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注文住宅にかかる費用を徹底調査!建築費を節約する方法やコストダウンのポイントは?

注文住宅は、人生における大きな買い物だからこそ、費用について慎重に考えたいものです。一体、何にいくらかかるのか、どうすれば費用を抑えられるのか、不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、注文住宅にかかる費用の内訳から、建築費を節約する方法、住宅ローンの借り入れまで、詳しく解説していきます。実際に家を建てた先輩たちのアンケート結果をもとに、コストコントロールのコツや、コストアップしがちなポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅を建築するに当たって、一体どのような費用が、それぞれどの程度の金額が必要となるのか、誰もが気になるポイントでしょう。家づくりにかかる費用は、全国平均で6188万円、三大都市圏平均で7364万円といわれています。

費用には、大きく分類すると土地購入費、建築費、諸費用の3つが存在します。これらの費用を事前にしっかりと把握しておくことによって、注文住宅の予算を具体的に、そして計画的に立てることが可能です。ここでは、それぞれの費用について、詳細な内容を掘り下げて見ていきましょう。

出典元:国土交通省 住宅局「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

土地購入費

土地を所有していない状況であれば、まず土地を取得するための費用が必要です。この土地の価格は、立地条件によって大きく変わり、特に都市部においては高額になる傾向があります。さらに、同じエリア内であっても、土地の面積や形状、そして周辺環境などのさまざまな要因によって価格は左右されるでしょう。

土地購入費の全国平均は2082万円で、三大都市圏では平均3043万円です。

土地探しは、理想の家づくりを実現するための最初の、そして非常に重要なステップとなるため、焦らずに慎重に進めていくことが大切です。

建築費

建築費は、どんなデザインの家にするか、どれくらいの広さにするか、どんな材料を使うかによって、大きく変わってきます。一般的には、デザインが複雑で、広い家ほど費用は高くなる傾向があります。

注文住宅の住宅建築資金(土地購入資金を除く)は、全国平均で4695万円、三大都市圏平均で5243万円です。

また、使う材料のグレードによっても価格は変わるので、予算に合わせて調整することが大切です。建築費には、家の土台をつくる基礎工事や、家の骨組みをつくる構造部分の工事、内装や外装の工事、キッチンやお風呂などの設備の設置などが含まれます。建築会社と相談しながら、自分たちの理想の家を建てられるように、しっかりと計画を立てていきましょう。

諸費用

家を建てる際には、土地や建物の費用以外にも、さまざまな諸費用がかかります。例えば、契約の際に必要な印紙代や、不動産を取得したときにかかる不動産取得税、住宅ローンを組むときの手数料や保険料などがあります。

また、引っ越しをするための費用や、新しい家具や家電の購入費用も忘れてはなりません。これらの諸費用は、建築費全体の10%くらいが目安といわれていますが、細かく見ていくと、予想よりも費用がかさむこともあります。

注文住宅にかかる資金の調達方法。先輩たちの住宅ローン借入額は?

注文住宅を建てるには、かなりまとまったお金が必要になります。ほとんどの方が住宅ローンを利用しますが、自己資金をどれくらい用意するかもとても重要なポイントです。

ここでは、実際に家を建てた先輩たちが、どのように資金を調達しているのか、住宅ローンの借り入れ状況などを参考にしながら、資金計画を考えていきましょう。

自己資金

家を建てるに当たって、自己資金はとても大切な役割を果たします。自己資金とは、今までためてきたお金や、親からの援助など、自分たちで用意できるお金のことです。注文住宅の自己資金の平均は1825万円といわれています。自己資金が多いほど、住宅ローンの借入額を減らせ、毎月の返済負担を軽くできます。

また、住宅ローンの借入額を減らせれば、利息の支払いも少なくなり、結果的に総支払額を抑えることにもつながります。無理のない範囲で、できるだけ多くの自己資金を用意しておくのが、家づくりを成功させる秘訣(ひけつ)です。

金融機関からの借入額は3000万円台が多い

注文住宅を建てる際の借入額で最も多かったのが、「3000万円〜4000万円未満」で、全体の30.0%の人たちが該当します。次いで多かったのが「4000万円〜5000万円未満」(27.0%)、「2000万円〜3000万円未満」(13.8%)でした。

建てる家の規模やエリア、施主の年収によって資金計画は変わるものの、7割以上の人が2000万円〜5000万円の間の金額で借り入れを行っているようです。

※単数回答式
アンケートによると、注文住宅の購入資金として金融機関から借り入れた額は3000万円〜4000万円未満が最も多い(図版/SUUMO編集部作成)

家の購入額に対する借入額の割合は?

次に、家の購入額に対する借入額の割合についてもアンケートの結果を見ていきましょう。
最も多かったのが「借入額90%以上」で、全体の48.8%の人が該当しています。次いで「80~90%未満」(16.5%)、「70~80%未満」(12.5%)という結果になっています。

この結果から、注文住宅を建てた人の多くが、住宅購入価格の7割以上の金額を金融機関から借り入れていることが分かります。
住宅ローンは比較的低金利。そして控除が受けられるというメリットがあるため上限額まで借り入れを行う人もいます。住宅ローン控除(住宅借入金特別控除)とは、入居から一定期間は年末時点での住宅ローン残高の一部を所得税や住民税から控除される制度のことです。

※単数回答式
注文住宅を建てた人のうちおよそ半数が、住宅購入費用の9割以上を借り入れていることが分かった(図版/SUUMO編集部作成)

利用している住宅ローンの種類は?

先輩たちが注文住宅購入費用の借り入れに利用している住宅ローンの種類についても見ていきましょう。

住宅ローンの金利のタイプは大きく分けて「固定金利タイプ」と「変動金利タイプ」の2種類がありますが、最も多かったのが「変動金利35年ローン」で、全体の61.5%の人が利用しています。借り入れ時の金利がずっと変わらない固定金利タイプに対し、変動金利タイプは、返済途中に借入金利が変動する可能性があります。

次いで多かったのは、16.8%の人が利用している「固定金利 35年【フラット35】」でした。【フラット35】は住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して融資しており、全期間固定金利型の住宅ローンになります。満70歳未満であることや日本国籍を持っていることなどの利用条件があるのも特徴です。

※単数回答式
全体の半数以上の人が変動金利35年ローンを利用していることが分かる(図版/SUUMO編集部作成)

住宅ローンの名義は誰?

住宅ローンの名義を誰にするかで悩む人も多いと思います。アンケートによると、全体の60.7%の人が「夫のみ」、33.7%の人が「夫婦共有名義」、2.7%の人が「妻のみ」と回答。そのほかにも、「子ども名義」(0.8%)、「親子共有名義」(2.2%)という回答もありました。

住宅の購入予算や家族の働き方、相続税対策の有無などによっても家族に適したローンの組み方はさまざまです。リスクも考慮した上で慎重に判断しましょう。

※単数回答式
全体の6割以上の人が、住宅ローンの名義は「夫名義」と回答している(図版/SUUMO編集部作成)

注文住宅にかかる費用をコストダウンする方法

注文住宅は、間取りやデザインを自由に決められるのが大きな魅力です。しかし、どうしても費用が高くなりがちです。

そこでここからは、どのような工夫をしてコストを抑えればいいのかを紹介します。少しの工夫で、費用を抑えながら理想の家を建てられるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください。

家づくりをした先輩の大半が「当初の見積もりよりもランクアップ(コストアップ)、もしくはランクダウン(コストダウン)した部分があった」と答えています。先輩たちの声とともに、コストダウンしやすい部分について紹介します。

※複数回答式
家の構造や間取りなど、当初の予定よりもランクダウン(コストダウン)したという先輩は多い(図版/SUUMO編集部作成)

間取りをシンプルにする

間取りは注文住宅においてコストダウンしやすい部分です。アンケートでも21.8%の人が間取りを変更して費用を節約したと答えています。部屋数を増やすと建築費用も高くなってしまうため建具を減らしてシンプルな間取りにしたり、コストが上がりがちな和室はつくらないといった選択をすることで費用を抑えることができます。注文住宅を建てた先輩たちも、以下のような工夫でコストダウンを図っています。

・「坪数を減らす為に、部屋を小さくした」(岡山県・30代・女性)

・「広い土地を見つけられたので広いリビングにしたかったが金額と他の間取りの兼ね合いである程度に収めた」(千葉県・20代・女性)

・「1坪増えると金額も一気に高くなるので部屋数、広さを必要最低限にした」(山形県・20代・女性)

・「間取りを小さくした」(和歌山県・40代・男性)

リビングの写真

部屋の間取りをできるだけシンプルにすることでコストダウンが可能になる(画像/PIXTA)

水回り設備(キッチン・お風呂・トイレ)のグレードを落とす

水まわりの設備でコストダウンしたと答えた人も多く、トイレ(11.3%)、キッチン(12.0%)、お風呂(9.8%)でコストダウンしたという回答が集まりました。洗面台やユニットバスなどは、造作よりもメーカー品を設置したほうがコストを下げることができます。また、製品のグレードを比較してリーズナブルなものを検討したり、設備を自分で購入して設置する施主支給も選択肢の一つです。

・「希望したトイレにするとプラスの金額が大きかったため、トイレは将来リフォームする可能性もあるのでその時に延期した」(埼玉県・20代・女性)

・「キッチンやトイレは、ハイグレードのものではなく、最低限のものにした」(東京都・40代・女性)

・「できれば最新型のお風呂にしたかったが、型落ちでも余り変わりなかったので、他に予算を回すことを考えて断念した」(長野県・40代・女性)

 

浴槽の写真

水まわりの設備はグレードによる価格幅が広いため、予算に合ったものを探すのがおすすめ(画像/PIXTA)

床暖房をつけない

9.3%の人がコストダウンにつながった部分として挙げていたのが床暖房です。冬場に快適に過ごすことができる床暖房ですが、工事にかかる初期費用は数十万円以上と高額。また、ランニングコストもかかることから「床暖房をつけずに節約しよう」と考える人も少なくありません。
ただし、リフォーム時よりは新築時に設置したほうが割安となる可能性が高いので、入居後の生活や家族の意見も考慮しながらよく検討することをおすすめします。

・「リビングに床暖房が欲しかったが、リビングが広いので欲しいところに床暖房をいれるとかなり高額になったから」(愛知県・30代・女性)

・「ランニングコストがかかるから」(群馬県・20代・男性)

床工事の写真

床暖房の設置には特殊な工事が必要なため費用がかかる(画像/PIXTA)

家の形をコンパクトにする

次に、11.5%の人がコストダウンのポイントとして挙げていたのが家の構造です。延べ床面積を減らしてコンパクトな家にしたり、シンプルな総二階の構造を選ぶことがコストダウンにつながります。また、外観を複雑な形状にするとコストが上がりやすい傾向があるため、できるだけシンプルな見た目の家にすることもポイントです。

・「坪数を減らしてコンパクトな家にした」(新潟県・30代・女性)

・「床面積を小さくした」(岩手県・30代・男性)

・「お金が足りなかったので一部屋なくした」(千葉県・40代・女性)

住宅の外観写真

シンプルな外観の総二階の家(画像/PIXTA)

建材・床材・内外壁材をリーズナブルなものにする

建物の建材や床材、内外壁材でコストダウンをしたという人も15.5%いました。基礎や断熱、耐震性に関わる部分はランクを落とすことはできませんが、内壁をクロス仕上げにしたり、部屋ごとに床材を変えて費用を予算内に収めるなど内装部分ではコストダウンできるポイントがいくつかあります。また、外壁や屋根も素材によって価格幅が広いため、プラン内で決められている素材を選ぶなど、リーズナブルな種類を選ぶことで費用を節約できます。

・「二階は過ごす時間が長くないため、また来客もないため床材を無垢床から突板へ変更」(埼玉県・20代・女性)

室内の写真

床や壁などにどのような素材を使用するかによって、建築費用が変わる(画像/PIXTA)

エアコン・照明器具を減らす

回答者の中にはエアコンや照明器具の数を減らしてコストダウンを図ったという人もいました。また、エアコンや照明器具などの設備を施主支給にすることでリーズナブルな商品を自分で選ぶことができ、工事費用も安くなります。ただし、入居のタイミングで手に入らないこともあるので期間に余裕を持って探すとよいでしょう。

照明を設置した室内の写真

照明器具を自分で購入・設置することで注文住宅購入の初期費用を節約できる(画像/PIXTA)

施主支給についてもっと詳しく
施主支給は本当に安くなる?断られたケースや注意点まで解説!

外構でフェンスや門扉はつけない

外構工事でフェンスや門扉をなくすことも、コストダウンにつながります。フェンスや門扉は設置費用が高くなりがちな上、必ずしも必要なものではありません。開放的な空間にしたい場合は、フェンスの代わりに、植栽にするのもおすすめです。

フェンスがないと防犯面が心配な場合は、センサーライトや防犯カメラなどを設置して、対策を講じましょう。

・「門扉や駐車スペースの砂利の種類など」(高知県・40代・男性)

注文住宅にかかる費用でコストダウンは検討したほうがよい部分

注文住宅の費用を抑えることはとても大切ですが、安易にコストダウンすると後悔することもあります。ここでは、コストダウンを検討する際に、注意すべきポイントを紹介します。快適な暮らしを長く続けるためにも、よく考えて決めるようにしましょう。

次に、注文住宅をつくるときにコストアップしやすい部分についても、先輩たちの声とともに紹介します。

※複数回答式
キッチンやお風呂などの設備は見積もりよりもコストアップしやすい傾向がある(図版/SUUMO編集部作成)

毎日の快適さが変わる水回り設備

水回り設備は、毎日使う場所なので、使い勝手が悪いと、ストレスがたまってしまいます。キッチンやお風呂、トイレなどは、安さを最優先に選ぶと、掃除がしにくかったり、すぐに壊れてしまったりする可能性があります。節水や節電機能があるものを選ぶことで、長期的に見れば費用を抑えられます。

水回り設備は、使いやすさと機能性を考慮して、バランスよく選ぶようにしましょう。毎日使う場所だからこそ、妥協せずに選んでください。

キッチン

23.5%の人が「当初の見積もりよりもコストアップした」と答えているのがキッチンです。掃除のしやすいものやハイグレードな設備を選んだことにより、見積もりよりもコストアップしたとのことです。

・「キッチンの換気扇を見た目がスタイリッシュなものにした」(大阪府・20代・女性)

・「オープンキッチンが良かったのでお金をかけた」(栃木県・30代・女性)

・「キッチンの天板をランクアップして薄くした」(静岡県・20代・女性)

・「キッチンの設備をグレードアップした(食洗機を浅型から深型に、水洗を手動から自動に等)」(大阪府・20代・女性)

キッチンの写真

デザイン、機能、使いやすさなど多くの要素を比較しながら選びたいキッチン設備(画像/PIXTA)

お風呂

次に多かったのが「お風呂」という回答。毎日使う浴室を快適な空間にしたいという思いから、バスタブのグレードを上げたり、浴室を広めにしたりという人が多いようです。

・「お風呂に自動洗浄機能をつけた」(大分県・30代・男性)

・「お風呂をバリアフリー仕様にした」(東京都・20代・女性)

・「お風呂の床を掃除しやすいものに変えた」(埼玉県・20代・女性)

・「お風呂に浴室乾燥機をつけた」(福島県・20代・女性)

浴室の写真

浴室の面積を広くしたり、特殊なバスタブを選ぶとコストアップしやすい(画像/PIXTA)

トイレ

トイレはほかの空間に比べてコンパクトな場所ですが、設備にこだわることでコストが上がります。手洗い場や収納を設けることで使いやすくなりますが、追加の建築費用がかかります。また、タンクレスにしたり床や壁材にこだわるなどデザイン性を重視することでコストアップする傾向があります。

・「毎日必ず使い、汚れやすいトイレをお掃除機能などがついた一番良いものにした」(福岡県・30代・男性)

・「トイレをタンクレスにした」(東京都・40代・男性)

・「トイレに手洗い場を設置した」(熊本県・30代・女性)

トイレの写真

手洗い場や収納を設けた便利なトイレ(画像/PIXTA)

こだわりの間取り

間取りは住みやすさに大きく影響するため、コストダウンのために安易にプランを決めることは避けましょう。収納スペースを減らしたり、動線が悪い間取りにすると、生活しづらくなってしまいます。

特に、収納スペースは後から増やすのが難しいため、必要なものはしっかり確保し、家族のライフスタイルに合わせて快適に暮らせる間取りを検討するようにしてください。長く住む家だからこそ、間取りにはこだわりたいものです。

間取りをシンプルにすることでコストダウンに成功した人がいる一方、間取りが理由でコストアップしたという先輩もいます。間取りは暮らしやすさに直結するポイントのため、妥協したくないと考える人も多いようです。

・「間取りを広くした」(山梨県・30代・男性)

・「シュークロを含む収納の追加」(兵庫県・30代・男性)

・「ベランダを付けた」(大阪府・40代・女性)

・「部屋数を増やしたのと広さを確保した」(滋賀県・30代・男性)

・「家族の趣味部屋をつくった」(北海道・30代・女性)

家の模型の写真

複雑な間取りになるほどコストが上がりやすい(画像/PIXTA)

メンテナンス費用を左右する外壁材・建材

外壁材や建材は、耐久性があり、メンテナンス頻度の低いものを選ぶことが大切です。初期費用は多少高くなっても、長い目で見ると費用を抑えられることもあります。将来のことも考えて、選んでください。

建材、床材、内壁外材にこだわってコストアップしたという先輩もいました。耐久性や快適さなどを考慮して素材を決める人も少なくありません。

・「外壁や外回りのもの。海の近くなので塩害が心配だったため」(新潟県・30代・女性)

・「外壁にアクセントとなるアクセントタイルを入れて家の外観に高級感を出した」(愛知県・30代・女性)

・「外壁と屋根を耐用年数の長いいいものにした」(福岡県・30代・女性)

家の模型の写真

注文住宅の素材選びは初期費用を大きく左右する(画像/PIXTA)

断熱性に関わるドアや窓

ドアや窓は、断熱性に関わる重要な部分です。断熱性の低いドアや窓を選ぶと、夏は暑く、冬は寒くなり、エアコンの使用頻度が増えて、光熱費が高くなります。また、結露が発生しやすく、カビの原因にもなるでしょう。

断熱性の高いドアや窓を選ぶことで、快適に過ごせるだけではなく、光熱費も抑えられます。ドアや窓は、快適な暮らしのために、妥協をせずに選ぶことが大切です。

窓やドアが理由でコストアップしたという人もいました。断熱性を高めるために樹脂サッシや複層ガラスなどを取り入れたり、防犯性の高い玄関ドアや窓を選ぶことでコストも上がります。また、採光目的で窓の数を増やしたことにより建築費用がアップしたという例もあります。

・「掃き出し窓の特大サイズにした」(埼玉県・30代・女性)

・「ドアをオプションで磨りガラス仕様にした」(滋賀県・30代・女性)

窓と人の写真

窓にもさまざまなグレードがあるため、それぞれの特徴を比較検討して選ぶことが大切(画像/PIXTA)

耐震性に関わる構造体

耐震性は、家族の安全に関わる最も重要な部分です。耐震性が低い家は地震の際に倒壊する危険性があり、非常に危険です。耐震性を高めるためには、構造部分に費用をかける必要がありますが、決してコストダウンしてはいけません。

安心して暮らすためには、耐震性を十分に確保した家を建てることが大切です。家族の命を守るためにも、耐震性はしっかり確保しましょう。

日本に住む上で無視できない家の耐震性。アンケート回答者の中にも耐震構造にこだわりコストアップしたという人がいました。建築基準法により最低限守るべき耐震基準は定められていますが、特殊な工法によって、さらに耐震性を高めて地震に強い家をつくることも可能です。

・「耐震性を高めるために、構造をしっかりつくってもらった」(東京都・40代・女性)

家の模型の写真

コストはかかるが家の耐震性を高めることで安心して暮らすことができる(画像/PIXTA)

後付けが難しい太陽光発電

太陽光発電は初期費用はかかりますが、電気代の節約や、売電収入が期待できるため、長期的にはお得になる可能性があります。また、災害時にも電気が使えるため、安心です。

太陽光発電は、後から設置するのが難しいケースが多いので、新築時に検討しておくのがおすすめです。補助金や税制優遇制度を利用できる場合もあるため、よく調べて活用しましょう。太陽光発電を検討する際は、しっかりと情報を集めてから決めてください。

設置費用が高いことや売電収入の単価も下がっていることで躊躇してしまう人が多い太陽光発電。しかし、電気代の高騰や停電、災害時のことを考えて設置に踏み切った先輩もいます。停電しても電気を使うことができるので非常時にも安心です。

・「太陽光発電を取り入れる予定はなかったが、途中で導入することを決めた」(千葉県・40代・女性)

・「太陽光パネルを一部にしようとしたが屋根全てにした」(北海道・30代・女性)

太陽光パネルの写真

初期コストはかかるが省エネ、環境保全などメリットも多い太陽光発電(画像/PIXTA)

見積もり金額との差額費用の捻出方法は?

先輩たちは当初の見積もり金額との差額費用をどのように捻出したのでしょうか。アンケートの結果を紹介します。

※単一回答式
300万円〜500万円未満の範囲で想定額と見積額に差があったと答えた人が最も多かった(図版/SUUMO編集部作成)

住宅ローンの借入額を予算よりも高くした

多くの人が予定よりも「住宅ローンの借入額を予算より高くした」と回答していました。注文住宅づくりで想定外の費用がかかるのは珍しいことではありません。多くの場合、建築段階の仕様変更を想定して予備費を加算した金額を借り入れます。また、住宅ローンはローンの本審査後は原則として増額をすることはできませんが、本審査前であれば増額に応じてもらえる場合もあるため、金融機関に早めに相談することが大切です。増額することで金利が上がるケースもあるため注意しましょう。

打ち合わせをする人のイラスト

注文住宅の購入費用が予定よりも高くなりそうな場合は、本審査前なら増額の相談ができることもある(イラスト/てぶくろ星人)

貯蓄を切り崩した

一度契約した住宅ローンは増額することができないため、途中でコストアップした部分は自分で捻出するしかありません。アンケートの回答によると「貯蓄を使った」という人もいました。

また、住宅の購入費用以外にも、住宅ローンの頭金や印紙税や火災保険料などの諸費用も用意しておきましょう。

家と通帳の写真

注文住宅購入において大部分を住宅ローンでカバーできても現金が必要になる場面はあるため、貯蓄はあったほうがよい(画像/PIXTA)

生活費を見直した

注文住宅を建てた先輩の中には、購入費用が見積もりよりも上がったため生活費を見直したという人もいます。プラスアルファの費用を捻出する可能性も踏まえ、住宅購入に向けて普段の支出を改めて見直し、貯蓄額を増やすことも大切です。

家計を見直している人のイラスト

生活費を見直すことで住宅購入費用に余裕を持つことができる(イラスト/てぶくろ星人)

親に借りた

親にお金を借りたという人もいました。金融機関からの借り入れとは異なり利子の面でメリットがあるといえます。また、住宅の購入のために親や祖父母などからお金を受け取っても一定額までは贈与税がかからない「住宅取得等資金の贈与税の非課税措置」を利用すると、節税対策としても有効です。

贈与税の非課税措置についてもっと詳しく
相続時精算課税制度とは?どんな手続きが必要?メリット・デメリットは?

親から資金を贈与してもらう人のイラスト

住宅購入資金を親から贈与してもらえると節税にもつながる(イラスト/てぶくろ星人)

コストコントロールに成功した注文住宅の実例を紹介

ここからはコストコントロールに成功した先輩たちのマイホームの実例を紹介します。どのような工夫をして理想の家づくりにつなげたのでしょうか。ぜひヒントにしてください。

【case1】自分の好みを反映したセミオーダー住宅

子どもと二人で落ち着いて暮らせる家が欲しいと考えたシングルマザーのKさん。土地は購入したものの、貯金や頭金もなく、自分の年収で家を建てられるのか不安があったそう。Kさんの希望を受けた建築会社は、好みのテイストを反映したセミオーダー住宅を提案。ある程度の規格が決められているため費用は抑えられる一方、外観や内装、設備などは組み合わせが自由のため自分好みの家を建てることができました。

Kさん宅のリビング/注文住宅実例

木のぬくもりあふれる健康配慮住宅が完成した(撮影/ご本人)

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シングルマザーが自分好みの家を建て、明るい未来にステップアップ

【case2】高気密・高断熱が標準仕様の会社に依頼

実家の親子リレー住宅ローンを返済しながら、子世帯の家づくりに踏み切ったKさん。低予算で家を建てられる会社に依頼し、吹抜けのある開放的な一軒家が完成しました。Kさんの予算に近い費用で、高気密・高断熱仕様の建材が標準仕様となっていたことも会社選びの決め手となったそうです。

Kさん宅の吹抜け/注文住宅実例

高気密・高断熱だから快適に過ごすことができる(撮影/ご本人)

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開放感あふれる大空間をかなえた高気密・高断熱の住まい

【case3】照明の数を減らしたり自分で人工芝を張ったりして節約

親世帯と同居していたIさん夫妻は、自分たちの思い通りの新居で生活したいという思いから家づくりをスタートしました。不必要だと感じた照明を減らしたり、外構は自分で人工芝を張ったり、塀は知り合いの業者にリーズナブルな価格でお願いしたりとコストコントロールにも成功。資金面と時間の都合で未完成だという庭は、入居後に少しずつ手を加え、いずれは愛犬のためのドッグランをつくる予定だそうです。

Iさん宅のリビング

良い工務店と出合い、理想が詰まったわが家が完成したと話すIさん夫妻(撮影/本美安浩)

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キッチンと吹抜けが主役の間取り。臨機応変に対応してくれる会社に出会えた

【case4】住宅ローン借入の相談をして不安を解消

築45年の家の老朽化と寒さに悩んでいたNさんご家族。住宅ローンの残債やご主人の持病で建て替えを諦めかけていましたが、スーモカウンターの無料電話相談で資金面のアドバイスを受け、建て替えを決意。複数の会社を比較検討し、最終的に価格とプラン内容が気に入った1社に決定しました。

リビングの一角に設けた室内干しスペースや、愛猫のためのくぐり戸付きドアなど、家族だけでなくペットも快適に過ごせる工夫が満載です。太陽光発電を導入して電気代も大幅に削減。以前の住まいから、住み心地が格段に向上しました。

Mさん宅のリビング

機能的で快適に暮らせる工夫がいっぱいの大阪府のNさんご家族のお宅(写真/くめりんたろう)

この実例をもっと詳しく→
資金面の不安への的確なアドバイスに支えられ、建て替えを実現

【case5】長い目で見て手入れの手間を減らしたコスパの良い家

30歳からの住宅ローン返済を視野に入れ、マイホームを検討し始めたSさん。スーモカウンターに「長い目で見てお得な家」について相談したところ、注文住宅を勧められ、建築会社を紹介してもらいました。3社を比較検討し、コストパフォーマンスに納得できる1社に決定。

キッチン裏に浴室、洗面室、洗濯室、家事室をまとめたバックヤードを設け、家事効率がアップしています。また、リビングの吹抜けや広い玄関収納など、開放感と収納力を両立。メンテナンスしやすい建材を選び、長期的なコストも考慮しました。

Sさん宅のリビング

こだわりの注文住宅を建て、満足しているSさん一家(写真/相馬ミナ)

この実例をもっと詳しく→
お手入れや家事がしやすく、長い目で見てお得な コストパフォーマンスの高い家を目指して

【case6】初期費用をかけてメンテナンス費用を抑えた住まい

第一子が誕生し、賃貸アパートの手狭さを感じたFさん夫妻。スーモカウンターに相談し、初期投資は高くなりますが、長期的に見てコストパフォーマンスが良い家づくりを検討しました。複数の会社を比較検討し、アフター保証が手厚く、メンテナンス費を抑えられる会社を選びました。

2階にランドリールームを設置し、洗濯動線を効率化。また、全館空調や太陽光発電システムを導入し、快適な住環境と光熱費の削減を実現しています。旗竿地(はたざおち)でありながら、採光を確保し、プライバシーも守られる工夫を凝らしました。

Fさん宅のリビング

全館空調や太陽光発電、家事ラク動線を備え、長い目で見るとお得な高性能住宅を実現(写真/アラキシン)

この実例をもっと詳しく→
初期投資が高くなっても、長い目で見るとコストパフォーマンス抜群の家

注文住宅のコストを考える際のポイント

注文住宅のコストコントロールは悩ましい課題ですが、間取りや設備などを調整することによって予算内で家を建てることは可能です。家づくりを進めていく中で「必要なもの」と「不要なもの」を明確にし、かかる費用の内訳を考えていくことも大切なポイントです。家づくりに成功した先輩の経験をもとに、ぜひ理想の暮らしや家づくりについてシミュレーションしてみましょう。

スーモカウンターに相談してみよう

注文住宅の費用を抑えるには、間取りや設備を工夫したり、素材のグレードを見直したりすることが有効です。しかし、水回りや断熱性など、安易にコストダウンすると後悔する部分もあるでしょう。大切なのは、必要なものと不要なものを明確にし、長期的な視点で考えることです。

もし、家づくりで迷ったら、スーモカウンターへ相談してみませんか。専門のアドバイザーが、あなたの理想の家づくりをサポートします。

また、無料で参加できる18の講座も実施中。アドバイザーと1対1で行うため、質問も相談も好きなだけ可能です。気になるテーマを見つけたらぜひお近くのスーモカウンターで開催している講座に参加してみてくださいね。

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<調査概要>
「注文住宅3年以内建築者調査」(リクルート調べ)
調査協力:楽天インサイト
調査実施:2025年8月
調査方法:インターネット調査
対象者:3年以内に注文住宅を建築した25歳~44歳の全国の男女
有効回答数: 400名(うち、男性150名・女性250名)

イラスト/てぶくろ星人

取材・執筆/佐藤愛美(りんかく)、SUUMO編集部