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カウンターキッチンの魅力とは? メリット・デメリットを実例とともに紹介!

カウンターキッチンの魅力とは? メリット・デメリットを実例とともに紹介!

家族の様子を見ながら料理ができるカウンター付きキッチンですが、どのような魅力やメリットがあり、どこがデメリットなのでしょうか。一級建築士であり、大学でキッチンデザイン論を教えている井上恵子さんに話を聞くとともに、実例を紹介します。

近年人気がある「カウンターキッチン」とは

「キッチンのレイアウトには、1列型、2列型、L字型、U字型があり、それぞれにウォール型、ペニンシュラ型、アイランド型がありますが、基本的に対面式で、配膳やちょっとした作業に使える『カウンター』のあるものが、カウンターキッチンと呼ばれています。カウンターキッチンは、主にDKやLDKといったダイニングまたはリビングがつながっているキッチンで採用されます」(井上さん、以下同)

カウンターキッチンのタイプ

カウンターキッチンには、主に次のようなタイプがあります。

カウンターキッチンのタイプ(図版1)

図版1:カウンターキッチンにはさまざまなタイプがある。それぞれ、上段が横から見た図、下段が上から見た図(図/SUUMO編集部作成)

カウンターの奥行と高さ

「カウンターの奥行や高さに厳密な決まりはありませんが、主な用途によって使いやすい奥行や高さはあります」

使いやすいカウンターの奥行

用途 奥行
・配膳 ・ワークトップ(天板)を延長する場合20cm~
・中皿を利用する頻度が高い場合
25cm~
・大皿を利用する頻度が高い場合
30cm~
・勉強やパソコン作業 30cm~40cm程度
・食事 40cm~(50cm以上推奨)

「カウンターで勉強やパソコン作業をする場合、奥行では30cmは狭め、40cm以上あれば少しゆとりがあります」

使いやすいカウンターの高さ

用途 床からの高さ
・食事 70cm程度(一般)
ワークトップ(天板)を延長するカウンターの場合はワークトップの高さと同じになり、一般的に80~90cm程度。その場合、椅子の高さで調整します(ハイチェアを選ぶ)

カウンターキッチンのメリットは?

開放感がある

「基本的にカウンターがついている側には壁がなく、リビング・ダイニングとつながっているため、調理する人にとっては、視界が開けて開放感が感じられます。ただし、同じカウンターキッチンでも、手元の立ち上がりや吊戸棚の有無によって感じ方は随分変わります」

吊戸棚のあるカウンターキッチン

フラットなカウンターキッチン

上は手元の立ち上がりと吊戸棚のあるタイプ、下はどちらもないフラットなタイプ。同じカウンターキッチンでも開放感は異なる(画像/PIXTA)

リビング・ダイニングの様子を見渡せる

「リビング・ダイニングにいる家族の様子を見ながら調理できるのは大きなメリットです。特に小さい子どもがいる場合などは、子どもを見守りながら調理ができるので安心です」

カウンターキッチン越しに父と子を見守る女性

家族がくつろぐ様子を見ながら安心して調理ができる(画像/PIXTA)

家族とコミュニケーションをとりながら調理ができる

「調理中でも家族とコミュニケーションを取りやすい点もメリットの一つです。一人でこもって調理をしたくないという理由で、対面式のカウンターキッチンを希望する人も多いです。リビング・ダイニング側からもキッチンの様子がわかるので、家族がお手伝いをしやすいと思います」

カウンターキッチンに集まる家族

家族とコミュニケーションがとりやすい(画像/PIXTA)

配膳や後片付けがラク

「配膳や後片付けがラクな点もメリット。独立型キッチンでは、できた料理を食卓まで運ぶ距離がやや長めになりますが、カウンターキッチンならカウンター越しにすぐ提供でき、食卓までの距離が近いため、運ぶときにこぼしてしまう心配も減るでしょう」

その他、カウンターのつくり方によるさまざまなメリットも

「カウンターのつくり方次第で、他にもさまざまなメリットがあります。例えば、手元の立ち上がりに小物を置くスペースを設ければ、調味料などが置けて便利です。また、カウンターの奥行を深めに取って、その下にリビング・ダイニング側から使用する棚を設けて雑誌や小物をディスプレイすれば、見せるインテリアにもなります。フラットで広いカウンターにすれば、ダイニングテーブルの代わりにも使えます」

カウンター部分の広いキッチン

カウンター部分が広いキッチンは、ダイニングテーブル代わりにもなる(画像/PIXTA)

カウンターキッチンのデメリットは?

においがリビング・ダイニングに広がる

「リビング・ダイニングとつながっているため、調理中のにおいは広がります。ただ、その捉え方は人それぞれで、調理中のにおいでどんなメニューか想像したり、食事をするときの団らんをイメージするなど、においがすることをポジティブに捉える人もいます。気になるという人のためには、キッチンとダイニングの間にある開口部に窓を設けて、必要に応じて開け閉めするという方法があります。また、強力な換気扇を付けることで、においの広がりを防ぐこともできます」

カウンターキッチンの前に設けた窓

調理中のにおいが気になる場合は、窓を設けるという対策もある(イラスト/ノダマキコ)

リビング・ダイニングに油ハネや水ハネしてしまう

「特にフラットタイプのカウンターキッチンの場合は、油ハネや水ハネが気になるかもしれません。油ハネは、コンロ前にオイルガードを付けることで対策できます。また、床材や床の塗装を油や水に強いものにするといった対策も考えられます」

オイルガードを取り付けたカウンターキッチン

油ハネはオイルガードで対策できる(画像/PIXTA)

リビング・ダイニングからキッチンの中が丸見えになる

「開放感があるということは、見えやすいということでもあります。片付けが苦手な人や、来客が多い人は、収納をしっかり確保して、片付けやすい環境を整えましょう。今は食器置場や調理家電スペース全体を引戸で隠せるものもありますので、生活感を見せたくない人はそういった収納を検討してみてもいいですね」

カウンターキッチンの前に引き戸を設ける

食器置場や調理家電スペース全体を引戸で隠せるものもある(イラスト/ノダマキコ)

テレビの音は意外と聞こえない

「キッチンで調理をしながら、リビングのテレビを見たいという人もいるかも知れません。でも、調理中は水を使う音などによって、テレビの音はほとんど聞こえないと思った方がいいでしょう。どうしてもと言う人は、ワイヤレスのスピーカーを使うか、カウンターに小型のテレビを置くなどした方がいいですね」

カウンターキッチンにワイヤレススピーカーを設置している

リビングのテレビの音を聞くには、ワイヤレススピーカーなどが必要(イラスト/ノダマキコ)

カウンターキッチンを選んで理想の住まいを実現した先輩たちの事例を紹介!

スーモカウンターで、カウンターキッチンを選んで理想の住まいを実現した先輩たちの事例を紹介します。どんな点にこだわり、どんな住まいを実現したのか、実例を参考に学んでいきましょう。

【case1】生活感を出さないよう、背面奥に収納を設けたカウンターキッチン

アパートで暮らしていたOさん夫妻は、狭さや収納の少なさを不満に思い、家づくりを決心。近郊の住宅展示場を回ったもののピンとこなかったため、スーモカウンターを訪れました。そこで伝えた条件をもとに、アドバイザーが提案した依頼先候補は3社。最終的に、その内の1社に建物を依頼し、もう1社に土地の仲介を依頼しました。

研究熱心なOさん夫妻はSNSで調べた情報なども参考にして家づくりに参加。リビングとダイニングのポイントになるペンダントライトは、夫妻で照明メーカーのショールームに行き選んだもの。「なるべく生活感を出さないようにしたい」という妻の要望に応じて、カウンターキッチンの背面奥にはパントリーを設けました。

ペンダントライトがアクセントのカウンターキッチン/注文住宅実例

生活感が出てしまわないように、カウンターキッチンの背面奥にパントリーを設けた(写真/Oさんご本人)

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室内からもシンボルツリーが楽しめるスタイリッシュな家

【case2】家族が料理に協力してくれる、オープンタイプのカウンターキッチン

海外赴任から帰国後、社宅で暮らしていたKさん家族は、同じエリアで新居を探すうちに注文住宅へと夢が広がり、スーモカウンターを訪れました。希望を伝え、依頼先候補として紹介された5社の中から、設計士との相性が良かった1社に依頼することに。

完成した新居のキッチンは、開放感あふれるフラットタイプのカウンターキッチン。リビングとキッチンが一体となり、家族全員が料理に協力するようになったと、妻は喜んでいます。キッチンの横にはパントリーも設置し、片付けやすく常にキレイを保てる環境を手に入れました。

家族が家事に参加しやすいカウンターキッチン

開放的なオープンタイプのカウンターキッチンに大満足(写真/一井りょう)

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理想の住まいが快適なおうち時間にフィット、家族それぞれが楽しい空間

【case3】家族の顔を見ながら料理を楽みたいから、カウンターキッチンを採用

結婚を機に二世帯住宅を建てることを決めたIさん夫妻。依頼先探しに行き詰まったとき、スーモカウンターを訪れました。そこで、要望をもとに窓口の担当者から紹介されたのは4社の建築会社。最終的には、融資に関して一番親身に相談に乗ってくれた担当者がいる会社に依頼することに決定。

完成した二世帯住宅は、LDKとお風呂は共有、洗面所・トイレ・洗濯機置き場は世帯ごとという間取りです。キッチンは、これまで独立型のものを利用していましたが、「家族の顔を見ながら料理を楽しみたい」という母の希望を採用し、カウンターキッチンにしました。設備や仕様の希望がかなった新居は、住み心地も抜群と喜んでいます。

家族の顔が見やすく会話のできるカウンターキッチン/注文住宅実例

カウンターキッチンにしたことで、親子の会話もはずむ(写真/笠飯幸代(コマーシャルスタジオRizmo))

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信頼できる担当者とつくる、デザインも資金計画も満足の二世帯住宅

【case4】キッチンまわりのライトや時計も自分たちのセンスでセレクト

アパート住まいだったFさん夫妻は、休日に何気なく住宅展示場へ行ったことで、家づくりへの意欲がわきました。早速スーモカウンターを訪れ、「木造の平屋で、耐震性に信頼が置ける建築会社を提案してください」と希望を伝え、紹介された5社の中から4社の工場見学へ。そして、木造建築に強いと聞いた地元の1社に惹かれて、契約することにしました。

その会社では、インテリアコーディネーターがいないというので、自分たちで壁紙を選んだり、雰囲気と合うインテリアをインターネットで探したりすることに。
対面式のカウンターキッチンは、「シンプルな中に黒をアクセントに効かせたかった」と、ライトや時計を自分たちのセンスで選びました。

職人が壁をデザインし、柱に実家の木を使用したロフト/注文住宅実例

自分たちのセンスで選んだ小物が、アクセントになっているキッチン(写真/アラキシン)

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ヒノキの梁が清々しい、ロフト付きの平屋

【case5】家族が楽しくコミュニケーションを取れることを重視したLDK

夫婦と娘3人で暮らすBさん家族は、ある日住宅展示場を訪れたのをきっかけに、マイホーム購入を決意しました。しかし、いろいろな情報を集めるうちに、何がいいのか完全に行き詰ってしまい、藁にもすがる思いでスーモカウンターを訪問。
そこで、妻の希望であるプロヴァンス風の家を叶えられる4社を紹介してもらい、後日、熱意、誠実さ、スピード感、プランニング力、すべての点で満足できた1社に建築を依頼することに。

間取りは、キッチン、ダイニング、リビングが一列に並び、家族が楽しくコミュニケーション取れるものを採用。また、キッチンの左奥には大きなパントリーを設け、収納も充実しています。

カウンターキッチンの実例

家族とのコミュニケーションが取りやすいフラットタイプのカウンターキッチンを採用(写真/Bさんご本人)

この実例をもっと詳しく→
家族一緒の時間を大切に慈しむ、プロヴァンス風の家

カウンターキッチンを採用するときのポイント

最後にあらためて井上さんに、カンターキッチンを採用するときのポイントを聞きました。

「カウンターキッチンは、リビング・ダイニングからキッチンの様子が見えますので、ある程度片付けをきちんとできる方に向くと思います。あまり自信のない人は、リビング・ダイニングとの境目の開口部が小さめのタイプを選ぶといいでしょう。これまで挙げたメリットとデメリットを踏まえて、自分の生活スタイルに適したキッチンを選ぶことをおすすめします」

スーモカウンターに相談してみよう

「どうやって進めたらいいのかわからない」「建築会社はどうやって選べばいいの?」住まいづくりにあたって、このような思いを抱いているなら、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまのご要望をお聞きして、そのご要望をかなえてくれそうな依頼先を提案、紹介します。

無料の個別相談のほか、「はじめての注文住宅講座」や「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、家づくりのダンドリや、会社選びのポイントなどが学べる無料の家づくり講座も利用できます。ぜひお問い合わせください。

取材協力/

井上 恵子さん

住まいのアトリエ  井上一級建築士事務所  所長。一級建築士、インテリアプランナー。

大学非常勤講師として「住宅リフォーム計画」「キッチンデザイン論」を担当

取材・文/福富大介(スパルタデザイン) イラスト/ノダマキコ