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注文住宅で建てる家のデザイン決めのポイントは?外観・内装など場所ごとに解説

(画像提供/万建設興業)

せっかく注文住宅を建てるなら、お気に入りのデザインの家にしたいと考える人は多いでしょう。万建設興業(Karino)の田口佳緒里さんにお話を伺い、家のデザインを決める際のポイントについて場所ごとに詳しく解説します。外観や内装のデザインで迷っていたら、ぜひヒントにしてください。

家のデザイン決めはなぜ重要?

「プライベートな時間を長く過ごす場所だからこそ、家を素敵な空間にしたいと考える方は多いと思います。好みのデザインを取り入れることで家に愛着が湧き、より居心地のよい場所になるはずです。また、デザインによって家にオリジナリティを加味できるよさもあります」(田口さん、以下同)

好みのデザインを実現できるのは注文住宅の醍醐味ともいえます。お気に入りのデザインを探求する過程もまた家づくりの楽しみです。

LDKの写真

好みのデザインを取り入れることで、より特別な空間になる(画像提供/万建設興業)

家の外観のデザインを決めるときのポイントは?

メインカラーやテーマ

「外観の見た目は家のデザインを考える上で最も重要なポイントといえます。気に入った施工事例の写真などがあれば、建築会社の担当者にイメージを共有してみるとよいでしょう」

メインカラーやテーマを決める際、外観と内装に統一感を持たせることもデザイン性を高めるコツです。「ナチュラル」「モダン」「北欧風」など外観のメインテーマが決まったら、それに合わせてほかの部分のデザインも決めていきます。

「家を建てる土地の周辺環境に合わせて外観のデザインを決める方法もあります。風景と調和するようなカラーや素材、形などを採用することで家をより美しく見せることができます」

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家の外観写真

周辺の山や畑、林など自然風景との調和を意識してデザインされた外観(画像提供/万建設興業)

屋根の形

「片流れ屋根や招き屋根などモダンなデザインの屋根にすると外観がおしゃれになります。太陽光発電のソーラーパネルを設置する場合や、屋上を設計する場合は実現できる屋根の形に制限があるため注意しましょう」

間取りと屋根の形は関連しており、コの字型、L字型など間取りのタイプによって屋根の形は変わってきます。

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片流れの屋根を採用した家

招き屋根を採用した家

片流れの屋根を採用した家(上)と招き屋根を採用した家(下)(画像提供/万建設興業)

外壁材

「外壁材にどんな素材を使うかによっても外観の印象は変わります。屋根の形と同様、外壁材もメインテーマに合わせて決定するとよいでしょう。ただし、外壁材を決めるときはデザインだけでなく費用やメンテナンスのことまでバランスよく考慮することが大切です」

例えば無垢(むく)材は木の素材感をダイレクトに演出できますが、傷みやすくメンテナンスの手間やコストがかかります。また、タイルは高級感があり耐久性も高い人気の外壁材ですが、サイディング素材などと比較すると初期費用が高くなる傾向があります。外壁は雨や風に直接晒される場所なので、素材選びは慎重に行ったほうがよいでしょう。

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木の外壁の写真

外壁に本物の木を使うとおしゃれだが、メンテナンスの手間やコストがかかるというデメリットもある(画像/PIXTA)

窓には掃き出し窓、引き違い窓、片開き窓、FIX窓(はめ殺し窓)、天窓(トップライト)などいくつかの種類があり、それぞれ見た目が違います。これらの窓の配置がバラバラだったり組み合わせがアンバランスだと外観の見た目が悪くなるため、設計士とよく相談しながら窓の位置や高さ、組み合わせを決めることが大切です。

「近年は窓の数を最小限にしたり、サイズの小さな窓を採用して外観をシンプルにするのも人気です。また、窓の性能も無視できません。ガラスの種類ごとに断熱性や遮熱性が異なるため、選び方には注意しましょう」

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家の外観

夜間は窓から漏れる明かりによって、昼間とは異なる家の表情が見られる(画像提供/万建設興業)

エクステリア

「建物がシンプルであっても、植栽やアプローチ、照明をアクセントにすることで外観のデザインをより印象的に仕上げることができます。そのため、建物とエクステリアのデザインはセットで考えるのが基本です」

玄関までのアプローチはプライバシーを意識して設計したほうがよいでしょう。道路から玄関が見えないように目隠しを設けたり、植栽で隠して住人のプライバシーを守ります。

「また、照明を設置してアプローチや駐車場をおしゃれに照らすこともできます」

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シンボルツリーを植えた家

シンボルツリーを植えた家。シンプルなデザインの中に植栽の緑を取り入れ、外観のアクセントとなっている(画像提供/万建設興業)

家の内装のデザインを決めるときのポイントは?

間取り

「間取りによって家の形が決まるため、間取りとデザインは深く関連しているといえます。こんな間取り、もしくはこんな外観にしたいという希望があれば、打ち合わせの早い段階で建築会社と相談してみてください」

道路と建物の位置関係や採光条件などによって各部屋の最適な配置が決まります。条件によっては実現できない間取りや外観デザインもあるため、選択肢は幅広く持っておいたほうがよいでしょう。

「近年は、余計な通路を減らして家事動線をコンパクトにまとめた間取りが人気です。通路を減らすことにより、LDKなどメインの空間をより広々とつくることができます」

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家の模型と間取図

間取りとデザインは深く関連している。満足度の高い家を完成させるには、建築会社と丁寧に打ち合わせを行うことが大切(画像/PIXTA)

リビング

リビングは家族が最も長い時間を過ごす場所。開放的で居心地のよい空間にするため、特にこだわってデザインしたいと考える人は多いようです。空間設計や素材、設備、インテリアをうまく組み合わせることで、好みのリビングをつくり上げることができます。

「リビングに開放感を出すために天井高を上げたり、勾配天井を取り入れたりする手法があります。また、アクセントとして壁の一部に本物の木やタイルなどの素材を張って個性を演出することもできます。設備やインテリア選びも大切なポイントです。例えば、薪ストーブやペレットストーブなどの空調設備はリビングの雰囲気をよりおしゃれにしてくれます」

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薪ストーブのあるLDK

薪ストーブのあるLDK。大谷石や無垢材を壁や床に用いて、屋外の自然風景と調和する質感を演出(画像提供/万建設興業)

キッチン

「アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどの対面式キッチンは、キッチンとリビング、ダイニングがひと続きの空間になっています。そのため、それぞれの空間に使用する色や素材を統一することで、おしゃれな空間に仕上がります」

キッチンに個性を出したい人は、腰壁に柄物のクロスやタイルなどを張ってアクセントにする方法があります。よりデザインにこだわったキッチンにしたい場合は、システムキッチンではなく造作キッチンを導入するという選択肢もあります。

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スタイリッシュなアイランドキッチン

腰壁にタイル素材を張ったスタイリッシュなアイランドキッチン(画像提供/万建設興業)

玄関ホール

「玄関は最初にお客様を迎える場所なので、デザインにこだわりたいと考える人は多いです。間接照明付きのニッチを設けて飾り棚として活用したり、坪庭が見える窓を設けて視線の抜け感を演出したりとさまざまな工夫の仕方があります。また、土間部分には本物の石やタイルを使用すると高級感のある玄関になります」

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和モダンな玄関ホール

コンパクトなニッチを設けた和モダンな玄関ホール。ニッチには植物やアート作品などを飾り、間接照明の光で照らしている(画像提供/万建設興業)

お風呂

「お風呂は機能的で掃除がしやすいシステムバスが主流です。色やデザインの種類も豊富なので、好みのお風呂を選ぶとよいでしょう」

シンプルなシステムバスでも、水栓や鏡の大きさ等によって空間の雰囲気が変わります。また、坪庭を眺められる窓を設けて屋外の風景をデザインの一部に取り込む方法も人気です。

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坪庭の風景を楽しめるお風呂

坪庭の風景を楽しめるお風呂。シンプルなシステムバスでも、工夫次第でおしゃれな空間になる(画像提供/万建設興業)

洗面所

「洗面ボウルを造作したり、壁にタイルを張ったりすることで洗面所にオリジナリティを演出できます。水を使う場所なので、劣化しにくく掃除しやすい素材を使用することもポイントです」

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三色のタイルを張ったおしゃれな洗面所

三色のタイルを張ったおしゃれな洗面所。鏡の枠や収納の扉には本物の木を使用している(画像提供/万建設興業)

トイレ

「壁にタイルを張ったり、デザイン性の高い照明器具を使用するとおしゃれなトイレに仕上がります。トイレットペーパーや掃除用品をしまうための造作収納を設けるのもおすすめです。来客が多い家では、家族用とは別に客用トイレを設けてデザインにこだわる場合もあります」

明るい雰囲気のトイレ

カラフルなタイルとおしゃれなペンダントライト、大きな鏡を設置した明るい雰囲気のトイレ(画像提供/万建設興業)

建具

「モダンなデザインの家には、全面ガラス戸やハイドアなど空間に開放感を演出できる建具を使用するのがおすすめです。コンパクトな家であっても、建具のデザインを工夫することで空間の圧迫感をなくすことができます」

リビングの出入口に設置したガラス戸

リビングの出入口に設置したガラス戸。視覚的に空間を遮らないため、開放的な家になる (画像提供/万建設興業)

寝室

「1日の疲れを癒やす寝室を特別な空間に仕上げるために、ホテルライクなアクセントクロスを張ったり、間接照明を取り入れたりするのが人気です」

寝室の一角に、仕事や趣味に集中できるワークスペースなどを設けるレイアウトも近年注目されています。家族以外の人が使わないプライベートな場所だからこそ、自由に好みを取り入れることができるのが寝室の魅力です。

壁にタイルを張り、間接照明を設けた寝室

壁にタイルを張り、間接照明を設けた寝室。造作のカウンターは飾り棚として活用できる(画像提供/万建設興業)

中庭

中庭は外からの視線を気にする必要がないプライベートな屋外空間。中庭をウッドデッキにする場合は、屋内空間と床面の高さを揃えたり、フローリングとウッドデッキの色味や素材感を合わせたりして統一感を出すのがポイントです。
また、室内から中庭の風景が美しく見えるように窓の位置や大きさを工夫することも大切です。中庭に照明器具を置いて夜間のみライトアップすると、昼とはまた違う雰囲気を味わうことができます。

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中庭の写真

中庭によって室内に開放感が生まれる(画像提供/万建設興業)

人気のデザインのテイストは?

モダン

装飾の少ないシンプルで美しい現代的なデザインのことをモダンといいます。直線を活かした設計が特徴的で、白や黒を基調とした建物が多いです。

モダンな家の外観

モダンなデザインの実例。黒を基調とした外観により引き締まった印象に仕上がっている(画像提供/万建設興業)

和モダン

和モダンとは、日本の伝統的な和のスタイルと、現代的なスタイルが調和したデザインのこと。装飾性を減らしたシンプルなデザインの中に、無垢材や畳、障子、自然素材などを取り入れ、重厚な雰囲気を出すのが特徴です。

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和モダンなリビング

床に麻のフロア材を使用した和モダンなリビング(画像提供/万建設興業)

ナチュラル

木や石などの自然素材をメインで使用するのがナチュラルデザインの家の特徴です。フローリングや床、壁など面積の大きな部分を自然素材で設えると、見た目だけでなく手触りや香りまで楽しむことができます。観葉植物や植栽との相性がよく、葉や花の色味がデザインのアクセントになります。

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ナチュラルデザインのリビング

床や天井、建具に木や石の素材を使用したナチュラルデザインのリビング(画像提供/万建設興業)

北欧風

北欧風デザインとは、木やレンガなどの自然素材や温かみのある布製のインテリアを取り入れたデザインのこと。白やベージュなど淡いアースカラーの中に、明るいアクセントカラーをバランスよく配色するのがポイントです。

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明るい色味のメープル材を床に採用したLDK

明るい色味のメープル材を床に採用したLDK。ダイニングのペンダントライトや温かいカラーのインテリアで北欧の雰囲気を演出(画像提供/万建設興業)

アメリカン

一般的にイメージされるアメリカンな家は、建物の形や窓の配置が左右対称になっています。幅の細い素材を一枚ずつ重ね張りした、欧米の伝統的なラップサイディング工法で仕上げた外観が多く見られます。ほかにも、アウトドアを楽しめるウッドデッキやビルトインガレージを設けたり、ダイナミックなつくりのLDKなどが特徴です。

アメリカンカントリーを意識してつくられた家の外観

アメリカンカントリーを意識してつくられた家。LDKと繋がる広々としたウッドデッキを設けている(画像提供/万建設興業)

ホテルライク

ホテルライクな家とは、ホテルのように高級感があり開放的なデザインを取り入れた家のことです。リビングの天井を高くしたり、大きめの観葉植物やアート作品を飾ると雰囲気が出ます。空間に使用するカラーはできるだけ少なくし、全体に統一感を出すこともポイントです。

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ホテルライクなLDK

ホテルライクなLDK。天井を高めに設計し、色味を白・黒・茶で統一してラグジュアリーな雰囲気を演出(画像提供/万建設興業)

インダストリアル

インダストリアルは「工業の」「産業の」を意味する言葉。建築で用いられる場合、機能美を感じさせる、無機質でかっこいいデザインのことをいいます。木目のはっきりとした無垢材や黒いアイアン、ステンレスなどの素材を使った空間づくりが特徴です。

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インダストリアルな部屋

天井や床のはっきりとした木の素材感や、黒いアイアンの手すりなどが印象的(画像提供/万建設興業)

家のデザインで後悔しないために建築段階で注意することは?

デザインや色の統一感を意識する

デザイン性の高い空間にするためには、デザインのテーマや色を統一することがポイントです。同じ空間の中に複数のテーマが混在しているとデザインが不調和を起こしてしまいます。壁や天井、床、建具など家の素材と、家具や照明器具、インテリアなど、全体の調和を意識して空間づくりを行うとよいでしょう。

建築会社と打ち合わせをする際は、デザイナーや設計士の意見を参考にデザインを決めていきましょう。

建具や家具を塗装したシナ材で統一したLDK

建具や家具を塗装したシナ材で統一したLDK(画像提供/万建設興業)

プライベートな場所には遊び心のあるデザインを

デザイン性を損なわないために、空間全体のテーマや色味に統一感を持たせることは大切です。しかし、書斎や寝室、ウォークインクローゼットなど家族以外が立ち入らないプライベートな場所には遊び心を優先したデザインを取り入れるという選択肢も。華やかな柄のアクセントクロスを張ったり、趣味のアイテムをディスプレイするための飾り棚を設けたり、自由に好みを取り入れた空間をつくることで、より愛着の湧く家になります。

棚の背面に花柄のクロスを張ったウォークインクローゼット

棚の背面に花柄のクロスを張ったウォークインクローゼット。照明器具は華やかなデザインのペンダントライトを使用(画像提供/万建設興業)

デザイン性だけでなく、機能性も重視する

デザイン性ばかり優先してしまうと、暮らしにくい家になってしまう可能性があります。特にキッチンやお風呂などの水まわり設備は、汚れが発生しやすくこまめな手入れが必要な場所です。デザイン性にこだわりすぎて手入れの難易度が高くなり、結果として清潔に保てなくなってしまうという失敗談もあります。また、家事をしやすい家にするという意味でも、デザイン性と機能性のバランスはよく検討したほうがよいでしょう。

キッチンを掃除する人の写真

水はね・油はねで汚れやすいキッチンはデザインだけでなく手入れのしやすさや機能性も重視したほうがよい(画像/PIXTA)

採光や照明計画は慎重に

家のデザインを考える上で大切なのは、形や素材だけではありません。室内の明るさを保つために、採光と照明計画は無視できないポイントです。家の中の採光を適切に確保するためには窓の位置や大きさ、数に気をつける必要があります。また、照明計画によって家の中の雰囲気や過ごしやすさは変わります。どの空間にどんな種類の照明を使うのか、そして照明器具のデザインについてもよく検討しましょう。

天井付近に窓を設けたLDK

天井付近に窓を設けたLDK。昼間は木漏れ日が降り注ぐため、照明は夜間の雰囲気を重視して設けている(画像提供/万建設興業)

周辺環境と調和するデザインにする

家の外観を考える際は、周辺環境の風景との相性も検討してみましょう。住宅地、海辺、田園地帯、商業地の一角など、建物を取り巻く環境ごとにさまざまな風景があります。都市部の住宅地に馴染むスタイリッシュな外観、田園風景に馴染むアースカラーの外観など、風景と外観を調和させることで家のデザインがより際立ちます。

自然豊かな風景に調和するモダンなデザインの平屋

自然豊かな風景に調和するモダンなデザインの平屋(画像提供/万建設興業)

美しく家を保つため、適材適所の収納を設ける

せっかくデザイン性の高い家を建てたのだから、入居後も家を美しいまま保ちたいものです。雑然とした雰囲気にならないように、持ち物を収納できるスペースを用意しましょう。シューズクロークや大型のファミリークロークなど、衣類や生活雑貨、家電までしまっておける大きな収納スペースがあると便利です。収納を計画する際は、家族の人数や持ち物に合わせた適切な収納量と、生活動線を考慮した配置がポイントになります。

玄関収納の写真

四世帯の大家族が住む家の玄関収納(画像提供/万建設興業)

デザインにこだわった家づくりに成功した先輩たちの実例4選

ここからは、デザインにこだわった家の実例を紹介します。ぜひ先輩たちの経験談を家づくりのヒントにしてください。

【case1】壁紙サンプルを100枚近く取り寄せ、夫婦の理想を追求

結婚後、家族の将来を考え注文住宅を建てることに決めたSさん夫妻。室内のデザインは、全体的にぬくもりを感じられることを意識しつつ、空間にメリハリをつけたいと考えて随所に工夫を盛り込みました。居室の壁にアクセントクロスを取り入れたり、テレビの背面にはエコカラットを採用。壁紙のサンプルを100枚近くも取り寄せ、夫婦で楽しみながら家づくりを進めたそう。オリジナリティに富んだ理想の家が完成しました。

Sさん宅の注文住宅実例

テレビの背面に張ったエコカラットは調湿機能や消臭を期待できるだけでなく、空間のアクセントにも(撮影/本美安浩)

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将来をイメージしてつくり上げた、仕切りのない28畳のLDKが魅力の家

【case2】好みのテイストを詰め込んだ二世帯住宅

夫の実家に同居していたSさん夫妻は、雨漏りをきっかけに新築の二世帯住宅に建て替えることにしました。理想の間取りやインテリアのイメージを建築会社に伝え、壁紙や床材、天井のつくりにこだわった住まいが完成。トイレや洗面所の雰囲気にもこだわり、ホテルライクな内装に仕上がっています。キッチンと洗面台と浴室は同じメーカーのもので揃え、統一感を演出。満足度の高い、お気に入りのマイホームになりました。

Sさん宅の注文住宅実例

キッチンや壁紙、照明など家の至る所にお気に入りのテイストを詰め込んだ(撮影/本美安浩)

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夫妻の世界観が詰まった、オフィス兼二世帯住宅

【case3】夫婦が自分たちらしく暮らせる住まい

自分たちらしく暮らしやすい家を建てたいと希望したKさん。建築会社探しに奮闘した末、薪ストーブのある土間や、愛車を眺めることができるこだわりのガレージがある家を完成させました。壁一面を窓にしたリビングでは四季折々の自然風景を楽しむことができ、約5畳の広々としたバルコニーには家具を置いてリラックススペースに。予算内で期待以上の家を建てることができたと語るKさん。夫婦が心地よく暮らせる住まいに大満足の様子です。

Kさん宅の注文住宅実例

デザインや設備にとことんこだわり、充実した余暇を過ごせる理想の家が完成(撮影/広川智基)

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予算内でこだわり全てを実現できる会社、見つけた!

おしゃれなデザインの家を建てるためのコツ

最後に、おしゃれなデザインの家を建てるためのコツを田口さんに伺いました。

「理想のデザインの家を建てるには、信頼できる建築会社や担当者に出会うことが重要です。おしゃれな家を建てたいという思いだけで突き進んでしまうと、コスト面や機能性など家づくりにおいて大切なことを見落としてしまう場合があります。そんなときにプロの視点で家づくりのシミュレーションやアドバイスをしてくれる担当者がいれば心強いと思います」

スーモカウンターに相談してみよう

デザイン性の高い家を建てたいと検討している人は、ぜひスーモカウンターに相談してみてください。アドバイザーがお客様の家づくりを全面サポートします。注文住宅を建てたいけど何から始めたらいいの?という方も大歓迎。家づくりのヒントから土地探し、お金のことまで親身になって相談に乗ります。

取材協力/田口佳緒里さん

万建設興業(Karino)

取材・文/佐藤 愛美(りんかく)