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家を建てたら「植物」にハマった。朝5時起きも苦にならないほど深い私の“植物愛”【趣味と家】

「植物のある暮らし」を楽しむ家

音楽やマンガなど、圧倒的な熱量を注ぐ「好きなもの」をおもちの方に、こだわりの住まいをご紹介いただく本企画「趣味と家」。第8回目は、観葉植物をこよなく愛し、まるで植物園のような空間で暮らしている浜島輝さんに寄稿いただきました。今では「植物」が中心の生活を送っている浜島さんですが、もともとはチューリップやたんぽぽくらいしか知らないほど、疎かったそう。植物にハマったきっかけは「家」を建てたことでした。

初めまして、和歌山県で妻と子ども、2匹のわんこと一緒に暮らしている、浜島輝と申します。

私は2013年に、60坪(約200㎡)の土地に延床面積120㎡・建坪36坪・2階建ての家を建てました。

この「家」を建てたことをきっかけに「植物のある暮らし」にハマり、今ではすっかり植物を中心とした生活を送っています。

今回は「植物のある暮らし」を楽しんでいるわが家の紹介を通じて、観葉植物の魅力や育て方などを知っていただけたらなと思います。

「植物のある暮らし」を楽しむ家 浜島輝さん邸の間取図

【目次】

観葉植物にハマったきっかけは、1本のゴムの木との出合いだった

現在、わが家では30〜40種の植物を育てています。主な置き場所となっているリビングの様子はこんなかんじ。

「植物のある暮らし」を楽しむ家

「植物のある暮らし」を楽しむ家

「植物のある暮らし」を楽しむ家

これだけたくさんの植物を育てているので、毎朝、水やりをしたり風通しのいい屋外へ移動したりと1時間ほどかけて世話をしています。季節によっては5時起きということも……。

もちろん、帰宅時に最初にやることも植物の世話で、外に出していた植物を屋内に戻したり、2回めの水やりをしたりしています。

「植物のある暮らし」を楽しむ家 日光と風が欠かせない植物たちはリビング横のテラスに移動
「植物のある暮らし」を楽しむ家 植物がないリビングはこんな感じ

こう書くと「大変そう……」と思われるかもしれませんが、日々の世話を通して、植物の成長を感じることができてとても楽しいんです。仕事から疲れて帰った日も、植物に触れることで癒やされ、疲れが吹き飛びます。

今ではこんなに植物中心の暮らしを送っており、植物のために早起きすることも、植物に時間を注ぐことも苦にならない私ですが、もともと興味があったわけではありません。

むしろ、植物といえばチューリップやたんぽぽくらいしか知らないほど、ほとんど植物とかかわりのない人生を送っていました

そんな私と植物との出会いのきっかけは、この家を建てたことでした。

せっかくのマイホームだし何か観葉植物でも置くか、という軽い気持ちで「アルテシマ」というゴムの木を買ったのです。これが全ての始まりでした。

「植物のある暮らし」を楽しむ家 私が初めて買ったアルテシマ

雑貨店で買ったアルテシマを家に持ち帰ってみると、木の質感・色みなどにこだわったわが家の建具や家具ととても相性がよく「うちってグリーンが映える空間なんだ」と初めて気付きました。

もともと明るくて風通しの良い家にしたいという思いがあり、吹抜けやオープン階段を設け、リビングの天井にはシーリングファンを備えていました。それは「植物が育ちやすい環境」でもあったのです。

「植物のある暮らし」を楽しむ家 リビングは吹抜けにし、天井にはシーリングファンを設置

たまたま購入した1本の木から、それまで知らなかったわが家の新しい一面に惹かれた私。わが家に合う植物を買い集めるうちに、どんどんと植物そのものの魅力にハマっていったのです。

最初は戸惑っていた妻も「ドライフラワーづくり」が趣味に

リビング以外の空間には、風通しや日当たりが悪くても楽しめるドライフラワーを中心に飾っています。

「植物のある暮らし」を楽しむ家

私のもう一つの趣味であるキャンプ道具を保管してある洋室。有孔ボードにはユーカリのスワッグを飾っています。右側にあるのは枯れてしまった植物の枝ですが、かっこよかったのでディスプレイしてみました。

「植物のある暮らし」を楽しむ家

ダイニングキッチンの照明レールにもスワッグをつるしています。

「植物のある暮らし」を楽しむ家

こちらは玄関。薄暗い玄関は普通の植物だとなかなか置けませんが、ドライフラワーを飾るには最適な場所。ちなみに、家に飾ってあるドライフラワーの多くは、妻による自家製です。

私と同様に、もともとあまり植物に興味がなかった妻。

最初は植物が増えると虫も多くなるんじゃない……? と少々戸惑っていましたが、今では育った植物たちをドライフラワーにする楽しみに目覚め、興味がある植物を「これ育ててよ〜!」とリクエストしてくれることも増えました(虫が発生しない世話のコツは後述)。

今回の寄稿にあたり、植物があふれているわが家を妻はどう思っているか改めて尋ねてみたところ「いろんな植物のドライフラワーやリースをつくれるのでとても楽しい」と言ってくれました。

育てて楽しんで切って楽しんで。植物は今や、私たち夫婦2人の趣味になりました。植物の種類が増えていくと同時に、私たち夫婦の楽しみも増えています。

スコップ1本でコツコツと庭づくり

植物にハマって2年ほどは家の中だけで満足してましたが、そのうち“外”にも興味が出てきました

もともとわが家の外構にあった植物といえば、建築時に植えてもらった芝生とシンボルツリーの「シマネトリコ」だけ。

「植物のある暮らし」を楽しむ家 まだほとんど外構に手をつけていないころ
写真右端がシマネトリコ


もう少しいろんな植物を植えたいな、とスコップ1本でコツコツ地植えを続け……



「植物のある暮らし」を楽しむ家



「植物のある暮らし」を楽しむ家
「植物のある暮らし」を楽しむ家

今ではこんなにも木々が生い茂る庭になりました。

「植物のある暮らし」を楽しむ家

特にお気に入りなのが、このアガベ・アテナータ。これだけ大きな地植えしてるアテナータはなかなかありません。

存在感があり葉色が青白くとてもきれいな子です(ただし寒さに弱いので住む地域によっては地植えは要注意)。

植物の魅力をもっと知ってほしい。初心者でも育てやすい植物3つ

愛する植物たちと、まるで植物園のようなをわが家の魅力を紹介してきましたが、ここまで読んでくださった方はきっと、少なからず植物に興味を抱かれているかと思います。

そして昨今は「おうち時間」も増えましたし、植物を育ててみたいと考えられている方も多いはず。

なのでここからはこれまで私が育ててきた植物の中で、特に育てやすいと感じた植物をいくつか紹介したいと思います。

ビカクシダ(コウモリラン)

「植物のある暮らし」を楽しむ家

個性的なインテリアのアイテムとしても親しまれている観葉植物で、壁にかけたり、天井からつるしたり、おしゃれな飾り方が楽しめます。

10度以上の温度で半日陰の場所を好む子で、水やりは水苔が乾いたらたっぷりと。日光がそこまでいらないのと、強い子なので少しぐらい水やりを忘れてもすぐに枯れたりはしません。

ただしエアコンなどの風が直接当たる場所に置くと、葉が弱ってしまうため注意してください。

ユーフォルビア・オベサ

「植物のある暮らし」を楽しむ家

サボテンに似ている多肉植物。まん丸のかわいいフォルムが特徴です。5度以上の半日陰 or 日当たりの良い場所を好みます。

乾燥にとても強く水やりもほとんどいらないので世話がしやいすいです。成長はとてもゆっくり。

フィカス・アルテシマ

「植物のある暮らし」を楽しむ家

先程も紹介したわが家の最初の子。今でも元気に育ってくれてます。

10度以上で半日陰 or 日当たりの良い場所を好みます。水は用土が乾いたらたっぷりと。

少々の事では枯れない強靭な強さを持っているので「植物のある暮らし」を始める最初の一本にオススメです。

「虫」がつかない育て方

植物を育てるにあたって気になるのが害虫問題。私も「植物を育てると虫がつくんじゃないの?」とよく聞かれます。

しかしわが家では、ほとんど虫がついたことはありません。心がけているのは以下のような「虫がつきやすい環境」を極力避けること。

<虫がつきやすいとされている環境>


・用土が常に濡れている
・鉢受けに水が溜まっている
・風通しが悪い
・ほこりがかなり舞う

風通しの良い環境にしてあげ、水やりのときにできるだけ葉っぱについているほこりまでざばーっと流します。ほこりなどのゴミは虫のエサになるため、なるべく清潔な環境を保つことが大事です。

加えて、ホームセンターなどに売っている園芸用の防虫剤を定期的に散布。こうすれば虫はほとんどつきません。

ただし防虫剤を使用する際は、屋外で散布する、散布後は周辺を洗い流すなど、取り扱いに注意を。特にペットや小さな子どもがいる家庭の方は、植物そのものを「ペットや子どもがいたずらできない位置」に置くよう心がけてくださいね。

ちなみに、水やりの頻度が少なめのエアープランツも、同様に水で流してほこりを落とします。移動させることが難しい場合は、普段から霧吹きでほこりを落とすことを意識するなど“予防”をします(ドライフラワーのほこりは……どうしようもないので、ある程度飾って色あせたら新しいものと交換しています)。

ぜひぜひ、虫の心配をせず、植物を育てる楽しさにのめり込んでほしいです。

§ § §

ここまで、植物がいかに楽しいものか語ってきましたが、正直私も、何度も枯らし、失敗したりしてきました。水をあげ過ぎて枯らしてしまったり、植え替えて枯らしてしまったり、植物を袖に引っ掛けてひっくり返してしまったり……。

でもだからこそ「次こそはきちんと育てるぞ!」という思いと、失敗した経験を活かして次により良くつなげてやるぞという思いが、ここまで植物にハマるモチベーションになりました。

でも一番のモチベーションは、植物でもっと家をかっこよくしたい、SNSへの投稿や来客が来た際に「はわぁっ!」と驚かせ喜んでもらいたい、という思いでしょうか。

自分が楽しむことは大前提ですが、人に楽しんでもらえることも、とってもうれしいんです。

植物を育て始めて7年。こんなにも楽しい趣味に出会えて毎日が充実しています。これからもこの空間にあう植物をたくさん育てて「植物のある暮らし」を楽しんでいきたいと思います。

著者:浜島 輝

浜島輝

植物とインテリアが大好き。家を購入後、植物を買った事をきっかけに植物の良さにハマり、「植物のある暮らし」を楽しんでます。リビングや庭に植物を置く事で、どうやったら家の良さを引き出せるか日々考えています。

Instagram:@botanical.0715

編集:はてな編集部

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