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リビング学習・スタディコーナーのレイアウト実例9選を大公開

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「リビング学習」という言葉が広まり、キッチンやダイニングの一角にスタディコーナーを設ける人が増えている。しかし、中には「リビング学習を取り入れるべきか分からない」「失敗しないリビング学習のアイデアを知りたい」という意見もあるだろう。

本記事では、リビング学習のメリット・デメリットや、役立つアイデアを解説する。また、スーモカウンターを利用して家を建てた人の中で、スタディコーナーをつくった人の実例も併せて紹介する。

小さな子どもがいる家庭で家づくりをしている場合は、リビング学習についてよく検討しよう。

目次

リビング学習とは

リビング学習とは、子ども部屋で学習机に向かって学習するスタイルではなく、リビングやダイニングなどの家族がいる空間で子どもが家庭学習をすることだ。

家族の共有空間で、親や兄弟と一緒に勉強できるのが、リビング学習の魅力だろう。リビング学習を行うと、子ども部屋に1人でこもる時間よりも、ゆったりとした空間で家族と過ごす時間が増える傾向にあるため、小さな子どもに向いているといえるだろう。

リビング学習のメリット・デメリット

リビング学習は子どもの成長にいい影響を与えると考えられているが、具体的にはどのような利点があるのだろうか。環境を整える前に、リビング学習のメリット・デメリットを確認しよう。

メリット

リビング学習のメリットは、以下が考えられる。

  • 集中力を高められる
  • 家族との会話が増える
  • 勉強の習慣が身につく

リビング学習では、気が散るような誘惑が多いので、子どもの集中力を高められる。リビングの雑音に気を取られずに勉強を続けられれば、人が多い場所でも集中力がキープできるだろう。

また、リビング学習は、勉強面だけでなく家族のコミュニケーションにも効果的に働く。分からないところはすぐ親や兄弟に質問でき、一緒に勉強や読書をして会話が弾むなどのメリットがある。

さらに、リビングやダイニングは、家の中で過ごす時間が長いため、勉強にも取り掛かりやすい。帰宅した後、ゲームをした後、食事の後など、タイミングを見つけてすぐに机に向かう癖をつけられる。

デメリット

リビング学習のデメリットは、以下が挙げられる。

  • 勉強モードに切り替えにくい
  • 保護者が干渉し過ぎる

食事やリラックスの空間であるリビングダイニングでは、勉強モードになりにくい要因が多い。キッチンで料理している音や匂い、リビングから聞こえてくるテレビの音や家族の声、温かみのある照明の色などが例だ。子どもが自分で気持ちを切り替えられればいいが、家族の協力も必要になる。

また、リビング学習のメリットでもある「保護者が勉強している子どもの様子をチェックしやすい点」も、やり過ぎるとデメリットになる。細かく注意されるとリビング学習を苦痛に感じてしまう子どもも出てくるだろう。子どもの成長を促すには、リビング学習でも自立ができるよう、口出しを控えることも必要である。

リビング学習の収納アイデア

リビング学習のためには、学習道具を収納するスペースが必要になる。

しかし、限られたリビングの中に収納を増やすのは難しい場合もあるかもしれない。また、食事やリラックスの場であるリビングダイニングは、片付けしやすく散らかりにくい収納アイデアを採用したいだろう。

そこで、リビング学習に使える便利な収納アイデアを4つ紹介する。

スタディコーナーをつくる

リビング学習に必要な収納をまとめるためには、スタディコーナーをつくろう。

リビングダイニングに専用のスタディコーナーがあれば、教科書や文房具などの学習道具をまとめて収納でき、リビングの片付けも楽になるだろう。また、読書コーナーも兼ねて本棚を設置すれば、書籍も一緒にまとめて収納できる。

スタディコーナーは、専用のスペースを区切ることで、学習に集中しやすくなる。子どもが複数いる場合は、兄弟姉妹で学習スペースを共有できるのも利点だ。1つのスタディコーナーを一緒に使うことで、互いに刺激を受けながら学べ、学習道具の貸し借りもしやすい。

さらに、子どもだけでなく大人も使えるスタディコーナーなら、ワークスペースや在宅勤務用デスクとしても活用できる。特に子どもが成長してリビング学習の時間が減っても、スタディコーナーを家族の誰かが使ったり、学習道具や本の収納場所にしたりしやすい。

Iさん宅の注文住宅実例

ダイニングの窓際につくったスタディコーナーは、キッチンからも見守りやすい(写真/河原大輔)

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キャスター付きワゴンを使う

リビング学習の収納として、キャスター付きワゴンを用いると便利だろう。

教科書、ノート、筆記用具などをまとめて収納でき、使うときは引き出して、終わったら簡単にしまえる。子どもでも整理整頓しやすいように、ワゴンと収納ボックスを合わせて使用するのが特にオススメだ。

ワゴンにキャスターが付いていると子どもでも移動させやすいので、同じフロア内なら、そのまま移動してどこででも勉強ができる。

また、使わないときはソファの横やキッチンカウンターの下などに置いておけば、生活感を隠しやすいのも魅力。特に来客時は、ワゴンに学習道具をさっと積んで移動できるので、いつでもすっきりと片付いたリビングで来客に対応できる。

注文住宅実例

リビングとダイニングを間仕切るように設置したカウンター机の下は、キャスター付きワゴンでの収納スペースになっている(写真/河原大輔)

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壁面収納やマグネットボードを使う

リビング学習のデスク周辺には、壁面収納やマグネットボードを活用しよう。壁面は空間を有効に使えるのでオススメのアイデアだ。

例えば、デスク上部に棚を設置すると、よく使う教材やプリントをすぐ取り出せるようになる。スムーズに勉強を始めやすく、片付けも簡単だ。

また、マグネットボードを設置すれば、時間割や学習の目標、イベントごとのスケジュールなどを見える化できる。子どもが自分でスケジュールを組んだり計画を立てたりでき、自然とモチベーションを上げるのにも役立つだろう。

さらに、壁面を利用した収納は、他の家族の目につきやすいので、子どもの取り組みを把握してコミュニケーションを取るきっかけにもできる。

Hさん宅の注文住宅実例

マグネットボードなら、壁に傷をつけずにプリント類を掲示できる(写真/加藤淳史(サン・ルゥ・ド・ヴァレンヌ))

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「見せる収納」と「隠す収納」をうまく活用

リビング学習の収納には、「見せる収納」と「隠す収納」をうまく使い分けよう。

整理整頓ができていれば学習道具を見せる収納にしても散らかった印象にはならない。しかし、何を収納しているかも隠してしまった方が、リビングがより洗練された印象になるだろう。

例えば、ふた付きボックスを使えば、ごちゃつきを一気に目隠しできるので効率がいい。使っていた学習道具を急いで隠したいときでも、ふたを閉めれば中身が見えないので安心である。

また、毎日使う鉛筆やノートはカウンターの上に、習い事のバッグなどはつるす収納を活用するのもオススメだ。

以下の実例では、バッグや帽子などをかけられるポールは見せる収納に、ボックスタイプの椅子は隠す収納になっている。

Hさん宅の注文住宅実例

リビングの一角に子どもも大人も使えるカウンターを設けて、フレキシブルなスタディスペースをつくった(写真/本美安浩)

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リビング学習のためにスタディスペースをつくった先輩たちの実例9選

リビング学習は、家庭ごとの暮らしぶりや子ども自身の性格によって、適したスタイルがあるだろう。スタディスペースの位置や大きさ、使い方などを参考にできる例があると、イメージがしやすい。

そのため、リビング学習用にスタディスペースをつくった注文住宅の実例を9つ紹介する。

【Case1】キッチン横に既製品の机を並べて。大型収納で片付く家

2人の娘が使う勉強スペース

2人の娘が使う勉強スペース。やわらかなグリーン壁紙で、集中力も増しそう(写真:島崎耕一)

2人の娘がいるSさん夫妻の住まいでは、リビングの脇に妻お気に入りの勉強机を並べている。既成品を置いているだけで、造り付けではないため、将来、子どもたちが自室で勉強するようになったときにも柔軟に対応できるのが特徴だ。また、もともとはモノが捨てられないタイプだというSさんは、リビング学習でも家が散らからないよう、収納量にこだわったという。

「以前のマンションは、すっきり暮らしたい私たちにとっては全然収納が足りなくて。『子どもが小さい間はなんとかなっても、いずれは限界が来るだろうな』と思っていました」と家さがしのきっかけを明かす。

そのため、家づくりでは、全居室に収納を備え、なかでもファミリーリビングと主寝室にはそれぞれ大型のウォークインクロゼットを用意したそう。また、キッチンの横には、横壁にニッチをつくり、掲示板、コンセントやモジュラージャック、スマホを置ける棚を用意。学校のお知らせなど、生活感を感じさせない工夫がなされている。

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「部屋ごと」と「集中」のたっぷり収納で、たくさんのモノとすっきり暮らす!

【Case2】スタディコーナーには落書きできる黒板壁紙を採用

黒板壁紙で落書きも大歓迎

黒板壁紙なら、子どもたちの落書きも大歓迎!(写真:加藤淳史)

キッチン横に造り付けの机をつくっただけでなく、人気の黒板壁紙を採用することで、より「楽しげ」な空間としたUさんの住まい。やわらかなグリーンの黒板壁紙なら、チョークで自由に落書きでき、子どもの才能を伸ばすことができそう。

Uさんが家を建てる際の理想は「温かみのある木造の家」。

「以前はぜんそくの症状が出ることもあった長女も、この家に住みはじめてからは元気いっぱい。むく材の床は素足で気持ちよく過ごせるので、子どもたちは家じゅう裸足で走り回って遊んでいます」とうれしそう。
1階は玄関〜キッチン〜洗面所〜浴室まで一直線につながって回遊性のある間取りを実現。スタディコーナーはそのキッチンのすぐとなり、ダイニングテーブルと向かいあう壁沿いに設置。子どもの勉強はもちろん、親の書類作成スペースとしても重宝することだろう。これなら子どもが成長して、自室で勉強するようになったあとも、空きスペースとなることはなさそうだ。

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家族が伸びやかに暮らせる、つながりのある住まい

【Case3】ダイニングの脇。家事・読み聞かせもできるマルチスペース

子どもの読み聞かせスペース

子どもの読み聞かせも家事も子どもが小さいうちはここで完結させたい、と妻(写真:おおたけひかる)

子どもが小さいうちは、「スタディコーナー」と用途をしぼりこまず、親も子どもも多目的に使えるように工夫している人もいる。静岡県のUさん宅はそんなケースだ。2人の子どもは0歳と2歳で、まだまだ目が離せず、手もかかる。

「だからこそ、子どもたちが小学生ぐらいまでは、1階のリビングおもちゃで遊んだり、カウンターで宿題をしたりと、ここだけで完結するフリースペースにしたかったんです。これなら、料理をつくりながら様子を見られます」と妻がその理由を話す。

現在でも、絵本の読み聞かせなどができる一方で、カウンターの横にはアイロン台を設けてアイロンをかけることができたりと、家事スペースとしての使い勝手もよい。将来的には、学校の道具や服を入れられるクローゼットも設置してあるので、リビング学習をしてもダイニングやリビングが散らかってしまう心配も少ない。

予算的には「がんばるプラン」を選択したUさん夫妻だが、子どもの成長にも配慮した、家事も子育てもしやすい住まいが完成した。

この実例をもっと詳しく→
子どもの成長を見越して、リビングには宿題用机も

【Case4】キッチンから見守りやすい場所にスタディコーナーを

キッチンから目の届くスタディコーナー

キッチンから目の届きやすい位置にスタディコーナーを設けた(写真:加藤淳史)

夫も妻も平屋暮らしを経験したことから、ワンフロアで生活する便利さを痛感していたTさん夫妻。完成した新居はキッチン&ダイニング〜リビング〜和室と横につながり、大きなワンルームのような間取り。親は子どもたちがどこにいても、自然と見守ることができる。スタディコーナーはダイニングの壁沿いに設けたが、ここもキッチンから見やすい位置にあるのが特徴だ。

「ワンフロアの良さは、家族が同じスペースに集まること。ダイニングそばにスタディコーナーもつくっているので、ゆくゆくはここで宿題をしてほしい。私も妻もすぐそばで子どもたちを見守りたいと考えています」と夫は話す。

家づくりで大事にしたのは、家事のしやすさと収納だ。1階の和室には取り外しOKのポールを設置したことで、洗濯物をパッと干し、乾いたらそのまま収納できる。また、和室の収納スペースには普段着や子どものおもちゃを集約。遊びも家事も勉強も、日々の暮らしがここで完結できる。妻が模型を自作して考えたというだけあって、家事のしやすさと子どもの見守りを両立した家となった。

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平屋のように暮らしやすく、家族に一体感がうまれる家

【Case5】階段下をスタディコーナーに有効活用!家事も育児もスムーズな住まい

借り上げ社宅で暮らしていた施主のご夫婦は、3人目の子どもが誕生して住まいが手狭に感じ、注文住宅を建てることを決意。友人の勧めでスーモカウンターに相談し、客観的で的確なアドバイスを受けながら家づくりを進める。相性の良さや提案力の高さを決め手にし、建築会社を選んで納得のいくマイホームが完成した。

生活動線にこだわって建てた家は、家族5人でも暮らしやすい間取りになっている。特に、子どもたちが並んで座って勉強できるスタディコーナーは便利なアイデアが盛りだくさんだ。

リビング階段の下にできたデッドスペースを有効利用しており、キッチンで料理をしながらでもリビングでくつろぎながらでも子どもたちの様子をうかがえる。また、壁面をマグネットウォールにしたので、プリントを自由に張れて便利だという。

Wさん宅の注文住宅実例

リビング階段の下にあるスタディコーナーでは、兄弟で仲良く勉強ができる(写真/菊田香太郎)

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【Case6】スタディスペースの工夫が光る共働き家族の家づくり

3人の子どもがいて手狭になったため、転居を考え始めた施主のご夫婦。マンション・建売・注文住宅の3つで広く検討していたところ、希望の土地が見つかったため注文住宅を建てることにした。共働きで3人の子どもを抱えていると忙しいため、スーモカウンターを利用して効率化。スーモアドバイザーのサポートにより、無駄な時間や労力を最小限にとどめて家づくりができたという。紹介された3社のうちから、性能面でも設計の自由度でも信頼できる1社を選んだ。

出来上がった家は、イメージしていた家族5人の暮らしができる生活動線を再現。特に、家事がしやすいので、子どもたちも片付けが習慣になっているとのことだ。ダイニングの一部にスタディスペースをつくったことで、親に見てもらいながらも子どもたちが自分のペースで整理整頓でき、成長につながっている。

Oさん宅の注文住宅実例

ダイニングの窓際につくったスタディコーナーは、キッチンのカップボードと同じ幅ですっきりとしたデザインになっている(写真/施主ご本人)

この実例をもっと詳しく→共働きで3人の子育て中。多忙な中での家づくりはタイパ&コスパを重視

【Case7】家族の暮らしにフィットする!動線にこだわった理想の住まい

一戸建ての賃貸に子ども2人と一緒に住んでいた施主のご夫婦。会社からの家賃補助が終わるタイミングで、性能の高い家で快適な暮らしができるように、家づくりを決意する。注文住宅の建て方や土地の探し方など、情報収集するためにスーモカウンターを訪れた。的確なアドバイスをもらい、条件に沿った建築会社を紹介されたので、自由度の高さや担当者の人柄で依頼する1社を決めたという。

こだわりは、動線、収納、快適性。細かい部分も妥協せずに完成させた家は、自分たちの生活に合った快適な住まいになっている。すでにリビング学習の習慣があった子どもたちのために、ダイニングの壁際にスタディコーナーを用意した。LDKには背を向けているので集中しやすく、空間に一体化しているので家族のだんらんの中にいる安心感もある。

Tさん宅の注文住宅実例

LDKに溶け込むような雰囲気のスタディコーナーで、リビング学習も快適にはかどる(写真/本美安浩)

この実例をもっと詳しく→快適な暮らしを叶える性能と立地を重視。動線にもこだわった自由設計の家

【Case8】勉強スペースとオープンキッチンで家族の成長を見守る

子どもが生まれたばかりの施主のご夫婦。結婚式の相談カウンターの横にあったスーモカウンターに、以前から目をつけていたと話す。「賃貸マンションの支払いより、注文住宅のローンの方が安いのでは」との思いから家づくりを開始。当初は情報量の多さに困っていたもののスーモアドバイザーのサポートで話がどんどん進み、実績があって値下げもしてくれた建築会社に依頼してマイホームが完成した。

出来上がった家で特にお気に入りなのは、吹き抜けや階段があって開放的で気持ちのいいLDK。ダイニングの壁際には子ども用にスタディコーナーもつくった。キッチンで料理をしながら子どもの様子を視界に入れられ、家族が一緒に過ごしやすい空間だ。まだ小さな子どもには絵本の読み聞かせをしたり、親がパソコン作業をしたりして活用している。

Sさん宅の注文住宅実例

キッチンやダイニングから声を掛けやすいスタディコーナーには目線の位置に窓があり、開放的なスペースになっている(写真/おおたけひかる)

この実例をもっと詳しく→子育ても楽しく! 随所に夫婦のこだわりがつまった住まい

【Case9】2階ホールに宿題コーナー。子ども同士が宿題を教え合う

2階ホールのライブラリーコーナー

2階ホールはマンガも読めるライブラリーコーナーになっている(写真:伊藤トオル)

リビングの広さを重視し、リビング学習ではなく、2階ホールに宿題コーナーを設けた人もいる。3人の娘さんがいるHさん夫妻だ。小学生の子どもたちはそれぞれの自室を持たず、一部屋で寝起き。その一方で、階段ホールに宿題コーナーを設け、それぞれが勉強をしたり、マンガを読んだり。最近では子どもたち同士で宿題を教えあう風景も見られるようになったとか。ただ、子ども部屋の壁一面は3つに区切り、壁紙はそれぞれが好きなものをチョイス。すると、自分のものは自分のコーナーに片付けるようになったという。

実はこの間取りに行き着いたのは、土地が「第一種低層住居専用地域」にあり、大きな家が建てられなかったから。

「空間を細かく区切らない設計にし、1階は、小上がりの畳コーナーのリビングと対面式キッチン、ダイニング代わりのカウンター席を開放的なワンルームに。暖かく居心地がいい1階のリビング・ダイニング・キッチンにみんなが自然と集まるので、以前よりもっと家族が仲良くなりましたね」

複数の会社で迷っていたHさん、最終的には「子どもにやさしい家づくり」が得意な会社に依頼したが、その選択は間違っていなかったようだ。

この実例をもっと詳しく→
最短距離でゴールできた後悔のない家づくり

リビング学習でよくある疑問

リビング学習を取り入れようとしている家庭には、事前に確認しておきたいこともあるだろう。注文住宅を建てる前に疑問を解決しておくと、理想的な家づくりに近づきやすい。

リビング学習に関するよくある質問をまとめたので、確認しておこう。

リビング学習はいつまで続ける?

リビング学習は、子どもが何歳になるまで続けるべきだろうか。

一般的には、小学校の低学年くらいまでがリビング学習の目安だといわれている。親や兄弟と一緒に家庭学習ができると、楽しく教えてもらいながら進められるだろう。また、リビングは家族が集まる広い空間のため適度な雑音があり、集中力を鍛えるのにも役立つ。

そして、高学年になったらリビングと子ども部屋を使い分けると効果的だ。1人でも集中できるようになれば、コンパクトで静かなスペースである子ども部屋の方が、勉強がはかどる。

しかし、年齢にとらわれ過ぎず、子どもの気持ちや性格に合わせてリビング学習を活用するといいだろう。

ダイニングテーブルと学習机は兼用できる?

リビング学習に使うダイニングテーブルは、学習机と兼用できるだろうか。

ダイニングテーブルでのリビング学習は、親が家事をしながらでも見守りやすいので効率がいい。また、わざわざ机と椅子を用意しなくてもいいので、スペースを節約できる。

しかし、ダイニングテーブルと学習机を兼用する場合、以下の点に注意が必要だ。

  • ダイニングテーブルに消しゴムのかすが残ったり、汚れや傷がついたりしやすい
  • 食事の前に勉強道具を片付けなければならない
  • ダイニングの照明が暗い場合、昼白色のダイニング照明や学習用のデスクライトを用意する必要がある

リビング学習に最適なスタディコーナーのある家はスーモカウンターに相談しよう

リビング学習を取り入れた家づくりをするなら、ぜひスーモカウンターを利用しよう。

これまでの豊富な実績をもとに、理想的なリビング学習の実現をサポートする。スーモアドバイザーは、それぞれの家庭の悩みや不安、要望を客観的に受け止めてアドバイス。マイホームの実現に欠かせない建築会社についても、誰もが知る大手から地域に密着した建築会社まで適した会社を紹介して、やり取りを代わりに行ってくれるのも利点だ。

スーモカウンターは無料で相談でき、家づくりに関することを丁寧に教えてくれる。そのため、初めての注文住宅でも、効率よく満足度の高い家を目指せるだろう。

文/嘉屋恭子、SUUMO編集部