人の手ではつくり出せない、独特の風合いが魅力の「木」。木を構造や内装にふんだんに用いれば、やわらかな肌触りや、あたたかみのある雰囲気を感じる住まいになります。今回は、スーモカウンターを利用して木の家を建てた5つの実例を、住み心地を交えて紹介しましょう。
【実例1】木をふんだんに使った、ぬくもりと開放感あふれる住まい
ずっと実家暮らしで、注文住宅に関する知識はゼロだったSさん。家の老朽化をきっかけに建て替えを決断し、「足りない知識を補えれば」と思いスーモカウンターに足を運びました。
スーモカウンターで数多くのカタログを見て、『ダークカラーを基調にした、ログハウスのような家』という理想のイメージを明確にしたあと、アドバイザーから4社の建築会社を紹介してもらいました。4社の中から契約した会社は最も担当者と気が合った、木のぬくもりを重視するハウスメーカーだったそうです。
完成した新居は、1階にLDKと寝室、2階に主寝室などを配置。住まいの中心となるLDKは、リビング上部に吹抜けを設けることで、明るく開放的な空間になりました。床にヒノキのむく材、筋交いや吹抜けの手すりなどには米松材を使用していて、木のぬくもりを五感で感じることができます。
「新居は快適ですね。まず、以前の築30年の家とは断熱性能が全く違います。そして予想外だったのは、音の響きがよいことで、音楽を聴くのに最高です。家づくりにあたり、私のように何をどう選んだらいいのか、どこから手をつけたらいいのかがわからない人にとっては、スーモカウンターは重宝すると思います」
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【実例2】自然素材にこだわった、体にやさしくあたたかみのある木の住まい
結婚を機に新居を考え始めたYさん夫妻は、自分たちの予算でどんな選択肢があるのかを知るために、フリーペーパーで知ったスーモカウンターに行きました。
「妻がアレルギー体質のため、“体にやさしい住まい”というのは重視したいポイントでした。というのも、内覧した何件かの賃貸マンションで、家の臭いにより気分が悪くなることがあったのです。いずれは一戸建てをという漠然とした希望はありましたが、安心、安全を考えるなら自分たちで建てた方がいいと思い、どんどん前向きな気持ちになっていきました」
家を建てるなら木造で自然素材の家がいいと思っていたため、スーモカウンターのアドバイザーから国産材にこだわった会社や、木を活かしたデザインが上手な会社など、自分たちが知らなかった工務店も含めた7社の提案を受けました。7社の中から選んだ1社と建てたのは木造住宅で、室内も木のぬくもりを感じられるような工夫をいたるところに施されています。
「特に気に入っているのはリビングの勾配天井です。開放感がありますし、木の梁が見えるデザインにしたことで、あたたかみのある空間になりました。休日はリビングの床に寝そべって、天井を見ながらのんびりくつろぐのが何よりの楽しみです。こだわって選んだ床のむく材は愛着もひとしおで、蜜蝋を自分で塗るなど手をかける時間も楽しいですね」
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【実例3】味のあるむくの床材がお気に入り!スタイリッシュなデザインの家
賃貸マンションの2階に住んでいたOさん夫妻。ギター講師の夫が、生徒宅に出張するときに行う楽器やアンプの運搬が重労働だったことや、いずれは自宅でギター教室を開きたいと思っていました。結婚式を挙げて以来『家が欲しい』という気持ちもあったため、住宅展示場のほか、中古物件や建売住宅などの見学を始めました。
見学した建売住宅を販売する工務店に、自分たちの要望を話すと、「それなら、一から建てた方がいいのでは」と言われ「それもそうだ」と納得。資金面に不安があったため、スーモカウンターを訪問し、 アドバイザー に「予算内で、設計やデザインの自由度が高い家を建てたい」という希望を伝えました。アドバイザーから紹介された3社中から、スタイリッシュなモデルハウスを見て魅力を感じた、設計自由度の高い1社を選びました。
完成した家は、1階にギター教室や楽器倉庫、2階にLDKや妻の個室がある間取りです。Oさん夫妻の自慢は、明るい光が差し込む2階のLDK。黒を基調に、ドアなどの建具や家具を赤で差し色とした、モダンなデザインが印象的な空間です。床のむく材は、波打つような加工の特注品で、“味のある感じ”が気に入り建築会社を通じて取り寄せてもらいました。
「ギター教室を併設するという難度が高い希望でしたが、自分たちのやりたいようにやらせてくれた建築会社を選んで良かったです。私たちのように家づくりへの希望が多い人は、やはり注文住宅がよいと思います」
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【実例4】高い断熱性と肌触りのよいむく材で、子どもが裸足で走り回れる家
家づくりを決めたUさん夫妻は、どの建築会社にすれば自分たちの予算と希望のバランスがとれた家を建てられるのかわからず、雑誌で知ったスーモカウンターに相談に行きました。
「断熱性が高く、あたたかみのある家がいいと思い、建てるなら木造の家と決めていました。自分たちだけで建築会社を探していたときは、大手ハウスメーカーばかり比較検討していましたが、スーモカウンターでは会社の大小にこだわらずバリエーションに富んだ会社を紹介してくれたので、視野が広がりました。知らなかった建築会社と出合えたことで、自分たちの希望をかなえられる可能性が開けたし、第三者の客観的なアドバイスを聞けたこともよかったです」
新居の間取りは、1階に広々としたLDKや趣味のバイクを置くガレージ、2階は子ども部屋や主寝室などを配しています。家族が長い時間を過ごすリビングや、子ども部屋の床にはむく材を使用。リビングのあらわしの柱や梁にも木を用い、あたたかみのある空間を実現しています。
「むく材の床は肌触りがよく、子どもたちは家じゅうを裸足で走り回って遊んでいます。また、外断熱のおかげか、以前の家と比べて室内は格段に暖かく、エアコンの出番も減りました。以前はぜんそくの症状が出ることもあった長女も、この家に住みはじめてからは元気いっぱいに過ごしています」
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家族が伸びやかに暮らせる、つながりのある住まい
【実例5】おうちで過ごす時間が大好きになった、パインのむく材を用いた家
Hさん夫妻は最初マンション購入を検討し、いくつかのモデルルームを見学しました。しかし、希望エリアの価格相場が上がっていることに驚き、この価格なら戸建てでもよいのではと考え始めたそうです。
「注文住宅は高くて建てられないと思っていたので、戸建てなら建売住宅のつもりでした。しかし、偶然に立ち寄ったスーモカウンターのアドバイザーに『価格もいろいろとあるので、注文住宅を建てられるかどうか話を聞いてみませんか』と言われて。立地、デザイン、素材などの希望を伝えたうえで3社の建築会社と面談したら、そのうちの1社が希望エリアに分譲地を持っていました。相場より安く購入できたため、この建築会社をパートナーに選びました」
共働きのHさん夫妻の新居への要望は「かっこよくて、機能的な家」。完成した住まいは、家事がはかどる動線の良さや、家族と過ごす時間が楽しくなるデザインに加えて、床にはパインのむく材、壁には有害化学物質の分解除去やカビ・ダニ発生防止に作用があるとされる高調湿塗り壁材を採用。安心、安全、快適性がとても高く、「住み心地は120点」とお話されます。
マイホームに心地よさを感じているのは、Hさん夫妻だけではありません。「新居に越してから外出時間が減り、休みの日に家族で出かけていても、子どもが『おうちに帰ろう』という事が増えました。家で過ごす時間が楽しくなったみたいですね」
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文/山南アオ