洋服や衣類小物、カバンなどをたっぷり収納できるウォークインクローゼットは、注文住宅で人気の高いプランの1つ。ただ、広さや内部の造作、設ける場所によって使い勝手は大きく変わります。そこで今回は、ウォークインクローゼットのメリット・デメリット、必要な大きさや畳数別の収納量、そのほか11の実例を間取図付きで紹介。プランニングの参考にしてください。
目次
- ウォークインクローゼットとは|間取り図の表記は?
- ウォークインクローゼットのメリット
- ウォークインクローゼットのデメリット
- ウォークインクローゼットの大きさ・間取りの目安
- ウォークインクローゼットのある住まいを建てた先輩たちの実例を間取りを含めて紹介!
- 【実例1】洗面室とユーティリティー(家事室)の間に設け、洗濯や身支度を1カ所で行う
- 【実例2】洗面室に隣接。壁紙にこだわり、窓を設けて明るく通気性もよく
- 【実例3】主寝室と廊下から出入りできる2way動線で使い勝手をアップ
- 【実例4】手持ちの婚礼家具が入る6畳の広々ウォークインクローゼット!スッキリとした主寝室をキープ
- 【実例5】主寝室と母の部屋との間に配し、共用で使う収納スペースとして活用
- 【実例6】棚やハンガーパイプをシンメトリーに配置、夫婦それぞれの収納に
- 【実例7】照明や壁紙にこだわった、上品でラグジュアリーなスペース
- 【実例8】アール型の下がり壁から入れる扉なしウォークインクローゼット
- 【実例9】大容量のウォークインクローゼットはランドリースペースも兼用
- 【実例10】3畳のウォークインクローゼットを挟んで部屋と部屋を繋いだ間取り図
- 【実例11】3.5畳のファミリークローゼットとしてドアのないウォークインクローゼットを設置
- ウォークインクローゼットのレイアウト|収納力や棚についても紹介
- スーモカウンターに相談してみよう
ウォークインクローゼットとは|間取り図の表記は?
ウォークインクローゼットとは、人が中に入れるほどのスペースのあるクローゼットのことです。間取り次第では中に入って着替えたり、歩いて移動したりするほどのスペースがあります。
レイアウトの特徴は後述しますが、間取りは一般的に1.5〜4畳のサイズが採用されます。収納方法として主に使われるのは、ハンガーパイプや棚です。ほかにも小型のタンスを自分で置き、あまり使わない服などを収納するといった使い方もあります。
ウォークインクローゼットは間取りに含まれる?
ウォークインクローゼットは、間取り図に「WIC」と表記されます。間取りを見るときはリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)だけではなく、WICを中心に収納スペースの位置や大きさもチェックするとよいでしょう。
ウォークインクローゼットとクローゼットの違い
一般的なクローゼットは、ウォークインクローゼットと比べて面積が小さいのが特徴です。奥行きは、約50〜60cm程度しかありません。したがって中で作業するのは難しいものの、収納したものを見つけやすいといったメリットがあります。
基本的にはハンガーパイプで収納しますが、顧客の要望に合わせて棚や引き出しの設置も可能です。間取り図には「CL」と表記されるため、「WIC」と区別して覚えましょう。
ウォークインクローゼットとウォークスルークローゼットの違い
ウォークスルークローゼットとは、出入り口が2カ所あり通り抜けできるクローゼットのことです。間取り図には「WTC」と表記されます。
自由に行き来しやすくするため、出入り口には扉を設置しないケースも少なくありません。ウォークインクローゼットと比べて、回遊性が高いのが特徴です。
ウォークスルークローゼットの設置場所の一例として挙げられるのが、寝室とリビングの間です。朝起きて服をクローゼット内で取りつつ、リビングの様子を確認できるといったメリットがあります。
ウォークインクローゼットのメリット
ウォークインクローゼットを設置するメリットとして挙げられるのが、収納力の高さです。
広さ(畳数)やレイアウトによって収納力は異なりますが、服のみならずバッグや家具といったグッズを収納できるものもあります。季節ごとの服をまとめて管理するといった使い道もあり、この場合は衣替えで服を出し入れする必要もありません。またスペースが広ければゴルフバッグやスーツケースのような大型の荷物も収納でき、出かけるときに準備しやすい点も強みです。
来客の際には、リビングに散らかっている荷物を一時的にウォークインクローゼットに置くといった使い方もあります。
ウォークインクローゼットのデメリット
ウォークインクローゼットはさまざまな活用方法がある一方で、居住スペースが狭くなるといったデメリットがあります。一人暮らしで荷物も少なく、収納スペースは小さくて問題ない場合は、通常のクローゼットのほうが快適と思う人もいるでしょう。
ほかにも整理整頓が必要になるのも、デメリットの1つとして挙げられます。収納スペースが広いからといって、ものを詰め込みすぎるとどこに何があるか見つけ出せなくなります。またウォークインクローゼット内は窓がない場合も多く、定期的に換気を行わないといけません。このようにウォークインクローゼットは、使用するうえで負担がかかってしまいます。
ウォークインクローゼットの大きさ・間取りの目安
家族が共同で使用するウォークインクローゼットの大きさ・間取りの目安は、「住む人の人数×畳数」を基準に考えるとよいでしょう。ただし実際には、荷物の量やスペースの使い方によって適切な広さも変わります。
ウォークインクローゼットの間取りを決める際の目安を紹介するので、以下を参考にしながら自分自身でもイメージしてみてください。
畳数別に収納量や特徴を解説
ここで畳数別に収納量の目安を紹介します。間取りを決める際には、以下の基準をベースに考えてみるとよいでしょう。
畳数 | 世帯人数 |
---|---|
2畳 | 2人 |
3畳 | 3〜4人 |
4畳 | 4人以上 |
それぞれの畳数の特徴について具体的に説明します。
2畳:2人暮らしに向くサイズ
2人で暮らすのであれば、ウォークインクローゼットは2畳が目安になります。クローゼット内で着替えるのは厳しいサイズですが、約150〜200着の服の収納が可能です。
2人で使う際には、左右の壁を利用してそれぞれの専用スペースを設けておくとよいでしょう。自分たちで使用する範囲を区切っておくと、荷物をより管理しやすくなります。
3畳:4人家族に向くサイズ
例えば夫婦と小さな子どもの4人家族で暮らす世帯は、3畳以上のサイズが望ましいでしょう。服の収納量が約250〜300着まで増えるほか、鏡や小さいタンスの設置も可能です。
子どものおもちゃ箱を収納するといった使い道もあります。3畳の大きさがあれば着替えも問題なくできるので、外出の準備をする際にも便利です。
4畳:4人家族以上のサイズ
4人以上の世帯は、4畳のウォークインクローゼットが望ましいでしょう。こちらは、服を約400着収納できるほどのスペースとなっています。4人家族であれば余裕のあるスペースが取れるでしょう。
子どもの思い出の品や家族旅行で使うときのスーツケースも一緒に収納できます。ただし広くなる分デッドスペースも生まれやすくなるので、レイアウトをしっかりと確認しましょう。
ウォークインクローゼットのある住まいを建てた先輩たちの実例を間取りを含めて紹介!
ここで、ウォークインクローゼットを有効活用している例について紹介します。活用したいと思っている人は参考にしてください。
【実例1】洗面室とユーティリティー(家事室)の間に設け、洗濯や身支度を1カ所で行う
Tさん夫妻のマイホームは、1階にLDKと洗面室・浴室、ウォークインクロゼット、妻の仕事場であるエステルームを、2階は主寝室と個室2つを配した間取りです。
「1階に家事や収納に関する機能を集約したので、日中は平屋感覚で暮らしています。リビング横のウォークインクローゼットには家族3人分の衣類を収納していますが、浴室や洗面室と動線がつながっているので、身支度もすべてここで済ませることができます。ユーティリティー(家事室)も隣接したため、干した洗濯物をその場で畳み、そのまましまうこともでき、便利で2人とも気に入っています」
家づくりを始めた当初は、ワンフロアで顔を合わせながら、階段を使わずに生活できる平屋の家を理想としていたTさん夫妻。しかし、土地を探していくうちに、妻が独立開業したエステルームにお客さんが来やすいエリアに、平屋に適した広さと価格の土地を見つけるのは難しいことがわかりました。
自分たちが家づくりで優先すべきことを見つめ直し、土地販売の経験が長い不動産会社の担当者のアドバイスを参考に、平屋にこだわりすぎず、アクセスのよい立地を選び、そこに住みやすい家を建てようと決心。気になっていた土地を購入し、スーモカウンターで紹介された平屋の経験が多い建築会社と契約を結びました。
「スーモカウンターでは、アドバイザーさんが自分たちの希望をわかってくれたうえで、オススメの建築会社を提案してくれます。建築会社の得意分野なども含めて、的確にアドバイスをしてくれるので、たくさんの建築会社を回って調べるより、効率的に家づくりが出来ました」
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大容量のウォークインクロゼットを備え平屋感覚で暮らせる2階建
【実例2】洗面室に隣接。壁紙にこだわり、窓を設けて明るく通気性もよく
以前は妻の実家近くに暮らしていたTさん家族。毎日行き来をせずに、三世代がいつでもコミュニケーションを取れる暮らしを求めて新たに土地を購入し、二世帯住宅を建てました。
新居の間取りは、1階が親世帯と妻のピアノ教室である防音室、2階は子世帯を配しています。2階の中心は、吹抜けのある子世帯のLDK。LDKと隣接する洗面室は、廊下側にも出入り口を設けることで、ぐるりと回遊できる動線にしました。洗面室から出入りできるウォークインクローゼット(ファミリークローゼット)は、高窓を設けて光を取り入れたり、壁紙をこだわって選ぶことで明るいスペースになりました。
二世帯がほどよい距離で関われる新居はとても快適で、仕事で遅くなったときには子どもの面倒をみてもらったり、送り迎えをお願いしたりするなど、子世帯としてはかなり助かっているそうです。
大満足の新居はスーモカウンターから紹介された建築会社と建てましたが、この建築会社とは運命的な出合いだったとTさんはお話されます。
「スーモの情報誌を購入し、気になる家の写真や図面を切り抜いたスクラップファイルを作成したのですが、そのほとんどがこの建築会社の施工例だったのです。情報誌から写真を切り抜いた時点で、どの会社のものかわからなくなっていたのですが、打ち合わせ中に『これはうちの施工例ですね』というものがたくさん出てきて。出合う前からこの会社の建てる家が大好きだったとわかって、運命を感じました。もっと早く相談していればよかったと思ったほどです」
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広々とした土地に二世帯住宅を建てピアノの練習も子育てもしやすく
【実例3】主寝室と廊下から出入りできる2way動線で使い勝手をアップ
『屋上バルコニーやガレージのある家が欲しい』という希望を持っていたYさん夫妻。スーモカウンターで紹介された建築会社と一緒に、1階にはインナーガレージと吹抜けのあるLDK、2階は主寝室と2つの洋室、屋上には広々としたバルコニーがある新居を建て、希望を実現されました。
2階の主寝室には、小屋裏収納のあるウォークインクローゼットを設けています。廊下からも出入りができる2way動線にしたため、洗面室・浴室や洋室から、主寝室を通らずに出入りすることも可能です。2階の主な収納スペースはこのウォークインクローゼットのみのため、家族の衣類や持ち物の管理がしやすくなります。
希望していた屋上バルコニーやインナーガレージだけでなく、洗濯物を干すサンルーム、座って遊べるリビングの畳コーナーなど、子育て中でも便利で快適に暮らせる新居を建てたYさん夫妻ですが、家づくりには紆余曲折があったそうです。
「住宅展示場で出合った建築会社と1カ月ほどやりとりしましたが、話を重ねるうちに担当者側とすれ違いが生じました。一旦立ち止まって考え直し、その建築会社には『なかったことにしたい』と連絡を入れました」
その後、中立的な意見を聞きに行くためにスーモカウンターを訪問。アドバイザーに希望を伝え、建築会社を5社紹介してもらいました。
「5社のうち設計自由度の高い2社を気に入り、並行して打ち合わせしていましたが、担当者との相性がよく“一緒に家づくりをしたい”と思えた建築会社を選びました。スーモカウンターに行かなかったらこの建築会社と出合えていないので、まだ家を建てていないかもしれません」
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屋上バルコニーとガレージが得意な建築会社と出会えて大満足!
【実例4】手持ちの婚礼家具が入る6畳の広々ウォークインクローゼット!スッキリとした主寝室をキープ
これまで住んでいた中古一戸建てを売却し、両親が所有していた土地に終の棲家を建てたKさん。お住まいの間取りは、1階はLDKメインにして、2階に家族分の個室を設けています。
2階の中心には、約6畳のウォークインクローゼットを配置。ウォークインクローゼットの内部は、片側に棚やハンガーパイプを造作、片側は婚礼家具を置くスペースとしています。主寝室だけでなく、階段ホールからも出入りできるため、ものの出し入れや片付けをスムーズに進められます。
Kさんが家づくりで譲れなかった条件は、ガルバリウムのスタイリッシュな外観デザイン、スケルトンのリビング階段、梁見せのリビング、明るい吹抜けやロフトなどで、取り入れたいデザインのイメージもいろいろあったそうです。
「相談に行ったスーモカウンターのアドバイザーさんは、私たちの要望をしっかりと聞き取ってくれたうえで4社紹介してくれました。すべての会社に見積もりを依頼したところ、甲乙つけ難いプランと見積もりが上がってきました。そこで、自分なりに各社の強みと弱み、コストなどを整理して比較表をつくってアドバイザーさんに見せ、第三者的立場の意見をもらいました」
最終的には、最も譲れない条件だったガルバリウムの外壁材に対応できることと、担当者との相性を決め手にして1社に決定。すべての希望を実現し、自分たちらしい家が出来たとお話されます。
「家づくりは本当に大変だったけれど、とことんこだわったので達成感を感じています。振り返ってみると楽しかった思い出ばかりですね。東京で生活している長男が、年末に帰省したときに新居を見てどんな反応をするか楽しみです」
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白いガルバリウムの外壁にとことんこだわって、ようやく完成した終の住処
【実例5】主寝室と母の部屋との間に配し、共用で使う収納スペースとして活用
長男の小学校入学にあたり、今後の住まいをどうしようかと考えていたAさん。今の家の近くに十分の広さがある角地を見つけ、母と同居する新居を建てました。新居は、1階に防音室を備えたLDKと水まわり、2階には3つの個室がある間取りです。
1階の防音室は、ギターが趣味の夫と音楽関係の仕事に就く妻が、音を気にせず楽器を楽しむスペースです。2階の主寝室には、奥側に夫の書斎、反対側には大容量のウォークインクローゼットを設けました。ウォークインクローゼットは、階段を挟んで向かいにある母の部屋とつながり、共用で使える収納スペースとして大活躍。内部の一角には使いやすい高さのアイロン台を造作し、アイロン掛けした洋服をすぐに畳んでしまったり、ハンガーにかけて収納できたりする工夫が凝らされています。
Aさんは元々インテリアが大好きで、『こんな家にしたい』という思いやイメージはしっかりと持っていました。しかし、家づくりに関しては、どのように進めればすればよいのか全くわからなかったそうです。
「とにかく何もわからなかったので、はじめにスーモカウンターへ行ったのは正解でした。必要なお金のことやスケジュール感がわかってくると、家づくりをかなり具体的に捉えられるようになりました。そして、私たちの要望に合う建築会社を紹介していただけたことで、満足のいく家づくりができたと思います。自分で探しても絶対に出合えなかった会社だと思うので、相談に行って本当によかったです」
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インテリアのテーマは北欧ヴィンテージ。室内窓が開放的でオシャレな空間
【実例6】棚やハンガーパイプをシンメトリーに配置、夫婦それぞれの収納に
妻の実家の隣の土地にマイホームを建てたSさん夫妻。新居の間取りは、1階にLDK、2階に寝室と来客用の和室があります。
2階の寝室には、2つの収納スペースを備えました。そのうちの1つであるウォークインクローゼットは、内部の棚やハンガーパイプなどをシンメトリーに造作、夫婦それぞれが収納スペースとして活用できるようにしました。また、開閉できる窓を設け、採光と換気にも配慮しています。
Sさんはマイホーム建築に際し、よくあるデザインの家ではなく“自分たちの個性”を出すために、外観、内装のデザインがシックで落ち着いた雰囲気の家を、できれば低コストで建てたいと考えていました。
「よく利用する商業施設にスーモカウンターがあることを知っていたので、まずは行ってみました。アドバイザーさんから建築会社を6社紹介してもらい、要望がかなえられそうかと、建築会社がある場所などを考慮して3社を選び、面談を進めました。でも、相見積もりは取らず、営業担当者との相性というか直感で1社を選びました。人当たりがよく、話すテンポが合って好感度が高かったので、すんなり決められました」
室内のインテリアは、1階のLDKや水まわりはシックで大人な雰囲気、2階の寝室はフレンチテイスト、和室は和モダンにと、空間ごとに個性あふれるデザインにまとめています。
「ホテルライクな洗練された雰囲気が好きなので、お気に入りの空間ができて満足しています。特に、壁紙にこだわったリビングはとても落ち着きます。ソファに寝転がってくつろいでいる時間が気持ちよく、家で過ごす時間が増えた気がします」
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洗練されたホテルライクな空間で、ゆったりくつろげる至福の空間
【実例7】照明や壁紙にこだわった、上品でラグジュアリーなスペース
子どもの成長をきっかけに新居を建てたSさん夫妻。間取りは、1階にLDKや和室、2階は2つの個室を配し、それぞれの階に広々とした収納スペースを設けています。
収納スペースは、自分たちの持ち物の量を把握したうえで、建築会社へ具体的に要望を伝えました。1階のパントリーはキッチン背面に設け、食料ストックなどをしまう場所として活用。洗面室の横にも収納スペースを設け、着替えやタオルをしまう場所にしています。2階は、約4畳のウォークインクローゼットを主寝室につなげて配置。壁紙や照明はこだわって選び、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるスペースになりました。
「豊富な収納スペースや、キッチンや洗面室などの水まわりを一直線に配置して家事動線を短くしたので、とても家事がしやすくなりました。また、建築会社から提案されたむく材のフローリングと床暖房のおかげで、冬はエアコンをつけなくてもポカポカ。夏も素足でひんやりと気持ちがよかったですね」
Sさんはスーモカウンターのアドバイザーから紹介された4社の建築会社の中から、担当者との相性を決め手にして、この会社を選ばれたそうです。
「アドバイザーさんは、自分たちのしたい暮らしや家づくりの要望などを理解したうえで建築会社を紹介してくれました。そのおかげで、設計自由度が高く、信頼できる会社と出合うことができました。建築会社もフレキシブルに対応してくれたので、インテリアのデザインも自分たちの好みのテイストにとことんこだわれました。今、家にいる時間が楽しくて、居心地も抜群です」
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家事動線◎!収納たっぷりでスッキリと片付き、居心地のいい空間
【実例8】アール型の下がり壁から入れる扉なしウォークインクローゼット
2022年の年明け頃から、本格的に家づくりを始めたOさんファミリー。漠然とマンションより一戸建て住宅にしたいと思い、注文住宅を検討していました。スーモカウンターから予算の立て方やハウスメーカーを紹介してもらい、予算面で合った1社に絞ったそうです。
間取りを考えるうえでは、子育てや家事の休憩スペースや豊富な収納にこだわっていたOさん。収納スペースとして、玄関横にある階段下の将来自転車を置くスペースと7畳の寝室にウォークインクローゼットを設置しました。
ウォークインクローゼットは入口に扉を設置せず、アール型のオシャレな下がり壁を採用しています。クローゼット内はI型であり、ハンガーパイプとシェルフを設置しているのがポイントです。
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細部にこだわり「自分たちになんとなくフィットする住まい」を予算内で実現
【実例9】大容量のウォークインクローゼットはランドリースペースも兼用
結婚後は夫が元々住んでいた賃貸マンションで暮らしていたものの、お互いの勤務地に近いところで住まいを探していたOさん夫妻。土地探しからのスタートでしたが、最後まで妥協せずにこだわりの家を求めていました。
特に家族とのコミュニケーションが取りやすい間取りに重点を置き、パブリックスペースを充実させるつくりに。収納スペースにも力を入れており、2階の主寝室にウォークインクローゼットを設置しました。
ウォークインクローゼットにはハンガーパイプを上下に設置しており、洗濯した服を干したまま収納できるつくりとなっています。加えて夫が着用する柔道着は洗濯すると重くなるため、1階部分にも物干しスペースを設けているのも特徴です。
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2台分の駐車スペースを確保した、家族時間と趣味を楽しむ家
【実例10】3畳のウォークインクローゼットを挟んで部屋と部屋を繋いだ間取り図
結婚後は賃貸アパートで暮らしていたものの、夫婦の趣味であるバイクに関する賃貸ガレージの出費が気になることから、一戸建ての購入を考えていたMさん夫妻。しかしガレージ付きの建売住宅が見つからず、注文住宅を検討しました。
祖母との同居も念頭に置いたうえで、夫が次々とアイデアを提案し建築会社の担当者もよく応えてくれたそうです。3階の主寝室の書斎コーナーには急なリモートワークに対応するスペースも設けました。さらに主寝室には3畳のウォークインクローゼットを設置し、収納スペースもしっかりと確保してます。
また1階部分にも、2つの洋室を挟んで1.7畳のウォークインクローゼットを設けているのもポイントです。玄関脇にはいつでも眺められるようインナーガレージを設置し、趣味のバイクを収納しています。
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インナーガレージとエレベーター付きで快適な、祖母と同居の家
【実例11】3.5畳のファミリークローゼットとしてドアのないウォークインクローゼットを設置
Sさんは通勤に便利な土地を探していたものの、自身の条件に合った土地を見つけるのに苦戦していました。しかし働き方が変わり、より広く暮らせるエリアでの土地探しが可能に。そこでスーモカウンターから大手・中堅建築会社を5社紹介してもらい、カリフォルニア風の家を完成させます。
その結果、1階は開放感溢れるリビングとスムーズな家事動線、2階は洗濯動線と収納を重視したつくりとなりました。服を洗って干し、収納するといった作業を2階だけで完結できるのがポイントです。
さらに2階では、3.5畳のウォークインクローゼットをファミリークローゼットとして利用してます。したがって子ども部屋にはクローゼットがなく、家族全員分の荷物を1つにまとめています。1カ所で管理できるほか、主寝室や子ども部屋のスペースが広くなるのが強みです。
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希望エリアを変更して叶えた、広く開放的なカリフォルニア風の家
ウォークインクローゼットのレイアウト|収納力や棚についても紹介
ウォークインクローゼットのレイアウトについては、I型・II型・L型・U型の4つがあります。それぞれの特徴を表で整理しました。
レイアウト | 特徴 |
---|---|
I型 | 片側の壁のみに収納可能 ※ハンガーパイプや置き棚など収納方法は物件により異なる |
II型 | 両側の壁に収納可能 ※ハンガーパイプが2本、ハンガーパイプと置き棚を1つずつなどのパターンがある |
L型 | L字を描くように片側の壁と奥側の壁に収納可能 |
U型(コの字型) | U字(コの字)を描くように両側の壁と奥側の壁に収納可能 |
収納力が高いのはL型やU型ですが、コーナーはデッドスペースになりやすいので注意が必要です。一方でI型やII型も、収納棚を設置するなど工夫すれば、より収納力を高められます。
スーモカウンターに相談してみよう
注文住宅を建てようと考えている方は、ぜひスーモカウンターへの相談を検討してみてください。アドバイザーが皆さんの住まい探しを全面的にサポートし、希望に合ったハウスメーカーを紹介します。
また注文住宅を建てるうえで、どのような手続きからすればいいかわからない方もいるでしょう。スーモカウンターでは、はじめて注文住宅を購入される方に対しても、手続き方法をわかりやすく説明します。
文/山南アオ