40坪の土地があれば、さまざまな間取りの家を建てられます。中には「40坪の土地に、吹き抜けやアイランドキッチンのある家が建てられるか知りたい」「40坪程度の土地に建てた注文住宅の間取りを参考にしたい」という人もいるでしょう。
本記事では、40坪の土地に適した間取りのアイデアや実例を紹介します。家づくりのプロであるシグマ建設株式会社の山田綾華さんと、オガワホームAS株式会社の今井文雄さん、長美津雄さんに話を伺いました。
また、40坪の土地に家を建てる際の費用相場も紹介するので、参考にしてください。40坪の土地を有効に活用して、理想的な家づくりをしましょう。
- 「40坪」の土地ってどれくらいの広さ?何坪の家が建てられる?
- 40坪台の土地なら「アイランドキッチン」「吹抜け」「車2台分の駐車場」付きの間取りも
- 40坪台の土地にオススメの間取り
- 編集部提案!40坪の土地なら広々した平屋も建てられる
- 40坪の土地に家を建てる際のポイントを編集部が紹介
- 約40坪の土地に建てる新築間取りの実例9選
- 【Case1】37坪|窓はすべて三重サッシ!吹抜けのリビングは暖房なしでも暖か
- 【Case2】38坪|スーモカウンターと2年かけて歩んだ理想の住まい
- 【Case3】38坪|将来の間仕切りリフォームを考慮!2階の寝室にはドアを 2つ配置
- 【Case4】41坪|約40坪の土地に建てた、回遊性が高い4LDKの2階建ての家
- 【Case5】41坪|モノトーン×アートの融合!建築会社と描いた理想のスタイリッシュ空間
- 【Case6】42坪|愛犬ものびのび暮らせる!明るく広い2階リビングの家
- 【Case7】43坪|ペットと快適に暮らすこだわりの住まい
- 【Case8】43坪| 災害に強く快適に暮らせる!ZEH基準の長期優良住宅
- 【Case9】44坪|実家を建て替えた3階建ての二世帯住宅は家事動線抜群!
- 40坪の土地に家を建てる際の費用相場
- スーモカウンターでできること
「40坪」の土地ってどれくらいの広さ?何坪の家が建てられる?
40坪の土地に家を建てる場合、家自体はどれくらいの大きさになるでしょうか。敷地の広さだけでは、出来上がった住宅のスケール感が分かりにくいかもしれません。
そこで、家づくりの段階でイメージしやすいように、40坪の土地に対する広さや建てられる家の大きさを解説します。
40坪の土地の広さ
まず、40坪の土地はどれくらいの広さなのでしょうか?
1坪 は 約 3.31 ㎡の広さなので、40坪は、㎡数に変換すると132.4㎡の土地になります。数字でイメージしづらい場合は、バスケットボールのコート面積の3分の1がだいたい40坪になりますので、それくらいの広さをイメージするとよいでしょう。
また、1坪 は畳の広さで換算すると約2.04畳にあたるため、40坪の土地の全面に畳を敷いた場合は、だいたい80畳分くらいの広さになります。
この広さの敷地に家を建てるわけですが、建物を敷地面積いっぱいに建てられるわけではありません。「建ぺい率」や「容積率」によって、土地の広さに対して建てられる建物の規模は制約されます。
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40坪の土地に建てられる家の坪数
40坪(約132㎡)の土地に建てられる家の坪数は、住んでいる地域によって異なります。
まず、建物の大きさを表す際には、以下の基本用語に注意しましょう。
- 敷地面積:土地の面積
- 建築面積:建築物を真上から見たときの面積
- 延べ床面積:各階の床面積の合計(2階建ての場合、1階の床面積+2階の床面積)
- 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合(建築面積÷敷地面積×100)
- 容積率:敷地面積に対する延べ面積の割合(延べ床面積÷敷地面積×100)
- 用途地域:市街地を形成するために、用途に応じて13地域に分けられたエリア(それぞれのエリアによって建物に対する制限が異なる)
例えば、大きな家が建てられる条件である「建ぺい率が60%で容積率が200%の場合」、40坪の土地に建てられる家は「建築面積が24坪で延べ床面積が80坪」です。一方、小さい家しか建てられない条件である「建ぺい率が30%で容積率が50%の場合」、40坪の土地に建てられる家は「建築面積12坪で延べ床面積20坪」になります。
しかし、建築面積や延べ床面積の他にも建築基準法に準ずる制限があるので、用途地域ごとに確認が必要です。
一般的には、40坪の敷地があれば4、5人の家族が暮らせる家が建てられ、庭や駐車場も確保できます。
用途地域についてもっと詳しく→用途地域とは? 用途地域の調べ方や13種類の特徴、建築制限の詳細を一覧で解説!
40坪台の土地なら「アイランドキッチン」「吹抜け」「車2台分の駐車場」付きの間取りも
それでは40坪の土地に家を建てる場合、どのような間取りが可能なのかを山田さんと今井さん、長さんに聞いてみましょう。
「40坪台の土地があると、車を2台置けるようになるので、屋外に駐車場を2台分確保したいというご要望は多いですね。屋内については、こだわりのある場所についてはスペースをしっかり確保する、という考え方がいいかもしれません。例えば、LDKにゆとりを持たせ、アイランドキッチンと吹抜けで明るく、開放的なLDKにするなども可能です」(山田さん)
吹抜けは勾配天井でおしゃれに設計
「明るく開放的なLDKには吹抜けが欠かせないといえるかもしれません。この場合、空間的な広がりを取り入れるために、屋根の形なりに天井を設け、容積を広げると効果的です。
なお、天井裏がなく空気の層をつくれないので断熱管理には気を使う必要があります。また、冷暖房効率も悪くなりますので、工夫が必要です」(長さん)
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リフォームを想定した設計
また今井さんは吹抜けをつくる際はリフォームを想定して設計することもポイントといいます。
「たしかに40坪台の土地に建てるなら、空間を広く使って吹抜けをつくりたいというニーズが多いですね。とはいえ、吹抜けをつくるとその分だけ使えるスペースが狭くなります。そこで、当初から将来のリフォームを想定して設計するのも一つの考え方です。子どもが小さいうちは、広い明るい吹抜けのある1階のリビングで伸び伸び暮らし、大きくなったら上階に床を張り、吹抜けをふさいで部屋にしてしまうのです。ただし、容積率等の制約には考慮する必要があります」(今井さん)
家具の大きさに気をつける
「20坪以下の狭小住宅の場合、スペースが限られるため家具や家電の購入の際には事前に寸法を測るなど細心の注意を払います。ところが40坪台のお宅を建てた場合、広さがある分、大きめの物を買ってしまって失敗するケースが意外とあります。
設計する側としては、新築時にどんな家具や家電を入れたいかは事前に知っておきたいですね。搬入が大変な大型家具が事前にわかれば、例えば内装前に入れてもらうとか、階段の手すりは家具が全てそろってから設置する、といった対策が取れますので」(長さん)
40坪台の土地にオススメの間取り
実際に車2台の駐車スペースを確保した間取りのプランを2つ、山田さんに紹介してもらいました。
駐車場やアプローチなど、屋外にゆとりを持たせたプラン
「これは約48坪の土地に住宅を建てる場合のプランです。4LDKの間取りに、庭と車2台分の駐車場を確保しています。居住空間は比較的コンパクトにして、庭や駐車場、玄関までのアプローチなど、屋外部分にゆとりを持たせています」(山田さん)
吹抜けとアイランドキッチンで明るく開放的なLDKを実現
もう一つは、屋外よりも屋内に面積を取り、明るく開放感のあるLDKを設けた事例です。
「屋外は車2台が停められるスペースを確保したほかは、和室の東側に小庭、アプローチは短くコンパクトにしています。その代わり屋内はLDKを広くとり、明るく開放感のあるものにするために、アイランドキッチンにして東側に吹抜けも設けました。敷地面積は先ほど紹介したものよりも狭い約40坪の土地ですが、4LDKに納戸とウォークイン・クロゼットを確保したプランです」
吹抜けの階段付近に書斎やロフトを設けたプラン
次は今井さんと長さんが紹介する、吹抜けのある広い階段の途中に憩いの書斎が設けられ、収納スペースもたっぷり備えた事例です。
「敷地面積40坪強の土地に建坪17坪の家を建てるプランです。1階リビングからの踊り場のある階段部分は勾配天井を活かした広い吹抜け構造で、途中にくつろぎの書斎が設けられています。1階にLDK、主寝室のある2階にはウォークインクロゼットを設け収納スペースを大きく確保。小屋裏にはロフトをつくっています」(今井さん)
リフォームで将来部屋にすることも可能な吹抜け
次は、同じく広い吹抜けを備えた事例です。広く伸びやかな空間を設けていますが、将来的にリフォームを前提にしたつくりになっています。
「約40坪の土地に建坪16坪の家を建てるプランです。1階のリビングから見上げれば2階を突き抜け屋根まで広がる吹抜け空間。2階の部屋のうち洋室Bは、現在はオープンスペースで、吹抜けを活かした回廊に。将来はリフォームで部屋を設ける前提で設計されています」(長さん)
編集部提案!40坪の土地なら広々した平屋も建てられる
40坪であれば広々とした平屋も建てられます。中央に広いLDKを設ければ、家族で団らんを楽しむ機会も多くなるでしょう。家にお客さんを招くのが好きな方にも向いています。
また子どもからすると、ある程度成長したときに自分の部屋を持ちたいと思うかもしれません。40坪の間取りであれば、兄弟がいても一人ひとりに部屋を与えられるくらいのスペースを確保できます。
あえて平屋を建てるメリットとして、高所から転落する事故を防ぎやすいといった要素が挙げられます。2階の窓から転落したり、階段から落ちたりする心配もないため、乳幼児や高齢者と暮らす家庭にとっても安心です。開放的な家に住んでみたい方は、平屋を建てることも検討してみてください。
40坪の土地に家を建てる際のポイントを編集部が紹介
40坪の土地に家を建てる場合には、さまざまな利便性を考えたうえで設計することが大切です。イメージに合った家で暮らすためにも、編集部が考える「これだけは押さえておきたいポイント」を紹介します。設計を依頼するときの参考にしてください。
生活や家事を効率良く行える動線にする
間取りによっては無駄な移動が増えることもあります。また、よく使うものが点在していると家事効率が悪くなることもあるでしょう。例えば、部屋全体を掃除している様子をイメージしてみましょう。効率良く掃除を行うためにも、あらかじめ動線を考えなければなりません。
まずはLDKや洗面所、脱衣所などの配置を図に描いてみてください。実際に掃除や洗濯している様子を思い浮かべてみると、自分の理想とする室内のイメージも見えてきます。
また各部屋の配置を決める際には、家族の生活リズムを考慮することも大切です。大人数で暮らしている家庭であれば、脱衣所と洗面所を一緒にすると朝などに混み合う可能性もあります。この場合は脱衣所と洗面所を分けることで、一人ひとりがゆとりを持って利用できるようになります。
以上の点を踏まえたうえで、動線を考えてみてください。
収納スペースを工夫する
広い部屋のある家を建てる際には、収納スペースづくりも工夫しましょう。一緒に暮らす人数が多いと、どうしても荷物が多くなってしまいます。家族の持ち物をあらかじめ把握し、それに合わせた過不足のない収納計画を立てるようにしましょう。
例えば玄関には、シューズクロークを取り入れた間取りにすると効率よく収納スペースを確保できます。下駄箱の設置とは異なり、ベビーカーやゴルフセットといったサイズの大きい用品も収納できる点が強みです。スペースにパイプを設置して、外出用のアウターをまとめて掛けることもできます。
他にも、階段下のデッドスペースに収納をつくるなど、無駄のない収納設計を心がけましょう。
開放感を意識する
広い土地に家屋を建てたとしても、開放感がないとその魅力は薄れてしまいます。広々とした空間を満喫するためにも、開放感を意識してデザインを考えてみてください。
例えば、リビングを「コの字型」の間取りにするといった方法があります。複数の大きな窓を設置することで、さまざまな場所から外を眺められ、開放感を感じられます。
開放感のある室内を実現するには、勾配天井を設けるのも方法の一つ。天井を傾斜させることで視線が縦に抜け、開放的な空間をつくり出せます。メリハリのある空間をつくりたいのであれば、リビング・ダイニング・キッチンのそれぞれで天井の高さが異なるデザインもおすすめです。
断熱性・気密性を高くする
家を建てる際には、断熱性や気密性にも着目しましょう。断熱性とは、外気温を室内に取り入れないようにする仕組みのこと。気密性は外気の出入りの状態を指しており、気密性が高くなるほど外気が入り込む隙間が狭い建物であることを示しています。
開放感のある家のデメリットは、冷暖房が室内に届くまで時間がかかる点です。もし断熱性や気密性が低ければ、風や熱が外に逃げてしまいます。夏場や冬場が特に過ごしにくく、一日中冷暖房を使うようになれば光熱費も上がってしまうでしょう。
断熱性を高めるには、屋根や壁に断熱材を取り入れるといった方法があります。一方で気密性を高くする方法としては、窓枠に樹脂製サッシを採用することなどが挙げられます。断熱性や気密性についても、建築会社に相談してみてください。
駐車スペースを確保する
車を所有している場合、駐車スペースの配置も重要なポイントです。40坪の土地であれば、車2台分の駐車場も確保できます。車2台をとめる広さの目安は、約10坪です。土地が40坪の場合、その他の外構を考慮すると家を建てられるスペースは15坪程度になり、2階建ての住宅なら十分な広さでしょう。
実際、一戸建ての場合、敷地内に駐車スペースがあると、生活しやすく防犯面でも安心です。ただし、駐車スペースの配置や車のサイズによっては、生活動線や隣家との距離に影響を及ぼす可能性があるため、設計段階で十分に検討してください。
例えば、強い日差しが車に反射して室内がまぶしくなったり、大きな車をとめると玄関アプローチが狭くなったりすることがあります。その場合は、屋根を付けたり、ビルトインガレージにしたり、駐車スペースに余裕を持たせたりして工夫しましょう。
また、近隣住民とのトラブルを防止するためにも、隣の塀から一定の距離を離して駐車できるように駐車スペースを配置するのがオススメです。
外観のデザインを工夫する
家の外観デザインには、こだわりを持って工夫しましょう。外観は家全体の印象を左右し、簡単には変えられないので、大変重要です。
例えば、シンプルなデザインや縦のラインを強調することで、洗練された雰囲気に見せられます。特に、外壁の素材やカラーに統一感を持たせると、すっきりとした印象になります。
また、隣家との距離や景観を意識し、外観に調和を持たせるのもポイントです。40坪の広さがある土地なら外構にもこだわって、バランスのいい住宅の外観をつくることができます。
さらに、通りから敷地内への視線を遮りつつ、開放感を損なわない設計を意識するのもオススメです。塀や植栽を活用したり、窓の高さや位置を考慮することで、より快適な暮らしができるでしょう。
約40坪の土地に建てる新築間取りの実例9選
スーモカウンターは、約40坪の土地に建てた注文住宅の実績も豊富です。さまざまに工夫を凝らした間取り9選を紹介します。
40坪前後の同じ規模の土地に建てられているので、新築住宅が完成するまでの道のりや、特にこだわった間取りのポイントなどを参考にして、家づくりを楽しみましょう。
SUUMOカウンターを通して約40坪の土地に注文住宅を建てた事例を紹介します。
【Case1】37坪|窓はすべて三重サッシ!吹抜けのリビングは暖房なしでも暖か
約37坪の土地を購入し、延べ床面積約30坪の2階建ての実例です。個室は全て2階に配置し、1階は上部が吹き抜けとなった開放的なLDKと水回りのみの、ゆとりある空間設計となっています。吹き抜けを設けると冬に寒くなりがちですが、窓を全て三重サッシにして断熱性と気密性を高めたおかげで真冬でも暖房なしで過ごせます。
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【Case2】38坪|スーモカウンターと2年かけて歩んだ理想の住まい
結婚して11年間、60㎡弱のマンションに住んでいたご夫妻。子ども2人の成長とマンションのローン完済をきっかけに一戸建ての購入を検討するようになりました。希望のエリアでの土地探しが難航していましたが、SUUMOで土地が見つかったため、家づくり全般もスーモカウンターに相談。スケジュールや予算、建築会社の選び方などを相談し、2年以上をかけて注文住宅を完成させました。
出来上がったのは、土地38坪、延べ床面積111㎡(33.5坪)、2LDK(将来的には3LDK)で2階建て。家族4人でのびのび暮らせるゆとりがあり、生活動線も重視した間取りが考えられています。また、家づくりと並行して「整理収納アドバイザー1級」の資格を取得した妻は、専門知識を最大限に活用し、住みやすいマイホームを実現させました。
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【Case3】38坪|将来の間仕切りリフォームを考慮!2階の寝室にはドアを 2つ配置
約38坪の土地を購入し、2階建ての注文住宅を建てたIさん夫妻。寝室には2カ所ドアを設置して、将来2人の子どもがそれぞれ個室を持てる間取りにしました。階段室やロフト(小屋裏収納)など随所にゆとりを持たせているので、家族の成長に合わせてカスタマイズしていけます。
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注文住宅だから実現できたワイドな一体空間、カフェスタイルのインテリアで楽しむ
【Case4】41坪|約40坪の土地に建てた、回遊性が高い4LDKの2階建ての家
Kさんファミリーは、育ち盛りの子どもたちがのびのびと暮らせるよう、住宅ローンが残るマンションを売却して40坪の土地に庭付きの注文住宅を建てました。モデルハウスへの宿泊体験を通して気に入った、ダイニングとキッチンを回遊できる間取りを採用。収納は「隠す収納」をメインに多めに設けたことで、すっきりした家になりました。
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子どもたちとのびのび暮らすために分譲マンションを売却して建てたマイホーム
【Case5】41坪|モノトーン×アートの融合!建築会社と描いた理想のスタイリッシュ空間
施主は40代の男性。長年同居していた家族が亡くなり1人暮らしになったため、自分好みの自宅に建て替えることを決意しました。
展示場へ足を運んでもピンとくるものがなく、フリーマガジンで見つけたスーモカウンターに相談。金額やデザイン、自分の描くイメージを伝えて紹介されたのは4社の建築会社。担当者の印象や提案力、企業理念に引かれた1社に依頼し、さらに打ち合わせを重ねて納得のいく家が出来上がりました。
41坪の土地に建てられたのは、延べ床面積103㎡(31坪)の2LDKで2階建てです。駐車スペースは1台分とし、スタイリッシュな枯山水をつくり、外構にもこだわりました。ハイセンスなデザインと住みやすい間取りが両立した注文住宅は、スーモカウンターや建築会社と協力してつくった大満足の作品だと話してくれました。
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【Case6】42坪|愛犬ものびのび暮らせる!明るく広い2階リビングの家
愛犬と一緒に賃貸で暮らしていた施主のご夫妻は、もっと楽しく快適な生活を求めて、家づくりを決意しました。住宅展示場に行ってみて家づくりの大変さに気付いたため、以前見かけたことのあったスーモカウンターの力を借りることに。予算や性能をもとに紹介された建築会社4社の中から、気に入った土地を紹介してくれた1社に決めて、注文住宅を建てました。
42坪の南東側の角地に完成したのは、延べ床面積は122㎡(36坪)、2LDK+納戸の2階建てです。LDKを2階に配置し、明るく広々としたくつろぎの空間をつくりました。ドッグランや広い玄関、部屋中を見渡せるLDKなど、犬とのびのび暮らせる工夫を詰めた間取りのマイホームになっています。
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【Case7】43坪|ペットと快適に暮らすこだわりの住まい
賃貸マンションに住んでいた20代のご夫妻は、犬を飼うため一戸建ての持ち家を検討したところ、建売住宅では気に入る物件に出合えず、自分たちのこだわりに気付き始めます。建築会社との直接のやり取りに不安があったため、よく見かけるスーモカウンターに相談。スーモアドバイザーの第三者的なアドバイスや建築会社の紹介を受け、ペットと暮らす住宅の実績が豊富で信頼感のある会社に決定しました。
43坪の土地に建てたのは、3LDKの2階建て。1階はペットとの暮らし、2階は夫妻の生活に分けて、すっきりとした間取りをつくりました。特に、階段途中のスキップフロアにはワークスペースを設置し、その階段下にできたデッドスペースには犬のケージを納めることで、空間を有効活用しています。
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【Case8】43坪| 災害に強く快適に暮らせる!ZEH基準の長期優良住宅
2人目の子どもを妊娠したのを機に家づくりを始めた施主のご夫妻。初めの一歩として、友人からいい評判を聞いていたスーモカウンターを訪れました。アドバイザーと話したことで具体的なイメージが沸き、災害に強い注文住宅を建てることに決定。紹介された建築会社の中から、性能やランニングコスト、提案された土地にも魅力を感じた1社に依頼し、マイホームが完成しました。
43坪の土地に建てたのは、延べ床面積110㎡(33坪)の4LDKで2階建て。日当たりのいい角地なので、出し入れしやすい駐車スペースや非常時に備えた設備システムも万全です。また、1階のリビングとつながる部屋は、子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて間取りを変えられるようにスライドウォールを採用しました。
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【Case9】44坪|実家を建て替えた3階建ての二世帯住宅は家事動線抜群!
約40坪の土地に立つ実家を建て替え、二世帯住宅にすることを検討したNさん夫妻。限られた土地に二世帯住宅を建てるために3階建てにして、それぞれ2LDKの間取りを確保しました。収納の少なさは、3階を小屋裏収納にすることでカバーしています。また、スペースを有効活用するため家事動線を工夫した間取りにしました。


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40坪の土地に家を建てる際の費用相場
40坪の土地に家を建てる際、費用相場はいくらくらいになるのでしょうか。「建てたい家の延床面積」に「坪単価(家を建てるときの1坪当たりの建築費)」をかけて概算します。
住宅金融支援機構が公表している「2023年度 【フラット35】利用者調査」によると、注文住宅の住宅面積を建設費の全国平均で割り出した坪単価は約107万円です。40坪の土地に延床面積40坪(約132㎡)の家を建てるとした場合、建築費は約107万円×40坪で約4,280万円が費用相場と考えます。
とはいえ坪単価は建てる家のグレードや、建築を依頼する会社によって大きく異なります。まずは家にかけられる予算を明らかにした上で、予算内で希望の広さの家を建ててくれる建築会社を探しましょう。
土地と家の費用バランスに注意しよう
土地と家を合わせて購入する場合、費用バランスにも注意が必要です。立地のみを重視していると土地の価格が上がってしまい、家にかけられる予算が減ってしまいます。
反対に、家の性能やデザインにこだわり過ぎると、希望の土地に住めなくなるかもしれません。土地の購入から新築住宅の完成まで、理想を実現させるには、土地の相場感をつかんでおきましょう。
「2023年度 【フラット35】利用者調査」(住宅金融支援機構)で確認すると、土地付き注文住宅の場合、土地取得費の1坪当たりの全国平均は約23万8,400円です。これを地域別に見ると、首都圏では約47万300円と全国平均の倍以上となるのに対し、近畿圏では37万6,600円、東海圏では19万8,400円と首都圏より金額が低くなり、その他の地域に至っては約12万200円です。
地域 | 土地付き注文住宅の土地取得費(平均) |
---|---|
全国 | 約23万8,400円/坪 |
首都圏 | 約47万300円/坪 |
近畿圏 | 約37万6,600円/坪 |
東海圏 | 約19万8,400円/坪 |
その他の地域 | 約12万200円/坪 |
※「2023年度 フラット35利用者調査」を参考に土地取得費を敷地面積で割り、算出
同じ40坪の土地でも、三大都市圏ではない地域なら約480万円で購入できますが、首都圏では約1,880万円が必要になり、エリアによって大きな開きがあります。そのため、土地の購入と併せて注文住宅を考える場合、土地代も含めて総合的に予算を立て、購入する立地条件や家の仕様などを考えることが重要です。
また、土地探しからサポートしてくれる建築会社を選べば、土地と住宅の費用バランスを取りながら家づくりを進められるでしょう。
なお、全国の土地購入情報サイトSUUMO(スーモ)で調べられます。家を建てたい地域が決まっている方は、こちらのページからエリアを選んで調べてみてください。
→都道府県の市区・駅別の土地相場価格をもっと詳しく
全国の土地価格相場情報
ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼するポイントなどについて詳しくは→
土地探しは、工務店やハウスメーカーに依頼できる?依頼時のポイントやメリット・デメリットを解説!
スーモカウンターでできること
40坪の土地での家づくりもスーモカウンターに相談してみてください。敷地面積が40坪あれば、間取りを考える際にも自由度が高いです。そのため、それぞれの家庭のニーズや予算、建築会社に求めるポイントも幅広くなるでしょう。
スーモカウンターなら、客観的な立場でサポートをするので安心です。知識と経験が豊富なアドバイザーに無料で相談でき、建築会社とのアポイントメント取りや断りの連絡も代行します。個別相談の他にも、家づくりの不安を解消できる無料講座も行っているので、活用してみてください。
また、坪単価の相場を調べる際は、SUUMOで検索するのがオススメです。気になる地域の条件を入れるだけで簡単に相場を把握でき、物件も閲覧できます。
40坪の土地に建てる家づくりをこれから始める人や行き詰まっている人は、ぜひスーモカウンターに相談してみてください。
監修/SUUMO編集部(編集部提案!40坪の間取りなら広々した平屋も建てられる/40坪の土地に家を建てる際のポイントを編集部が紹介)
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