くに偶然土地を発見し、そこで注文住宅を建てようと考えますが、予算に合うハウスメーカーが見つからず、苦労してしまいます。そんなときに相談したのがスーモカウンターです。

スーモカウンターでは予算の立て方から工務店の選び方、予算のバランスなどを教えてもらい、さらに希望に合った建築会社を5件提案してもらいました。その中から設計士との相性が良かった工務店を選びます。

リビングにはリゾートホテルをイメージしたシーリングや、フローリングと一体になるようなバルコニーを設置し、開放感あふれる空間に仕上がりました。また、スッキリとした空間になるよう、パントリーやシューズインクローク、ウォークインクローゼットなどの収納を各所に設置しています。

ウリビングとつながるバルコニー/注文住宅実例

リビングとつながるバルコニーはオーニングを取り付け、もう1つのリビングとして活用(写真/一井りょう)

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理想の住まいが快適なおうち時間にフィット、家族それぞれが楽しい空間

スーモカウンターでかなえよう!

このように、アウトドアリビングを取り入れることで、遊び心をプラスした豊かな暮らしを楽しむことができます。しかし、いざ外空間とつながりのあるプランが得意な建築会社を探そうと思っても、自分で見つけるのは至難の技。

そこで頼れるのがスーモカウンター。注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では住宅建築の予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

スーモカウンターを利用して、アウトドアリビングを取り入れた家づくりを実現してくれる会社を見つけましょう!

取材協力/高津久嗣さん(HUGHOME)
取材・執筆/金井さとこ