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思い切って徒歩で通勤できる距離に家を建てた
「以前は、私の親が買った2DKのマンションでの3人暮らし。しかし、職場のコンビニまで車で約40分と遠かったため、思い切って徒歩で通勤できる距離に家を建てました」
そう語る妻。夫婦ともに休日はほぼない。しかも、アルバイトが急に休んだ場合は、昼夜を問わず駆け付けなければならない。常にドキドキしながら生活していたそうだ。
「土地は私がネットで見つけました。主人は『任せるよ』の一点張りで、スーモカウンターにも私一人で行ったんです」
夫婦でコンビニを始めて3年。経営も軌道に乗り、年齢は40歳過ぎた頃。ローンを組むなら今がラストチャンスかな、という思いもあった。
相性が合う担当者を紹介してくれたのが好印象
「スーモカウンターの担当者は男性。『実は予算のこともまったく分かっていません。資金計画の相談から始めても大丈夫ですか?』と正直に伝えました。でも、『そういう方も多い』と言われて安心しました」
もうひとつ心配していたのは、「ずっと付き合うことになる建築会社の担当者との相性が合わなかったら嫌だな」ということ。しかし、スーモカウンターでは「Nさんに合いそうな人をご紹介しますよ」と言われたそうだ。
「さらに、『土地もお探しならフットワークが軽い営業さんとタッグを組んで仕事をしているあの人がいいかな』と、その場で紹介してくれて、これがものすごく好印象でした」
新聞紙を活用した断熱材で、夏も冬も快適に
ここにすると決めた建築会社の担当者は、注文住宅ひと筋の50代男性。狭小地や特殊な敷地に建てるのが得意な会社のようで、土地を一緒に見に行ってくれたうえに、「ここなら面白い家を建てられますよ」と言われたそうだ。
「お隣の土地は真四角の整形地で、主人はそっちの方がいいと言っていました。でも、ここより500万円ぐらい高かったし、よくある建売住宅みたいな家にはしたくなかったんです」
工事が始まるとお茶やコーヒーを何種類か差し入れて、大工さんと会話するようにした。休み時間が15時と聞き、以降はそれに合わせて何度も様子を見に行く。
このコミュニケーションがきっかけで廃材を譲り受けることができ、ゆくゆくDIYにつながり、無駄な出費を減らせたという。
「この家は、真夏でも玄関に入ったときに涼しいんです。外壁に新聞紙を活用した断熱材を入れたためだと思います。前のマンションより広さは倍で、家にいる時間がすごく長くなったのに、電気代はかなり安くなりました」
実は、ここまでご覧いただいたのは2階部分。いわゆる、家族の交流スペースだ。
「家族どころか、息子はバイト友達を10人ぐらい連れて来るようになりました。皆さんリビングでごろ寝して、翌日の朝か昼に帰って行きます。人付き合いが悪かった主人も、突然コンビニの従業員を招き、びっくりしています」
さて、1階に降りてみよう。
「息子はあと2年半で大学を卒業。その先の学費が浮く分を30年以上のローンに注ぎ込めたという面もありますね」
担当者と話しているうちに、自分の希望が整理される
最後に、これから家を建てる人へのアドバイスを聞いた。
「スーモカウンターへは、買えるかなあ、買えないかなあ、と考えている段階で相談しても大丈夫。担当者と話しているうちに、自分の希望が整理されるうえに、予算の目標が立てられますから」
「家を建てるにあたって、やり残したことはひとつもない」という妻。思い出したように、「そういえば、結婚式でのケーキカット以来の夫婦による共同作業は、敷地越えした木の枝を高枝鋏で切ったことでした」と言って笑った。
取材・文:石原たきび 写真:山出高士
- DATA
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土地面積 90m2 延床面積 93m2 建築費 2000万~2500万円以内 間取り 3LDK 世帯構成 夫(48歳)、妻(48歳)、息子(20歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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